ラブライブ Story EXTRA   作:naofree

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今回スクフェスのストーリーの40話をベースにした回です。


21話「音ノ木に迷い込んだのは誰なのか」

冬休みが終わって1週間が過ぎたある日。穂乃果とことりは中庭で会話していた。

 

ことり「だから、今度の土曜日は、海未ちゃんの弓道の応援に行こうと思うの。穂乃果ちゃんも行こうよ〜。」

 

穂乃果「うん!行く行くー!」

 

ことり「海未ちゃんにはまだ内緒にしててね?」

 

2人が会話しているその時だった。

 

???「ニャー。」

 

ことり「にゃー?」

 

何処からか猫の鳴き声が聞こえた。

 

穂乃果「今のって・・・」

 

???「ニャー。」

 

ことり「この鳴き声は・・・もしかして・・・」

 

鳴き声がする方に近付くことり。すると。

 

???「ニャー。」

 

ことり「わあああああ・・・可愛い♪・・・可愛い♪・・・」

 

鳴き声の正体を見付けたことりが可愛いと呟く。

 

穂乃果「えっ、なになに?」

 

ことり「穂乃果ちゃん、あっちあっち。あの植え込みの下、見てみて♪」

 

穂乃果も植え込みの下を覗く。そこにいたのは。

 

子猫「ニャー・・・」

 

穂乃果「わぁーっ、子猫だー!」

 

なんと手のひらサイズの白くて小さい子猫だった。

 

ことり「お母さん猫と逸れっちゃったのかな?大丈夫?お母さんは近くにいますか?」

 

子猫「ニャー・・・」

 

穂乃果「ね、ね、ことりちゃん!抱っこしても良いかな?抱っこしても良いよね♪」

 

子猫を抱っこしようとするが。

 

ことり「いけませ〜んっ!」

 

穂乃果「な、なんで!?」

 

ことり「触ると人間の匂いがついて、お母さん猫に嫌われちゃうことがあるって聞いたことあるの。だから触ったら、だめっ!」

 

穂乃果「そうなんだ・・・じゃあ触ったらいけないね。」

 

子猫「ニャー。」

 

穂乃果「でへへへ・・・可愛い♪」

 

抱っこが出来ない事に残念がる穂乃果だが、子猫を見ると自然に微笑む。

 

ことり「うふふふふふ。皆にも猫ちゃんのこと、教えてあふぇようよ♪」

 

穂乃果「うん!」

 

皆に子猫がいる中庭へ案内した穂乃果とことり。皆植え込みの下を覗く。

 

子猫「ニャー。」

 

希「おおっ・・・」

 

子猫「ニャ?」

 

凛「にゃあああ・・・」

 

海未「かっ・・・可愛い・・・!」

 

皆も子猫を見ると自然に微笑んだ。

 

真姫「わ・・・白くてふわふわの子猫。可愛いのね。」

 

絵里「この子がお母さんと逸れちゃった、っていう猫なのね。」

 

子猫「ニャー・・・」

 

にこ「ねえ・・・お母さんが戻ってこないとか、そういうのは嫌だからね?」

 

花陽「生後すぐっていう感じじゃないし、今までちゃんとお母さん猫に育ててもらってたんじゃないかな?」

 

にこ「でも今はいないんでしょ?忘れちゃったんじゃないでしょうね・・・」

 

凛「後で1匹足りないにゃ〜って、お母さん猫が気付いて戻ってきてくれると良いね。」

 

ことり「お母さんと急に逸れちゃって、きっと心細いだろうね・・・」

 

希「そうやなあ・・・お母さんと再会するまで、病気とかしないと良いんだけど。」

 

花陽「自分でエサを見付けられと良いんだけど・・・この時期に親猫から逸れちゃった子猫は、死んじゃうことも多いみたいだよ。」

 

凛「・・・」

 

海未「死・・・死・・・!?」

 

千幸「落ち着け海未!別にここですぐ死ぬってわけじゃないないしよ。」

 

花陽「すぐ迎えに来てくれるかもしれないし、まだそこまで心配しなくても大丈夫だと思うけど・・・」

 

穂乃果「ずっと来なかったら・・・って、考えたくないね・・・」

 

海未「私、図書室に行ってきます!猫の飼育方法について書いてある本を探してきます!」

 

凛「待ってよ海未ちゃん!まだ飼うなんて決めてないし!」

 

海未「凛!ですがこのままでは・・・」

 

漣「落ち着け海未。多分まだこの近くに親猫がいる確率は低くない。俺達で飼ったりしない方が良いと思うぞ?」

 

花陽「私も漣さんと同じ意見です。病気をしたり弱ったりしてるわけじゃないから・・・お母さんが来るのを待った方が良いと思う。」

 

真姫「意外ね。2人ともすぐ飼いたがるのかと思ってた。」

 

凛「飼ったら、ずーーーーっとお世話しなきゃいけないんだよ?お母さんから子供を引き取って。」

 

漣「それに今も親猫が探してるかもしれないんだぞ?海未、横取りは無用だ。」

 

海未「がーん・・・」

 

漣の言葉で落ち込んでしまった海未。

 

海未「凛と漣さんの言う通りですね・・・私が早計でした・・・」

 

絵里「今のところ、私たちがこの子にしてあげられることは特にないのね・・・ちょっともどかしいわ・・・」

 

凛「出来ることはない・・・けど、見守ることなら出来るから!」

 

花陽「うん、そうだね凛ちゃん!」

 

ことり「そっか♪お母さんが迎えに来るまで、この子を見守ろう〜っ!」

 

こうして皆は、親猫が迎えに来るまで毎日子猫を見守ることにした。

 

翌日。

 

子猫「ニャア。」

 

凛「エへへ・・・」

 

穂乃果「猫ちゃん可愛いねえ・・・♪」

 

子猫「ニャア・・・?」

 

ことり「見てるだけで、幸せになっちゃう♪」

 

凛「猫は世界を平和にするにゃ〜。」

 

千幸「皆もう猫にメロメロ状態だな。なあ漣?」

 

漣はずっと子猫を見つめている。

 

千幸「ありゃ、完全に猫に心を奪われたか。」

 

希「漣君どうしたの?」

 

千幸「実はこう見えて、漣は猫好きなんだ。」

 

希「へえ〜、漣君にも意外なところもあるんやね。」

 

漣「子猫はガチで可愛いな。」

 

穂乃果「今日もお母さん迎えに来てくれないねえ・・・」

 

子猫「ニャー。」

 

海未「こんな小さな身体で、ひとり生きていくのは大変でしょう・・・」

 

にこ「本当ね。この子は悲しみをこらえて、歯を食いしばっていきているのよ・・・」

 

希「そこまで深く考えてるかなあ?早くお母さんが迎えに来ると良いね。」

 

その後親猫が迎えに来ないまま1週間。今日の天気は雨だった。

 

ことり「今日は雨かあ・・・雨が降ると冷えるね・・・」

 

真姫「くしゅっ・・・猫は大丈夫かしら?」

 

にこ「辛うじて屋根はあるけど・・・寒いわよね。身体が濡れちゃうだろうし。」

 

希「あのね、うち考えたんやけど・・・アルパカ小屋で一緒に暮らしてもらうわけにはいかないかなあ?」

 

アルパカ小屋。

 

アルパカ雄「メー。」

 

アルパカ雌「メエーッ。」

 

子猫「ニャ・・・」

 

アルパカ雌「ブルルッ!」

 

子猫「ニャア・・・」

 

アルパカ小屋に入ろうとするが、メスのアルパカに脅されて入れなかった。

 

校舎内。

 

絵里「うーん・・・」

 

海未「ちょっと・・・体格差がありすぎるかもしれませんね・・・」

 

漣「それにいずれ入れても、雌に縄張りに入るなって脅されるかもしれないしな。」

 

希「そう言われるとそうやな・・・」

 

穂乃果「私、ちょっと中庭行ってくるね。」

 

凛「あ、凛も行く!」

 

千幸「念の為俺も行く。」

 

希「穂乃果ちゃん、凛ちゃん、千幸君。」

 

凛「ん?」

 

希「子猫用のエサを買ってみたんやけど・・・持っていく?」

 

穂乃果「持っていきたい!持っていきたい・・・けど、今はやめとく!」

 

千幸「そうだよね。外は雨だからエサが濡れたら意味がない。」

 

凛「行こう、穂乃果ちゃん!千幸君!」

 

3人は中庭へ向かう。

 

絵里「希、いつの間に子猫用のエサなんて買ったの?」

 

希「あは・・・我慢出来なくて、昨日海未ちゃんと一緒に買ってきちゃった。もしかしたら急に必要になるかもしれないし。」

 

絵里「まったく・・・皆子猫のことで頭がいっぱいみたいね。」

 

希「あんなに可愛い子、放っておけないやん♪保護してあげられたら良いんだけどなあ。」

 

絵里「そうね・・・あれからもう1週間か・・・」

 

そして翌日。

 

子猫「ニャー・・・」

 

流石に子猫の体力も弱くなってきた。

 

凛「今日は鳴き声もちょっと元気がないね・・・」

 

真姫「少しずつ痩せてきてる・・・」

 

にこ「食べるものもなくて、このままお母さん猫に会えなかったら・・・」

 

海未「ううっ・・・そんな悲しいこと、あってはなりません・・・」

 

絵里「・・・」

 

ことり「どうしよう・・・」

 

絵里「もう耐えられない・・・」

 

凛「え?」

 

絵里「決めたわ!この子を私たちで育てましょう!!」

 

穂乃果「えーっ!絵里ちゃん、良いの!?」

 

絵里「私たちが育てるより、親猫に・・・って思ってたのよ。でも・・・このまま弱っていたら死んでしまいそう。」

 

凛「でも・・・良いのかな・・・?」

 

花陽「うん・・・私は良いと思う。これ以上お母さん猫を待ってたら、ちょっと危ないかも。」

 

真姫「私たちで飼い始めて、それから親猫が迎えに来たら?」

 

花陽「親猫とまた仲良く暮らせるかどうかは、猫の性格にもよるから・・・何とも言えないかな?」

 

希「お母さんが来てくれたら、またその時考えようよ。今はこの子が弱らないようにしないと。」

 

穂乃果「花陽ちゃん、私たちでこの子の面倒を見るには、どうしたら良いのかな?」

 

花陽「少しずつエサをあげて、私たちに慣れてくれるのを待ってみようか。」

 

ことり「なるほど・・・」

 

にこ「待って!大事なことを忘れてない?」

 

海未「何か忘れているのでしょうか?」

 

千幸「一体何なんだ?」

 

にこ「この子の名前よ!」

 

真姫「まだ飼い始めたわけでもないのに、気が早いんじゃない?」

 

千幸「いや、にこの言うことに一理ありだな。流石に「猫」じゃ寂しすぎるしな。名前を付ければ良いかもな。」

 

希「確かに・・・名前があった方が良いね♪」

 

凛「にゃんこ・・・じゃ名前になってないよね。んー、どんな名前が良いのかな??」

 

ことり「シュシュ・・・なんて、どうかな?」

 

花陽「わあっ、可愛い感じがして凄く良いと思う♪」

 

千幸「確かにそうだな。実際シュシュはフランス語で「可愛い」っていう意味がある。良い名前だぞことり。」

 

ことり「そうなんだ!千幸さん物知りだねえ♪」

 

穂乃果「じゃあ、この子の名前はシュシュにしよう!」

 

絵里「ふふっ。シュシュ、これからよろしくね♪」

 

シュシュ「ニャ〜?」

 

こうして子猫の名前はシュシュに確定した。するとそこに。

 

漣「おーい!」

 

千幸「漣!お前今まで何処に行ってたんだ?それにそのキャリーバックは?」

 

漣「この子に友達がおったら良いと思って、俺達の飼い猫を連れきたのさ。」

 

千幸「確かにそうだな。それで彼奴ら持ってきたのか?」

 

漣「ああ。頼れる奴らだ。」

 

キャリーバックのドアを開けると、中から2匹の子猫が出てきた。

 

ことり「うわぁ〜!小さい子猫だ〜!」

 

凛「この子達、2人の飼い猫?」

 

漣「ああ。スコティッシュフォールドのミュウとマンチカンのリリーだ。」

 

ミュウ「ミャア。」

 

リリー「ニャー。」

 

千幸「そいつは効率が良いな。ミュウ、リリー、シュシュと友達になれよ?」

 

ミュウ「ミャア!」

 

リリー「ニャー!」

 

ミュウとリリーがシュシュのところに掛け寄ると、シュシュも2匹に馴染んでお互い鳴き声を出す。

 

穂乃果「おおー!すっかり馴染んでるねー!」

 

漣「彼奴ら結構成長が激しいからな。まるで犬みたいに命令が理解出来るスキルを持っている。それであの子シュシュって言うのか?」

 

千幸「ああ。皆で名前を決めてる時ことりが名付けたんだ。シュシュはフランス語で可愛いって意味がある。」

 

漣「確かにぴったりな名前だな。」

 

シュシュに新しい友達が出来た。

 

その後、希が持ってる子猫用のエサをあげる。

 

シュシュ「ガブガブ・・・ニャア・・・ニャ・・・ニャア・・・」

 

エサをガブガブ食べるシュシュ。

 

にこ「食べてる食べてるー!」

 

絵里「シュシュ♪たくさん食べて、大きくなってね。」

 

シュシュ「ニャー。」

 

穂乃果「食べてくれて良かった〜。」

 

花陽「うん♪子猫用のエサで大丈夫そうだね。」

 

海未「安心しました・・・」

 

千幸「そう言えば漣、ミュウ達にエサあげたのか?」

 

漣「ああ、持ってくる前にあげてきた。」

 

凛「ダンボール持ってきたよ〜シュシュのおうち!」

 

ダンボールで出来た家を凛が持ってきた。

 

希「シュシュに丁度良い大きさやね♪ありがと、凛ちゃん。」

 

海未「ことりがシュシュのお布団を縫ってくれていますから、出来たらシュシュの近くに置きましょう。」

 

ことり「ぬいぬいぬいぬいぬいぬい!ぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬい!」

 

物凄い速さでシュシュの布団を縫うことり。

 

花陽「こ、ことりちゃん凄い・・・!」

 

漣「最早達人技じゃねえか・・・!姉ちゃんでも出来ない速さだぞおい・・・・!」

 

真姫「前から思ってたけど・・・私たちがミシンを使うより、ことりの手縫いの方が速くて性格よね・・・」

 

ことり「出来たあっ♪シュシュのお布団だよ〜!」

 

千幸「早っ!」

 

穂乃果「おおっ、流石ことりちゃん!」

 

絵里「置いておけば、シュシュは入ってくれるかしら?」

 

花陽「うん、猫は暖かい場所が好きだから、きっと大丈夫だと思う。」

 

にこ「じーっ・・・」

 

シュシュ「ニャア・・・」

 

にこ「じーーーっ・・・」

 

シュシュ「ニャ・・・」

 

ミュウ「ミャア?」

 

リリー「ニャア?」

 

にこはじーっとシュシュ達を見る。

 

希「にこっち、じろじろ見過ぎやん・・・!」

 

漣「あんま見過ぎたらシュシュ達が困るだろ?」

 

にこ「だって、シュシュがお布団に入る瞬間を見逃したくなくて・・・」

 

真姫「そんなに見てたら、視線を感じて入れなくなっちゃうでしょ?」

 

にこ「そう?もう・・・シュシュって照れ屋さんなんだからっ♪」

 

漣「逆に警戒してると俺思うけど。」

 

花陽「今は少し時間をおいて・・・また後で様子をみようね。」

 

シュシュ達と別れて校舎に入る。そして夕方に様子を見に行く。

 

凛「穂乃果ちゃん、ことりちゃん、シュシュはお布団に入った?」

 

ことり「うん♪見てごらん?」

 

シュシュを見ると、気持ち良く布団に入ってるシュシュの姿があり、その布団の上にミュウとリリーが座っていた。

 

凛「良かったあ!ふわふわのお布団、シュシュも気に入ってくれると良いな〜。」

 

真姫「身体が小さいと、体温も低下しやすいから・・・これで安心ね。」

 

凛「それで、何でミュウとリリーは布団の上で座ってるの?」

 

千幸「シュシュを暖めているんだ。布団の上で寝て、ふわふわの毛をシュシュの毛布代わりにしているんだ。此奴ら冬でも体温は平常だしな。それに2匹とも結構軽いしな。」

 

凛「凄く優しいんだね〜。」

 

ことり「私たち、そろそろ帰ろうと思ってたところなんだ。凛ちゃん達はどうする?」

 

真姫「せっかくだし・・・もうちょっとシュシュを見てから帰ろうかな?」

 

漣「俺達も見てから帰る。」

 

穂乃果「うん。じゃあ、凛ちゃん真姫ちゃん皆また明日っ!」

 

シュシュ「ニャー。」

 

真姫「シュシュ・・・可愛い。上手に毛繕いするのね。」

 

凛「ずーーーーっと見てたいよね!」

 

漣「おいおい、この先ずっとか?」

 

凛「まだ凛達に慣れてくれたわけじゃないけど・・・このままいったら、シュシュを飼えるかも♪」

 

真姫「ええ、そうね。」

 

漣「もしそうなったら、μ`sに猫ちゃんが2人になっちゃうかもな。」

 

凛「えへへっ・・・シュシュと凛は猫仲間なのにゃ〜。」

 

真姫「ふふっ。凛はシュシュを飼うことに反対してたでしょう?今は納得したの?」

 

凛「思いつきで飼っちゃったら、後で後悔することになるんじゃないかなって。怖かったんだ。でも、凛が猫がだいだいだーい好きだし、きっとシュシュと一緒に楽しく過ごせると思う!」

 

真姫「そう・・・私は今でも少し不安、いつシュシュとお別れすることになるんだろう、なんて考えちゃん。考えてもキリがないのにね。」

 

凛「そっか。それは、真姫ちゃんがシュシュのことを大事に思ってるからじゃないかなあ?」

 

真姫「そう・・・なのかな・・・?」

 

凛「うん!大事に思って、不安になって・・・それって悪い事じゃないと思う!」

 

真姫「・・・・・・凛って普段は幼いところもあるけど・・・凄くしっかりした考えを持ってるわよね。ビックリしちゃう。」

 

千幸「確かにな。凛も良いこと言うじゃねえか。」

 

凛「そうかにゃ?」

 

真姫「そうよ。私よりしっかりしてるかも、良いな・・・って思うもの。」

 

凛「凛も真姫ちゃんみたいに、かっこいいけどちょっと可愛い大人っぽい子になれたらなーって思ったりするよ。えへへ・・・絶対無理だけど!」

 

真姫「ふふっ。私たち・・・無い物ねだりね。」

 

千幸「案外楽しそうに会話してるな。」

 

漣「あ!おい見ろよ、シュシュが。」

 

シュシュ「・・・・・・」

 

凛「あ・・・シュシュ、寝てる。」

 

シュシュがあくびをして布団の中でぐっすり眠った。

 

真姫「本当。今日は暖かく眠れそうね。」

 

凛「真姫ちゃん、漣君、千幸君、凛達もおうちに帰ろうっか。」

 

真姫「ええ。シュシュを起こさないように、静かに帰りましょ。」

 

漣「じゃあミュウ、リリー、シュシュと仲良く寝ろよ。」

 

ミュウ「ミャア。」

 

リリー「ニャー。」

 

千幸「じゃあおやすみ、シュシュ。」

 

その場から静かに家に帰る4人。3匹はぐっすり眠ってる。

 

そして翌日。

 

絵里「皆、準備は良い?」

 

にこ「オッケーにこ♪」

 

海未「任せて下さい!」

 

花陽「皆、シュシュを上手く保護出来るように頑張ろうね。」

 

ことり「シュシュ♪ダンボールじゃなくて、本当のシュシュのおうちを用意しましたよ〜♪」

 

希「あっはは・・・近所の人に借りたケージやけどね。」

 

絵里「捕まえる時は少し驚かせちゃうかもしれないけど・・・これでシュシュと一緒に暮らせるようになるわね。」

 

穂乃果「それじゃあ穂乃果が近付いてみるね。」

 

真姫「穂乃果、頑張って・・・!」

 

凛「シュシュ、暴れないでね。凛達怖くないからね。」

 

穂乃果がシュシュに近付こうとしたその時。

 

シュシュ「ニャア・・・」

 

穂乃果「あ、あれ!?」

 

なんとシュシュが自分から穂乃果に近付いた。

 

ことり「わあっ、シュシュが自分から穂乃果ちゃんのところに行ったよ♪」

 

漣「おお!遂に懐いたか!」

 

凛「やったあ!ごはんをあげたりしてたから、もうちょっとずつ仲良くなれてたんだにゃ!」

 

海未「まずは動物病院に行って、身体の様子をお医者さまに看てもらいましょう。」

 

花陽「うん。病院から帰ってきたら、当分は私の家で様子をみようと思うんだけど、良いかな?」

 

海未「部室だと夜や休日は一緒にいられませんから、それが良いですね。」

 

凛「誰もいないところで夜を過ごすのはもうさみしいよね、シュシュ。」

 

シュシュ「ニャー。」

 

絵里「大丈夫よシュシュ。私たちがあなたのお母さんになるからね。」

 

シュシュ「ニャー・・・?」

 

穂乃果「えへへ・・・これからシュシュと一緒に暮らしが始まるねえっ!」

 

シュシュ「ニャア!」

 

穂乃果「ん?シュシュ、どこ行くの?」

 

シュシュが突然穂乃果達から離れて向こうの方へ歩いた。シュシュが歩くその先にいたのは。

 

真姫「あ・・・」

 

遠くからこっちを見てる1匹の猫がいた。

 

にこ「ねえ、あそこに猫がいる。こっち見てるわ。」

 

希「もしかして・・・シュシュのお母さんかも!」

 

凛「え・・・?」

 

その猫はなんとシュシュの親猫だった。

 

花陽「あ!ホントだ・・・シュシュ、お母さんが迎えに来てくれたんだ!」

 

ことり「大丈夫かな・・・私たちが一緒にいたから、人間の匂いがついちゃってるかも・・・」

 

親猫「ニャー。」

 

シュシュ「ニャア・・・ニャア・・・」

 

凛「あ・・・シュシュが・・・」

 

穂乃果「お母さんのところに帰っていく・・・」

 

親猫の元へ歩くシュシュ。

 

海未「私たちが触っていても、母猫は迎えに来てくれたみたいですね。」

 

絵里「ええ。きっとシュシュのことを探し回ってたんだわ。」

 

ことり「うん・・・」

 

穂乃果「ちゃんと会えて良かったんだよね。」

 

花陽「うん!」

 

にこ「お母さんと一緒にいられた方が良いものね。さみしいけど・・・」

 

真姫「だから嫌だったのよ・・・」

 

海未「真姫・・・?」

 

真姫「どうせずっと一緒になんていられないんだろうって・・・分かってたの。」

 

凛「真姫ちゃん・・・」

 

希「じゃあ、シュシュに会わない方が良かった?」

 

真姫「・・・!そんなころは・・・ないけど・・・」

 

海未「別れるのはさみしいし、辛いですね・・・ですが、短い間でもシュシュと一緒にいられたことに感謝したいです。」

 

真姫「・・・そうね。海未の言う通りだわ。」

 

希「うん♪一緒にいられて良かったって、シュシュも思ってくれてるんじゃないかな?」

 

真姫「ええ。辛い・・・辛いけど・・・ありがとう、シュシュ。」

 

凛「えらいね、真姫ちゃん・・・よしよし。」

 

凛が真姫の頭を優しく撫でる。

 

真姫「ありがと、凛。よしよしは別にいらないけどね。」

 

ミュウ「ミャア!!」

 

漣「おっと!ミュウどうした?」

 

突然ミュウがシュシュと親猫の方へ駆け寄った。

 

千幸「どうしたんだ?ミュウの奴。」

 

漣「何か伝えたいことがあるのかもな。」

 

するとミュウが漣の元へ戻ってきた。

 

ミュウ「ミャアミャアー。」

 

漣「成る程、おい皆、親猫が伝えたいことをミュウが言ってくれるぞ。」

 

穂乃果「お母さん何て言ってたの?」

 

ミュウ「ミャアミャアミャア。」

 

漣「子供を育ててくれてありがとう。また何処かで会いましょうって。」

 

凛「そうか。また何処かで会えると良いな〜。」

 

ことり「シュシュ、いつでも会いに来てね。」

 

穂乃果「シュシューーーーーっ!!お母さんと幸せに暮らしてねーーーっ!!」

 

親猫「ニャアー!」

 

シュシュ「ニャウーン・・・ニャウ!」

 

穂乃果「えへへ・・・シュシュと一緒にいられて、私たちとーーーーーっても幸せだったよ!」

 

シュシュは親猫と共に何処かへ去って行く。

 

千幸「なんか感動ストーリーの映画みたいだったな。」

 

漣「ああ。でもシュシュとまた何処か会えると良いな。」

 

ミュウ「ミャア・・・」

 

漣「どうした?ミュウにリリー?」

 

リリー「ニャー・・・」

 

千幸「ああ、ちょびっとしか飯食えなかったから食い物寄越せはよ!って。」

 

漣「そう言えば、殆どシュシュに食われちまったしな。」

 

ミュウ「ミャア!」

 

漣「痛っ!!」

 

空腹で怒ったミュウが漣の額を引っ掛けた。

 

ミュウ「ミャア!!」

 

漣「危ねっ!!」

 

ミュウから逃げる漣。

 

千幸「早く食い物寄越さねえとお前の額から禍々しい液体を出してやるって。」

 

漣「怖えこと言うなお前!誰か助けてーー!!」

 

凛「あの2人とっても仲が良いみたいだにゃ。」

 

穂乃果「本当だねぇ。」

 

漣「この野郎ー!」

 

シュシュと楽しい数日間を過ごしたμ`sとEXTRAであった。

 

「END」




    キャスト

  朝霧漣 CV 内田雄馬

 城戸千幸 CV 花江夏樹

高坂穂乃果 CV 新田恵海
 絢瀬絵里 CV 南條愛乃
 南ことり CV 内田彩
 園田海未 CV 三森すずこ
  星空凛 CV 飯田里穂
西木野真姫 CV Pile
  東條希 CV 楠田亜衣奈
 小泉花陽 CV 久保ユリカ
 矢澤にこ CV 徳井青空
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