Side:ルドガー
これは夢……?
俺がまだ小さい頃の話だ___
「ねぇねぇルドガー公園いこうよ!!」
「……いやだ」
小さい頃の俺は無愛想で人見知りをする奴だった
そのせいか友達と呼べる人もいなかったし、世界には俺と兄さんだけ、それが当たり前だと思っていた
でも___そんな俺にいつも声をかけてくれる一人の少女がいた
彼女はいつも綺麗な瞳で、それを見ているこちらが吸い込まれそうなぐらいだ
家の前にある公園のブランコに座って空を見上げていると、いつも彼女は声をかけてくれる
「一緒に遊ぼうよ。一人じゃ詰まんないでしょ?」
金色の髪を風がなびかせ、その髪を押さえつける仕草が妙に人を惹き付ける
「詰まんなくないよ」
「良いからほら、押すわよ」
「ウワァ!!」
おもいっきり力を込めてブランコを押し始め
「ほらルドガー、男の子なんだからそんな声あげない」
「そ、そんなこと言っても……」
俺が怖がりなのを知っているのにいつもそうやって構ってきた
「スピードアーップ!!」
「もうやめてよぉー」
___だけど…
__俺はそんな彼女に……
___いつの間にか……
「また遊ぼうね」
「う、うん」
惹かれていたんだ
「___ド__き_」
ん?
「おい__きろ」
誰?
「おいルドガー朝だぞ。もう起きろ」
兄さんか…
俺はベッドからおりて
「おはよう兄さん」
「おはようルドガー。もうミラが来てるぞ」
「エッホントに!?」
「あぁ、ちなみにエルもな。お前が一番遅い」
そういわれ時計に目をやるとまだ短針が6の数字を少し過ぎたところだった
「いや、あの二人が早すぎなんだよ。まだあと30分は寝れる」
「いいから起きてこい。今日はお前が朝食作るんだろ?」
「分かった、着替えたら行くよ。」
「俺が着替えを手伝ってやろうか?」
少し笑いながらユリウスがそういってきたが
「子どもじゃあるまいし、着替えぐらい一人でできる」
__それは残念
そう呟いてユリウスは部屋から出ていった
「ったく……どこまで本気なんだか……」
まぁ今日は夢見が良かったし…
朝食はトマトサンドイッチにするか
あ、でもエルがいるのか、まぁエルのだけ別のにすればいいから、
昨日の残りのスープも温めないと
でも……ミラがいるって言ってたしアイツなら勝手に台所入って暖めてるよな
さて、着替えも終わったし
今日も1日頑張りますか