不可能無き狼 〜Hunter・Wolf〜   作:しゃん丸

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久しぶりの投稿ですみませんでした。
最近は少し忙しくなって来て辛いです。
もっと休みが欲しい!


第7話 家族!

「3人とも!もうすぐ着くから起きないとだめだよ!」

瑠璃(るり)さんの声が聞こえる………

俺は確か俺の実家に向かっててそれで寝たんだよな。

ゆっくりと瞼を開けると尚未(なお)銀我(ぎんが)が俺に寄り添いながら眠っている。

2人ともこう見ると可愛いもんだな。

相手が中学生だからそう考えるのかもしれんが

咲黒(ざくろ)くんは起きたね。悪いけど2人とも起こしてあげて」

瑠璃さんはこっちをちらっと見てから話しかけてきた。

「わかりました」

とりあえず2人の寝起きが不機嫌なタイプじゃないことを願っとこ

「おーい!2人とも起きろー!」

俺は2人を揺すりながら声をかける。

すると、尚未と銀我がほぼ同時にうーんと声をあげて起き上がる。

2人はまだ瞼を閉じたままだったが一応は起きたな。

「兄貴ぃ〜……」

と銀我が眠そうに俺の肩に腕を乗っけてきた。

「お兄ちゃん〜……」

と尚未も俺の肩に腕を乗っけてきた。

「2人とも早く起きないと家に着いちゃうよ」

瑠璃さんが少し笑みを浮かべてそう言うと

「まじか!」

「こんな姿をパパに見つかったら怒られる!」

と2人とも飛び起きて寝癖を整える。

尚未の茶髪の髪の毛がかかってうっとうしいし銀我の腕がめちゃくちゃ当たる。

てか、寝てる所を見つかったら怒られるって結構、厳しそうだな。

「結構な山奥だな」

周りを見回してら木ばっかりだし、今、登っている道も急な坂で逆にこんな所に道路がある方が不思議な感じだ。

「山は全ての生物の住みかなり……山は全ての生物の力の源なり……」

尚未が何か独り言ぽい事を言い始める。

何だ?何かの宗教か?

「何言ってるんだ?」

「これは俺達の家に使わる歌みたいなもんだ、覚えといて損はないぜ、兄貴」

俺の問に直ぐに銀我が適当な感じで解説をしてくれた。

歌ね………これを作った人は趣味が悪いな。

「私もそう思うんだよね、何かこの歌も飽きてきたし」

そう言いば尚未は人の心を読めるんだったけな。

「その心が読める力は生まれつきだよな?」

と俺が聞くと

「うん」

と少し笑顔で答えた。

「よかった……咲黒お兄ちゃんがこの話を聞いてくれて」

少し安心したかの様に軽く溜め息をついた。

「それじゃあ、私がちゃんと説明するね」

尚未が得意そうな顔をしながら指を立てる。

「まずはこの世界には私みたいな変わった能力を持った人間がいて、だいたい2割ぐらいいるんだよ。でね、その能力を持った人間を人外(バグ)って言われるの」

なるほどね世界には能力を持った人間がいるのか会ったら面倒だから会いたくないな。

「それは遺伝とかで変わったりするのか?」

「うん、子供には親とは違う能力だけど間違えなく人外になるんだよね」

今の話を聞くと銀我にも能力があるんだな。

あれ?だけどそれだとおかしい……何で俺には能力が無いんだ?今まで何年も戦ったが能力なんてなかった……

「まだ、気付いてないんだね」

「あの顔を見たらそうだな」

銀我と尚未が少し残念そうな顔をする。

おいおい、何だよ気になるな。

「とりあえずは俺は能力を自覚してないか操れないってことでいいのか?」

俺はそう聞くと2人は同時にふるふると首を横に振った。

今の質問を違うと言われると自覚はしていて操れているってことになるが………やれやれわからんな……

「続きは今度話すね。家も見えてきたし」

尚未が指を指して俺に家を見せる、そこには………小さな村みたいにでかい和風の家が建っていた。

ここが俺の家か………

てか、嬉しそうに話してきたのに話を終わらせるなよ。

「いいけど、どうした?急に」

俺がそう聞くと

「「パパ(親父)が嫌うから」」

と二人同時に言ってきた。

「なるほど嫌うのかそれなら俺も話さないでおくか」

少し椅子を深く座り直してのんびりした姿勢にしたら

「ついたよ」

と言われて外を見ると………デカ!遠くから見てたらそうでもなかったけどデカすぎだろ

瑠璃さんが車を止めて外に出て門の端にあったインターホンを押して何か話してるがここからじゃ何を話してるのか聞こえないな。

しばらくするとこっちに瑠璃さんが戻ってきて外に出てと言われて外に出

「よし、ここからは歩いて行ってね。私は先に学校に帰って仕事しないと行けないから帰るね」

と車を降ろされて手を振って去っていく瑠璃さんに手を振り返して少し開いた門の中に入る。

「どう?初めて入った感想は?」

「まぁ、兄貴なら見慣れたもんだろ?」

「見慣れてるわけないだろが」

中には大きな池に鯉が何匹か泳いでたりする庭がある。これは普通だけど何だよあの完全防音設備の部屋の周りに無造作に置かれてるあの多量の機関銃(マシンガン)手榴弾(グレ)はよ!

何てツッコミを入れても疲れるだけだけだから言わないけどさ………これが俺の実家かって思うと………想像通りだったなだって弟とか見てたら感で途中からわかってたしな。

「お兄ちゃん、まずは手洗いウガイをしないとだめだよ!」

と俺を思いっきり引っ張って俺は一番奥の家の中の玄関で靴を脱がされ奥に入っていかされる。

奥の方にあった洗面所で手を洗ってウガイを3人でしていると

「銀我!尚未!帰ってるのか!?」

でかい声が聞こえてきた。

「うるさっ…………」

俺が軽く耳を抑えている間に銀我と尚未が2人ともどこかに消えていた。

この速さは仕込まれてるなぁ。

などと考えて銀我達が入っていったと思われる部屋に入ると俺よりも1回りか2回りでかい大男が座布団に座っている。

なんかどことなく知っているというか懐かしいかんじがするな。

そしてその大男の前には銀我と尚未が座布団に正座している。

この大男は間違いないな……

「あんたが俺の親父か、単刀直入で悪いが俺を戦場に捨てた理由は何だ?」

少し殺気を出し、睨みつけて聞いてみるが

「とりあえずは座ってからにしないか」

と怒られてしまったので仕方なく尚未と銀我の間にあった座布団に座ると

「大きくなったな、咲黒。お前と最後に会ったのは何年前だろうかな」

手を頭に乗せてポンポンと叩いてきた。

なんだよ………何か懐かしいな………

「もう一回聞くけど何で俺を捨てた?」

「風習のためだ………ここの家は長男は戦場に捨てられる運名なんだ。そしてある程度の実力が付くと連れて帰って来るんだ。それまではこの家の事を忘れさせて一切触れさせないようにしている。」

ゆっくり落ち着いて答えてくれたが何だよそれ………

「なんだよ風習ってよ!あんたは悲しくなかったのか!?いくら風習でも実の子を戦場に捨てたんだぞ!死ぬかもしれないのによ!」

「…………」

俺は親父の胸ぐらを掴んで叫ぶが親父は何も言わずに静かに俺を見つめてくる。

「何だよ………何だよ……」

涙が止まらない………ずるいぜこんなの………

親父の目は俺を心の奥底から心配していた目だ。

こんな目をされたらもう責められないぜ。

「お兄ちゃん、落ち着こうよ」

尚未が俺を落ち着かせようと肩を摩ってくれるが、落ち着けるわけがないんだよ。

今の俺の頭の中には親父に対する怒りとそれをぶつけられない自分に対する怒りでいっぱいなんだ。それを落ち着けられるわけが無い。

「大丈夫、落ち着いてお兄ちゃん」

尚未が抱き着いて俺の体を擦る、まるで母が子供を慰めるかのように優しくゆっくりと撫でてくる。……

「兄貴、座ろうぜ」

「あぁ……」

俺は掴んでた手を離して座布団に座り直した。

ふぅー、と息を深呼吸をして、気持ちを落ち着かせもう一つだけ聞きたいことを聞くことにした。

「で、何で俺を呼んだんだ?」

「依頼だ……お前の初仕事になるがいいか?」

「内容は?」

「富士の樹海に研究所があるんだが、そこにいる志紀沼(しきぬま)という男を殺して欲しい」

とそいつの写真を内ポケットから取り出して俺に見せる

「報酬は?」

「お前が望むならなんでもやろう」

望むものならなんでもか決まってるな。

「わかった。その仕事、受けさせてもらう。報酬は家族としてまた俺を迎え入れてくれよ、親父」

俺が笑顔でそう言うと親父は少し嬉しそうに頷き銀我達は少しニコニコしていた。

「それじゃあ、今日は実家で寝て明日の朝に出発さしてもらうけどいいよな親父?」

そう聞くと親父は

「あぁ、いいぞ咲黒。そこの突き当たりに曲がって右の部屋はお前の部屋だ好きに使え」

あるんだ……俺の部屋……

「わかった。じゃあ、おやすみ親父」

俺は親父に手を振り部屋に向かう。

 

「うわぁ、少しでかいな25畳はあるんじゃないか?」

基本の広さは知らないけど俺の部屋より大きいな。

机とかも綺麗に置かれてるってことは毎日洗われてるんだな。

「ったく………面倒な家に生まれたぜ」

と言いながら顔の笑いは抑えられないけどな。

家族………俺の家族………元に戻ってよかったぜ……

親父がいて銀我がいて尚未がいて………あれ?…………母さんがいない?………死んだのか?

「生きてるよ。死にかけてるけど」

バタン!といきよいよく尚未が障子を開けて入ってきたけど死にかけてるってどういう事だ?

「言葉どうりだよ、お兄ちゃん。私達のママ、霧崎 喜美代(きみよ)は死にかけてるんだよ」

「誰に?」

「今回の標的(ターゲット)の志紀沼の能力に……」

「そういう事か………」

明日、会いに行くか……

「明日、行くんたんだね。ママに伝えとくよ」

「ありがとうな」

と頭を撫でてやると

「ふにゃあ、もっと〜……」

猫みたいに甘い声を出して顔をすりすりと俺の胸にやってくる。

「それじゃあ、寝るから部屋に戻ってくれないか?」

そろそろ寝ないといけないし

「やだ………一緒に寝る!その為に来たんだもん!一緒に寝てくれないとお兄ちゃんの銃を銀我に言って潰してもらうもん!」

急に駄々をこね始めて離れなくなった。

「はぁ、仕方ないないいよ。一緒に寝ようか」

「わーい!じゃあ、明日から仕事手伝ってあげる!」

やれやれ……仕方ない妹たぜ。

「じゃあ!お布団ひいてあげるね」

「わかった。じゃあ、俺は仕事の打ち合わせとかをしないといけないから少し行くね」

とりあえず明日からは大変だな。

「うん!わかった!」

ニコニコと天使みたいな笑顔を向けてきた。

可愛いな本当によ。

そう思いながら俺は部屋から出て誰もいない場所で優衣(ゆい)に電話をかけるが

「もしもし、咲黒?どこにいるの!?」

優衣がいきなり怒鳴ってきやがって耳が痛いぜ。

「優衣、悪いな。今は俺の実家で山奥何だよ」

「実家?そう言えば弟とか来てたね」

「あぁ、とりあえず仕事を受けたんだけども手伝ってくれないか?」

「仕事?誰から?内容は?」

「誰からは言えないけど内容は暗殺で優衣には麻酔弾で護衛を眠らせてもらうだけでいいんだ。後は俺が何とかするから」

内容はあんまり言いたく無かったな……少し嫌な予感がするな。

「暗殺!?咲黒!あんた人殺しになる気!?」

あぁ、また怒鳴ってうるせぇな。

「仕方ないだろ仕事なんだから」

「仕方ないって………あんた捕まってもいいの!?」

「俺の母親が死ぬかもしれないんだ!」

っ!?言ってしまった………口が滑っちまった……

「母親?どういうこと?」

「はぁ……仕方ないか……」

ため息が止まらないぜ……

「仕方ないってどういうことよ?」

「そいつが俺の母親を実験で殺すために毒を使っていてそいつを殺さないといけないんだ頼む!」

今はこんな半分本当、半分嘘で適当なこと言って誤魔化すしかないか。

「……わかった………手伝うわ……アリスには私から連絡しとくから」

「助かる……明日の深夜に迎えに迎えに行くからそれまでに準備しといてくれ」

「わかった。それじゃあまた明日」

「あぁ、じゃあな」

と電話を切る。

「辛いぜ、本当に……」

とりあえず部屋に戻ろうかな……

 

「お兄ちゃん!お帰り!」

障子を開けた瞬間、尚未がいきなり抱きついてきた。

「やめろ!やめろ!苦しい!苦しい!」

思いっきり抱きしめてきやがって!

「あっ、ごめんなさい……」

「ったく。はぁ、まぁいいか。とりあえず寝るか」

「うん!寝よ!」

俺が布団の中に入ると同時に尚未が入って布団に入ってきた。

「お休み!お兄ちゃん!」

ぎゅーっ!と俺に抱きつき尚未は直ぐに寝付いてしまった。

「やれやれ可愛い妹だぜ、全くよ。」

さて、明日も朝が早いから寝るか。

俺はゆっくり目を閉じて眠った。

 




どうも!しゃん丸です!
久しぶりの投稿ですので少し長めに書きました。
待っていた方は本当にすみませんでした。
次回はもっと早く頑張ります!
それと最近、投稿を始めた幻想手品師という東方Projectの二次創作もよろしくお願いします。
それでは皆さんまた次回に会いましょう!
see you again!!
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