ゼロの使い魔~月の使者~   作:不知火 椛

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いやー、一気に熱くなりましたね。
それに、ようやく台風も出来ましたね。来なくていいけどw

何故か早く書けてしまいました。
あれ?おかしいな。もっとかかると思ったのに...

うだうだ言っていても仕方ありません。
それでは本編をどうぞ!


8話 極秘任務4

「オボロ、大丈夫ですの?」ユーンは心配そうに朧に声を掛けた。しかし、

 

「オボロ?聞いていますの?」ユーンは首を傾げる。

 

それもそうだろう、何故だか朧はユーンの呼びかけに全く反応しなかったのである。

そこで、ユーンは朧に触れようとした。が、ユーンの手は朧に触れられなかった、いや、

()()()()()()()()()()()()()()()()。その瞬間

 

「!?...なに?眩しい!」急に朧を中心に周囲を真っ白に染める閃光が放たれたのだ。

 

「何!?目くらましかい!」フーケも余りの眩しさに目を逸らした。すると、

 

「高みの見物をしようと思っていたら、ユーンが空からやって来たから驚いたよ。思わず全速力で来ちゃったよ。」と苦笑いしながら先程まで朧が居た位置に変わらず居た。

 

変わらずと言うには語弊がある。何故か足元に不思議な細長い物体の上に乗っていた。

そして、その物体は何故か宙に浮いていた。

 

「お、オボロ?大丈夫ですの?」と戸惑いながらもユーンは聞いた。

 

「ああ、見ての通りピンピンしてるよ。怪我もしていない。」と両手を広げて見せた。

 

「さ、先程はどうしたのですか朧!」と安心したと同時に怒った。

 

「ごめんごめん。()()()()()()()()()()()()()()()()()。」と謝った。

 

「え?さっきまで、確かにここに居たはずですよ!」

 

「ああ、それはね――」

 

「で、あんたたちはいつまで話してるんだい!」そう言いゴーレムで攻撃をしてきた。

 

「え?きゃあああ!」ユーンは咄嗟の事に目をつぶる。

 

「ユーン、怖がらなくても大丈夫。」そう言うと朧は手のひらをゴーレムに向ける。

 

すると、ゴーレムは何かに穿たれた様に吹き飛んだ。しかし、近くには何もない。朧が何かをしたのはわかるが、何をしたのかわからない。ただ、同じような光景を使い魔お披露目会でユーンは見ていた。あの時よりも打ち貫いている物の強度も大きさも違うが。

 

「ユーンも来ちゃったし、もっと色んな魔法を見てみたかったけど、ここで終わらせてもらうよ。フーケさん。」そう軽く朧はフーケに向けて言う。

 

「さて、使い魔お披露目会で使った物の答え合わせだ!」そう言い手を掲げる。

 

すぐさま、フーケは何かに備え、攻撃を朧にまたゴーレムで行った。しかし、その拳は朧に届くことは無かった。手前で攻撃は止まってしまっている。

 

「!?何だい!押しつぶしてしまいな!」そう指示するもこれ以上は見えない壁があるかのように朧の手前で阻まれている様子だった。

 

「え?一体何が起こって...?」ユーンも目の前の光景に目を再び疑う。

 

「ああそうか、そう言えば()()()()()()()()()()()()()。」朧は二人の反応に満足したかのように笑うと、指を鳴らした。すると、何もなかった空間からうっすらと6つ、朧達を囲むように細長い物体が現れたのだ。(大きさは朧達の身長よりも、長かった。)

 

「!?何だいそれは!」フーケが突如現れたソレを指して言った。

 

「これは、先程の...」と、ユーンはさほど驚いてはいなかった。

 

「ああ、これかい。これは、超電磁物投射砲(レールガン)核防御(コアシールド)ユニットさ。ま、単語だけ聞いても理解は出来ないだろうけどね。」そう言うと6つある先端を全てゴーレムに向けた。

 

「そんな、棒切れで私のゴーレムの攻撃を防いでいたって言うのかい!」フーケは信じられないとばかりに、目を見開いて言った。(ゴーレムから見ると指の長さくらいである。)

 

「オボロ、これは一体?それに、レールガン何とかとは?」とユーンは言った。

 

「んー、簡単に言うと。攻撃を防御できる、浮遊砲台って言った方が簡単...かな?まあ、大雑把(おおざっぱ)に言えばだけれども。」と苦笑いをしながら言った。

 

「はあ...とりあえず、攻撃も守る事も出来る砲...と言う事ですの?」とユーンは何となくわかりました、とばかりに首を傾げて言った。

 

「まあ、今はそんな感じで大丈夫だよ。」と笑って言った。

 

「ふざけるな!そんなもので私のゴーレムが止められる訳がない!もう一度だよ!」そう言うと、またゴーレムの拳が飛んできた。

 

「オボロ!」ユーンが叫ぶ。魔法を詠唱しようと思ったが間に合わない。

 

超電磁物投射砲(レールガン)連装三重連基(デュアルトリオ)―撃て」即座に3つずつ連結して2門の細長い物が出来上がる。

そして、音速を超える弾がゴーレムに向け投射された。その瞬間

 

「な!?うわあああああああ」フーケはゴーレムもろとも吹き飛んだ。いや、消し飛んだ。

 

「これ以上、時間を掛けたら才人たちに合流する時間が延びちゃうからね。終わらせてもらったよ。でも、射角は調節したからまだ生きているはず。」そう朧は言うと、レールガンユニットの一つに乗ってフーケを探し始める。

 

「多分この辺りに居るはず。」そう言い上から辺りを見渡す。

 

「ああ、居たいた。気絶しているみたいだな。」そう言いフーケが気絶しているのを確認(また暴れられては困るので杖も取り上げた)して、ユーンの居る所に戻った。

 

「オボロ、フーケは?」と心配そうに朧に聞く。

 

「ああ、気絶しているみたいだ。まあ、大丈夫だろ。」そう言い杖をユーンに渡す。

 

すると、すぐにフーケは気がついた。

 

「やっほー、気分はどうかな?フーケ」朧はニヤニヤ笑いながら言った。

 

「あんた!っつ、縄か...(ほど)け!」と睨み付けながら言った。

 

「別に今から聞く質問に、全て正直に答えれば開放することも考慮はするけれども?」朧はフーケの目を見て笑いながら言った。

 

「胡散臭い笑みを浮かべて、そんな奴信用――」

 

「ふうん、家族はいいのかい?」突然朧から発せられたその言葉に

 

「な!?何でそれを!」フーケの表情が変わった。

 

「ふーん、家族がちゃんと居るんだ」とニヤリと笑う。

 

「...お前、私に鎌をかけたね!」フーケの表情が怒りのそれに変わる。

 

「オボロ?どう言うことですの?」後ろで様子を見ていたユーンが聞いてきた。

 

「まあ、簡単な事さ。今回はただ適当に揺すってみただけだよ。まさか、一発目で的中するとは思わなかったけれどね。」と肩を竦めながら言った。

 

「成程、そう言う事でしたか。ですが、何故開放なんて...」

 

「ああ、フーケは今回利用されていたみたいだし、それほど執着している様に見えなかったからね。まあ、大方これが終わったら、帰るつもりだったんじゃないかな?せっかく監獄から出て自由の身になった訳だし。」そう言いフーケの方を向く。

 

「ちっ、全部お見通しって訳かい。」と舌打ちをした。

 

「さあ、どうだろう?(あれ、適当にありきたりな事言ったら当たった。)」と肩を竦めつつ、朧自信が内心驚きながら言った。

 

「で、どうする。素直に質問に答えて解放されるか、またいつ出られるかわからない監獄に戻るか、選べ。」選択肢を朧は突きつけた。

 

「...はあ、いいだろう、答えるよ。」フーケは観念した様に言った。

 

「うんうん、可能性を捨てないって大事だよね。じゃあ、先ずは――」

 

「お前を解放した奴の後ろにいる組織は何だ?」声のトーンが下がった。

 

「っつ。さあ、確かじゃないけど、レコン・キスタって名乗っていたよ。」フーケは答える。

 

「レコン・キスタ!?アルビオンに出来た王族に反旗を翻しているあの組織...」とユーンはバックに着いていた組織が大きい事に驚いた。

 

「へー、じゃあ、次。組織の目的は?」

 

「さあ?あいつは、アルビオンを統一した後、トリステインに攻め込む、そして、国家を統一した後、聖地を取り戻すって言っていたけど。」

 

そして、いくつか質問をしていると、様々な事がわかっていった。フーケが元貴族である事も。

 

「ああ、」

 

「成程、大体聞きたいことは聞き終えたし、もういいよ。」そう言い朧は立ち上がった。

 

「で、ユーン。どうやってアルビオンに向かうんだい?船かな?」朧はしばらく黙ってやり取りを聞いていたユーンに話を振った。

 

「ええ、本当はそうしたいのですが、時間が――」とユーンが言おうとした時だった。

 

上から竜が降りてきたのだ。突然の出来事にフーケと朧の二人とも驚いた。先程までの朧と打って変わってびっくりしていたのでユーンは笑っていた。

 

「あ、シルフィード!ごめんなさいね、今まで放っておいて。」すぐにシルフィードに駆け寄った。するとシルフィードは、そんな事はどうでもいいと言わんばかりにキュイ!と鳴くと、すぐさま身を屈めた。まるで、すぐに乗れと言っている様である。

 

「どうしたんですの?」とユーンは首を傾げる。

 

その様子にシルフィードはキュイ!キュイ!と怒ったように首を伸ばしユーンを口で咥えると背中にひょいと乗せた。そして、朧の方を向いてキュイ!と鳴いた。

 

「はいはい、そう急かすなって。」そう言い朧はシルフィードに跨る。

 

「ふう、驚きましたわ。では、シルフィードお願いいたしますわ。」ユーンがそう言うとシルフィードは飛び立った。そして、その様子を見ていたフーケはギョッとした。まだ朧から縄を解いてもらっていないのである。

 

「ちょっと、あんた達約束と違うじゃないか!」と焦りながらフーケは叫んだ。

 

「ああ、そうだったね。約束は守るよ。」そう言うと朧は指をパチンと鳴らす。

 

すると、レールガンユニットが一基フーケに近づく。その様子にギョッとするフーケだったが、砲撃が来ることは無かった。紐を一瞬で切ると朧達の居た空に飛び去って行った。そして、先程までいた朧達も既に彼方へと飛び去ってしまっていた。フーケはため息を吐いた。

 

「は、もう私は用無って事かい。まあいいさ、私は釘を刺された事だし、素直に帰るとするかね、あの子達ともしばらく会っていないし。私もえらく臆病になったもんだ。」もう一度やれやれとため息を吐くと立ち去った。しかし、気持ちとは裏腹に顔は笑顔だった。

 

ラ・ロシェールを飛び立った朧達は才人たちと合流するため、タバサの使い魔であるシルフィードでアルビオンに向かっていた。(展開していたレールガンユニットはまた不可視となっている)

 

「先程と同じことを聞きますが。どうして、オボロはフーケを逃がそうと考えたのですか。」とユーンは再び、同じように朧に聞いた。

 

「んー、何となくかな。」と今度は曖昧に答える。

 

「本当に、何となくですか...?」朧の瞳を覗き見てもう一度聞く。まるで、そんなのはうそです。と確信を持ったかのような問いかけだった。

 

「ははは、まあ、今後は何もしないだろうし、おとなしく帰って家族と過ごすと思うよ。後はさっき言った通りさ。ま、俺の勘だけどね。」そう言って笑った。

 

「はあ、まあいいですわ。それはともかく!オボロは何故あの時私の呼びかけを無視していたのですか!」とユーンは下に降りた直後の事を問い詰めた。

 

「あははは、うーん、これも実際に見てもらった方が早いね。」そう言うとすぐ横の空に朧がもう一人現れた。地面もない空の上にである。しかし、朧は確かにユーンの前に居る。

 

「え?あ、え?」ユーンは一瞬何が起きたかわからず混乱した。

 

「まあ、驚くよね。」と悪戯(いたずら)が成功した子供みたいに朧は笑う。

 

「分身...ですか?いえ、ですがあの時は触れられなかった。これは一体...?」ユーンは不思議なものを見た、と言う目で朧の説明を待つ。

 

「これは、ホログラムって言うんだ。またの名を立体映像って言うんだ。こんな風にあたかもそこに人が居るかの様に映すことが出来るんだよ。」と説明する。

 

「ホロ...グラム。そんなものが。」とユーンはポツリと言った。

 

「まあ、これからわかっていく事も多いだろうし、今は優先するべきことがあるだろ。早く才人達に合流しないと。」と朧は言う。

 

「それも、そうですわね。シルフィードお願いしますね。」

 

キュイ!とシルフィードは返事をし、先を急ぐのであった。

 

――――――

 

その一方才人達一行はと言うと何故かアルビオン大陸を目の前にして空賊に捕らえられていた。

 

「あー、アホの子があんなこと言うから捕らえられちゃったじゃない。」

 

「うるさいわね!あと、アホの子って何よ!」

 

「事実を言ったまで、余計な事言わなかったらこんな事にはならなかった。」

 

とルイズが責められていた。実は数時間前空賊に捕らえられ、牢屋に入れられそうになった時にキュルケが空賊に交渉を持ち掛けたのである。丁重に扱う様にと。それをルイズが滅茶苦茶にしたのである。その結果6人とも牢屋に入れられてしまったのである。

 

「はあ、まあこうなってしまった以上は仕方ないわ、待ちましょう。」

 

そうキュルケが言い終わると、空賊の一人がタイミング良くやって来た。

 

「おい、お前らは何の目的で来た、正直に答えた方が身のためだぜ」と聞く。

 

「あんた達じゃ話にならないわ、船長を呼びなさい。私たちはトリステインの王室からウエールズ皇太子に会うために来たんだから、丁重に扱いなさいよね!」とルイズが言った。ドヤ顔である。周りのみんなは頭を抱えていた。

 

「は!驚いた。トリステインからの大使かよ。ウソと思ったが、周りの奴らを見る限り本当みたいだしなあ。こりゃ、お頭に報告だ。」と笑って立ち去って行った。

 

「アホの子」ボソッとタバサが呟いた。みんな頷いた。

 

「うっさい!」

 

こんなやり取りをしているとすぐにまた空賊がやって来た。それも大人数でぞろぞろと。

 

「おい、お頭がお呼びだ。全員出ろ。妙な真似はするなよ。その時は頭と体がおさらばすると思え。」と先程の空賊と他に数人が来たのである。

 

全員牢屋から出されると船内のとある一室に通された。空賊の船とは思えない豪華な部屋であった。そこには、テーブルがあり、一番上座に空賊の船長と思われる男が座っていた。その周りにはガラの悪い空賊がニヤニヤ笑っていた。嫌な雰囲気である。

 

「おい、お頭の前だ、挨拶しろ。」とここに連れて来た空賊の一人が言った。

 

「嫌よ!大使としての扱いを要求するわ。」ルイズは頑なに拒否する。

 

「はは、気の強い娘だ、だがそれは時と場合を選んだ方が身のためだぜ。」とお頭の男が口を開くと周りに居た奴らも違いねえと笑い出した。

 

「で、聞くところによると、王党派のウエールズに会いに行くそうじゃないか。そんなのは止めて、貴族派に来るといい、優秀なメイジなら大歓迎だぜ。すぐに上陸させてやるよ。」と言った。

 

「死んでも嫌よ!」即答だった。

 

「ちょっとルイズ!」

 

「アホの子...」

 

「おい、ルイズ」

 

ルイズ以外はここで貴族派と言って上陸し、隙を突いて逃げようと考えていた。その様子を船長の男は真剣に見ている。そして、再びルイズを見た。そして、一息つくと。

 

「先程までは、失礼した。」と突然船長の男が頭を下げたのだ。

 

「「「「「え?」」」」」

 

「私はアルビオン王国皇太子ウェールズ・テューダーだ。」

 

「「「「「ええ!?」」」」全員驚いた。それも盛大に。

 

「いや、貴方達には失礼な事をした。先程は試すような真似をして申し訳ない。」そう言うとウェールズは深々と頭をルイズ達に向かって下げた。

 

「あ、頭をお上げください。」ルイズは我に返るとすぐに頭を上げるように言った。

 

「わかりました。して、今回はどの様なご用件で?」と聞いた。

 

「はい、アンリエッタ姫殿下より、密書を言付かって参りました。」そう言うとルイズはその手紙を差し出そうとしたがの手が止まる。

 

「ああ、先程までの事を考えれば無理もない。証拠をお見せしよう。その指輪をこちらへ掲げてくれないか?」とルイズのはめている水のルビーを指さして言った。

 

「あ、は、はい。」そう言ってルイズは指輪を掲げる。ウェールズも同じようにした。

 

すると、二つの指輪が反応し共鳴して光った。

 

「この指輪は風のルビー、アルビオン王家に伝わる指輪さ。」そう言った。

 

「し、失礼しました。」そう言うとルイズはすぐに手紙を渡した。

 

ウェールズは手紙を読み終えて一息つくと。

 

「そうか、姫は結婚するのだな...」そう言った。

 

「この手紙には、あるものを返して欲しいと書いてあった。しかし、ここには置いていないんだ。ニューカッスルの城にあるんだ。少々面倒だが、城まで来てもらえないだろうか?もちろん、おもてなしはさせてもらおう。ようこそ、イーグル号へ短い船旅ですがどうぞ、おくつろぎください。」ウェールズはそう笑顔で言った。

 

――――――

 

ちょうどその頃、朧達は才人達の近くにやって来ていた。

 

「そろそろ、追いついても良いはずなのですが。」とユーンは言った。

 

「んー、あれかな?」と朧は遠くを指し言った。

 

「多分あれですわね。行きましょう。シルフィードお願いしますわ。」そう言い船に近づく。

 

がしかし、

 

「おかしいですわ、あの船どう見てもラ・ロシェールの桟橋に止まっていた船ではありませんわ。」とユーンが怪しんでいる。

 

「けれども、シルフィードはここに真っすぐ来たし、間違っては居ないと思うんだけど。この船にタバサは居るのかい?」と朧がシルフィードに聞いた。

 

すると、シルフィードはキュイ!と頷く。

 

「この船で間違いないみたいだけど...。まあ、警戒するに越したことは無いし、ゆっくり近づいて様子を見てみよう。」そう朧が言うと、ユーンは頷いた。

 

船に近づいて行くと甲板に見覚えのある人物が立って手を振っていた。

 

「おや?あれは才人じゃないか?」と朧は言う。

 

「そうですわね、ではこの船が?」

 

「まあ、詳しい事は降りてから聞こう。」そう言って甲板に降り立つのであった。

 

――――――

 

「あなたがユーン・ヘスティア・ジ・ノーツ・レ・フェブリ殿ですね。それと、その使い魔のツキカゲオボロでしたね。ようこそ遥々お出で下さいました。お話は伺っていますよ。」降り立ったユーンと朧に若い男が挨拶をしに来た。

 

「え、ええ。よろしくお願いいたしますわ。」

 

「こちらこそ、よろしくお願いします。」

 

「あ、ああ、申し訳ない。申し遅れました。私はアルビオン王国皇太子、ウェールズ・テューダーです。どうぞ、お見知りおきを。」そう言ったのだ。

 

「「こ、これは失礼しました。」」2人とも頭を下げた。

 

「いえいえ、大丈夫ですよ。」柔らかにウェールズは笑っていた。

 

「まさか、直々に皇太子様がご挨拶に来て下さるとは思わなくて。」

 

「ははは、気にしないで下さい。っと、すいません、私は戻らないといけないので。」そう言うとウェールズは優雅に一礼して去って行った。

 

「はは、やっぱり驚いたか。」と一部始終を見ていた才人は笑った。

 

「いや、驚くだろ」と朧はツッコむ。

 

「とりあえず、細かい事は中で話すよ。」そう言って、船内に入って行った。

 

みんなと合流し一通りの話を聞いたユーンと朧は今の状況を把握した。

 

「ふーん、なるほどね。と言う事は、今は王党派のニューカッスルって言う拠点に向かっている訳だ。」朧は確認をした。

 

丁度話終わった頃に、船員がやって来て。着いたことを知らせに来た。

 

「じゃあ、最後まで頑張りますか。」そう言ってみんな外に出ていく。

 

才人もそれについて行こうとしたが、

 

「サイト君ちょっといいかな。」とワルドから呼び止められた。

 

「サイト君。君には話しておかないといけないと思ったから言っておくが、明日私とルイズは式を挙げる事にした。」そう才人の耳元で言いワルドは去って行った。

 

才人は固まった。ワルドが出ていくと入れ替わるように朧がやって来た。

 

「どうしたんだい、才人?」と朧が声を掛ける。

 

「...ルイズが...」顔面を蒼白にしながら

 

「ん?ルイズがどうしたって?」

 

「ルイズが...明日結婚するらしい...」才人は言った。

 

「え?」

 

9話へ続く...




如何でしたでしょうか?
は、初の7000文字オーバー、誤字脱字があるか心配です...

使い魔お披露目会で使っていたのは光学迷彩が出来るレールガンユニットでした。
そりゃ、誰も気がつきませんわな、見えないんだから。
ようやく朧さんの戦闘シーンを出せましたよ。はい。
え?短すぎやしないかって?そりゃ、朧さんチートですから。←オイ


さ、さて次回は(逃げた)
アルビオン編も佳境!突然の結婚を知らされた才人
才人は一体どんな結論を出すのか!?

質問、感想等お待ちしております!
答えられる範囲で返信をしていこうと思います。

16/07/09 朧に触れるシーンの表現を追加及び訂正
16/07/11 連装三重連基のルビをカルツからトリオに修正

―――――以下より補足―――――

超電磁物投射砲核防御ユニットの数え方が本来の機ではなく基としています。
これは、わざとですので、ご了承ください。(以下の情報は変更になる可能性があります)

超電磁物投射砲核防御ユニット(レールガンコアシールドユニット)
長さ:2.5m 幅:40cm 口径:21.8cm 浮力:??
動力::反射式小型核融合炉
機能:無音射撃 光学迷彩 立体映像投射 ??
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