俺は、あまりの眩しさに目を閉じた。光が収まったかな?と思ったころに目を開けた。だが、周りの風景は変わっておらず、紫(?)だけが姿を消していた。
「何だったんだ…あれは…」
思わずそう呟いてしまう。仕方ないので、奥に進もうとしたら行き止まりだったので、来た道を戻る。来た道は大体覚えているので、大丈夫だ。
「あれ?こんなとこに茂みってあったっけ?」
来た道には無かったように茂みが幾つかできていた。怪しんでいると、茂みの一つが動き出した。
「何だ…」
警戒を強める。野生動物に襲われたりしたらたまったものではないので、過剰なまでに警戒する。しばらくそうしていると、動いていた茂みの中からルーミア(?)が出てきた。
「あれ…」(なんでルーミアが出てくるんだ…俺もついに狂ったのか?)
変な事を考えてしまう。何かがおかしい。紫とかルーミアとか幻想郷の住人がなぜこんなに出てくるんだ?確か、幻想郷には結界が張ってあって俺らの住んでる世界には出て来れないんじゃなかったのか?そんな設定だったよな…
「まさか…」
低く呟く。そういえば、「境界が見えた」って言っていた人がいたし、アイツも神隠しにあったってことは…
「まさかな…」
ありえるはずが無い。それがあれば全世界の東方好きはこぞってここに集まるだろう。
そんな考えをまとめていると遠くから警告するような声が聞こえた。
「おい!何ボサっとしてるんだ!」
その声がしたほうを向くと、白黒の魔女コスプレをした金髪少女が飛んできた。その子は、俺を見るなり怒ったようにこう言った。
「なんで人形が出たのに何もしないんだよ!」
そう言われている間に、俺の思考は別方向に向かっていた。
(今度は魔理沙だと…もうなんなんだか…)
なんてことを考えていた。そんな俺を無視して、魔理沙(?)は俺に向けて質問をしてきた。
「人形を知らないのか?」
そう言われ、俺は「人形」といわれても何の事かさっぱりなので、「人形?」と聞き返しておいた。
「知らないのか…まぁ、外から来たみたいだし、仕方ないか…」
(外?)
分からない事だらけだが、お構いなしに彼女は俺に対して軽く説明を始めた。
「いいか?目の前にいるあいつが人形だ。最近現れて好き勝手暴れてやがる。人形には人形の力しか効かないから手を焼いているんだ。」
どうやら、あの光に包まれている間にそんな事があったらしい。いや~、世の中何があるか分からんね。そんな事を考えてると、魔理沙(?)は俺に対してまた質問をしてきた。
「人形は…持ってるわけ無いか…」
人形なら家にいっぱいあるぞ。全部ルーミアの奴で、あんな風に動かないけど。
「仕方ない。私のを貸してやるから実際にやってみな。」
魔理沙が宝石のようなものを地面に投げると、小さな魔理沙が飛び出した。
「うわわわわ!」
俺に動揺が走る。これじゃポケ○ンじゃないか。
「習うより慣れろだ。やってみな!」
こうして、ルーミア人形撃退のための初戦闘が始まった。
バイトを始めたので、執筆が今以上に不定期になります。ごめんなさい。