モモンガ様の眼窩をねぶりたいだけの話   作:高反発枕

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スマホでろくに添削せず書きなぐっているのでそのうち大規模に編集する可能性大。
主人公視点。


部下の忠誠心が上司に心労をためる話

 

魔法詠唱者の攻撃(物理)怖すぎだろ…。

ステータスの関係で殴られようと無傷だが、無言でやられると見た目もあいまって安物のホラーアトラクションのようだ。

確かに不躾な行動だったとは思う。しかし上下関係がはっきりしている女性にセクハラするよりはましでしょ?そんな意味を言語補正が掛かるなか言葉を尽くせばなんとかやめてもらえた。ついでにフレンドリーファイアが解禁されていることも分かったし、一石二鳥じゃないですか!的なことをいえばまた殴られた。酷い。

そうして二流漫才のようなやり取りを繰り広げたのち、早めにアンフィテアトルムへ向かおうと話がまとまった。

 

ギルド内ならほぼどこでも行ける指輪、リング・オブ・アインズ・ウール・ゴウン。その性能を確かめる良い機会じゃないか?とモモンガさんに提案すれば了解を得られたので、普段は外にいるため外していた指輪をいそいそと指にはめる。

さあ行くか、二人揃って何気なく前を向けば、セクハラされそうになっていたアルベドが視界にはいる。息が荒くなっていた。もう一度いう。アルベドの息が荒くなっていた。この短い間にいったい何が起こった。モモンガさんの方を見ればこちらもアルベドの様子に気づいたようなのでメッセージを飛ばす。

 

ー何かしましたねモモンガさん

ー断定口調はやめてください!何もしてませんよ!

 

モモンガさんは無実なようだ。となるとあの発情期ですといわんばかりの表情はなんだ。何に発情したの…こわ…。しかも雰囲気がリアルで付き合ってたヤンデレストーカーちっくの子と一緒であるというおまけ付き。

 

ーモモンガさんじゃないなら放置。転移しましょう

ーえ!

ーえ?

ーいや、理由くらい聞いといた方が今後のためになるかな、と

ーほう。つまりリアルでも魔法使いなモモンガさんはどう見ても発情期な女性に何で発情してんの?と聞けると。いやぁ、勇気あるな流石ギルマス

ー…

ーついでに、彼女の雰囲気以前話してたヤンデレストーカーちゃんとそっくr

ー転移しましょう!そうしましょう!

ー了解

 

ヤンデレストーカー。略してヤンストの対処法は私的に飴と鞭の飴のみ与えること。飴が分からないうちは手を出さない方がいい。

 

転移する間際、奇声が聞こえたのが良い証拠である。

 

 

 

 

 

ところかわってアンフィテアトルム。

男装少女と男の娘の双子が迎えてくれる。あの動く18禁の業は深い…。そして二人を可愛いと思えてしまう俺の業。大差ないのは人間だからだねしょうがないね。

 

話すと口調から怖いかな、と気遣って挨拶は控えめ対応。モモンガさんは容赦なく話しているが、双子は目をキラキラさせて聞いている。はたから見れば悪い魔法使いが幼児を洗脳して連れ去る間近といったところか。そんなことを考えてたら睨まれた。おかしい…メッセージしてないのに…。

 

 

守護者が集まるまでモモンガさんが魔法の実験をするというので見学。不思議だ骨が格好よく見える。華麗に魔法を放つ姿を見るとスキルは問題なく使えるようだし、とりあえずは大丈夫か、と転移してから緊張していた身体の力を抜く。何にしても途方もない世界に来てしまったものだ。

観客席から空を仰げば星空が広がっている。ブルー・プラネットさんは本当に良い仕事をしたもんだ。

 

 

アルベドに触れさせずにいたのは、近距離での万が一を考えて。

モモンガさんを茶化すのは、自分が最終日集まろうといったせいで巻き込んだと思わせないため。

誘われたのに自分もスキルの試し撃ちをしないのは、双子に手の内を見せないため。

 

いざとなればモモンガさんを連れて逃げなければ、と気を張っていたのが馬鹿らしく思えるほど綺麗な星空である。

 

 

 

 

そうこうしているうちに守護者が揃ってきたようだ。モモンガさんにメッセージで呼ばれて隣に行く。

 

やがて始まる忠誠の儀。

 

それを受けて思うのだ。あ、これアカンやつや、と。

 

 




次はたぶんサブターゲット視点。

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