不可能無き狼 〜Hunter・Wolf〜   作:しゃん丸

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初心者で下手くそですけど暖かい目で見守ってくれると嬉しいです。


第1話 傭兵

最初にこれはある1人の青年の高校生活を描く物語である。

 

 

 

 

暖かい布団で寝たい優しい家族が欲しい。

そして何より─────

──人を殺したくない。

僕、霧崎 咲黒(きりさき ざくろ)はそんな当たり前の事をいつも思う。

だけど無理なんだ。僕の人生には人を殺すしか無いんだ。

さっきも人を殺して食べ物を奪ってきた。

誰か僕を助けてよ。

「ご飯………やっと………やっと……ハァ……ハァ……」

息を荒らげてようやく食べられるのはパン1つだけだ。

「死にたくない……もう嫌だ………」

座るために自分で殺した人の死体をどけて足場を作る。

「今日は何人殺したんだろ……もう数えてないから分からないや……ハハ……」

もう嫌だ……

隣にいた死体から銃を取って自分に向ける。

「やっとだ……もう誰も殺さなくて…」

バン!──

 

バサッ!

俺は慌てて起き上がる。

「また……あん時の夢かよ………忘れろ……今はもう自由なんだ……俺は自由だ………戦いたくなければ逃げればいい……」

無理かこんな時代じゃ。

俺はそう思いながら洗面所に行って顔を洗う。

「………」

しばらく鏡に映る自分の顔を見つめる。

「これから高校か〜……嫌だな………ハァ……」

そう呟きながら俺は時間を見るためにテレビをつける。

「先程アメリカとロシアとの戦争はアメリカが勝利したと発表がありました。」

NEWSキャスターのお姉さんが戦争の事について話している。

今の時代、戦争は俺が小学生ぐらいの歳の時から急速的に増えた。

戦争は金になるらしい。

そこで日本は戦争で強くなる為にある企業に莫大な金を投資して学校を作られた。

その企業てのは傭兵会社だ。

日本は傭兵を育て依頼(クエスト)という形で戦争に出して金を儲けるんだろ。

死なないようには工夫されてるらしいが詳しくは知らん。

「そろそろ行かないと遅刻しちまうな」

俺はカロリーメイトを持って外に出る。

「今日から傭兵に───」

「楽しみだよね。私のパパもママも傭兵で──」

これから同じ学年になる人達か皆は戦場の怖さを分かっていない………生きるか死ぬかの戦いをした事が無いんだろうな………だけど生きるか死ぬかの戦いは楽しい………それこそ中毒になるくらいにな。

いかん!いかん!そんな事を考えるな咲黒!

俺は傭兵として生きるが戦争には出ない簡単な依頼を受けるんだ例えばそうだ人探しとかも受け付けるらしいし場合によればそのまま傭兵やめて探偵とかに逃げよう。

傭兵はあの人が言ったから仕方なく一時的にやるだけなんだ………そう、一時的にな。

あの人て言うのは俺を戦場から出してくれた命の恩人なんだ。俺に家を食べ物をくれたいい人だ。

「ねぇ、君♪」

いきなり知らない女の子から話し掛けられた。

「?俺か?」

「そうそう君だよ君」

なんだこいつはツインテールで顔は可愛い?て言うのかな凄く整った顔立ちだな。

「なんだよ」

俺は少し面倒くさそうに喋る。

「君さこれから私と同じ学校に行くんだよね?銃とか触った事ある?無いでしょ♪私はあるんだよ♪まぁお父さんの猟銃なんだけどね」

なんだ?自慢か?銃何てあの頃は日常だったな……

「あっそ………」

まぁいいかめんどい奴はほっとこう。

そう思い俺は少し歩く速度を早くする。

「ちょっと!名前ぐらいは教えてよ!」

これは名前言わないとしつこいパターンのやつだな。

「霧崎咲黒……」

仕方なく俺は答える。

「咲黒覚えたはそれじゃあまたまたね」

あぁめんどい奴だった。

 

ここが俺がこれから通う『南雲学園(なぐもがくえん)』かめんどいなぁ……間違えて暴れそうだしな……

 

 

「ここが体育館か………でけぇなぁ」

周りを見回してみると凄いな。

中学で戦闘練習でもしてたのかただならぬ気配を出してるやつが何人かいやがる。

こんなの見てたら……戦いたくなっちまうな………

あぁ!もう早く入ってじっとしとこそうしたら何とかなると信じるか。

「このドア少し重いな……」

俺がドアを開けて中に入ると何人か先に入ってきていたらしくもう座ってやがった。

うわー……人がいっぱいだなこの中のほとんどが徒手格闘(CQC)は使えるな。

俺は近くの椅子に座ろうとした時に見つけてしまった。

俺の命の恩人のあの人を……

「は!?」

俺は慌ててあの人の元に駆け寄る。

「あっ!咲黒くん来たんだね。ご飯食べた?」

ニコニコ笑顔で俺に優しく話し掛けてくるこの女性が俺の命の恩人の神崎 瑠璃(かんざき るり)さんだ。

見かけは20後半でスタイルも良く髪もサラサラだけど……昔は伝説の女戦士(アマゾネス)て言われてたんだよな。

「瑠璃さんは何でここに?」

多分ここの先生と答えるんだろうな。

「ここの校長」

うん………予想の斜め上だった。

「瑠璃さんが校長て初めて聞きましたけど」

「あれ?言ってなかったけ?」

「はぁ……まぁいいですけど」

まぁ瑠璃さんが校長ならある程度楽かもな。

「ほら咲黒そろそろ座りなよ。私も先生達と話さないといけない事あるから後でね。」

そういい瑠璃さんは俺に笑顔で手を振って行った。

「大変そうだな………」

そして俺は椅子に座りながらこの後の予定を先読みしてやろうと少し推理をする。

「まずは………あの白線からして………多分こうで………」

俺がぶつぶつ言ってる間に結構進んだぽくて瑠璃さんの話が前でマイクを持って話そうとしていた。

「あの人綺麗だよな……」

「あぁめちゃくちゃ美人だな……」

周りの声が少し聞こえてきたがあと人は確かに美人だな性格も良いしだけど料理は駄目だったな。

俺が戦争から抜け出して間もない頃を思い出す。

「………え〜とだから私達はこれから学問と両立して〜」

眠いなぁ……瑠璃さんの話長いな校長てどこも長いよな何でなんだろか。

「以上です。最後にこれからの予定を発表させていただきます。まずはそれぞれの教室で各担任の先生から教科書を貰った後全員運動場に出てきてください。」

そう言い瑠璃さんはマイクを下ろした。

運動場で何やるんだろうな。

なんて考えながら貼られていたクラス別の紙を見る。

「えっと……俺は1年3組か……」

教室は貰った地図で行けるかな。

 

 

結局の所教科書も何の変哲もなかったな。

そう言えば学校もあんまり銃器とか刃物も見当たらないな傭兵学校なのに少しおかしいな。

まぁ考えても後で分かることかそれよりも今はこれから始まることの方が問題だな。

「えっと……これからクラスでの順位を付けたいので白線の中で格闘術を使い戦ってもらいます。勝利条件は相手が降参(ギブアップ)をするか白線から出されるかのどちからです。」

担任の先生が白線を指さしながら言っている。

以外にルールは普通だな。

「最初に霧崎くんと矢田部(やたべ)さんです。」

ん?矢田部ってのは

「最初には良さそうな相手ね♪」

朝いきなり話して来た奴じゃねぇかよ。

まぁいいか周りの話を聞く限りじゃ相当な強さらしいし適当に負けて最下位でのんびりするかな。

俺は白線の中に引いてあった線の上に立つ。

「悪いけど負けてもらうわよ」

うん負けさせてもらうよ。

「あんまり虐めないでくれよ」

俺がそう言うと矢田部さんが少し嫌な笑い方をした。

多分これは虐めてくるな。

「それでは!初め!」

先生の掛け声と同時に……

ドン!と矢田部さんが俺の胸に突きをしてくる。

心臓止める気か!危うく死にかけたぞ。

「ゲホッ!ゲホッ!」

俺は少し咳をだすと

「ほらほらまだまだいくわよ!」

今度は足を払ってきた。

強いなこの子さっき話しかけてきた時と大違いだな。

駄目だな………昔から強い相手を見ると………

「殺したくなっちゃうな……」

俺は宙に浮いた状態で矢田部さんを引っ張り一緒に転して更に矢田部さんに馬乗りをする。

「矢田部さんは強いな……でもさ戦場も出た事無いのに人を殺しにかかるのはだめだろ」

俺は少し説教をすると

ドン!さっきの突きをまた心臓に目掛けて撃ってきた。しかも今度は慌てた感じだまるで死が近づいたのを察したように

「いい子だね」

「っ!!何よあんたは」

矢田部さんが震えてるな。無理もないか周りも少し引いてるし先生も少し驚いてるな。

「終わりにしようか」

「うっ!!うわぁぁぁ!!」

突っ込んで来る矢田部さんを俺は軽く浮かせて外に出した。

「………」

矢田部さんが少し固まっている。

「じゃあもう帰るかな」

俺は白線から出て運動場から立ち去る。

 

 

しばらく歩いてから公園で休憩がてらベンチで珈琲を飲んでいると

「咲黒くん、今日はどうだった?」

瑠璃さんがいきなり横に座ってきた。

「今日ですか?まぁ少し熱くなり過ぎました。」

あれは流石にやりすぎたな。

「まぁ偶には良いんじゃない?」

「あの学校に行かせる理由は俺のガス抜きの為ですか?」

「それもあるし咲黒くんは戦闘でしか何もできないからかな……」

まぁそれについては否定しない。俺は戦闘しか能の無い人間だからな。

「これからも学校楽しんでね」

じゃあねと言って瑠璃さんは去っていった。

「楽しみますよ」

俺は多分中学の時と違いある意味進化するかな。

瑠璃さんありがとうございます。これから俺の出発点として頑張りますね。

 

 

最後にこれは霧崎咲黒の変わった高校生活を描く物語である。




初めましてしゃん丸と申します。
今回は私の作品を読んでいただき誠にありがとうございます。
初めてで緊張しましたが読んでくれる方がいて嬉しくてしかたありません。
これからも頑張りますのでどうかよろしくお願いします。
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