「全ての文明を破壊する――――だがスイーツの文明は破壊しない」
「――――美味。栄養摂取として必要と判断…………」
冬木のとあるスイーツバイキングを売りとする店の中で周りの目を引く白い肌と褐色の肌の銀髪の少女達が丸い机の上に大量のケーキや甘味をのせ食べていた。
その勢いたるや周りの客が目を見張る程である。
その少女は共に露出度の高い格好をしているのがより見る目を集めていた。
少女達は見た目も中身もただの人間ではない。
白い肌のどこか空虚さを人に与える美しい少女はサーヴァントそう黒のセイバー名はアルテラ――――彼女こそ軍神マルスを愛すフンヌの戦士であり王であり文明の破壊者である。
そしてそれと共にいる少女はラニⅧ――アトラス院により創られたホムンクルスである。
彼女はラインの黄金と関係があるとされる錬金術の名家アインツベルンが造り出した聖杯をもしくは破壊された聖杯の欠片を手に入れるために錬金術で造られたホムンクルスである。
アトラス院の総力を結して造られたホムンクルスたるラニⅧは日本に渡りアトラス院が用意した拠点でアトラス院が用意した触媒でサーヴァントを召喚した。
まぁラニⅧはバーサーカーを呼べばいいと内心、思っていたのだが…………。
そんな意思とは裏腹に呼ばれたのはフンヌの末裔。そして神の鞭たる戦士――――アルテラである。
ローマ帝国を壊滅させた者が女性だったのは以外だったがその逸話の通り最優いや最強とも言っていい程のステータスとスキルと宝具を持って現界していた。
願いに聖杯の破壊があるのは残念だがアトラス院も欠片でも構わないと言ったので気にしないのである。
そんな黒のセイバーとホムンクルスは冬木市の昼間の街を戦場の偵察として歩いていた。黒のセイバーは霊体化させようとしたがいつどこで戦闘になるかわからないと予測し実体化させて共にしてである。
そこで彼女――ラニⅧは予期せぬ状況に巻き込まれる。
――――空腹である。
彼女――ラニⅧは昼御飯を食べておらず空腹になってしまった。
そして彼女は戦闘に支障をきたすとして黒のセイバーに食事をすると進言。
文句も苦言も言わず……無言で縦に首を振った黒のセイバーを確認し彼女はよくわからないまま看板に好きなだけ食べれると看板に書いてあった近場のスイーツバイキングに入ったのである。
理由は好きなだけ食べれるのは合理的と言う判断である。
そして彼女達は未知なる世界を知る。
彼女達は互いに無駄を嫌い無駄な会話をしない性分で性根が合うのか互いに何か思うところがあるのか気があっていた。
そんな彼女達はどうやら性格や性根だけではなく味覚も気があっていたようだ。
彼女達はこのスイーツを食べた瞬間、世界が変わるのを感じた。そう変革である。
黒のセイバーは誓いを新たにしマスターはただ甘味に浸る。
そしてこの惨状である。
机の上に並ぶケーキの山にクッキーの山そして果物の山に和菓子の山である。そしてその全てを食べる。
この二人の栄養摂取と言う名の探求はバイキングのタイムアップと言う形で終わるまで続いていた――――。
余談としてその彼女達を恐ろしげに見る髭の店長らしき男が影で泣いていたらしい。
これは星の文明の破壊者と心を知らぬ少女の聖杯大戦――――。
「スイーツバイキングはいい文明――――だけど時間制限は悪い文明」
「このような店をたくさん探します」
「――――同意、スイーツバイキングは何処だ?」
――――他に重要な戦いを見つけたようだが…………。
アルテラって強いセイバーだよね。きっとすまないさんより強いはず。
だって文明を破壊するらしいし
そしてラニⅧのしゃべり方がわからないです。