.hack//OverLord   作:ヨツバ

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こんにちわ。
ヘルバたちは紋章砲を放ちます。
それで戦局を変えられるか!?

では、始まります。


メイガス

八咫、ヘルバチーム

 

紋章砲の準備は完了。いつでも発射可能である。

八咫は身体に紋様を浮き上がらせ、手を紋章砲のトリガーにかざす。

 

「照準は王国上空にいるウィルスバグ。いつでも撃てるわ」

「分かった」

 

紋章砲が起動する。エネルギーを充填して、砲台自体にも紋様が展開される。

 

「紋章砲発射!!」

 

紋章砲がウィルスバグへと発射された。

 

 

side変更

 

 

カイト、アインズチーム

 

彼らの目の前に第5相の破片データを取り込んだウィルスバグであるゴレが現れた。ゴレは不気味に笑っている。

片割れだけなのが気になるが、今重要なのはこの場に2体の八相が現れたことなのだ。戦力的に絶望的ではある。それでも負けるわけにはいかない。

 

「目的は何だ?」

「ワレわれの目的ハこの異世界をウィルスバグで侵食すること。ソレハ……ウィルスバグの本能ダ」

 

ウィルスバグの本能。確かにウィルスバグは侵食することが本能であり、ネット(世界)を破壊する災厄だ。ゴレの言うことは正しいだろう。

もし、この異世界がウィルスバグに侵食されたらどうなるか分からない。全て飲み込まれて消滅してしまうかもしれない。

大切な仲間が消えてしまう。そんなことは許せない。

 

「「絶対にさせない!!」」

 

カイトとアインズは片割れのゴレに攻撃する。カイトは双剣で、アインズは魔法で攻撃する。

 

「このゴレは物理耐性を持つ方か!?」

「確かカイトさんの話ではゴレは2体で1組。物理耐性と魔法耐性を持っているんでしたっけ」

「うん。このゴレには魔法で攻めるしかないね」

 

2人は魔法でゴレと戦う。だがゴレはウィルスバグを操って防ぎ、襲ってくる。

 

「シャークスサイクロン!!」

「ファバククルズ!!」

「忍び寄る謀殺」

 

魔法合戦が始まる。王国の上空では蒼い炎や爆発、雷が起こる。

ゴレを倒さないといけないが、先ずはメイガスだ。どうにかしてゴレを出し抜いてメイガスまで向わないといけないのだ。

 

(カイトさん。ここはオレに作戦があります)

(作戦?)

(はい。ちょっと無理がある作戦かもしれないけど)

(この状況だからね。どんな無理だってするさ)

 

作戦を聞いてカイトはゴレに突っ込む。双剣でゴレに斬りかかる。しかし物理耐性をもつ片割れのゴレには効かない。

それでもカイトは双剣で連続で斬る。

 

「ドウシました。ワタ%には物理耐性で物理ハ効きませ$ヨぉ」

「これで良いのさゴレ」

 

アインズが巻物を展開していた。その巻物はワールドアイテムの山河社稷図である。

カイトはすぐさまゴレから離れる。無茶して物理攻撃でゴレを攻撃してアインズの山河社稷図の発動の時間稼ぎをしていたのだ。

ゴレごと周辺の空間が隔離され、圧縮する。

 

「こん&ノでワタシの動$を封じたツモリか?」

 

空間が圧縮していき、ゴレを潰していく。ゴレの身体が歪む。

 

「時間稼ぎさえできれば良いのさ」

 

アインズはゴレを抑えているうちに魔法をウィルスバグに放つ。

 

「コール・グレーター・サンダー!!」

 

凶悪な雷がウィルスバグを殲滅する。すると一瞬だがメイガスまでの道が開かれる。

 

「今ですカイトさん!!」

「うん!!」

 

カイトはウィルスバグまで跳ぶ。だがメイガスも何もしないわけでは無かった。12枚の黒い葉が光り、光線が発せられる。

『浄化の閃光』が放たれたのだ。カイトを襲い、王国も破壊する。

 

「負けるかあああああ!!」

 

それでもカイトは負けずに突っ込み、双剣を振るう。

 

「百花繚乱!!」

 

双剣が振るわれたがギリギリのところでウィルスバグに邪魔される。そしてメイガスはデータドレインを第5時の方向に放っていた。

 

「そんな!?」

 

大量のウィルスバグは集まりメイガスを守るように纏わり付く。それはもう黒き巨大な球体である。

 

「アハ&$ハ&ハはは#はは$。どうヤラ駄目のよウでしたネ」

 

ゴレが山河社稷図によって閉じこまれた空間を破ろうとする。アインズは破らせまいと奮闘する。

 

「させるか!!」

「まだボクは負けていない!!」

 

カイトが腕輪を展開しようとした時、大きな光が大きく膨らんだウィルスバグを消し飛ばした。

 

「な&ダと!?」

(今のは……紋章砲か。助かったよ八咫、ヘルバ)

 

今の紋章砲の一撃で戦局は少しだけ変わった。

 

 

side変更

 

 

ブラックローズ、ミストラル陣営

 

ブラックローズとミストラルはメイガスリーフの前で立ち往生していた。なぜなら意思を持ったウィルスバグが邪魔しているからだ。

黒い煙の中からギョロリとした目玉が2つ見てくる。その目には見覚えがある。The Worldで戦った八相の目だ。

 

ジジジジジジ……ジジ……ジジジジジ。

 

ノイズが聞こえてくる。禍々しき波が迫る音だ。

 

「あの目は……あのふざけたデザインを思い出すわね」

「もー!! メイガスリーフの破壊を邪魔しないでよヾ(。`Д´。)ノ」

 

黒い煙が広がってひし形になる。目玉がギョロリ、大きな口が開く。

 

「くあああ%ああ&$あ#ああ!!」

「うるさいし、邪魔よ。ゴレ!!」

 

ブラックローズが大剣でゴレを切断する。ミストラルは魔法を連発する。

 

「うらあああああああ!!」

「ファバクドーン。ファライローム!!」

「くは&が%#はは&ハハハは。魔法ハ効&ま%せ*ヨぉ」

「なに~∑(; ̄□ ̄A」

 

この片割れのゴレは魔法耐性を持っているため魔法は効かない。ならばとブラックローズが大剣を振るう。

 

「デスブリング!!」

 

ゴレに向って前方宙返りし、斬り下ろす。硬いが関係なく切断するのであった。

 

「やリ&すねェ……忍び寄る謀殺」

「こんの!!」

「アプボーマ!!」

 

ミストラルがすぐに援護魔法を唱える。魔法攻撃が効かないなら援護をする。

 

「ありがとうミストラル!!」

 

仲間からの援護により強化してゴレに突っ込む。力の限り大剣を振るうのであった。

 

「ライドライブ!!」

 

雷を纏った大剣で下段と上段の攻撃を組み合わせた大技を繰り出す。

 

「そ+ナの効き*センよ$」

「んなこと分かってるつーの!!」

「そんなの時間稼ぎさ( ・_・)/」

 

ミストラルがいつの間にかメイガスリーフに近づいて魔法を唱えていた。

 

「オメガノドーン!!」

 

メイガスリーフが破壊される。それを見たゴレは不気味に笑う。

なにせメイガスリーフの破壊がメイガスが放つデータドレインのトリガーだからだ。メイガスがデータドレインを展開しているのにブラックローズたちは気付かない。

そもそも片割れのゴレの目的はメイガスのデータドレインを気付かせないようにするために囮を自分から動いているのだ。

不気味に笑いながら去っていく。

 

「くぅああははははははは!!」

 

空からデータドレインが放たれた。

 

 

side変更

 

ガゼフ・ブレインチーム

 

彼らはメイガスリーフを破壊に向っていた。周囲から襲い掛かるウィルスバグを自慢の剣で斬り飛ばす。ウィルスバグの倒すワクチンプログラムの効力は絶大である。

 

「こいつは凄いな。ワクチンプログラムってのでウィルスバグが簡単に斬れる」

「ワクチンプログラムとやらが無ければ煙を斬るようなものだったのにな」

 

ガゼフとブレインがコンビ良くウィルスバグを斬る。

それにしても、このような最悪な状況は初めての事態だと思う。王国の長い歴史でこんな事件はきっと最大な災厄だ。

もし王国を救ったら歴史に刻まれる事件だろう。

 

「今更だがバルムンクやオルカたちって何者なんだか」

「ウィルスバグを追う者と聞いたが……只者ではないな。もしかしたらどこかの国の大戦士かもしれない」

「だとしたらその国の戦力はハンパないだろうな」

 

走っていると目の前にウィルスバグが集まり襲ってくる。素早く避けて2人同時に斬る。

 

「バルムンクたちのことは気になるがグズグズしている暇は無いぞ」

「分かってるさ」

 

メイガスリーフが見えてきた。2人は同時に跳んで剣を振るってメイガスリーフを破壊したのであった。

そして元凶のメイガスを倒しているであろうカイトとモモンの援護に向おうとした時、空からデータドレインが放たれていた。

 

 

sied変更

 

 

???陣営

 

『彼』はウィルスバグの蠢く王国を歩いていた。危機感が無いわけではない。なぜなら彼はウィルスバグを倒せる力を持っているからだ。

今、王国に彼がいるのはあるギルドを助けるためだ。正確には助けると言うよりも少しだけ手助けするだけだ。

ウィルスバグが近づいてきても容易く自慢の武器で屠る。恐ろしさは理解しているが油断しなければ勝てない相手ではないのだ。

彼の通る道からウィルスバグは消えていく。しかし彼は「意味が無いな」と思っているのだ。それもそうだろう。大量に湧いてくるウィルスバグを少し消したところで意味は無い。

ウィルスバグが消えた道にまたウィルスバグが侵食する。まるでイタチごっこだ。

 

ズズズズズズズズ……ズズズズズズ……ズズズズ。

 

ウィルスバグが触手のように伸びて彼に襲い掛かる。だが、武器を振るうだけで消し去る。

彼はまた思う……「こんなウィルスバグだらけの道を歩くのは初めてだ」と。こんな状況でも冷静である。

チラリと上空にいるメイガスを見る。そしてメイガスの周囲で飛んで戦っている2人も見る。

ガイコツの方は知らないが黄昏の勇者の方は知っている。なぜならある意味で先輩にあたるのだ。

先輩の冒険譚は少なからず知っている。世界(The World)を救った黄昏の勇者であることも知っている。

 

「フ……」と軽く微笑を浮かべる。先輩にもし世界(The World)で出会えていたらあの結末は少しは変わっていたのかもしれない。

しかし、もう過ぎたことであって過去の話である。あの結末でしかなかったが大切な人を救うことができた。それで満足である。

それに後輩が今頃、世界(The World)を守っているはずだから安心でもある。

 

ズズズ……ズズズズ……ズズズズズズズズズズ。

 

ウィルスバグがまたも彼に襲い掛かる。今度は覆うように飲み込んでウィルスバグのドームが完成する。

そのまま圧縮していくが、いきなりウィルスバグのドームの天辺から蒼い閃弾が突き破る。

彼は何事もなく歩く。目的地はメイガスリーフだ。これも正確にはメイガスリーフと言うよりもあるギルドのメンバーの手助けのため。

小さく「手助けが必要か分からないが……」と呟く。そんな時に彼の目の前にある人物が倒れていた。

まだウィルスバグに侵食されていない。しかし、そのまま放って置くわけにはいかないだろう。彼は懐から治療薬を出すのであった。

 

「おそらくメイガスはデータドレインを放つ。それをどうにかするのが俺の役目かな?」

 

彼は呟く。




読んでくれてありがとうございます。
メイガスとゴレとの戦いはまだまだ続きます。まだウィルスバグの猛威は勢いを弱めない。

そして最後にある人が登場していました。彼は影で誰にも知られずに動く。
彼が何者かは分かる人には分かります。


ミストラル 「誰ぇ(・_・?)」
彼     「誰だろうな?」
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