Charlotte ~時を超える想い~ -after story- 作:ナナシの新人
生徒会活動日誌~。
さてさて、久々に記録をつけていきます。
二人で暮らし始めて半月が過ぎた頃、
プールということで、何を置いても必要なものは、水着。新宿のショップへ買いに行くことになり、選んでいる最中あることを閃きました。
それは、悩むふりをして選ばせてしまおう、という作戦。
その作戦は、見事成功! しかも、一番気になってたピンクのビキニを選んでくれました。
そして当日、日焼け止めクリームを塗っていた時、彼の背中に、ナイフで刺された痕がなくなっていることに気がつきました。痛々しい深いキズ痕だったので、嬉しいのは間違いないのですが、ほんの少しだけ寂しくも感じてしまいましたけど。心の中には、しっかり残っています。護ってくれたこと、決して忘れることはありません。
さて。話は変わって、
まっ、以前も同じようなことを聞かれたので想定済みでしたけどね。
お昼になり。ついに、旧生徒会役員との再会。
記憶を思い出してから、ずっと気がかりだった
その時見せた、彼の穏やかな表情がすべてを物語っていました。あたしたちは同じ気持ちを、感情を共有していることを。
その
いきなりに何するんすかっ! と思ったら、妹の
あたしも再会した時に泣かされたので、今回はいいとします。
そして、みんな以外に、思わぬ人物と遭遇しました。
星ノ海学園でお世話になった、
容姿も、スタイルも抜群。相変わらずの美人さん。
なんと先生は今、
下の呼び名でいいと言われたので、ゆり先生呼ばせてもらうことに。彼女から、サバイバルゲームへのお誘いを受けました。とりあえずついていき、最初は参加するつもりは無かったんですが......。
なんと! 優勝の副賞が、最新のデジタルビデオカメラ! これは優勝狙うしかないっしょっ! ということで参加決定。
三人一組のチーム戦のため、
先ずは、予選からの参加。あたしたちはすぐに予選突破を決めました。
知ってましたか?
特殊能力に頼っていたツケが回ってきカタチ。これからは、少し真面目にトレーニングに取り組むとも言っていました。余程ショックが大きかったみたいです、
しっかし、あのカンニング魔が今や、次期生徒会長候補だなんて。今まで信じられなかったっすけど。今の
そしていよいよ決勝戦、勝てばビデオカメラっすよー!
決勝が始まりしばらくした頃、
詳しく話を聞いたところによると、敵は目がギラギラした『悪魔』にやられたとのこと。そして、
あたしたちは何とか難を逃れ、物陰に身を隠すました。身を隠した場所には先客が居て、同じように隠れていたゆり先生と合流。話しの成り行きで、打倒悪魔を目標に共闘することになりました。
終了時間間際、どうにか一騎討ちまで持ち込むことに成功。
このオモチャの銃は、多少のラグと、連射が利かない点がデメリット。
当然、抜群の反射速度を誇る二人では、決着がつかず。最後は、時間切れで引き分け。あたしたちは結局、三位という結果に終わりました。けど、優勝したゆり先生の友だち――
さて、それはさておき。その後みんなと別れて、あたしに実家へ向かっている途中、
写真を撮るふりをして、イタズラを仕掛けました、二枚目をシャッターを切る瞬間――ほっぺちゅー写メゲット~!
たまーに無警戒な時があるんすよね、これが。たぶん、神経を研ぎ澄ませていた日々を過ごしていた反動なのかもしれません。
* * *
今回からは、ビデオカメラでの記録になりまーす。
やっぱり音質も画質も段違いですね、さすが最新型! 気を取り直してっと......よし、始めましょう。
久しぶりに、星ノ海学園へ行くことになりました。
その
懐かしいって言っていましたが、あれは感慨深いというような感じとは少し違うように思えたんですけが......う~ん、考えすぎっすかね。
星ノ海学園で
そのあとは、実家近くの花火大会へ。
屋台といったら、やっぱり焼きとうもろこしっしょ! 少し焦げ付いた芳ばしい醤油と、とうもろこし本来の甘味の何とも言えない絶妙なバランス! あれぞまさに、屋台の味ですね。
いろいろ屋台を回って、打ち上げ花火が始まる少し前に、会場から少し離れた神社に、彼を連れていきました。
ここは、誰にも教えたことのない秘密の場所。
煌びやかな屋台が並ぶ会場からは少し遠いこともあって、他の見物客は誰も居ない穴場スポット。ここから見るのが、一番の絶景なんです。
彼もキレイって言ってましたし、気に入ってくれたみたっすね。
* * *
新学期始めの登校日は、
今日は初日、少し贅沢にお肉料理しますか。きっと、気疲れをして帰ってくるでしょうし。
夜ご飯の献立を考えながら、学校の講堂で始業式の準備をしていると、会長に「いつから付き合ってるのっ?」とか「どこで知り合ったのっ?」とか色々聞かれ、やり過ごすのに疲れました。どうやら、気疲れをするのはあたしも同じだったみたいですね。
そして、迎えた昼休み。
特に断る理由もなかったので、二つ返事で了承。
夕食の買い物は、一応多めに買っておきました。使わなかった時は、冷凍しておけばいいので問題ないですし。
買い物を済ませて、一足先に帰宅。部屋着に着替えて、リビングのテーブルでレシピサイトを閲覧していると、みんなを連れて帰ってきました。
あたしの姿を見た
もしかして、聞いてないんすかね? 知らないなら、そっちの方が面白そうなんで黙っておきますっ。
着替えを済ませた
主な話題は、もちろん学校のこと。なんと二人は、クラスで隣同士の席だそうです。
いや、別にいいんすけど。それと
夕食を食べたあと起こった、
同棲中ということを話すと、思った通りの反応でした。
一緒に暮らすって、どんな感じかと聞かれましたが......少しの間でしたけど、前も一緒に暮らしてましたし。あの時とは関係性が少し違いますが、一番の相違点は......甘えられことでしょうか。
例えば、今日みたいに少し落ち込んでると、すぐ察してくれて優しく気遣ってくれたりとか。そんな感じですね。
* * *
そして後日、学校交流のメンバーに正式に選ばれたあたしに、
内容は、
どんな反応するか、今から楽しみっす。きっと驚くと思います。
学校交流日当日、星ノ海学園には何度か足を運んでいますが。登校ということでは、実に五年ぶり。久しぶりに入る教室。ゆり先生はホームルームで、
あの時は、生徒の半数近くが特殊能力者か、その予兆がみられる予備軍でしたから当然と言えば当然ですけど。
あと授業も難しくなっていました。さすがは、全国から優秀な生徒が集まっているという触れ込みは伊達じゃないみたいっすね。
そして、昼休み。
久しぶりの学食。メニューは、もちろん――牛タンカレー!
そして、友だちの興味が、親しく話すあたしたちに向けられる訳ですが。
ようやく解放されたと思ったら、午後の授業前にクラスの女子と談笑してんすよ、あの人。まったく、あたしの苦労も知らないでっ! まぁ、クラスで浮いていないのを知れて安心しましたけど。
* * *
あっという間に、学校交流も週末最後の授業。
それを終えるとあたしたちは、星ノ海学園理事長の自宅へ向かいました。
しばらくして理事長先生は、コーヒー豆を切らしたと言って、
この時、あたしは着いていくつもり......は、なかったんよね、これが!
実は、これ。最初からあたしと理事長とで仕組んだ作戦だったんです!
理事長先生に紙袋を手渡すと、すぐに夕食のお使いへと出かけて行きました。
そして、この紙袋こそが、あたしが
それにしてもあの鰻重、すんごい美味しかったなー。あんなの初めて食べたっすよ。
そう言えば、今週末は野球することになりました。
相手は、プールであった赤毛の人......
あたしも、少し勘を取り戻しておかなければなりませんね。
それでは今回の記録はこれで終わりにしますっ。