今回はタイトル通りの八咫VSデミウルゴスです。
なのですが後半の物語で訳が分からなくなりました。
どういう意味かは物語をどうぞ!!
八咫、ぴろし3チーム
激化する戦い。魔法が放たれ、ぴろし3の雄叫びがナザリック地下大墳墓に響き渡る。
「YAHAAAAAAAAAAA!!」
「グウウウウ!!」
たった1人で3体の魔将である憤怒の魔将(イビルロード・ラース)、嫉妬の魔将(イビルロード・ラスト)、強欲の魔将(イビルロード・グリード)を相手にしているだけで驚きである。
彼ら3体の魔将はデミウルゴス自慢の配下だ。その配下を優勢に勝負を進めている。
「彼は人間ですか?」
「一応彼は人間だよデミウルゴス。規格外ではあるがね」
ぴろし3と関わってから嫌と言うほど予想の斜め上を行くと理解している。指揮する者や策士として予想の斜め上を行動する者は本当に苦手なのだ。
そして更に強いとなったら敵としてみれば相当に性質が悪い。デミウルゴスも頭を悩ませてしまう程である。
「まあ今は貴方を倒すのが先決ですからね。悪魔の諸相:鋭利な断爪」
「おっと危ない」
鋭利な悪魔の爪を妖扇で受け止める。この状況でも少し笑う八咫を見てデミウルゴスがポツリと「楽しそうですね」と言う。
その質問を「まあな」と短く答えた。激闘だが八咫はガラも無く楽しんでしまっている。それはいつも後ろから指揮しているから前線に出て戦うのが少ない。そんな彼が前に出て戦うのは久しぶりである。
(全く・・・あの時以来だな。クビアと戦った時からあまり前線に出なかった。あったとしてもハセヲに誘われた時くらいだしな)
「悪魔の諸相:触腕の翼」
「オルガンボルグ」
撃ち出された鋭利な羽を岩石で防ぐ。
「オルザンローム」
「効きません。悪魔の諸相:八手の迅速」
「避けられたか」
「今度は此方の番です。ソドムの火と硫黄!!」
「ぐおあ!?」
「まだまだ。悪魔の諸相:豪魔の巨腕」
「うおおおおお!?」
爆発に巻き込まれ、追撃に殴り飛ばされる。やはり魔法やスキルの多種多様に関してはユグドラシルの方が上である。
やはり前作よりも新作の方がアップデートされていると言うことだ。この差に関してはどうしようも無い。
しかしThe Worldも負けていない。ユグドラシルにはユグドラシルの、The WorldにはThe Worldしかない力がある。
そして八咫はその中でもカイトやエンデュランスのように特別な力を持っている。
「デクドゥ」
「む、速度を落とされましたか」
「・・・そろそろ時間も無い。短期決戦で決めさせてもらうよ」
「・・・データドレインですね。しかし壁はいくらでも」
「別の力だよ」
「何?」
別の力。それは憑神の力で八相の第4相フィドヘルの力。
ギルド対決最終局面に至っている今はもう時間は無い。このまま戦っていてもタイムアップも狙われてしまうだろう。
それに相手は階層守護者のデミウルゴス。ナザリック幹部の一角であるため簡単には倒れない。倒すには憑神の力を使うしかない。
デミウルゴスはまだ憑神の力を知らない。なら知らない今がチャンスなのだ。発動さえすれば無敵の力である。簡単に言ってしまえばチート。
「見せてあげよう。デーダドレインでは無い力を。最も君は認識できないがね」
「面白いですね。しかしさせると思いますか?」
腕を突き出してスキルを発動する。
「ジュデッカの凍結!!」
辺り一面が凍るように止まる。しかし八咫に届く前に文様が浮かび上がり憑神が発動した。
八咫の視界にはデジタル空間が広がり、その空間に漂うデミウルゴスを見る。彼はきっと何も分からない、感じてないだろう。
両手を合わせて合掌する。すると後ろに現れた憑神フィドヘルがデミウルゴスを両手で潰した。
「さすがに反則すぎたな」
「一体何が・・・時でも止めたのか!?」
「時を止めてはいない。そうだな・・・言うならば別次元に閉じ込めただけだ」
「・・・全くやはり人間でありながら規格外ですね。敵にしたくありませんよ。しかし本当に敵になればこの命に代えても殺しますがね」
「そうならないことを祈るよ。しかしこちらも爆炎は効いたぞ」
ガクリと膝から倒れる。やはり強力な魔法であるため身体にダメージが大きい。
八咫はバルムンクや砂嵐三十郎のように屈強では無い。自分のボディの見た目に反してだ。これには少し情けない。しかし自分で作ったキャラクターボディに文句は言えないのだ。
「どうだ魔将どもおおおおおおお!!」
「ぴろし3も勝ったようだな」
デミウルゴスはリタイア。勝者は八咫。ぴろし3はいつの間にか勝利。
side変更
カイト、アウラチーム
.hackers対アインズ・ウール・ゴウンのギルド対決が始まる前。
カイトのルームにて部屋主であるカイトと女神アウラはベッドに座って会話をしていた。会話内容は他愛ない話である。
女神アウラとこんなに会話をするのなんて今までに無かった。だからゆっくりと会話することがとても嬉しい。
「そうですか。カイトはアインズと組合で依頼をこなす勝負をしているんですね」
「うんそうなんだ。やっぱアインズさん戦略を上手く考えているね。効率良く依頼をこなしているよ」
カイトとアインズはウィルスバグを探す傍ら冒険者として依頼をどんどんこなしていた。
冒険者組合から依頼を受ければ基本的にどこでも理由を付けて行ける。それにアインズとしてはお金を手にいれられるので一石二鳥だ。
「アウラの方は何か分かった?」
「この異世界に私の護衛騎士を送って探索している。探すのはコルベニクの破片データを取り込んだウィルスバグ」
『再誕』コルベニク。世界を再誕させる力を持つ八相だ。その危険性は全ての八相の中でも一番であり、戦ったからこそ分かる。
だがコルベニクと戦うにあたってとても重要なことがある。それは女神アウラとコルベニクが反存在であるかどうか。これは本当に重要だ。
「いえ、今回は違います。相手は八相の破片データを取り込んでいるとはいえウィルスバグです」
「そうか。良かったよ」
あの時の最終決戦。あの方法しかなかったとはいえ女神アウラを貫くのはもう勘弁である。自分の手を見てしまう。
そんな手を女神アウラが手を重ねてくる。とても柔らかく温かくて女の子の手だ。
「あの時のことを思い出しているのですね。私は気にしません。あれしか無かったのですから。だから後悔しないでください」
「アウラ・・・ありがとう」
女神アウラは本当に人間らしくなっている。やはり異世界に実態として存在している影響なのかもしれない。
本来ならばThe Worldの中枢としてデータの海に混ざり眠るだけであった。しかし今回の異変で目覚めた。そして再会できた。
大変だが嬉しいという本音もある。こうやって会話できることを夢に見てたものだ。
「必ずウィルスバグを全て倒すよアウラ」
「お願いカイト」
優しい笑顔でカイトを見る女神アウラ。そしてそのままカイトの胸に顔を埋める。そのいきなり行動にドキドキと驚いてしまう。
カイトからは見えないが女神アウラは恋する乙女のように頬を紅くしている。同じく顔を紅くしているカイトだが固まって動けない。
彼女の行動は他の女性メンバーとは違う意味で積極的だ。正直王道に積極的なのかもしれない。でも娘がいるってのはカイトは超驚いた。
しかもカイトと女神アウラの娘って言われたら頭が真っ白になったものである。本当に分からないの一言である。
「ここが異世界だから・・・カイトの暖かさを感じる」
「ア、アウラ?」
「カイトの鼓動が聞こえる・・・感じる」
ドキドキしているのは確かである。
「ん」
女神アウラが力を入れてカイトをゆっくりと押し倒す。身体が固まっていたので何も抵抗できなかった。
もう頭の中は疑問符でいっぱいだ。それでも声を出す。
「ア、アウラ。何を・・・?」
「カイトはドキドキしている。私もドキドキしている」
「あの・・・」
「カイトも私の聞いてみる?」
ギシリとベッドが軋む。女神アウラの目は潤んでカイトを見つめる。今の彼女は女神では無くて恋する乙女かもしれない。
顔と顔が近づく。その距離はもう数cmしかない。カイトは手を伸ばす。
「ア、アウラ・・・」
「カイトさーん。次の依頼なんですけど万能の秘薬の元となる苔を一緒に採取しに行きましょ・・・・・お邪魔しましたぁ!!!!」
「ちょっ・・・アインズさん。これ誤解!!」
ここはナザリック地下大墳墓のゲストルーム。だからアインズがカイトのルームに入ってくるのはおかしいことでは無い。
でもアインズが見た光景は誤解するのも仕方無し。キスするくらい近い顔の位置。抱き合うように見える体勢。紅潮した顔に潤んだ目。どうしても誤解してしまう。
「本当にお邪魔しました!!」
「待って違うからアインズさーん!!」
カイトとアインズの追いかけっこ開始。
「・・・邪魔された。ゼフィが弟か妹が欲しいって言ってたのに」
女神アウラも女の子である。
読んでくれてありがとうございます。
まあ、後半のおかげで八咫とデミウルゴスの戦いがアレ?という感じになった気がします。でも後悔はしてません。
カイトと女神アウラのイチャイチャを書いても悪くないはずです!! たぶん。
もう少し激闘にすれば良かったかなあ。でも後悔してません!!
カイト 「誤解ですからアインズさん!?」
アインズ「失礼しました!!」←聞いてない
カイト 「・・・アルベドに無い事吹き込みますよ」
アインズ「待て、話し合おう」