この日は雪が降っていた。漣と千幸のマンションの部屋。
漣「いよいよ今日か。最終予選は。」
千幸「必ず勝ってくれれば幸いなんだが。」
外を見るとかなり雪が積もっていた。
千幸「こりゃ忙しくなるな。皆間に合ってくれれば良いんだが。」
漣「そう言えば、調整中のバイクは今どうなってんだ?」
千幸「もうそろそろ完了するって。」
漣「そうか。じゃあ行くか。」
そう言って外に出る2人。
〜松山SIDE〜
車を走らせる松山。停車して空を見上げる。
松山「雪が降り行くこの日に最終予選か。」
???「あ!松山さーん!」
松山「?」
横を見ると、凛達がいた。ドアを開けて駆け寄る。
松山「よう皆。今日は最終予選だな。緊張は大丈夫か?」
花陽「少し緊張してますが、でも必ずやり遂げてみせます!」
松山「良い心掛だな。」
真姫「そう言えば、この前あなたいなかったわよね?何処に行ってたの?」
松山「ちょっとした野暮用さ。ん?真姫、手に持ってるバックは何だ?」
真姫「これ?お母さんが皆にって!カツサンドよ!」
松山「そうか。良いお母さんを持ったな真姫。」
真姫「褒めても何も無いわよ。」
松山「じゃあ俺、そろそろ会場に向かうから。先に行ってるぜ。」
車に乗り、先に会場に向かう。
〜結羽介SIDE〜
結羽介「雪か。この日が来るの早いな。」
ゴールドウィングでドライブする結羽介。
結羽介「おっとっと!」
ブレーキを数回押して停車する。
結羽介「流石に凍った道路は少し厄介だな。念の為にタイヤを交換しておいて良かったぜ。」
ヘルメットを外して、バイクから降りて最終予選会場の前に立つ。
結羽介「皆はまだ来てない。最終予選開始まで後1時間か。」
すると後ろから誰かに耳を吹きかけられた。
結羽介「どわっ!?だ、誰だ!?」
びっくりして後ろ向くと、笑ってる希がいた。その後ろに穂乃果、ことり、海未意外の6人がいた。
結羽介「なんだ希かよ、びっくりさせやがって。」
希「びっくり反応した結羽介君って面白いんやね。」
結羽介「俺はおもちゃかよ。まあこれで6人揃ったようだな。後は穂乃果達3人だけか。」
絵里「今は講堂で説明会してるわ。その後に来るって。」
結羽介「まあ彼奴ら生徒会だしな。じゃあ先に行くか。」
先に控え室に向かう。
凛「わぁーっ!」
花陽「凄い・・・今からここで歌うなんて・・・」
凛「綺麗だにゃー。」
真姫「本当にここがいっぱいになるの?この天気だし。」
絵里「きっと大丈夫よ。」
???「びっしり埋まるのは間違いないわ。」
絵里「あ・・・」
そこにA-RISEの3人と対面した。
あんじゅ「完っ全にフルハウス!最終予選に相応しいステージになりそうね。」
にこ「あ、A-RISE・・・」
真姫「ダメよ、もう対等、ライバルなんだから。」
英玲奈「どうやら、全員揃ってないようだが。」
絵里「あ、ええ。穂乃果達は学校の用事があって遅れています。本番までには、なんとか・・・」
ツバサ「そう、じゃあ穂乃果さん達にも伝えて。今日のライブでこの先の運命が決まる。互いにベストを尽くしましょ。でも、私達は負けない!」
そう言って控え室に向かうA-RISE。さっきの言葉で全員。
ツバサ「ところで、あなた見ない顔ね。もしかして、あの2人の知り合い?」
結羽介「ああ。比良坂結羽介だ。EXTRAの同期アイドルだ。」
ツバサ「そう。覚えておくわ。」
控え室に向かう3人。
結羽介「大丈夫だって!きっと上手くいくはずだ!自信持てよ!」
希「そうやね。ここで挫けたらお終いやね。」
松山「そうだ。自信を持つんだ。」
絵里「松山さん。」
にこ「て言うか、あんた今まで何処に行ってたの?」
松山「気にするな。結羽介、お前は学校に行ってくれるか?」
結羽介「え?俺が?何でだ?」
松山「もうじきヤバイ事態になる。急いでくれ。」
結羽介「分かった。」
外に飛び出し、バイクに乗り、音ノ木坂学院に急行する。
その頃講堂では。
司会者「理事長、ありがとうございました。では続いて、生徒を代表して生徒会長挨拶。」
生徒達「おおーっ!!」
穂乃果「皆さん!こんにちは!私、生徒会長の、高坂穂乃果です!」
同じ頃、2台のバイクが颯爽と何処かへ向かう姿があった。1台はCB1300SB。もう1台はバンディット1250 ABS。
控え室では。
希「雪、止まないね。」
真姫「晴れるって言ってたのに。」
にこ「で?穂乃果は?」
絵里「え!?動けない!?」
全員「??」
絵里がことりに電話したとこと、電車が動かなくなったらしい。
ことり「そうなの、電車が止まっちゃったらしくて。」
絵里「そんな・・・間に合うの?」
ことり「今、穂乃果ちゃんのお父さんに車出してもらおうと。」
穂乃果「駄目!道路も全然動かないって!」
海未「ええ?それでは移動手段が。」
控え室では、重い空気になってしまった。
真姫「来られないの?」
その頃、穂乃果はある決断をした。
穂乃果「走って行くしかない!」
ことり「穂乃果ちゃん!」
穂乃果「開演までまだ1時間ある!急げば間に合うよ!」
ことり「でも、外は・・・」
海未「今考えてる時間はありません!」
外に出た途端、3人は戦慄した。目の前の雪が凄く積もっていた事に。さらに雪が激しく降っている事に。
穂乃果「雪掻きしたのに、もうこんなに・・・」
ことり「しかも、激しく降ってる・・・」
海未「これでは、例え向かったとしても、間に合うかどうか・・・」
ことり「行こう!穂乃果ちゃん!」
穂乃果「ことりちゃん!」
ことり「死ぬ気でやれば、怖くなんか無いよ!行こ!」
穂乃果「・・・」
ことり「この日の為に頑張って来たんだよ!やれるよ!」
穂乃果「・・・!」
海未「ことり・・・」
ことり「うん!皆が待ってる!」
穂乃果「うおおおおおーーーーー!!」
海未「穂乃果!」
穂乃果「うおーーーーあたたたっ!」
傘を持って走り出すが、激しく雪が降ってるため、顔にダメージを負ってしまう。
ことり「穂乃果ちゃん!」
穂乃果「つめたー!」
海未「あ・・・うっ、雪が足に纏わり付いて・・・あ・・・」
穂乃果・ことり「ハァッ、ハァッ、ハァッ・・・」
雪でダメージを負って、立ち止まってしまった。
穂乃果「ウウッ、クッ・・・!」
ことり「諦めちゃダメ!」
穂乃果「?」
ことり「うっ、せっかく!ここまで来たんだから!」
海未「私だってそうです!2人の背中を追い掛けるだけじゃない!やりたいんです!私だってラブライブに出たい!」
ことり「ううっ・・・!」
海未「9人で最高の結果を残したいんです!行きましょう!」
穂乃果「うん!」
3人は意を決して、再び走り出す。校門前に出た時、3人は立ち止まった。目の前の雪が道が見えるように除雪されている事に。
ヒデコ「遅いわよー!」
そこに、ヒデコ、フミコ、ミカの3人がいた。
ミカ「また少し積もったじゃない!」
穂乃果「もしかして・・・これ?皆が?」
ヒデコ・ミカ「イヒヒヒヒ!」
フミコ「あ!丁度お迎えが来たわよ!」
3人「え?」
3人の前に2台のバイクが停車した。ヘルメットを外した人物は、漣と千幸だった。
漣「タイミングバッチリだな!」
千幸「お前ら大丈夫かー?」
バイクから降りて、穂乃果達の方へ駆け寄る。
穂乃果「漣さん!千幸さん!どうしてここに!?」
千幸「マネージャーから連絡があってな、穂乃果達がピンチの状態だから、迎えに行ってくれって。」
漣「そしてその的中がビンゴだったんだ。」
3人「あ・・・」
するとそこに、もう1台のバイクが停車した。
漣「結羽介!」
ヘルメットを外す結羽介。
結羽介「よう皆お揃いで!博之が今すぐ学校に行ってくれって言われたから迎えに来たぜ!」
穂乃果「皆・・・ありがとう・・・私達の為に・・・」
ヒデコ「良いよ良いよ。それより早く行かないと。」
ことり「そうだったね!」
漣「お前ら付いて来い!」
2人に付いて行く3人。
漣「穂乃果、ヘルメットだ。」
千幸「このヘルメットを使え海未。」
結羽介「ヘルメットがあれば大丈夫だことり。」
3人にフルフェイスヘルメットを被せて、バイクに乗せる。穂乃果は漣、海未は千幸、ことりは結羽介のバイクに乗った。
漣「目の前で皆が頑張っているな。」
6人の目の前に生徒達が雪掻きをしている。
生徒達「うっよいしょっと!」
海未「でもバイクで大丈夫なのですか?」
千幸「心配するな。この日の為にタイヤを滑り止めのに交換して貰ったからな。」
バイクにエンジンを掛ける3人。
フミコ「さぁ!走って!」
ミカ「音ノ木坂の皆で作った道を!」
漣「行くぜ!!」
バイクを走らせ、会場へ急行する。
向かう最中に、周りから応援の声が響く。
生徒達「全力で走れー!頑張れー!足元気を付けてー!」
その頃、会場前では。
花陽「あ!あのバイクはもしかして!」
7人の目の前に3台のバイクが停車した。穂乃果達が被ってるヘルメットを外すと、皆の元へ走った。
凛「穂乃果ちゃーん!」
花陽「間に合ったー!」
希「良かったー!」
穂乃果「皆ー!あああああーーー!!」
絵里「穂乃果!」
穂乃果「絵里ちゃーん!うわあああん!」
絵里に抱き付いた穂乃果が泣いた。
漣達はヘルメットを外す。
松山「間に合ったようだな。」
漣「ああ。あんたの予想がビンゴしたな。」
千幸「会場に向かう途中の俺達に当然連絡が来たからびっくりしたぜ。」
結羽介「まあでも、あの子達を見てみろよ。皆嬉し泣きしてるぜ。」
4人の目には、嬉し泣きしてる9人が映っていた。
千幸「おい、開演まで少しだぞ?」
松山「そうだったな。行くか。」
漣「よし皆揃ったところで早速ライブだぞ。今回は最終予選。失敗は許されない。全力を出して行け!」
μ`s「はい!」
ツバサ「間に合ったようね。」
そして夜になり。
ヒデコ「頑張れー!」
フミコ「行っけー!」
ミカ「ファイトー!」
亜里沙「μ`s!」
雪穂「お姉ちゃーん!」
穂乃果の母「穂乃果ー!」
生徒達「ことりちゃーん!海未ー!花陽ー!凛ちゃーん!希ー!絵里ー!真姫ちゃーん!にこにー!」
穂乃果「皆さんこんにちは!これから歌う曲は、この日に向けて新しく作った曲です!沢山のありがとうを込めて歌にしました!応援してくれた人、助けてくれた人がいてくれたお陰です。私達は今!ここに立っています!だからこれは!皆で作った曲です!」
μ`s「聞いて下さい!」
遂にμ`sのライブが始まる。
絵里(学校が大好きで。)
真姫(音楽が大好きで。)
にこ(アイドルが大好きで。)
凛(踊るのが大好きで。)
花陽(メンバーが大好きで。)
希(この毎日が大好きで。)
海未(頑張るのが大好きで。)
ことり(歌うことが大好きで。)
穂乃果(μ`sが大好きで。)
「Snow halation」
穂乃果・海未・希「不思議だね いまの気持ち 空から降ってきたみたい♪」
絵里・花陽・にこ「特別な季節の色が ときめきを見せるよ♪」
ことり・凛・真姫・絵里・花陽・にこ「初めて出会った時から 予感に騒ぐ心のMelody♪」
穂乃果・海未・希「とめられないとまらない♪」
穂乃果・海未・希「不思議だね いまの気持ち 空から降ってきたみたい♪」
絵里・花陽・にこ「特別な季節の色が ときめきを見せるよ♪」
μ`s「な・ぜ?届けて 切なさには名前をつけようか“Snow halation” 想いが重なるまで待てずに 悔しいけど好きって純情 微熱の中 ためらってもダメだね 飛び込む勇気に賛成 まもなくStart!!♪」
こうして、最終予選ライブの全てのパフォーマンスが終了がした。
司会者「それでは、最終予選の結果を発表します!第2回ラブライブに出場するチームはーーーーー」
結果は・・・。
司会者「音ノ木坂学院スクールアイドルμ`sです!」
μ`s「やったー!」
漣「よっしゃー!!」
千幸「おっしゃー!」
こうして第2回ラブライブ出場者はμ`sに決まった。最終予選は幕を閉じた。
漣「やったな千幸。」
千幸「ああ。μ`sが最終予選を突破出来て良かったな。」
この時松山と結羽介は先に帰ってる。
ツバサ「あら、2人とも久し振りね。」
漣「ツバサ?」
A-RISEが再びEXTRAと対面した。
あんじゅ「流石μ`sね。本当に勝っちゃうなんて。」
千幸「俺達も正直驚いたぜ。μ`sがあそこまで全力を出すとはな。」
英玲奈「今回は私達の負けだな。それじゃあ。」
その場を立ち去る。
漣「なあ!これからどうするんだ?」
ツバサ「私達はまだ活動し続けるわ。」
千幸「流石人気者だな。」
こころ「あ!お兄さん!」
ここあ「久し振り!」
虎太郎「EXTRAー。」
漣「おお!こころちゃん!ここあちゃん!虎太郎君!久し振りだねー!」
???「あなた方が、にこの先生ですね。」
漣「え?」
そこに、にこにそっくりの女性が立っていた。
漣「え?あなたは?」
???「いつも娘がお世話になっております。にこの母です。」
漣「ええ!?」
なんとにこの母だった。
千幸「こ、此方こそお世話になっておりますお母様。城戸千幸です。」
漣「朝霧漣です。初めまして。びっくりした、にこのお母さんだったとは。」
千幸「今回びっくりが多過ぎたなおい。」
にこの母「ふふっ。それでは私達はこれで失礼します。」
こころ達を連れて歩き去る。
穂乃果「漣さーん!千幸さーん!」
そこに穂乃果達が駆け寄ってきた。
千幸「よう皆!おめでとう!」
穂乃果「えへへーありがとう!」
漣「まさか予選突破出来たとはな。皆成長したな。」
にこ「当然よ!このにこにーのお陰なのよ?」
漣「にこは少し大人しくすれば可愛いのにな。」
にこ「何よそれ!」
そこに雪穂と亜里沙が来た。
雪穂「お姉ちゃーん!」
亜里沙「お姉ちゃーん!」
穂乃果「雪穂ー!」
絵里「亜里沙!」
雪穂「やったねお姉ちゃん!」
穂乃果「ありがとう雪穂!」
亜里沙「おめでとうお姉ちゃん!」
絵里「亜里沙ありがとう。」
漣「良い妹だな穂乃果、絵里。」
穂乃果「そうかなー?」
漣「俺もこういう妹が欲しくなってきたな。」
千幸「ああ愛美はお前に絶賛溺愛中だしな。」
漣「発売中みたいに言うな。」
希「イヒヒ。」
漣「笑うな。」
千幸「じゃあ改めて、μ`sの次の舞台はラブライブ本番だ。」
漣「次のライブまでもう少しだ。それまで怠るな!」
μ`s「はい!」
「END」
キャスト
朝霧漣 CV 内田雄馬
城戸千幸 CV 花江夏樹
松山博之 CV 細谷佳正
比良坂結羽介 CV 島崎信長
高坂穂乃果 CV 新田恵海
絢瀬絵里 CV 南條愛乃
南ことり CV 内田彩
園田海未 CV 三森すずこ
星空凛 CV 飯田里穂
西木野真姫 CV Pile
東條希 CV 楠田亜衣奈
小泉花陽 CV 久保ユリカ
矢澤にこ CV 徳井青空
高坂雪穂 CV 東山奈央
絢瀬亜里沙 CV 佐倉綾音
穂乃果の母 CV 浅野真澄
ヒデコ CV 三宅麻理恵
フミコ CV 山本希望
ミカ CV 原紗友里
綺羅ツバサ CV 桜川めぐ
統堂英玲奈 CV 松永真穂
優木あんじゅ CV 大橋歩夕
にこの母 CV 三石琴乃
矢澤こころ
矢澤ここあ CV 徳井青空
矢澤虎太郎
クラスメート CV 千菅春香
クラスメート CV 雨宮天
クラスメート CV 麦穂あんな
クラスメート CV 田中真奈美
クラスメート CV Lynn
〜今回でにこの母を颯爽と登場させました。スノハレは良い曲ですね。〜