戦姫絶唱シンフォギアGinga S&GX    作:ベンジャー

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6Eve 『襲われたS.O.N.G.本部』

響とマックスがミカとクワイラと戦ってる頃、マックス達がいるビルの外ではギンガもエレキングと戦闘を繰り広げていた。

 

挿入歌「ウルトラマンギンガの歌」

 

ギンガと対峙しているエレキングは口から発射する三日月状の「放電光線」をギンガへと連射して放つがギンガは両腕のクリスタルを使って放電光線を弾きながらエレキングに向かって駆け出し、そのままエレキングにラリアットを喰らわせる。

 

『ショウラ!!』

「キュウイィ!?」

 

エレキングは地面へと倒れ込み、ギンガは倒れ込んだエレキングに向かって攻撃を仕掛けようとするがエレキングはその長い尻尾を使ってギンガの両足を縛り付けると尻尾を引いて今度はギンガを地面に倒れ込ませギンガの身体に電撃を流し込む。

 

『ウアアア!!?』

 

急いでギンガはエレキングの尻尾を振りほどこうと両足に巻き付いているエレキングの尻尾に手を伸ばすがそうはさせまいとエレキングは放電光線をギンガに撃ち込んで阻止し、ギンガに反撃の隙を与えようとはしない。

 

「キュイイイイ!!」

『クソ・・・・・・! 調子に・・・・・・乗ってんじゃねえこの電気ウナギ!! ギンガセイバー!!』

 

だがギンガは右腕のクリスタルから光の剣「ギンガセイバー」を出現させるとそれを振るってエレキングの尻尾を切り裂き、エレキングの拘束から抜け出して立ち上がり、ジャンプしてエレキングの喉元に跳び蹴りを喰らわせる。

 

「キイイイィィ!!?」

『散々ビリビリさせてくれた礼だ!! 受け取れ!! ギンガサンダーボルト!!』

 

そしてギンガは全身のクリスタルを黄色く輝かせると頭上に発生させた雷の渦を敵に向かって投げつける電撃光線「ギンガサンダーボルト」を放ち、直撃を受けたエレキングは身体中から火花を散らして爆発した。

 

「キイイイイイ!!!!?」

 

爆発したエレキングはスパークドールズへと戻り、それを確認したギンガはコウマの姿へと戻ってエレキングのスパークドールズを回収したのだが……その時。

 

「嫌だ!! 響!! しっかりして!! 響いいいいいい!!!!」

「未来の声……? まさか、響になにかあったのか!?」

 

未来の叫び声を聞いて嫌な予感がしたコウマは急いで響達の元へと駆け出し、彼女たちのいる廃墟ビルの中へと入るとそこではギアが破壊され倒れている響の姿と彼女を必死に呼びかける未来の姿が目に映った。

 

尚、オートスコアラーは既に引き上げた後のようだった。

 

それを見たコウマとクワイラを倒し終えた等身大のウルトラマンマックスが彼女たちの元へと駆け寄り、マックスはまだ響に息があることに気づき彼女を抱える。

 

『まだマックスには活動時間がある。 S.O.N.G.本部の医療室がここから1番近い、俺が彼女をそこまで俺が運ぶ!!』

「分かった、響を頼むカイト!」

 

マックスは無言で頷くと響を抱えて空へと飛び立ち、S.O.N.G.本部へと向かって飛び立ち、コウマは泣きじゃくる未来の肩にそっと手を置く。

 

「大丈夫、あいつはタフな奴だ。 俺たちも行こう」

 

コウマにそう声をかけられた未来は涙を右腕で拭って「うん」と頷き、立ち上がってコウマと一緒にS.O.N.G.本部へと戻るのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、S.O.N.G.司令部で一部始終を見ていた翼とクリスはこのままではオーストスコアラーに対抗できないと思ったのかエルフナインが発案した「プロジェクト・イグナイトを進めてくれ」と頼んだのだ。

 

「プロジェクト・イグナイト」とはエルフナインが持って来た「魔剣ダインスレイフの欠片」を以って製造しシンフォギアにもエネルギー出力の引き上げや防御フィールドの調整といった強化・改修措置が施す計画のことである。

 

ただこのプロジェクト・イグナイトこと「イグナイトモジュール」と呼ばれるシステムは融合症例のみに観測された暴走のメカニズムを応用・解析し、それを仕様としてシステムに組み込まなければならないためそれなりのリスクを伴ってしまうのだ。

 

だが、このままではウルトラマンが例え力を貸してくれるからと言ってオートスコアラーに勝てないと痛感した翼とクリスはリスクを承知でプロジェクト進めてくれとエルフナインに言うのだった。

 

それから数分後・・・・・・本部へと到着したマックスはカイトの姿に戻るとS.O.N.G.に所属している医者に響を渡して手当をしてくれるように頼み、すぐに彼女の手術が開始され・・・・・・未来やコウマ、カイトに翼やクリスは手術室の扉の前で集まり響のことを心配していた。

 

「響・・・・・・」

 

不安そうな表情をしながら力なく響の名を呟く未来に翼が「大丈夫だ、立花ならきっと・・・・・・」と声をかけ、クリスも「ったりめーだ! あのバカがこんなことくらいで退場するものかよ・・・・・・!」と翼に同意するように言う。

 

「そうだな、バカはしぶといって言うしな!」

「あぁ、その通りだ。 私達とてこのままくすぶったままでいられるか!」

 

コウマと翼がそう言い放つと響の無事を信じ、今は待つことにするのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一週間後、響は一命は取り留めたものの・・・・・・一週間経っても彼女は目を覚まさず一同の彼女への心配は未だに拭えないのだった。

 

だが、だからと言って立ち止まっている訳にはいかず、彼女が目覚めることを信じ今はプロジェクト・イグナイトに集中することにし、現在の進捗状況は89%とのことで各動力部のメンテナンスと重なって一時はどうなるかとも一同は心配したが・・・・・・作業や本部機能の維持に必要なエネルギーは外部から供給できたのとエルフナインのおかげで予定よりもずっと早い進行となっており完成までも間もなくとなっていた。

 

「それにしても、シンフォギアの改修となれば機密の中枢に触れるということなのに」

「状況が状況だからな、それに八紘兄貴の口利きもあった」

 

そこで2人の会話を聞いていたクリスが「八紘兄貴って誰だ?」と聞き慣れない名前を聞いて首を傾げると翼が「限りなく非合法に近い実行力を持って安全保障を影から支える政府要人の1人、、超法規措置に対応のねじ込みなど彼にとっては 茶飯事」とのことだが・・・・・・クリスにはまだ少しイマイチ理解できていないようで「とどのつまりなんなんだ!?」と不機嫌そうに翼に尋ねる。

 

「内閣諜報官、風鳴八紘。 司令の兄上であり、翼さんのお父上です」

 

翼の代わりに緒川がそう答えると「だったら最初からそう答えろよな! 蒟蒻問答が過ぎるんだよ」とクリスに翼は言われる。

 

「こ、こんにゃく・・・・・・? たまにクリスって難しい言葉使うよな」

「なんだ? あたしがバカみたいって言いたいのかコウマ!?」

「いや、別にそういう意味じゃないぞ!」

 

そんなコウマとクリスのやり取りを見てランが「痴話喧嘩なら余所でやれ」とジトーっと視線を送りながら言うとクリスは少しだけ顔を赤くして「誰が痴話喧嘩だ!!」とランに怒鳴る。

 

「それよりも私のS.O.N.G.編入を後押ししてくれたのも確かその人物なのだけど。 なるほど、やっぱり親族だったのね」

 

マリアが翼にそう言うとどこか翼は浮かない表情を浮かべ、マリアは「どうした?」と心配そうに問いかけるが・・・・・・翼は「なんでもない」と答えるだけだった。

 

(んっ? もしかして翼さん親子仲悪いのか・・・・・・?)

 

コウマがそんな風に思っていると丁度そこに響のお見舞いに来ていた未来が「響の様子を見てきました」と司令室へと入ってきてこの話は一時中断となった。

 

「生命維持装置に繋がれたままですが、大きな外傷もないし心配入りませんよ」

(クワイラと戦いながら響さんがやられた時の光景遠目から見えたんだけど・・・・・・あの攻撃で大きな外傷無いって凄いな響さん・・・・・・)

『コウマの言う通りタフな娘なんだろう・・・・・・』

 

緒川の話を聞きカイトとマックスがそんな会話をするのだった。

 

ちなみに・・・・・・今ここにはいない切歌と調、零無はというと・・・・・・零無は未だに特訓中で切歌と調はその応援に行っていた。

 

「ハァ・・・・・・ハァ・・・・・・大分コツは掴んできたんだけどなぁ・・・・・・」

 

相も変わらず移動してくるピッキングマシーンが撃つボールを避けたり掴み取ったりする特訓をしており大分コツは掴んだのだがまだ完全とは言い切れず、ボールを避けたと思ったら今度は後ろからボールを撃たれて背中に直撃し、ボールを受け止めたと思えば即座に2発目が飛んで来て受け止めきれなかったりと最初の頃と比べればかなり上達はしているのだが・・・・・・零無自身がそれでは納得していないため未だに特訓を続けているのだった。

 

「頑張れ零無ー!! 意地見せるデース!!」

「さっさと終わらせないなら一ヶ月は切ちゃんの膝枕は私だけのものにするからね?」

 

マイクを通して切歌と調から応援(調のそれは応援と言えるのか分からないが)され、零無は思わず苦笑してしまう。

 

「切歌に応援されちゃ頑張るしかないし、調に切歌の膝枕一ヶ月独占されたくもないな」

 

零無は2人に応援されてさらにやる気と気合いを入れ、特訓に励むのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから数分後、エルフナインが強化型シンフォギアを制作している部屋にて。

 

エルフナインが強化型シンフォギアの開発に励んでいるとき、不意に扉から「コンコン」という誰かがノックする音が聞こえ、エルフナインが「どうぞ」と言うと部屋にカイトが入ってきたのだ。

 

「よっ! あの時以来だね、エルフナイン・・・・・・だっけ?」

「あなたは・・・・・・確か、カイトさん?」

「あぁ、名前覚えててくれたんだな」

 

あれから色々と忙しかったせいで中々再会することができなかったが、今は時間にも余裕ができたため挨拶くらいはしておこうと思いカイトはエルフナインに会いに来たのだ。

 

そんなカイトにエルフナインは笑みを浮かべて「以前は助けていただいてありがとうございました」頭をペコリと下げてお礼を言い、それに対してカイトは「当然のことしただけだよ」と言葉を返した。

 

「作業は順調? 良ければなにか差し入れでも持ってこようかと思うんだけど・・・・・・」

「いえ、そんなお気遣い無く! カイトさんが来るまでどうやら10分そこら寝落ちてたみたいで・・・・・・でもその分頭も冴えましたから!」

 

そう言って元気よく振る舞うエルフナインだが、カイトからは「もう少しちゃんとした休憩した方が良いんじゃ無いか?」と彼女・・・・・・? 彼? 取りあえず彼女ということにしてカイトは彼女を心配するがエルフナイン曰く「モタモタしている暇はない」とのことでギアの改修を急ぐことに。

 

「・・・・・・」

 

だが、ほんの少しだけエルフナインは手を止め、一瞬なにか思い詰めたような表情を見せるとカイトは首を傾げて「どうした?」と問いかける。

 

「その・・・・・・夢を、見てたんです。 キャロルが僕に転送した彼女の記憶の夢を・・・・・・」

「それってそのキャロルって娘の過去を君が夢で見たってこと?」

 

カイトの質問にエルフナインは静かに頷いて答え、その夢の内容はキャロルと彼女の父イザークが親子仲良く暮らしている時の光景だったらしく、エルフナインはなぜキャロルは自分に錬金術だけではなく彼女の記憶まで転送したのだろうと疑問に思い気になっていたのだ。

 

「うーん、俺にはよく分かんないけど、でも・・・・・・それってやっぱりなにか意味があるんじゃないのかな?」

「どうでしょうか。 ただ・・・・・・僕はキャロルのパパが死ぬ間際に残した『生きて、もっと世界を知るんだ。 それがキャロルの・・・・・・』という言葉の答えを知りたくて僕はキャロルから世界を守ると決めて・・・・・・」

「そっか。 俺にもその答えは分からないけど・・・・・・。 でも、なにか手伝えることがあれば何時でも遠慮無く言ってくれ! 俺達、もう仲間なんだし?」

 

カイトは満面の笑顔を浮かべながら自分の胸をトンッと叩くとカイトの笑顔に釣られるようにエルフナインも笑みを浮かべ「はい、ありがとうございます!」と答えるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

同じ頃、司令室ではアルカノイズの出現を知らせるアラームが鳴り響きオペレーターの2人が座標を検知するとアルカノイズはこの基地の周囲に出現しており、その様子の映像を見た緒川はすぐに敵の狙いがこの基地の発電施設の破壊であることに気づいた。

 

そしてそこへ司令室に騒ぎを聞きつけた切歌と調の2人も駆けつけ、「なにが起きてるデスか!?」と驚きの声をあげる。

 

しかもアルカノイズが出現したのはこの辺り一帯だけではなく都内各所にも同様の被害が見受けられ、今本部への電力供給絶たれるとギアの改修への影響は間逃れない上に、アルカノイズ達をなんとかしないと響のいるメディカルルームにも影響が起こってしまうことになる。

 

さらに悪いことはそれだけではなく、この困難に乗じて地中からビクトリウムを出現させて奪い取ろうとするエクセラー達も動いており、既にビクトリウムを守ろうとシェパードンとエクセラー側が用意した怪獣、ベルメがライブした「宇宙戦闘獣 超コッヴ」が戦闘を繰り広げており、かなりの出来事が一度に起こっていたのだ。

 

「っ・・・・・・!」

 

そしてメディカルルームの機能も停止してしまう可能性があることを聞いた調はなぜかいきなり眼鏡を出して装着、切歌も突然眼鏡をかけた彼女に驚きつつ「どうしたデス調?」と問いかけると調は「しーっ」と言って切歌と一緒にこっそり司令室から抜け出す。

 

「んっ・・・・・・?」

 

ただ、コウマだけは切歌と調が司令室を出て行ったことに気づき、まさかと思い自分もこっそりと司令室から抜け出すと彼は切歌と調を追いかけて行った。

 

そして切歌と調はというと2人は響の眠るメディカルルームへと向かって走っており、切歌は「いったい急に飛び出してなんのつもりデスか!?」と質問をぶつける。

 

「時間稼ぎ」

「なんですと!?」

「今大切なのは強化型シンフォギアが完成するまでの必要な時間とエネルギーの確保をすること!」

 

確かに調の言う通りだが全く無策ではなにもできないのではないかと切歌は言うが調が言うには「全くの無策じゃないよ」とのことで響のいるメディカルルームに入るのだが・・・・・・だからといってなぜここに来ることがギア改修までの時間稼ぎができるのだろうかと切歌は首を傾げる。

 

「このままだとメディカルルームの維持もできなくなる」

 

調はそう言いながら眠ったままの響を見つめ、そんな彼女の姿に切歌が気づくと切歌は要するに調は「ギア改修云々よりもそこに助けたい人がいる」ということに気づき、切歌は「だったらだったでそう言えば良いデスよ!」と調に言うのだが・・・・・・彼女は「嫌」と首を横に振る。

 

「えっ? どうしてデスか?」

「恥ずかしい・・・・・・。 切ちゃん意外に私の恥ずかしいところは見せたくないもの・・・・・・」

 

少しだけ顔を赤くしてそう切歌に言葉を返すとそんな彼女に切歌は嬉しくなって笑顔を浮かべ「調ー!!」と彼女に抱きつこうとしたがなにかを見つけた調はそちらの方に行ってしまい、切歌はそのまま床に激突し倒れてしまう。

 

(えっ。 ちょっ、切ちゃん意外に恥ずかしいところって・・・・・・あいつ等中でなにしてんだ!?)

 

ちなみにタイミング悪くコウマがメディカルルームの扉の前に来てしまい、中の会話を聞いてしまい変な誤解が生まれそうになっていたが流石にこんな非常時におかしなことはしてないだろうと思い少し戸惑ったが扉を開く。

 

「お前等、なにしてんだ? (色んな意味で)」

 

そこにはあるケースを開き、そこからリンカーを取り出そうとしている調の姿があり、コウマは即座に彼女等がリンカーを使ってギアを安定させ、自分達が戦おうとしていることに。

 

「コウマ・・・・・・さん。 お願い、止めないで! 幾らウルトラマンでもアルカノイズや怪獣を同時に相手にはできないでしょ? 他のウルトラマン達も別のところに行くだろうし、せめてここに来てるアルカノイズ達は私達が引き受ける! アルカノイズ達と戦えるのは今は私と切ちゃんしか・・・・・・」

「別に、止めやしないさ」

 

コウマのその言葉を聞き、切歌と調は2人揃って「えっ?」と首を傾げた。

 

コウマなら多分、絶対そんなこと許さないとか言いそうだったので2人にとっては彼がそんなことを言うなんて少しだけ意外だったのだ。

 

「調、お前メディカルルームにも危険が及ぶって聞いた直後に飛び出したろ? それってさ、シンフォギアのこともそうだけど響を助けたいって思ったからだろ?」

「・・・・・・うっ、それは・・・・・・」

(バレてるデース)

 

コウマはそんな調の頭をポンポンっと軽く叩くとニカっと笑い「だったらこんな風に誰かを守ろうとしてる奴の邪魔なんかしねえ! むしろ手伝ってやる!!」と言い放ち、「3人で外の奴等ブチのめすぞ!!」と高らかに宣言し、切歌は「おーっ!」と右腕をあげる。

 

(ちょっと調子狂うなぁ、この人)

 

尚、なぜ調はここにリンカーがあるのことを知っていたのか・・・・・・それは調曰く「メディカルルームならシンフォギアのバックファイアを押さえる薬があってもおかしくないから」とのことで切歌もよくよく考えたら訓練の後にリカバリーを行うのもここだったので調はここにリンカーがあると思ったのだという。

 

(でもこれってもしかして奏さんの・・・・・・。 ちょっと、こいつ等に使わせてやってくださいね?)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また、ランとカイトは都内各所に出現したアルカノイズ達へと対処するために一度S.O.N.G.本部へと出るとランは腕のブレスレットから「ウルトラゼロアイ」を、カイトはポケットにしまってあったマックススパークを取り出す。

 

「デュア!!」

 

ランはウルトラゼロアイを目に装着するとランの姿が変わり、「ウルトラマンゼロ」へと変身し、カイトはマックススパークを左腕に押し当てるとそこから「ウルトラマンマックス」の姿へと変身し、ゼロは両腕を交差させた後に広げるとゼロの身体が輝き・・・・・・それぞれ赤き姿「ストロングコロナゼロ」と青き姿「ルナミラクルゼロ」へと分身する。

 

『えっ、そんなのできるの!?』

 

カイトはゼロが2人に別れたのを見て驚くがストロングコロナゼロが「マックスも分身できるだろ。しかも実態あるやつ」と言い、マックスは『まぁ、できないことはないが』と言ってマックスは大量の分身を生み出し2人のゼロもそれぞれ別れて空へと飛び立ち行動をすることに。

 

ちなみに、マックスの分身の一体はシェパードンを助けに向かった。

 

そしてマックス(本体)が担当するのはガリィとキューバのいる場所でマックスが空中から早速頭部にある「マクシウムソード」をアルカノイズに向かって投げつけ、マクシウムソードは地上は空中にいるアルカノイズを数体切り裂いて倒す。

 

「チッ、お邪魔虫が来たわね」

『ってなんだよ、あいつ非リア充じゃんか。 やる気出ねぇ・・・・・・』

「んなこと言ってる場合じゃないでしょーがぁ! 働け、この目玉」

『誰が目玉だ!!』

 

キューバはガリィに文句を言いつつも2人同時にスパークドールズとチブルスパークを取り出し、チブルスパークにスパークドールズをリードさせる。

 

『モンスライブ! レイキュバス!』

『モンスライブ! ガンQ!』

 

ガリィは海老や蟹のような「宇宙海獣 レイキュバス」へ、キューバは全身目玉の「奇獸 ガンQ」へとライブし、2体の怪獣はマックスへと立ちはだかる。

 

『目玉とか言われた直後にこれって・・・・・・』

『良いからさっさと行ってこい目玉!!』

 

レイキュバスに尻部を叩かれてガンQはバランスを崩しながらマックスに向かって突進する形となるが、マックスはストレートパンチでガンQの顔を殴りつけ、ガンQは顔のその巨大な目を×印にして倒れ込む。

 

挿入歌「ウルトラマンマックス」

 

『あの性根腐り人形・・・・・・何時かぶっ飛ばす・・・・・・!』

 

起き上がったガンQは頭部の巨大な目から光弾を放ち、それと同時にレイキュバスは口から炎を吐きだしてマックスに攻撃するがマックスは高速移動する「コメットダッシュ」でレイキュバスとガンQの後ろへと回り込み、レイキュバスに向かって駈け出して行く。

 

『シュア!!』

 

それに対してレイキュバスは振り返りざまに腕を振るって鋏でマックスを捕らえようとするがギリギリのところでマックスはしゃがみ込んでレイキュバスの攻撃を回避し、腹部に拳を叩き込む。

 

『チィ!! それなら!!』

 

するとレイキュバスの「右目のみ」が赤から青へと変わり、口から火炎弾、両手から槍の形をした氷の弾丸を発射するがマックスはマクシウムソードを手に持ってそれらを全て切り裂き、レイキュバスの一瞬の隙を突いてジャンプしレイキュバスをマクシウムソードで斬りつけようとするがレイキュバスは両腕に氷の剣を生成し右腕の剣で攻撃を防ぐ。

 

その隙に背後からガンQが襲いかかってくるがマックスはレイキュバスを蹴り飛ばした後に回し蹴りで蹴り飛ばす。

 

するとガンQは身体の目玉を3つマックスに向かって飛ばし、マックスを囲むと3つの目はマックスに向かって光弾を撃ち込み、マックスは直撃を受けてしまう。

 

『シュア!?』

 

マックスは様々な方向から飛んでくる目玉から発射される光弾に苦戦するが・・・・・・どうにか再びコメットダッシュを使ってガンQに急接近するとそのままマクシウムソードでガンQの身体を斬りつける。

 

『デヤァ!!』

「キジャアア!!?」

 

挿入歌「GO AHEAD〜すすめ!ウルトラマンゼロ〜」

 

一方ルナミラクルゼロはファラがモンスライブした「高速怪獣 テキサドル」と戦闘を繰り広げており、ゼロは槍型の武器「ウルトラゼロランス」を降るってテキサドルの腹部に叩きつける。

 

テキサドルはどうにかゼロと距離を取って念力波をゼロに向かって放ち、ゼロは瞬間移動能力で攻撃を回避するとテキサドルの背後に現れ、ウルトラゼロランスを降り下げて攻撃を行うがテキサドルは翼を大きく振るってゼロの攻撃を回避すると同時に翼でゼロの身体を叩きつけ、口から「青色破壊光線」という光線を放ちゼロに直撃させる。

 

『ぐあああ!!?』

『レイアじゃありませんけど、ここは派手にやりますかね?』

 

するとテキサドルは空中へと高速で飛び立ち、空中の一定の場所まで来るとそこから先ほどと同じ「青色破壊光線」を地上にいるゼロに発射し・・・・・・ゼロはウルトラゼロランスを高速回転させて光線を防ぐ。

 

『ミラクルゼロスラッガー!!』

 

光線を防ぎきったゼロは無数に分裂する光のゼロスラッガーで全方向から敵を切り裂く「ミラクルゼロスラッガー」をテキサドルに向かって放つがテキサドルは両腕から放つ念力波でミラクルゼロスラッガーの動きを止め、そのままそっくりゼロへと跳ね返す。

 

『なに!?』

 

ゼロは右腕をあげるとそこに雷が集まり、その集まった雷を自分に向かって来たミラクルゼロスラッガーに向かって放ち相殺し・・・・・・そのまま雷はテキサドルに直撃する。

 

「グアアア!!?」

『フッ、やるじゃねえか。 今のは少しビビったぜ』

『くっ・・・・・・あなたこそ・・・・・・!』

 

そしてストロングコロナゼロはレイアがモンスライブした「異次元超人 エースキラー」と戦闘を繰り広げており、エースキラーは右手のナイフを振るうがゼロはその腕を掴みあげて背負い投げを繰り出す。

 

それによって地面に倒れ込むエースキラーだがすぐさま自分の腕を掴んでいるゼロの腕を振り払い、額から放つ「エメリウム光線」をゼロに撃ち込むがゼロは「おっとあぶねぇ!!」と言いながら後ろに後退し、立ち上がったエースキラーは両腕を十時に組んで放つ「スペシウム光線」をゼロに向かって放つ。

 

『ガルネイドォ!! バスタァー!!』

 

左腕のウルティメイトブレスレットを叩いた後、右腕を突き出して放つ炎状の強力光線「ガルネイドバスター」を繰り出し、ゼロはスペシウム光線を相殺する。

 

『成程、ウルトラ兄弟というウルトラマン達の力を使えるだけあって中々派手だな。 このエースキラーというのは・・・・・・中々気に入った。 派手に行かせて貰おう』

 

エースキラーにライブしたレイアがそう言い終わるとエースキラーはナイフをゼロに向かって投げつけ、ゼロはそれをはたき落とすが直後にエースキラーのドロップキックが目の前に飛び込んできていることに気づき、ゼロは咄嗟に両腕を交差してガードする。

 

『チッ!』

 

エースキラーはすかさず攻撃の手を止めずナイフをすぐに拾い上げた後、左腕の鉤爪とナイフを使ってゼロに攻撃を加えようとするがゼロはそれらの攻撃をどうにか避け、炎を纏った拳を敵に叩き込む「ストロングコロナアタック」で反撃し、エースキラーの胸部に何発も拳を連続で叩き込む。

 

『ぐおっ!?』

『そっちが派手にくるってんなら、こっちはド派手にブチかますぜ!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場所を本部に戻し、コウマとリンカーの投与を完了させた調、切歌は外に出て早々、調と切歌の2人はギアを纏ってアルカノイズの軍団の前に立ちはだかる。

 

そしてコウマもギンガスパークと1つのスパークドールズを取り出し、スパークドールズをギンガスパークにリードさせる。

 

『ウルトライブ! ウルトラマンネオス!』

 

コウマは初代ウルトラマンにも酷似した戦士、「ウルトラマンネオス(等身大)」へと変身し、ネオスは切歌と調の隣に並び立つ。

 

挿入歌「ジェノサイドソウ・ヘヴン」

 

 

調は「歌」を口ずさみながらアルカノイズ達に向かって切歌、ネオスと共に駆け出し、彼女のツインテールの部分のアームドギアから小型鋸を大量に射出して攻撃する「α式 百輪廻」の雨をアルカノイズに喰らわせて消滅させ、切歌は鎌のアームドギアの刃を3枚に分裂させ、ブーメランのように飛ばして左右から挟撃する「切・呪リeッTぉ」をアルカノイズ達に炸裂する。

 

『シュア!!』

 

手先にエネルギーを集中させて放つチョップ、「ウルトラ・サンダーチョップ」で2体のアルカノイズに繰り出した後、ジャンプして空中から急降下キックをアルカノイズの一体に喰らわせた後、腕を交差させ、パンチと共に光弾を放つ「ネオス・ナックル・シェル」を連射してアルカノイズ達に直撃させ、消滅させる。

 

するとそこにアルカノイズ2体が腕から出した白い触手でネオスの腕を拘束するが・・・・・・その触手を切歌と調がアームドギアで切り裂いてネオスを助け出す。

 

『よし、同時攻撃だ!!』

 

ネオスの言葉に切歌と調は頷いて3人同時にジャンプし、ネオスはエネルギーをリング状にして投げつける光のカッター、「ネオ・スラッシュ」を、切歌と調はそれぞれ先ほどと同じ「切・呪リeッTぉ」と「α式 百輪廻」を繰り出し、アルカノイズ達の身体を次々と切り裂く。

 

『どうだ2人とも? 調子は?』

「悪くないデス!」

 

ネオスの言葉に切歌と調は頷き、3人は再びアルカノイズへと向かって行くのだが・・・・・・その時、司令室から弦十郎の「お前達! なにをやっているのか分かっているのか!?」という怒鳴り声が聞こえて来たが、それには切歌は「分かってるデス!!」と答えた。

 

『なに!?』

「今の内に、強化型シンフォギアの完成をお願いします!」

『っ・・・・・・!』

 

切歌と調はアルカノイズ達のシンフォギアを破壊する発光部分をなるべく避けながら戦い、切歌はアームドギアで横一線に大量のアルカノイズを切り裂く。

 

「当たらなければあああああ!!!」

 

スカートを円状の刃に変形させ、体を回転させて周囲を斬り裂く「Δ式 艶殺アクセル」で調は周りのアルカノイズ達を斬りつけて消滅させ、それを見たネオスは「そのスカート武器になんの!?」とか驚いていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メディカルルームで眠る響は・・・・・・今は夢を見ていた。

 

昔の夢、ツヴァイウイングのライブを観に行き、そこで起きた惨劇によって学校で孤立して嫌がらせを受け、家には家中に貼り付けられた「人殺し」「金泥棒」「お前だけが助かった」等と書かれた張り紙。

 

そんな現実に母の胸の中で泣く自分・・・・・・そして、そんな現状に耐えられず家を出て行こうとする自分の父親・・・・・・。

 

『私、みんなでまた暮らせるようにリハビリ頑張ったよ? なのに、どうして? お父さん・・・・・・!』

 

必死に手を伸ばして父親を引き止めようと手を伸ばす響だったが・・・・・・その手は届かず・・・・・・。

 

そこで響は目尻に涙を浮かべながら今まで閉ざされていた目を開き、目を覚ました彼女は自分が伸ばした手を見つめる。

 

(大切なものを壊してばかりの私・・・・・・でも未来は、そんな私に救われたって励ましてくれた・・・・・・)

 

そんな彼女の気持ちに応えようと響は起き上がるが、胸にぶら下げてあったガングニールが無くなっていることに気づき、彼女はミカに胸のガングニールを壊されたことを思い出した。

 

「そっか・・・・・・確かあの時・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

またネオス達が戦っている場所ではミカが高圧縮カーボンロッドを手に持ち戦いに参戦し、最初に切歌へと襲いかかり切歌はアームドギアでミカの攻撃を防ぐ。

 

助太刀しようと近づく調をもう片方の手から出現させたカーボンロッドで切歌を横から殴りつけて吹き飛ばし、調を巻き込んで2人は壁に激突してしまう。

 

『切歌! 調!!』

 

ネオスは2人の元に駆けつけようとネオスの前にテレポートでガッツ星人 ボルストがいきなり出現し、両手から放つ光線をネオスに浴びせ、吹き飛ばす。

 

『ヘアッ!?』

『貴様の相手はこの俺様がしてやる!!』

 

ボルストはチブルスパークと1つのスパークドールズを取り出すとスパークドールズをチブルスパークにリードさせ、ボルストは「超古代怪獣 ファイヤーゴルザ」へとライブし、等身大のままのネオスを踏み潰そうと足を振り上げるが・・・・・・ネオスはそれをどうにか避ける。

 

そしてネオスはゴルザの相手をするために巨大化し、ネオスはゴルザをこの場所から遠ざけるためにジャンプしてゴルザの後ろに回り込み、ゴルザの尻尾を掴んでフルスイングして投げ飛ばす。

 

『切歌、調! すぐ戻ってくるからそれまで耐えろよ!』

「そっちは任せました」

 

調の言葉に頷き、ネオスはゴルザへと向かって駈け出す。

 

挿入歌「ウルトラマンネオス TYPE 2001」

 

それに対しゴルザは頭部から放つ「強化超音波光線」をネオスに向かって放つがネオスはジャンプしてそれを回避し、ゴルザの頭部に向かって跳び蹴りを叩きこむ。

 

『シュア!!』

 

ネオスの攻撃に怯むゴルザだがすぐに尻尾を振るってネオスの身体を叩きつけて反撃し、ネオスは軽く吹き飛ばされてしまう。

 

『グア!?』

「グルアアアアアア!!!!」

 

倒れ込んだネオスに素早く近づいてゴルザはネオスを足で踏みつけようとするがネオスはそれを両手で掴んで受け止め、どうにか押し返しゴルザから離れて立ち上がる。

 

『ジュア!!』

 

ネオスはゴルザに向かって行き胸部に拳を2発叩き込むがゴルザはそれに対してあまり怯むことはなく、逆にネオスを殴りつけて反撃し、ネオスはゴルザの前で膝を突いてしまいゴルザに首を締め上げられるが・・・・・・腕を交差させ、パンチと共に光弾を放つ「ネオス・ナックル・シェル」をゴルザの腹部に近距離から連射して攻撃しゴルザは手を離して腹部に手を押し当てながら後退する。

 

「グルゥ・・・・・・!」

 

一方でミカと戦う切歌と調はというと・・・・・・。

 

「ジャリンコ共ぉ~。 アタシは強いゾ?」

 

ミカはカーボンロッドを向けながら切歌と調にそう言い放つと2人はムッとした表情を浮かべ、2人はさらに新しいリンカーを取り出し、それを司令部で見ていた弦十郎は「2人を連れ戻せ!!」と指示するが・・・・・・。

 

「やらせてあげてください!!」

「っ・・・・・・!」

「これは、あの日道に迷った臆病者達の償いでもあるんです!」

 

そこでマリアが弦十郎を止め、彼は「臆病者達の償い?」と問いかけるとマリアは頷き、彼女は「誰かを信じる勇気が無かったばかりに迷ったまま独走した私達。 だからエルフナインがシンフォギアを蘇らせてくれると信じて戦うことこそ私達の償いなんです!」と弦十郎に言い放ち、彼女は血が出るくらいに唇を噛み締める。

 

「・・・・・・」

 

そして切歌と調は互いに手を重ね合わせ、互いの首筋にリンカーを突きつけ合う。

 

「2人でなら・・・・・・!」

「怖くないデース!」

 

2人は互いにリンカーを身体に投与し、ミカの方へと顔を向けるが・・・・・・直後に調と切歌の鼻からリンカーを2回も投与した影響のせいか、彼女らの鼻からは血が流れていた。

 

「フン、鼻血がなんぼのもんかデース!」

「うん、行こう切ちゃん! 一緒に!」

「切り刻むデス!」

 

挿入歌「Just Loving X-Edge」

 

切歌は2本のアームドギアを合体させ、三日月型の刃を左右に備える大型の鎌を形成した「対鎌・螺Pぅn痛ェる」を構え、調はツインテールに装備されたアームドギアの鋸を巨大化させ、ミカはそんな彼女等のやる気に「おっ! 面白くしてくれるのか!?」とどこか嬉しそうに言いながらカーボンロッドを2人に投げつける。

 

だが2人は素早くそれを避けてミカへと一直線に向かって駈け出し、ミカは両掌の発射口から無数にカーボンロッドを切歌に向かって射出するが・・・・・・切歌は背中の武装のブースターを使って加速しアームドギアでミカに斬りかかるがミカはカーボンロッドでガードするが・・・・・・すぐにそれは砕けミカは後ろへと後退。

 

そこを狙って調が空中からツインテール部分を伸縮可能なアームとして扱い、2枚の巨大鋸を投擲する「γ式 卍火車」を繰り出すが・・・・・・ミカは新たに出したカーボンロッドでそれらを弾くが・・・・・・調はすぐさまアームドギアから巨大な円状の刃を形成し、内側に乗り高速で突進する「非常Σ式 禁月輪」をミカに繰り出し、ミカはカーボンロッドでそれを受け止め防ぐ。

 

調は一度ミカから離れて切歌と同時に攻撃を繰り出すがミカはそれすらも防ぎ、今のところミカの防戦一方のように見えるが・・・・・・ミカは明らかにまだまだ余裕といった態度を見せており、彼女は不気味な笑みを浮かべる。

 

切歌と調は同時に飛び上がって足に鎌と鋸の装備を出現させて同時に跳び蹴りをミカに向かって繰り出すがミカは炎のバリアでそれを防ぎ・・・・・・「ドカーン」と呟くとバリアが爆発して切歌と調を吹き飛ばす。

 

『切歌!! 調!!』

 

その光景を見たネオスは2人の元に向かおうとするがその隙を突いてゴルザが両手から相手を拘束する光線を放ち、ネオスを拘束して動きを止める。

 

『テメッ! 離せ!!』

『どうやら向こうはもう決着がつきそうだな。 お前はそうして仲間がやられるのをなにも出来ずに見ているが良い!』

 

そして切歌と調は先ほどの爆発のダメージで2人は膝を突いており、悔しそうに声をあげる。

 

「・・・・・・このままじゃ、なにも変わらない。 変えられない・・・・・・!」

「こんなに頑張っているのに! どうしてデスか! こんなの嫌デスよ・・・・・・! 変わりたいデス!!」

 

苦痛にも似た声でそう叫ぶ切歌と調だが・・・・・・ミカはそんな2人の気持ちなどお構いなしに攻撃を仕掛けようとしてくる。

 

「まぁまぁだったゾ! でももう遊びは終わりだゾ!!」

 

嫌らしい笑みを浮かべて次から本気で2人を潰そうとするミカ、頭の2つの縦ロールのブースターで一気に切歌と距離を詰め寄り、手から出したカーボンロッドで胸のシンフォギアのコア部分を破壊し、切歌は吹き飛ばされシンフォギアを破壊されたのだ。

 

「切ちゃん!!」

 

調は切歌の元へと駆けつけようとするが調の前にミカが投げたカーボンロッドが降り注いで爆発し、足止めを喰らってしまう。

 

「・・・・・・っ!」

「余所見してると後ろから狙い撃ちだゾ~?」

「邪魔しないで・・・・・・!」

「仲良しこよしでお前のギアも壊してやるゾ!!」

 

そこでキャロルから「適合係数の低いそいつ等に用はない、好きに始末しろ」と指示を受けたミカは「分かったゾ~」と答えアルカノイズ、さらにチブロイド達を出現させる。

 

先ほどまでいたアルカノイズ達はほぼ倒したというのに、さらなるアルカノイズにチブロイドまで出現し、そんな状況を見た切歌は調に逃げろと言うが・・・・・・。

 

「切ちゃんを置いて逃げるなんてできない! 私の命は切ちゃんに救われた命だもの! 切ちゃんのために全部使うんだ!!」

 

調は2つ増えたアームドギアの鋸を回転させてアルカノイズ達の攻撃をなるべく避けながらアルカノイズ達を切り裂くが・・・・・・チブロイド達も銃を持って光弾を放ってくるため、調は苦戦を強いられてしまう。

 

さらに自分のアームドギアと同じように発光部分を回転させて攻撃してくるアルカノイズの攻撃を受け止めたせいでそれを受け止めたアームドギアの部分が破壊されてしまう。

 

「くっ、どけええええええええ!!!!」

 

次々とやってくるアルカノイズやチブロイド達に調は次第に押されていく。

 

「誰か・・・・・・助けて欲しいデス・・・・・・。 あたしの友達、大好きな調を・・・・・・!」

 

そして遂にアルカノイズの放った触手が調のギアのコア部分を破壊し、その衝撃でギアが破壊されて彼女は倒れ込んでしまい、チブロイドやアルカノイズ達は調と切歌の周りを囲む。

 

『さっさと離せこの鳥頭ァ!!』

『ウルトライブ! ウルトラマンギンガ!』

 

そこでコウマはネオスから「ウルトラマンギンガ」へとライブし、その時の衝撃でゴルザの拘束を解いて彼女等に向かって駈け出す。

 

「あたしは・・・・・・良いんデス! 誰か調を・・・・・・!! 誰かあああああああああ!!!!!」

 

切歌は悲痛そう泣き叫ぶが・・・・・・アルカノイズ達は無情にも彼女等にトドメを刺そうと触手を放つが・・・・・・。

 

『ウルトライブ! ウルトラマンビクトリー!』

「『誰か』なんて・・・・・・釣れねえこと言ってくれるなよ?」

 

切歌と調は恐怖で瞑った目をそっと開けると・・・・・・調の目には1つの剣が、切歌には自分を抱きかかえて守ってくれる者が目に映った。

 

「剣・・・・・・?」

「あぁ、振り向けば風が鳴る剣だ!!」

 

調の前にいたのはアルカノイズ達を一瞬で炭化させさらにチブロイド達を破壊した翼とクリスが立っており、同じように一瞬でアルカノイズとチブロイドを倒した等身大に戻ったギンガと「ウルトラマンビクトリー」とが切歌を抱きかかえていたのだ。

 

「零無・・・・・・!」

『悪い、修行が長引いた・・・・・・。 よく、俺達が来るまで頑張ったな』

 

ビクトリー達の姿を見て切歌はほっとした表情を浮かべ、ビクトリーは切歌を降ろすとミカの方へと振り返る。

 

「おぉ~! なんだなんだ!? また遊んでくれ・・・・・・『ウルトランス! EXレッドキング! ナックル!』ぐばはあああああああ!!!!?」

 

そこにビクトリーが話している最中のミカに向かってEXレッドキングナックルを全力で叩きこみ、彼女を吹き飛ばしたのだ。

 

『オイ、デク人形。 遊んで欲しいなら俺が遊んでやるよ・・・・・・!!』




零無だったら修行とか完了云々言わずに来るんじゃ無いかって思うかも知れませんけどその辺の描写は次回に持ち越しです。
今回は入れるタイミング掴めませんでした・・・・・・。
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