ただの甘い話になれば良い。エクシリア高校   作:桜咲梨闇

5 / 7
第3話

Side:ルドガー

 

 

何故かマスタードがたっぷり塗られたサンドウィッチを完食し、エル用の弁当も作り終え

今は登校中だ

 

「……今日は数学があるわね」

 

少し憂鬱そうにミラが呟いたのが聞こえた

 

「あれ?ミラって数学苦手だったっけ?」

「苦手な教科なんて無いわよ!!……ただ担当教師がね…」

 

「あぁ、アルヴィン先生ね」

 

 

__数学担当教師アルヴィン

 

女子男子両生徒から人気がある先生だ

気さくで分からないところも丁寧に教えてくれる

生徒を多少からかうところもあるがそれを含めて人気があるといっても良い

 

 

「いや、苦手じゃないの……ただあの人私をあの女と比べるから嫌なの」

 

確かにアルヴィンはミラとあの人を比べたりするが

 

「ちゃんとあの人もミラのことをちゃんと見てるさ」

 

たまにミラの心配をして

__アイツ一人になってないか?

 

などと俺に聞いてくる

 

そんな会話をしていると前の方からジュードがやって来た

 

「おはようミラさん、ルドガーも」

「「おはよう」」

 

ジュードがどこか疲れている様子だったので

「どうした?疲れてる様に見えるけど……」

 

そう尋ねると

「昨日生徒会の仕事でミラに無茶なスケジュールの仕事頼まれて……寝るのが遅かったんだ」

 

このジュードの言うミラはミラ・マクスウェルの方だ

うちの学校にはミラと呼ばれる女子が二人いて皆がいろいろな名前で呼んでいる

 

ジュードの場合ミラ(マクスウェル)、ミラさん(クルスニク)

エルだとアホ毛のお姉さん、ミラ

アルヴィンはミラ、ミラ姫

といった具合だ

 

アルヴィンのミラに対する呼び方は多少からかいが含まれているためミラ自身は嫌がっている

 

「あの女、そんな無茶な仕事をジュードに頼んだの?」

 

ちなみにミラはミラ・マクスウェルのことを一方的に嫌っている

 

本人曰く

__なんか見ててイライラするのよ

だそうだ

もう一方のミラの方に聞くと

__私は気にしないぞ、彼女と私は別人だからな

と大人の対応をしている

 

「ちなみにどんな仕事だったんだ?」

 

「うん、それがね__」

 

 

ジュードが一枚の紙を取りだし

 

「これなんだけど…」

 

 

俺たちはそれを見てやっぱり彼女は突拍子も無いことが好きなんだと再認識させられた

 




お気に入り登録、感想を書いてくださり
ありがとうございました。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。