<登校の時間>
俊樹はいつも通りユキと一緒に帰っていた。
「ユキ、俺明日からお前と一緒のクラスだからよろしく〜」
「え!何で?」
俊樹はいつも通りの表情で話した。
「授業中の居眠りと、この舐めた態度だとよだから明日からよろしくな」
するとユキが…
「トシ君、私前から居眠りはしないって約束しなかったかな?」
あーあユキが怒ってるよ、しょうがねえ話を逸らすか。
「それより、俺のE組行きは怒らないんだな?」
そう俊樹が言うと神崎は少し顔を赤らめながら俊樹に聴こえはない声で話した。
「だって私はトシ君と一緒のクラスで嬉しいし…」ボソッ
「何か言ったか?」
俺はユキが何か喋ったと思もったのだがユキからは「何でもない」と言われ、この話が丁度終わると気がづいたらユキの家の前まで来ていた。
つーかさりげに話誤魔化せたな、と思いながら。
「じゃあ俺行くから」
そう言い、自分のマンションに帰ろうとした時、「送ってくれてありがとう」♪と言われ俊樹はそのまま振り向かず手だけ振って後にした。そして自分のマンションの前まで来ると一つのリムジンが止まっていた。
あれ?ここら辺でリムジンなんて見たことないぞ、何で寄りによって俺のマンションの前に止まってるんだよ。
そう思っていると、一人の男性に声を掛けられた。
「君が明日からE組に来る久我俊樹君かな?」
「そうだけど何、ストーカー?」
「ストーカーでは無い、私は防衛省の烏間と言う者だ、まずはここから先は国家機密だと理解して貰いたい」
「で、その防衛省の烏間さんが俺に何の用?」
すると烏間って言う人は俺に一枚の写真を出してきた。そこに写っていたのは謎の黄色いタコの写真だった。
「何これ、タコ?」
「君は月が7割方蒸発したニュースを知っているな?」
「丁度俺が3年に上がる時に大きな大問題になったニュースだしな」
「その月をやった犯人がその奴だ、しかもそいつは来年の3月に地球をも破壊する。この事を知っているのは各国首脳だけ、世界がパニックになる前に…秘密裏にそいつを殺す努力をしている。率直に言うとそいつを殺して欲しい、そして明日から行くE組の教師でもある」
「マジかよそいつが教師なのかよ...つーか暗殺とか面倒く....」
俺は余り乗らない話だと思ったが、烏間からのまさかの一言で状況が変わった。
「成功報酬は100億円!」
「よーしお兄さん頑張っちゃうよー」
「変わりようが早いな」
烏間は苦笑していた。
だって100億円だよ自分の家に楽器とか本とか、買いまくりだよ!しかも一生働かなくていいんだよ。
「でもさ、どうやってあのタコ殺す訳?」
「それなら問題無いこの武器を使う」
そう言い烏間は俺にゴム製のナイフを差し出してきた。
「こんなのが利くのか?」
「それに関しては問題無いそのナイフは奴の細胞を豆腐のように破壊できる、説明も終わっから私達はこれで帰るとするよ。」
そう言い烏間はリムジンに向かって行った、烏間は振り返り俊樹に
「因み俺も副担任を務めている、以後よろしく頼む。それと明日は遅れずに来てくれ。」
烏間が帰った後、家に戻ると色々ありすぎてすぐに寝てしまっていた。
「俊樹起きろー!」
「後10分」
そう言うと、俊樹はまた枕に顔を埋めたがそこで俊樹は第二の人物がいる事に気付いた。
「つーか何でいるの龍之介」
そこに居たのは千葉龍之介だった。
「いや、昨日お前が明日起きれないから起こしに来てくれってLINE入れたんだろ!」
龍之介とは家が近い為よく起こしに来て貰っている、なのでスペアキーを作り龍之介に持たせている。
「そう言えばそうゆう事言ったな」
そして俺は着替えて龍之介と一緒に旧校舎に向かった。
「何で…こんなに…登校するだけで…疲れないと…いけないんだ」ゼェゼェ
すると龍之介が
「嫌でもその内慣れるさ」
別に昼とかだったらいいのだが俺は朝にメチャクチャ弱い。基本俺は昆虫みたいな生活を送っている為、朝は凄い眠いまあ早く寝ても変わらないが。
「やっと着いた〜」
「じゃあまた後でな俊樹!」
「おう」
俊樹は眠そうな声でそう一言掛け職員室に行く為に、10分間迷いそしてやっとの想い出職員室に着いた。
「失礼〜」
そう言いはいると底には昨日の写真そっくりなタコが立っていた。
「はじめましで久我俊樹くん♪私は殺せんせーと申します。殺せるといいですねぇ卒業までに」
そう言うと殺せんせーの顔が緑色になった。
何となく分かるこいつ普通に舐めてるな、何かウゼェー。そう思いながらも此処は我慢した、そして俺は殺せんせーとE組の教室前に立っていた。
「私が先に入って説明するので、呼ばれたら入って来てください」
「ふぁーい」
そう言うと、殺せんせーは教室の中に入って行った。
渚said
「今日は新しく生徒が入ります」
殺せんせーが言うと、倉橋さんが
「先生その人は女子ですか?男子ですか?」
「ヌルフフフフそれは見てからのお楽しみですよ。では入って来て下さい。」
殺せんせーが言うと前のドアが開くと、一人の男性が入ってきた。まずそこで殆どの人は思っていた。
(((イケメンだ!!)))
そこに入って来たのは、とても整った顔立ちで背丈もそこそこあり、制服の着方は雑だが、まさに理想の男子と言う感じだ。
そう思っていると自己紹介をし始めた。
「えーと名前は久我俊樹です、この一年間よろしくお願いしまスースー」
あれ?久我君が礼したまま動かないどうかしたのかな?
「にゅやッ!久我君起きて下さい礼しながら寝ないでください」
(((いや寝てたのかよ!)))
何か面白い人が入って来たな♪
そう思う渚だった
茅野said
「えーと久我俊樹です、この一年間よろしくお願いします」
そう言った時だった、それは聞き覚えのある名前だった…
2年前
私がまだ雪村あかりの頃だ、私は磨瀬榛名と言う天才子役として名をあげていた、だがその反面そのせいで友達も居なかった、近寄ってくるのは何かしら裏がある人ばかりだった。そんなある日たまたま通り掛ったバスケットコートで急に私の足元にバスケットボールが転がってきた。
「悪いそのボール取ってくんか?」
私と同じぐらいの男の子にそう言われボールを取りそれを彼に返してあげた。すると…
「お前さ見た所一人だよな?」
「そうですけど」
「ならさ俺と遊ばね?今日幼馴染とかがいなくてよ、だから遊ぼうぜ!」
「いやでもこの後仕事ありますし…」
そう言い断ろうとした時私は彼に手を掴まれ
「いいから、俺と遊ぶぞ、ほら行くぞ!」
そう言い私は無理やりバスケットコートの中に入れさせられ、二人でバスケをしたり色んな事をした。最初の彼のイメージは決してよくなかった、だけどそんな彼と遊んだ時間は久しぶりに楽しいと思えた。
そして遊んでる内に仕事の時間来てしまった。
「私これから仕事なので」
そう言い仕事に向かうとき彼は私に話し掛けてきた。
「俺大抵ここに一人か幼馴染といるから、その時は来いよな、後俺の名前は久我俊樹だ!」
「分かった!私の名前は雪村あかり」
その時私は久しぶりに自分の演技ではない笑顔を出せたと思った。
「じゃあなえーと、あかり!」
彼が言った一言に私は不意打を貰った。
「う、うん」///
こうして私は暇があればバスケットコートに来ていた、そしてそこで俊樹の幼馴染であるユキちゃんとも仲良くなりたまに来る龍之介とも友達関係にいた、とても楽しい日々が続いた。だけど中学2年生の夏以降から俊樹はこのコートに来る事は無くなった。
その時だったあかりは自分の感情に気がついていた。
(そっか私きっと裏表のない俊樹が好きだったんだ!)
だがその初恋は彼女にとって最初で最後の恋だった、そして2年生の冬私の姉は殺された。
回想終了
そして今は彼にそんな感情は持たない、何故なら私は雪村あかりを捨て、殺せんせーを殺す為に来たんだから、だけどなんで、彼の顔を見ると…何なのよこの気持ちは。
茅野カエデがその気持ちに気づくのは、もう少し先の話である。
カエデのフラグを立てました。
主人公は方向音痴です。