やわらかボールといちねんせんそう   作:Jどたま

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はじめてのおつかい

やわらかボール達がまだサイド6で頑張っていた頃、

地球では…

ゴップ「とりあえず、地上戦ではこっちに一日の長ってやつがあるな。」

最初は地球に降下してきたザク達も地上戦ではちょびっと苦戦してました。

セイバーフィッシュ「地上用ブースターを装備したボクが制空権を確保します。」

フライマンタ「で、制空権が確保されたら高高度から爆撃します。」

61式戦車「で、俺が足止めすると」

ゴップ「これで航空戦力がないジオン降下部隊なんて一ひねりだ!」

と、思っていた時期がゴップ大将にもあったのです。

 

ジオン降下部隊が作戦を開始してしばらくすると…

ドップ「ヨロシクニキーwwww」

ドダイ「ヨロシクニキーwwww」

ドダイ+ザクⅡJ型「ヨロシクニキーwwww」

ゴップ「おいこらレビル!?なんかやべえからさっさと戻ってこい!?」

こうして、レビル将軍がサイド7でテム=レイ博士とガンダムを作ってる間に地球は着々と侵攻されてるのでした。

 

レビル「いやいや、いい具合だよ?」

ゴップ「どこがだ!?」

レビル「まず、ジオンに橋頭保は確保されたし鉱物資源産出地も抑えられた。だが、こんな広範囲の戦線維持できると思うか?」

ゴップ「なるほど。補給線は確かに伸びきっているだろうな。」

レビル「補給線が伸びれば伸びるほどジオンには不利になる。」

ゴップ「それはなんでだ?」

レビル「ジオンに兵なし!」

ゴップ「ほう?」

レビル「ジオンに兵なし!!」

ゴップ「なんで二回言った。」

レビル「だってこの演説したかったんだもん!」

 

たしかに補給線の伸びきったジオンと地上でもMSに対抗しきれない連邦軍。

戦線は膠着状態に陥った。

その膠着状態の間にV作戦は着々と進んでいってました。

ついでにやわらかボールもサイド6でのんびりしていました。

 

レビル「これでウチのMSが完成したら勝つる!!」

と思っていたら、試作MSをジャブローに運搬する予定だったホワイトベースがシャアの妨害でジャブローじゃなくてジオン勢力圏内の北米に降下しちゃいました。

ゴップ「マジっすか…」

かなりの予算を割いていたホワイトベース隊がジオン勢力圏に落ちた事でゴップ大将のストレスゲージがマッハだったのでした。

一方で全然脅威だと思われなかったやわらかボールは特に邪魔されることもなく予定通りジャブローに降下したのでした。

 

そんなこんなでジャブローに降下したやわらかボールは

 

( っ・ω・)っ そんなわけでゴップさんふかふかします。

ゴップ「あぁ^~癒されるんじゃあ~」

 

そろそろヤバかったゴップ大将のストレス解消に役立っていたのでした。

 

ストレス解消されたゴップ大将も頑張ってお仕事しまくっていたのですが…ホワイトベース隊は孤立無援で大変なことになっていました。

コーウェン「ゴップ大将。北米に落ちたホワイトベース隊には補給が必要です。」

ゴップ「補給してやったらなんとかなる?」

コーウェン「なるなる。」

ゴップ「わかった。補給物資は手配する」

コーウェン「ゴップ大将マジ有能」

ゴップ「世辞はいい。だがどうやって補給物資を届けるんだ?」

コーウェン「補給部隊のエキスパート、マチルダ中尉に任せます。」

ゴップ「そっか。じゃあ頑張ってもらおう」

コーウェン「ところでゴップ大将。うしろのそれ、なんスか?」

( っ・ω・)っ ゴップさんをふかふかしています。

ゴップ「やわらかボールだ。」

( ・ω・)ノ やわらかボールです。

コーウェン「ああ。それが噂の…」

ゴップ「とてもふかふかなのでストレスフリーだ。」

コーウェン「お気に入りのところ、申し訳ないのですが…今回そのやわらかボールにもホワイトベース補給作戦に参加してもらいたいのです。」

ゴップ「なん…だと…」

( ・ω・)?

ゴップ「ななななななにをさせるつもりだ」

コーウェン「マチルダ隊が単独でジオン勢力圏内を突破するのは非常に難しいでしょう。そこで、やわらかボールが陽動に出ます。」

ゴップ「ちょっとまて!?やわらかボールは戦力にはならんぞ!?!?」

コーウェン「いえいえ。やわらかボールの装甲はザクマシンガンどころかザクバズーカの直撃を受けても平気という報告があがっています。」

ゴップ「だが、いくらなんでも無茶がすぎるだろ!?」

コーウェン「やわらかボールはマチルダ隊とは別方面に進出して、少しだけ敵の目をあつめたら速攻でジャブローに逃げ帰ってくるだけです。」

ゴップ「ううむ…。しかし…。」

( ・ω・)ノ いきます

ゴップ「まじすか」

( ・ω・)ノ ホワイトベースたすけます

 

こうしてホワイトベース補給作戦フィーチャリングやわらかボールが開始されました。

(*・ω・) かっこいいです

やわらかボールは大きなリュックを背負い、そしてそこには「ホワイトベース補給し隊」という旗が立っていました。

ちなみに、リュックの中身はんまい棒がたくさん入っています。

博士「じゃあ行こうか」

。。。( ・ω・) はーい。

そして、割と危険なはじめてのお遣いにでかけるやわらかボールはたくさんの連邦将官の敬礼に見送られてお出かけしていきます。

博士「あ、歩くの疲れるから、コクピットに乗せてくれるかい?」

( ・ω・) わかりました。

連邦将官s「「「「コクピットあったの!?!?」」」」

博士「そりゃあ、やわらかボールはボールだからね。コクピットくらいあるさ。みんなやわらかボールを何だと思ってるんだい?」

連邦将官s「「「「(こっちが訊きてーよ!?!?)」」」」

博士「そして、このコクピットはぬくぬくふかふかで居住性ではどのMSもかなわないぞ」(えっへん

ゴップ「(しまった!?その手があったかあああああああ!?)」

ゴップ大将はやわらかボールに乗るという発想はなかったようです。残念でしたね。

こうしてやわらかボールは単独ではじめてのお遣いに向かいました。

 

博士「ふーふふふ~んふ~ふ♪ふふふっふふふ~ん♪」

。。。。。( ・ω・)ふふふ~ん♪ふふふ~ん♪

博士とやわらかボールは楽しく鼻歌なんて歌いながら進んでいきます。

やはり北米大陸に近づくと

ザク「見張りしてます。」

ザクが見張りしていました。

(;・ω・) どうしよう…

やわらかボールは考えました。

( ・ω・)ノ こっそりいきます

やわらかボールはこっそりとザクの後ろを通ることにしました。

,,,,,,,,,( ・ω・) アカハナさんのまねっこです(すそそそそ

ザク「うん?なんだ気のせいか」

( ・ω・)b∑ やったぜ

と、なんとか見張りのザク達をやりすごしながら進んでいきますが…

 

∑=====(ヽ^シ;ω;)ノシ ひぃーん とうとうみつかりました

ザクA「怪しいまるっこいのがいるぞー!」

ザクB「ホワイトベースに補給し隊って書いてあるぞー!」

ザクC「ホワイトベースってなんだ?」

ザクD「なんかわからんけどとりあえず撃て撃てー」

ザクマシンガンとかザクバズーカとかフッドミサイルとか無茶苦茶撃たれまくるやわらかボールだったのですが

( ・ω・)))⌒...(ぼよよよん

と、全ての攻撃を弾いてしまいました。

ザクA「こうなったら、もっと応援を呼んで囲んで捕まえるぞー!」

ザクBCD「わかったー!」

ドップ「応援きたよ」

ドダイ「きたよ」

マゼラアタック「きたよ」

ルッグン「きたよ」

ワッパ「きたよ」

と、たくさんのジオン軍に囲まれてしまいました。

博士「ふむ。そろそろ頃合いかな?」

∑=====(ヽ^シ;ω;)ノシ どうしますか?

博士「ふっふっふ。奥の手を使う時が来た!やわらかボール最速の移動手段!!!」

( ・ω・)? それは?

博士「いくぞー!!秘密ボタンぽちっとなー!!」

博士はやわらかボールのボタンを押しました。そこにはこう書いてありました。

『転がる』と

三('ω')三( ε: )三(.ω.)三( :3 )三('ω')三( ε: )  ゴロゴロゴロゴロ

ザクA「転がったぞー!?」

ザクBCD「速いぞ!?追いつけないぞ!?!?」

ドップ「下り坂だし仕方ないね」

ドダイ「そうだね。」

マゼラアタック「ドップやドダイで追いつけないってことは相当速いね」

ルッグン「もうレーダーの外に出られちゃったよ」

ワッパ「見失ったね」

と、完全にジオン軍を振りきることに成功したのでした。

 

博士「ちなみにこの移動方法には一つ弱点があってね」

三('ω')三( ε: )三(.ω.)三( :3 )三('ω')三( ε: ) なんですか?

博士「簡単には止まれないからどこまで行くのか私にもわからないことさ」

三('ω')三( ε: )三(.ω.)三( :3 )三('ω')三( ε: ) しょんなあああ(ゴロゴロゴロ

 

場面はかわってマチルダ隊はやわらかボールの陽動もあってか無事にホワイトベースと接触していました。

ブライト「まじで補給助かりました。」

マチルダ「なんとか頑張って一度西のヨーロッパ方面に抜けて欲しいの」

ブライト「わかりました。やってみます。」

と、マチルダ隊からの補給を受けたホワイトベースはニューヤーク方面へ進みます。

そこへ…

セイラ「ブライト。何かが高速で接近してくるわ」

ブライト「まじか。じゃあガンダムをスタンばっといて」

アムロ「らじゃー」

三('ω')三( ε: )三(.ω.)三( :3 )三('ω')三( ε: )  とまりません(ゴロゴロゴロ

ブライト「あれなんぞ?」

セイラ「なんでしょうね?」

ミライ「とりあえず止めてあげたら?」

アムロ「らじゃー」

アムロはガンダムでやわらかボールをキャッチしてあげました。

( ・ω・)ノ たすかりました。ありがとうございます

アムロ「ブライトー。なんかこの丸っこいの『ホワイトベースに補給し隊』って旗たってるぞー?」

ブライト「連邦軍…味方…なのか?」

( ・ω・)ノ そうです。ようどうです。(えっへん

アムロ「どういうことなんだ…。」

ブライト「それはこっちも訊きたいけど…とりあえず収容しとこう」

 

こうして、ホワイトベースに収容されたやわらかボール

博士はブリッジに事情説明に行くのですが

やわらかボールはMSデッキにとりあえず収容されてました。

 

ハヤト「うーん?で、このまるっこいのは何をしにきたんですかね?」

カイ「補給はさっきマチルダさんに沢山もらったしなあ?」

(っ・ω・)っ んまいぼう たくさんあります

ハヤト「ってこれ全部砕けちゃってるじゃありませんか!?」

カイ「おいおい、これどうするんだよ!?」

(´・ω・) ごめんなさい

ジオン軍を振りきる為に転がったやわらかボールは勢い余ってホワイトベースのところまで本当についちゃいました。

そしてダミー補給物資のんまい棒も転がってるうちに全部砕けてしまっていたのでした

 

リュウ「ハヤトもカイもやめろ。」

ハヤト・カイ「リュウさん!」

リュウ「ブライトから事情を聞いたが、どうやらマチルダ隊を俺らのところに届けるためにこのまるっこいのが囮役になってくれてたらしい」

ハヤト「そ、そうだったのですか」

リュウ「それに、砕けたんまい棒も…。」

リュウさんは二人に炊きたての白米を差し出し明太子味とタコヤキ味の袋の中身をそれぞれにふりかけました。

リュウ「食ってみろ。美味いから」

ハヤト・カイ「…んまい」

リュウ「だろ?まだまだ色んな味があるし、ミックスまで楽しめる」

ハヤト・カイ「!?」

リュウ「わかったら、このまるっこいのに礼言っとけ。補給ありがとな」

ハヤト・カイ「ありがとう!」

(*・ω・)=3 どういたしまして!

こうして、やわらかボールはリュウさん達にたくさん褒めてもらえて、はじめてのお遣いは大成功です。

よかったね!やわらかボール!!

 

ゴップ「ぜんぜんよくない!やわらかボールはよ帰ってきてー!!」

 


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