台詞少なくなってしまったね……
ですが、これから出番増えると思うんで我慢してくだアァァァァァァァァ
「どんな考えですか?」
「色々とあるが……。Eクラス攻めないのは戦うまでもない相手だからだ」
「え? でも、僕らよりはクラスが上だよ?」
吉井の意見に頷く、成績でクラス分けがなされる以上Dクラスは2段階上、中々の点数を持ってると見ていい。
「ま、振り分け試験の時点では向こうの方が上だ。だが実際は違う。オマエの周りの面子を見てみろ」
「えーっと……」
「美少女二人と馬鹿が二人とムッツリ一人に普通の男子高校生一人が居るよ」
「誰が美少女だと!?」
「ええっ!? 雄二が美少女に反応するの?!?」
「…………(ポッ)]
「ムッツリーニまで!? どうしよう、僕だけじゃツッコミ切れない!」
だめだ……、こいつら早く何とかしないと。
「落ち着けよお前ら、で。雄二、実際とはどういうことだ?」
「ま、要するにだ」
コホンと咳払いをする雄二。
「姫路に問題のない今、正面からやり合ってもEクラスには勝てる。Aクラスが目標である以上はEクラスなんかと戦っても意味が無いって事だ」
「雄二、俺は去年居なかったから知らないが……。姫路の実力って言うのはそこまですごいのか?」
俺は少々失礼ながら聞いてみた。
「あぁ、体調不良じゃなければAクラスに居た人間だからな」
「そこまでか……。悪い姫路お前の実力見くびってたみたいだ」
ペコリと頭を下げる、少々失礼な質問をしてしまった。
「い、いえ大丈夫ですよ。四条君、体調管理も試験ですから」
逆に向こうも頭を下げてきた。
「ま、姫路が万全ならEは大丈夫だが、Dとやり合えば少々まずいって事だ」
「確かに、いくら強い人間でも袋叩きに合えば駄目って事か」
「そうだ、優。それに初陣だからな。派手にやって景気づけにしたいだろ? それにAクラス妥当のためのプロセスだしな」
雄二の自信満々の声、こいつはリーダータイプだ雄二が言うとなぜか安心できる。
「あ、あの!」
姫路の大きな声、さっきの頭を下げていた時とは違う、しっかりした声。
案外芯は強い子なのかもしれない。
「ん、どうした姫路?」
「えっと、その。吉井君と坂本君は前々から試召戦争について話し合ってたんですか?」
「ああ、それはさっき姫路のためと明久に相談されて――」
「そうれはそうと!」
明久の無駄に大きな声、雄二の続きの言葉をさえぎる様な、照れ隠しのつもりなのだろう。
「さっきの話、Dクラスに勝てなかったら意味無いよ」
「負けるわけ無いさ」
笑う雄二。
「お前らが協力してくれれば負けない、いや勝つ。いいか、お前ら。ウチのクラスは――最強だ」
不思議だ、雄二に言われると確かにそう思える。
「いいわね。面白そうじゃない!」
「そうじゃな。Aクラスの連中を引きずりおろしてやるかの」
「……(グッ)」
「が、頑張りますっ」
「やってやろうじゃねーか!」
試験召喚戦争システム、すごくいいシステムを導入してくれたものだ。
こうやって、仲間と何かを成し遂げるという感覚が味わえる。
単にモチベーション向上のためではないことが痛感できた。
「そうか。それじゃ、作戦を説明しよう」
まだ、涼しい心地よい春の風がそよぐ屋上で、俺達は雄二の作戦に耳を傾けた。