その時は不可能て言葉を知らないように普通はできないことをやってみせてた。
そして、生きて残った。
俺の顔を知らず本名も知られずに生き残った。
ただ1人を除いてな。
「さて、2人とも今から行く施設で訓練を受けてもらうわね」
この
なんであん時の記録を残してるんだよ。
「
「なはは、何驚いてるのよ」
少し笑われた。
辛いぜこれから1人が2人になるのはよ。
「少し考え事してたんだよ。とても大事なことをな……」
俺が少し意味有り気な言い方をしたせいで
「何よそれ教えないよ」
しつこく聞いてきやがった。
「何でもいいだろ。さっさと行くぞ」
仕方ないか、一応は先に
つまり、俺はいち早く動かなくてはならないてことだ。
「これは難しいかもな……」
「大丈夫よ!私が居るから絶対に標的は倒せるわ!」
やれやれ、そこじゃないんだよ。そこじゃ
瑠璃さんに連れられてさっきの建物よりもさらに大きな建物の中に入ると見たことない
中は年中冷房を効かせてるようで少し肌寒い。
「うぅ、少し寒くない?」
優衣が少し唇を震わせて喋ってきた。
寒がりかよ。仕方ないな。
「寒がりか、大丈夫か?」
と言って俺は優衣に自分の上着をかけてやると
「あっ///ありがとう」
少し顔を赤くした。
何だよ顔赤くして急に暑くなったのか?
「ほら、行くぞ」
「ちょっと待ちなさいよ!」
わかってるって今は少しゆっくり行くからさ
「咲黒くん、優衣さん、エレベーターに乗って」
瑠璃さんがエレベーターの少し急いだ様子で手招きをしてくる。
「ほら、早く行くぞ」
俺が少し走ると
「この上着ぶかぶかで動きにくいの」
まぁ俺の身長は179cmで優衣は162cmそりゃサイズ的にそうなるか。
俺がエレベーターに着いたてからほんの少しして優衣がもたつきながら来た。
エレベーターの中で瑠璃さんがいきなりくるっとこちらを向いて
「一応、今からやる
つまりはそれだけ長くかかることを想定されるされてるんだな。
と優衣が少し疑問を持ったらしく
「それでもしも死んだらどうなるんですか?」
と聞いた。
「もしも死んだら完全に離脱して戦いが終わるまで戻れなくなるのよ」
ゲームみたいに何回も復活はできないよな。
「装備と開始地点それからは範囲どんなのですか?」
俺が聞くと
「開始地点はヘリでパラシュート降下で地上に行ってもらうわ。装備はその人に合う装備を機械が決めるわ。範囲だけは秘密ね」
と答えて来た。
装備は人しだいか………
これはその場で戦術を考えていかないとな。
チンと音が鳴りエレベーターのドアが開く。
「ここが仮想空間訓練施設よ。今から行くのはあそこよ」
と瑠璃さんが指を指した方には……
少し厚めのドアがあった。
周りの扉に比べて少し厚いのは多分音を閉ざすためだろうな。
この扉からだけは音が全くしないしな。
瑠璃さんがドアを開けるためにカードを使っている。
さっき何人かとすれ違ったときに誰も持ってなかったから入れるのは限られた人のみか。
「はい……」
と俺と優衣が同時に返事をして中に入る。
「じゃあこの子達2人をよろしくね。2人とも終ったら連絡してね」
と言って瑠璃さんは他の先生の人に俺達を任せて帰って行った。
「へぇ〜……この子達か」
びっくりするぜいきなり話かけてくるなよ。誰かわ知らんけどよ。
後ろを見てみると
「やっほー♪」
と挨拶をしてきた。眼鏡をしていてかわいい(?)女子がいた。
「あの………どなたですか?」
と優衣が聞くと
「初めましてだね。僕は
援護てことは情報員てことか。
「何で俺達何かに来たんですか?」
どうせ瑠璃さんに金で頼まれたんだろうけどな。
「僕の希望でね。それと僕に敬語なんか使わなくていいよ」
希望?何でだ?
「なら普通に喋るけど何で志願何か?」
「ん?聞きたい?」
「まぁ、一応は」
聞きたいだろ。何でこんな奴の所に来るか気になるだろ。
「それはね不可能無き狼の君と組んでみたかったからだよ♪」
静かに耳元で囁かれた。
て!ちょっと待て!何で俺のこと知ってるんだよこの人!
「何でそれを!」
俺はできるだけ優衣に聞こえない声で言うと
「本当にそうだったんだ」
軽くアリスが驚いてる。
まさかとは思うけど………
「ブラフ!?」
俺にハッタリをかましやがった!
「まぁ、一応は瑠璃さんが僕に教えてくれたんだよ。これから来る2人のどっちかが不可能無き狼だって」
瑠璃さんめ!何で人に言うかなー!
「何を2人で話してるのよ?」
優衣がなぜか少し不機嫌そうな顔をしていた。
「ん?別に何でもないよ」
とアリスが顔を耳元から話してくれた。
「ほんとに?」
と俺を睨んできた。
「あっ、あぁ」
今は俺の名だけは優衣に知られたくない。
「まぁいいわ。早くやりましょうよ仮想訓練」
「そうだね。先生も準備できたみたいだしあそこに座って待っててね」
「了解と」
「はい」
と俺と優衣は椅子に座る。
「それじゃあ僕も準備できたしまた後でね。」
と言いアリス1人だけ隣の部屋に行った。
「これ付けてもらえるかしら?」
先生が何か頭に付ける機械を渡してきた。
俺と優衣はそれを付けると
「それじゃあ頑張ってね」
と言う先生の声を最後に眠ってしまった。
───ここはヘリの中だな。
ヘリの音がうるさいな。
「やっほー♪目覚めたね」
アリスの声が聞こえる。
耳に手をやるとインカムがついていた。
「優衣ちゃん起こしといて私は戦況をしらべるから」
と言われ俺は優衣の方を見てみると
可愛い……て言えばいいのかこれは凄いな俺がこんな感じになるなんて初めてかもな。
何か起こすのがもったいないな………
まぁ起こさないとダメかな。
「起きろ!おーい!」
「ん?ふぁー……あれ?ここは?」
こいつ寝ぼけてるな。
「ここはヘリの中だパラシュートを付けろ」
「咲黒?ヘリ?そうかここが仮想空間てやつなのね」
てか優衣の装備は軽いな早く動くために軽くされてるんだな。
「咲黒の装備は腕と足によく分からない鉄板があるわね。他は私と同じね」
これが俺の最大の防御なのかもな。
「ほら行くぞパラシュートの使い方は感で頑張れよ」
と俺はドアを開いて飛び降りる。
「標的は今から言うところのどっちかにいるわ」
と標的の場所を教えてもらった。
ここからすぐ近くだな両方とも……
「優衣!聞こえたか!お前は俺の反対側に行ってくれ」
バサッ!!と俺はパラシュートを開く。
「了解!今から向かうわ」
優衣の方にいないことを祈るしかないかな。
ドサッと音をたてて地面に降りる。
さてと周りを確認しとかないとな。
周りには誰もいない……
死体しかない………!!!!
パシュッ!と俺の頬に銃弾が通る。
危ねぇな避けなかったら死んでたな。
ダァン!ダァン!と俺はUSPを撃たれた方に
早いな流石に
「撃ち合いなら負けないぜ!狼さんよ!」
ダァン!ダァン!とさらに。
ガキン!とどこか金属に当たったようだ。
「出てきな」
と俺が言うと
静かに出てきたぞ
昔の俺、不可能無き狼がよ。
「どうやら咲黒くんが当たりだね」
アリスの声がインカムから聞こえる。
「あぁ、優衣に連絡頼んだわ」
と話してる間に
パシュッ!パシュッ!とサプレッサー付きの銃を撃ってきた。
俺は慌てて避けたはずだが
イッ!何で脚に当ってんだよ!
そう、俺の脚に避けたはずの銃弾が当たっていた。
ちくしょう
ダァン!ダァン!と俺は発砲する。
相手は避けたけど計算の内だぜ!
カァン!と二つの銃弾が跳ねてまた標的に向かう。
また標的は避ける。
俺のセンスを舐めるなよ。
カァンとまた銃弾が跳ねる。
バシュと銃弾は標的の両腕に当る。
ここで殺すか
俺は銃を標的に向けると
バン!と腕を蹴られた。
イッ!銃を落としてしまう。
チャキ!すかさずとナイフを出してきやがった。
バッ!とものすごい速さで切りかかって来たが
ガッ!と腕の部分を押して少し軌道をずらす。
結果的にナイフは俺の顔すれすれを通る形となった。
「邪魔だぜ!」
と俺は標的を蹴り飛ばす。
チャキ!と俺もナイフを出す。
さっき蹴り飛ばした方を見るが誰もいない……
「!!」
俺は周りを慌てて見渡すが影すら見えない。
気配が消えた……
そうだった……狼の名がついた理由はこれだったな……
バン!と俺の後から音がして俺は倒れた。
「く……そ……が……」
そして意識が遠のいていく。
今回もこの不可能無き狼を見てくださって、誠にありがとうございます!!
今回から新しいメンバーのアリスちゃんを追加しました。
ボクっ娘ていいですよね!
アドバイスなども大歓迎です!
というわけでまた次回にお会いいたしましょう!
See you again!