ユリウスがルドガーを起こしにいってすぐに
「ねぇミラ、今日の朝ごはんなにかな?」
エルがそうやって聞いてくるので
「そうね、ちょっと待ってて」
私は勝手知ったるなんとやらの如くルドガーの家の冷蔵庫を開けてみる
「パン一斤にハムが少々……卵1パックにレタスが半分……あとはトマトね」
コンロのうえに鍋があったのでそれも確認する
「そして特製スープね。」
この残りの量を見る限り朝食のことを考えて作ったことは明白だ
「多分今日の朝食はスープとエルには卵サンドじゃないかしら?」
そうエルに伝えながらスープを暖めるため鍋に火をかける
「スープ!?エル、ルドガーのスープ好きだよ♪」
「ハイハイ分かってるから……座って待ってなさい」
___はぁーい
それから私は野菜を切ったりパンを焼いたりしているとユリウスが戻ってきた
それから少しして
「おはようミラ、エル」
ようやくルドガーが起きてきた
「おはようルドガー。今日もエルより起きるの遅いね」
「そうだなっとミラ、代わるよ」
「別に良いわよ寝坊助さん」
__残り少しだし
「寝坊ってまだ早朝だぞ。学校行くにしても十分早いって」
そういって自然に私の横にたちながらスクランブルエッグを作り始める
二人で朝食の用意をしているとユリウスとエルの会話が少し聞こえてきた
「ねぇ、あの二人っていつになったら付き合うの?」
「さぁな?どちらにせよそう簡単にルドガーは嫁にはやらんが」
なっなんて会話してるのよ!!
しかもなんでルドガーのほうが嫁なのよ!?
普通逆でしょう
___でも……違和感ないかも……
料理も家事もルドガーのほうが上だし……
いつもエルの面倒みてる姿はお母さんみたいだし
__もしかして私って女としてルドガーに負けてる?
そんな考えに耽っていると
「兄さん、エル。ご飯できたよ」
いつの間にか朝食ができていた
___ルドガーにはあの会話が聞こえてないのかしら
それならそれで別に良いけど……
なんか釈然としないわね
ちょっとイライラするわ
まぁこの苛立ちはルドガーのサンドウィッチにマスタードを大量に塗ることで沈めるとして
残りのサンドウィッチも手早く作り私も席につく
「「「「いただきます」」」」
___か、辛い……
ルドガーのそんな声を聞いて私は優越感に浸った