オリジナルとして千幸が主人公です。
ある日の放課後。
千幸(見ーちまった!あれ多分、海未だよな?どうしたんだ?放課後の渡り廊下のど真ん中、困ったように立ち尽くしている。)
千幸が見たものは、立ち尽くしてる海未と、海未の目の前にいる生徒の2人だった。
千幸(その彼女の前に立っているのは、少し小柄な可愛い女の子。あれは後輩の1年生か?)
その生徒は海未に1通の封筒を差し出す。
千幸(手に握り締めてたらしい綺麗な水色の封筒を差し出した後、ありゃ?一目散に走っちまった。)
差し出した後、すぐに走り去る1年生の生徒。
千幸「あれってやっぱし、恋の告白か?」
海未「か、千幸さん!?」
千幸「チャオ♪」
生徒が走り去った直後、千幸が海未の後ろから声を掛ける。声に反応した海未は驚いた。
海未「もしかして、ずっと隠れて見てたのですか?」
千幸「いや、別に覗き見したという行為は犯してねぇよ。ただ、今からμ`sの皆の指導する為だから、屋上に向かう途中に偶々な。」
海未「偶々、ですか。」
千幸「そうだよ。偶然偶々見ちまっただけだ。」
海未「見られちゃいましたね・・・でも、皆には言わないで下さいね?穂乃果やことりに知られるとうるさいので。」
千幸「勿論さ。誰にも言わねえよ。学校イチ及びμ`sイチ凛々しい我ら武闘家の海未ちゃん先輩が、可愛い後輩の1年生からまたまたラブリーアタック受けて赤面してた。なんてな♪」
海未「せ、赤面なんか、私はしてなっ!///」
それを聞いた海未は赤面する。
千幸「ほら見ろやっぱり赤い顔だ。可愛いな海未ちゃん♪これなら後輩がアタックしたくなる気持ちが分かっちまうな。」
2人は廊下を歩きながら話す。
千幸「にしても、噂には聞いてたけどな。やはり海未って結構モテるんだな。これで2年生になってからのラブレターは何通目だ?」
海未「ラ、ラブレターなんてそんなんじゃ!何通目かなんて数えたことも無いです!!」
千幸「ウェ?だってそれ、きっと「絶対にお返事下さい!待ってます♡」とか書いてあるはずだし。あそうだ!返事はどうしてんだ?海未の返事、興味あるな。」
海未「返事は・・・」
千幸「返事は?」
海未「返事は・・・か、書いてません・・・」
千幸「ウェ!?な、何故!?この礼儀正しい海未が貰った手紙の返事を書かないってどういう事だ一体!?」
海未の発言で驚くリアクションをする千幸。
海未「・・・」
千幸「俺、海未相手だったら、こういう時、もしかして物凄く麗しい筆書きの巻物の手紙なら貰えるかもな!って、ちょっくら期待してたのに。(「穂乃果殿、参る♡)なんて一言だけのまるで武士みたいな手紙とかな。素っ気無いけど、俺達みたいな男前でもきっと凄くドキッとしちゃうなーって、これじゃ俺の妄想と空想か♪)」
海未「もう、こういうのは本当に苦手なんです。そもそも、最初に貰ったのが、ラ、ラブレターだってことも分からなくて普通に返事をしてたんです。」
千幸「っつーことは、「大好きな海未先輩、どうか私のお姉さまになって下さい!」て言う手紙に対して。」
海未「はい喜んでとか、こんな私で良いのなら、とか。」
千幸「クッフフフフフ・・・そ、そいつは・・・」
海未「だって、最初はただ善き先輩として「お付き合いしたい」って言われてるんだとばかり思っていましたから、それを拒む理由など私には無かったんです。」
千幸「クッフフフフ・・・本当に海未は律儀過ぎるな♪だが、それじゃあ大変なことになっちまったんだろ?」
海未「はい。実際に大変なことになったんです。毎日手作りのお弁当を持ってきてくれたり、行きも帰りも何時も玄関で待たされていたり。」
千幸「それで結果的にどうなったんだ?」
海未「結局、そう言う手紙を、貰った全員にそれぞれ返していたのが発覚して、「海未先輩は一体誰のことが好きなんですか!?」って問い詰められました。」
千幸「クッハハハハハ!それは問い詰められても仕方無えよな!想像するだけで可笑し過ぎて、俺腹が痛い・・・」
腹を抱えて笑う千幸。
海未「笑い過ぎです、千幸さん・・・」
千幸「悪い悪い、それで最終的に、ラブレターには全部返事を書かないことにしたっていう訳か。」
海未「はい・・・」
千幸「そいつはちーっと勿体無かったな。」
そして話してる最中に、屋上付近まで来た。
千幸「ああ、面白かった♪海未、今日は面白い話をthank youな♪楽しい話を聞いてるうちに屋上付近まで来たからな。」
海未「あ、μ`sの皆には決して言わないで下さいね?バレると本当に。」
千幸「分かってるって♪俺は漣と同じく、μ`sの顧問になったアイドルだしな。さっきの話は口にしないと誓おう。指導はきっちりするつもりだ。」
海未は不安な顔をしていた。
千幸「おいおい、そんな不安な顔するなよ。そんなにμ`sの顧問に未練があるって訳じゃねえからな。まあアイドルへの未練はあるけどな。ただ真面目で一途な海未と違って、俺は浮気性かもな。」
海未「・・・。信じてますから。」
千幸「あそうだ!なあ海未、楽しい話を聞かせてくれた褒美として、さっき貰ったラブレターへの良い返事の書き方を教えてやる♪」
海未「え?」
千幸「良いか?こう書けば良いんだよ「好きって言ってくれてありがとうございます。ですが私にはもう世界で1番大好きな人が既にいます。それは我が最愛の幼馴染み、高坂穂乃ーーーー」」
海未「う、うわあああああああっ!!!」
千幸の突然の発言に叫び声を上げる海未。
海未「もう、な、何言ってるんですか千幸さんってば!それではまた変な誤解を!」
千幸「何だよ、本当の事だろ?良いじゃねえか別に、きっと後輩も凄く納得してくれるぞ。「穂乃果先輩には敵いません!絶対に幸せになって下さい!」って、何かこれじゃドラマの悲劇のヒロインみたいだな。」
海未「・・・。じゃあ千幸さんはそういう風に書いてるんですね?」
千幸「ほえ?」
海未「私知ってますよ。漣さんがこの前言ってました。「千幸は俺達と同じアイドルだから、生徒達から凄くモテる、この前も2年生がラブレターを持って来てた。」って。」
千幸「漣の野郎・・・バラしやがって・・・」
海未「だから千幸さんも書いてるはずですよね?「ごめんな、俺にももう1番大事な人がいます。それは自慢の姉の城戸飛ーーー」」
千幸「ちょおおお!!ちょ、ちょっおま!何言ってんだよ!それじゃあ姉ちゃんが発狂するだろ!?」
海未「ほら、私と同じじゃないですか。くすくすくす♪」
千幸「ああ、そうだな。ああ、女子高生とアイドルって大変だな。」
海未「はい。何故か色々大変です。」
千幸「だからさ、俺と海未だけの内緒話ということにしような。さて屋上間近だから行こうか。皆が待ってるぞ。」
海未「はい!」
こうして2人は屋上に向かった。この話は今も2人の秘密のままだった。
「END」
キャスト
城戸千幸 CV 花江夏樹
園田海未 CV 三森すずこ