小ネタ 稲川●二のモノマネ風エオルゼアの怪談 作:白浜 真砂
原作:ファイナルファンタジーXIV
タグ:ファイナルファンタジー FF14 FFXIV 妙に変だなぁ~ おでん FINAL FANTASY XIV
ほとんど実話ですw
なので稲●さん風ではなく●川さんのモノマネ(をしている●田さん)風なんです。
あのコーナーはずいぶん前に終わってしまいましたけど今でも大好きなコーナーで、たまにYouTube等で聞き返してはニヤニヤ笑っています。
これは、アタシが丁度一年前に実際に体験した話なんですけどね……。
……あの時アタシはラベンダーベッドの拡張区に小さな家を買ったばかりでねぇ、やったー!自分の家ができたぞー!なんて言って、そりゃあもう大喜びしていたんだ。
それで、最初の外観のまんまじゃあつまらないなーアタシもそこそこギャザクラをかじってるからせっかくのマイホームなんだし自分でカスタムしてみようかなーなんて思い立った訳なんですよ。
どんな風にしようかなーなんて言いながら早速制作手帳でレシピを見てみたら、わ、びっくり!
だって切石や御影石、石灰岩なんかが何十個っていう単位で必要になるっていうんだもの。しかも切石なんて御影石3つで一個作るものだときたもんだ。
それでも一生懸命お金を貯めて買った自分の城ですからねぇ、家からならテレポ代もそんなにかかんないからって、手始めに御影石を掘りにね、黒衣森中央森林のスカンポの安息所に行ったんだ。
アタシはよーし掘りまくるぞーって張り切ってね、しばらく一生懸命石を掘っていたんだ。するといきなり辺りが夜みたいに暗ーくなってね。
あれー?妙に変だなぁ~。だっておかしいじゃない、今はエオルゼア時間では昼の12時を少し回ったばかりなんだから。
それにアタシの周りにいつの間にか小さい光がふわふわーって飛んでいる。
あれー?急に暗くなったと思ったら今度はホタルがそこらじゅうに飛んでいるぞ?嫌だなぁー怖いなぁー。でもこんなにホタルがいっぱい飛んでいるなんてリアルでもめったに見られないからラッキーだなぁー。きっと芽吹きの池から飛んで来たんだろうなぁー。いやーホタル綺麗だなぁー。
そんな風にホタルに見とれていたら、今度はいつの間にか私のすぐ近くに真っ黒い鎧を着て真っ黒い馬に乗った人が来て、その辺の草むらをゆーっくりと歩いているんだ。
あれー?あの人何であんなにゆーっくり歩いているのかなー?マウントに乗ったままゆっくり歩くのって以外と操作が難しいんだよなぁー。あの人凄いなぁーコツとか聞いたら教えてくれるかなぁー。
それにあの馬、どこで手に入るのかなぁー。課金なのかなぁー?もし課金だとしたら三千円位はしそうだなぁー。いいなぁー羨ましいなぁー。
それにしてもこの人、何でこんな所をうろついているのかなぁー?もしかしたらこの辺にモブでもいるのかなぁー怖いなぁ怖いなぁー。でも万が一モブが襲ってきてもあの人がやっつけてくれるだろうから心強いなぁー。
そうしているとその黒い鎧を着た人が、こうふっと振り向いてアタシの方に向かってゆーっくりと歩いて来るんだ。
あっ、もしかしたらジロジロ見すぎちゃって気を悪くしたのかなぁー悪い事したなぁー。あの人に謝らないといけないなぁー。
……そう思ってアタシ、その人に恐る恐る近づいて行ったんですよ。するといきなり、その人がズバッ!とアタシを一刀両断に切り捨てた。
「ぎゃああああぁぁーー!」
アタシは物凄い悲鳴を上げてねぇ、そのまま地面に倒れちゃったんだ。
あぁーこの人めちゃめちゃ怒っていたんだなぁー。でもPVPエリアでもないフィールドで通り魔みたいに人に斬られるなんて恐ろしいなぁー。もしかしたら変なツールでも使っているのかなぁー運営に報告しないとなぁー。
アタシは悪い事は見過ごせないたちなんでね、早速メニュー画面を開いてハラスメント行為だって通報しようとした訳だ。そしたらいきなりどっかから「オーディン出現しました」ってシャウトが聞こえたと思ったらあれよあれよといううちに沢山の人が集まってきて、その中にいた白魔さんがレイズをかけて私を生き返らせてくれたんですよ。
……そこでアタシ気がついちゃったんだ。あぁ、この黒い人はプレイヤーじゃなくって蛮神なんだって。