久しぶりに更新します。
『消・え・ろーーーーーーッ!!ドラゴンブラスターーーーフルバースト!!』
放たれたのは極大の魔力砲撃は、
空一面を赤い魔力で染め上がるほどの広範囲で絶大な威力ーーー。
魔力の砲撃が終わると、空にいた魔獣は跡形もなく消えさっていた。
モニター越しに映る赤龍帝はリニアレールと空にいた魔獣を一分もかけずに殲滅した。
開いた口が塞がらないとはこのこと。
噂にたがわないーーいや、噂以上の実力に身震いしてしまう。
「まさか、これほどの戦闘能力をもっているとは予想以上です。」
「ーーっていうか本当に人間なんですかアレ、化け物類いでしょう。」
隣たつ十代後半の女性。
透き通るほどの綺麗な紫色をした髪を肩まで伸ばし、
女性が見ても羨ましほどに整った顔つきに、世話しなく動く長い耳をしたハーフエルフ。
男性が見れば、十人中十人が綺麗だと答えるだろう。
そんな彼女が頬をひきつけ呆れながら、赤龍帝を指さす。
「分類学的には人間ですよ。
「ドラゴン」と「神の力」を宿してはいますが、
悪魔でも、天使でも誰か有名な転生体ではありません。ただの人間です。」
「ええ~~~っ、それであの強さは反則でしょ~~~~~。
私が撃てる全力全快の魔力砲撃と同等の威力がありますよあれって。
しかも、あれで全力じゃないなんてズルいしおかしい!!」
「Boost」による倍加で威力を四倍にあげた彼だが、
白龍皇が知っている範囲での最高「Boost」は二十回以上。
仲間に怪我をさせないように、周囲を壊し過ぎないよう手加減しているのでしょう。
甘い赤龍帝ですね。
私は悔しがる彼女の頭に手をおき宥め。
「データが取りやすいだけですよ。
貴女は一刻も早くアンチモンスターを大量に造れるようにしてください。」
「なら私も戦ったほうがよかったんじゃない?
二人で戦えばあんなに簡単に負けるなんてなかったはずだし、
もっと良いデータも取れたよきっと。」
「いえ、その必要はありません。
彼に仲間の数を知られるのは危険極まりません。
馬鹿ではありませんから彼は、今は彼等のデータを取れば充分ですよ。」
それに、二人で戦ったところで負けていたてしょうし。
私の解答が気に入らない彼女は
「そうだけどさ~~~~~ぶーーーっ、もういいです。」
フッ
頬を膨らませ不満げな顔のまま彼女の姿が消える。
「やれやれ、何処に行ったのやら?」
空間転移。
普通は魔法陣を展開しての術式なのですが…………魔法陣なしで使いますか。
流石は世界でも有名な裏切りの魔女ですね。
頼もしい限りです。
「おっと、忘れないうちに仕事をやっておきましょうか。」
今回の目的はレリックの確保と赤龍帝と機動六課の戦力データの収集。
レリックは先程使い者に渡しましたし、
後は機動六課、赤龍帝の戦闘データを送るだけ。
デバイスを取りだし今回のデータを送信…………完了。
ピピッとデバイスに次の指令が提示された。
「…….….やれやれ、ずいぶんと雑な作戦ですね。」
読み終えため息をつく。
協力関係とは言え、いくら何でも雑すぎませんか?
これでは「獅子」重症、もしくは死んでしまう可能性すらある。
神器は貴重な戦力、一つ足りとも失うわけにはいかない。
「やはり次にも彼女にも出てもらうしかありまーーーーグッ!!!」
左手で壁を掴み地面に膝をつきつつズキンズキンと痛みに耐える
傷み止めの薬が切れてしまったようですね。
「たった一撃受けただけでこれとは。本当に恐ろしい人だ。」
殴られた箇所を手で押さえ、ズキズキと痛む箇所に薬を塗りこんでいく。
右の肋(あばら)骨が五本が折れてしまっていますね。
一本も内蔵に刺さっていないのは幸運でしょう。
「しかし、最高級の防御札を貼っておいてこの結果とは。」
ゴホッと咳をして血を吐き出し、手の甲で血を拭う。
「…………やはり、全て突破されていますか 。」
マント中にはズタズタに破れた防壁札十枚。
張ってあった札の防御力はけして低くはなく、むしろ高い。
一枚一枚が上位の天使、悪魔の防壁に匹敵する防御力をほこり。
さらに、札を重ね合わせる毎に防御力は飛躍的に上がっていく仕組みに作った自作品。
それをたった一撃の拳で破壊されるとは。
桁外れの攻撃力。
「これが魔王や神をひれ伏せた世界で三指に入る実力者。
白い龍や金獅子が熱をあげているのも頷けますね。」
「だろう。あいつは俺の最高のライバルだからね。」
顔あげてトンネルの奥をみる。
最低限の昭明しかない薄暗い通路、その奥に一人の男性が壁に背を預けたつていた。
「随分な有り様じゃないか晴明?だから言ったろ、君では役不足だとね。」
「ふふっ、そうだですね。私ではダメのようです。
対峙しただけでわかってしまいましたから絶対に勝てないと。」
そう「絶対」勝てない。
そこそこ強いだけの私とでは比べるのも馬鹿らしいほどレベルが違いすぎる。
自嘲する私に男は皮肉に笑う。
「次は誰が行く。獅子、聖槍、魔女?それか他の神器使いか?」
「獅子と魔女、神器使い四人に行かせるつもりです。」
指令では獅子だけですが、問題はないでしょう。
未熟な神具にも「経験」をさせて「至らせない」といけませんし。
「さあ、赤龍帝ーーーー戦争を始めましょう。」
次は「お兄さん」です。
次もなるべく早く更新していきたいと思っています。
感想がありましたらガンガンください!!
ただし、作者の心は障子紙より脆いので誹謗、中傷は勘弁してください。