【完結】元の体を取り戻すのです! by.電   作:ふぁもにか

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 どうも、ふぁもにかです。今回から第4章、この物語が段々と終焉へと向かって歩み始める頃合いだったりします。電一行もいい感じにメンバー構成がされてきましたからね。

 閑話休題。今回、ふぁもにかは一時的にSIDE使いへと変貌してみます。今回はそんなに本編と関わりのない番外編な話だから別にいいですよね! ちなみに、サブタイトルに『とある日』と記載していますが、時系列的には電一行が第零鎮守府から旅立った数時間後辺りです。



第4章 たった一人に寄り添うために
0話 とある日の各提督と秘書艦の話


 

 

 ――SIDE 第弐鎮守府

 

 

「……」

 

 執務室にて。机にうつ伏せになっていた第弐鎮守府の男性提督は目を覚ます。起きて数秒、ほんの少しもまどろみに身を委ねることなく提督は椅子から立ち上がり、窓へ体を動かす。太陽の位置から、今の時間帯が正午を越えていることは明らかだった。

 

 

「あ、起きたんですね。おはようございます、司令官」

 

 と、ここで。秘書艦こと朝潮型駆逐艦一番艦・朝潮が執務室へ入り、提督に微笑みかける。一方。提督は朝潮に対し特に思う所を抱かず、言葉少なに尋ねる。

 

 

「朝潮。私はどの程度寝ていた?」

「2時間です」

「そうか。なら、遅れを取り戻さなければな」

「……今日の仕事は全て私が請け負います。せっかくですから、今日一日は静養してください」

「断る。深海棲艦を殲滅し終える時まで、私に安息の時はない」

「なら、せめて今すぐ食事を取ってください。でないと、この書類の山は決して譲りませんから」

「……」

 

 提督は朝潮をジッと見つめ、無言で主張する。が、対する朝潮がこれ以上は一歩だって退く気配がないと悟ると、「わかった。すぐに終わらせる」と食堂へ向かおうと歩く。

 

 

「朝潮。何かあったか?」

「……いえ。ただ、第肆鎮守府の提督がいつもの提案をしてきただけです」

「また奴か。それで?」

「いつものようにお引き取り願いました」

「それでいい。今後、私が応対できない時に奴が来たら同じように対応してくれ」

「わかりました」

「全く、なぜ私たち第弐鎮守府の問題にこうも首を突っ込んでこようとするものやら」

「……」

 

 朝潮の表情から何か朝潮を精神的に疲れさせる何かがあったものとすぐさま推測した提督は、朝潮に問いかける。その後、例のごとく第肆鎮守府の提督が関与を目論んでいることに辟易としつつ、提督は言葉を紡ぐ。精神的な余裕を失った第弐鎮守府の提督に、周りの思惑を鑑みるつもりはない。かくして、第弐鎮守府は狂気的に時を刻む。

 

 

 ◇◇◇

 

 ――SIDE 第肆鎮守府

 

 

「はぁぁぁ~~(;´・д・)」

「その様子だと、説得は失敗したみたいね」

「まぁね( ^ω^)」

 

 第肆鎮守府の提督を勤める、なぜか白衣を身に纏ってそれとなく凛とした感じの個性を主張するタイプの若い女性は執務室へ戻り椅子に座ると深々とため息をつき、のびーっと背伸びをする。すると、提督を見かけたために執務室へ入室した秘書艦こと青葉型重巡洋艦二番艦・衣笠がまるで上下関係の存在しない同僚を相手しているかのように提督に話しかける。

 

 

「第弐鎮守府はどうしてああも自滅に向けてまっしぐらに走っているのやら。艦娘は道具じゃない。心を持った新時代の兵器だ。心がある以上、無茶な運用をすればすり減るし、反意を抱く者が現れかねない。きっちりスケジュール管理を徹底し、ワークライフ・バランスを考慮しなければ破滅の時は近い。私に権力さえあればあんな奴、すぐに辞めさせて新しい提督を据えてみせるというのに(・´з`・)」

「あはは。提督も大変だね」

「全くだよ。今回はいつもと違って奴の秘書艦:朝潮が相手だったからもしかしたら上手くいくかと思って、いつも以上に熱を入れて色々参考データを示して論理的な説得をしたのに、どうして秘書艦も奴と同じように聞く耳を持たないお役所対応をしてくるんだ。艦娘は提督に似るとはいうが、悪い所まで似ることはないじゃないか。……第弐鎮守府の担当海域は激戦続きなんだから、第肆鎮守府の艦娘を派遣して第弐鎮守府の戦力を補い、同時に第弐鎮守府の艦娘の抱える過度な負担を和らげるという私の提案は悪いものじゃないはずだ。なのに、今回も『前に司令官が言った通り、他所の鎮守府の艦娘が入ると私たち第弐鎮守府の結束が揺らぎかねないので、そのご提案はお断りさせていただきます』とバッサリ拒否られてしまうとはね。ホント、理解に苦しむよ。何なんだよ、第弐鎮守府。何がしたいんだよ(;´Д`)」

 

 提督は机にうつ伏せになりながら、衣笠がちゃんと話を聞いていることを前提に愚痴を続ける。ちなみに。当の衣笠は提督にお茶を提供するため、一度相槌を打ったのを最後に一旦執務室から離れていたりする。が、提督が顔を上げる時には上手いことお茶を乗せたおぼんを持って執務室へ戻っていたため、衣笠が途中から提督の愚痴を聞いていなかったことがバレることはなかった。

 

 

「はい、提督。お茶だよ」

「んむ、ありがとう。……さて、押してダメなら力士の力を借りてでも押し倒せってノリでここまで同じ提案で攻めまくってみたけど、いい加減別のアプローチを用意する必要がありそうだ。……衣笠。第肆鎮守府が誇るインテリ勢をちょっと呼んできて。お茶会ついでに対処法を話し合うから(/・ω・)/」

「はーい、霧島さんと鳥海と伊8だね。衣笠さんにお任せあれ♪」

 

 衣笠から受け取ったお茶を飲みながら、提督は衣笠に今現在待機中の金剛型戦艦四番艦・霧島と高雄型重巡洋艦四番艦・鳥海と巡潜三型潜水艦二番艦・伊8を呼び寄せるように要請する。

 

 

「さぁ、見た目がそれとなく黒幕っぽいメガネ艦娘と私による密会、第186回ENAGEM会談を開こうか――( ・´ー・`)」

 

 衣笠がちゃっちゃと執務室から出ていった後、提督はメガネをクイッと指で上げて、得意げに宣言する。この時。提督は最高にドヤ顔をしていた。

 

 

 ◇◇◇

 

 ――SIDE 第壱鎮守府

 

 

 第壱鎮守府の執務室にて。椅子に座る老齢の男性提督は、秘書艦こと妙高型重巡洋艦一番艦・妙高が両手に持つノートパソコンの画面を見やっていた。パソコン画面に映っているのは、第弐鎮守府秘書艦・朝潮と第肆鎮守府の女性白衣提督との対話の様子である。

 

 

「――以上。今朝の会談を盗聴、盗撮したものとなります」

「第弐鎮守府は相変わらず無茶をやっているようじゃな」

 

 実は第肆鎮守府提督に悟られないようにこっそりと盗撮カメラや盗聴器を仕掛けていた提督は深々とため息を吐く。自滅も辞さないと言わんばかりの第弐鎮守府の狂気っぷりに頭を悩ませているのは第肆鎮守府に限った話ではないのだ。

 

 

「はぁぁぁ、面倒極まりないわい。真に恐れるべきは有能な敵ではなく無能な味方である。活動的な馬鹿より恐ろしいものはない。まさに今の第弐鎮守府を形容するにふさわしい言葉じゃ。最も大事にしていた艦娘を失い暴走する奴の心境が理解できないわけではないが、いつまでわしらは身内に爆弾を抱えた状態で敵と戦争を続けなければならないのかのぅ」

「でも、あんなにメチャクチャな艦娘の運用がされているのに、どうして第弐鎮守府の艦娘たちは文句の1つも言わなければ、不和の1つも生じないのでしょうか?」

「さてな。わしらの知る所じゃないわい。ま、第弐鎮守府の事情に空気を読まずに首を突っ込む直接的アプローチは第肆鎮守府にこのまま任せるとして、わしらはこれまで通り、バレない程度に第弐鎮守府の負担軽減に努めるとするかの。第弐鎮守府の担当海域が激戦地ばかりな以上、事前に敵を減らしておかないと深海棲艦側に巻き返されかねないからのぅ」

 

 何か第弐鎮守府の面々を一致団結させる宗教でも流行っているのだろうか、などと少々ズレた推測をする妙高をよそに、第壱鎮守府の提督はこれまで通りこっそりと第弐鎮守府をサポートする方針を固める。第『壱』鎮守府のはずなのに、第『弐』鎮守府の縁の下の力持ちポジションを担わざるを得ないというちょっとした矛盾な現状に苦笑いを浮かべながら。

 

 

 ◇◇◇

 

 ――SIDE 第参鎮守府

 

 

「ふぅ、終わった終わった」

「お疲れ、司令官」

 

 第参鎮守府の男性提督は本日分の書類の山を手早く片付ける。と、ここで。ちょうどいいタイミングでお茶を淹れてきてくれた秘書艦こと睦月型駆逐艦九番艦・菊月が執務室にやってくる。

 

 

「ありがとう、菊月」

「む、子ども扱いはやめてくれ」

「うん、美味しいよ。さすがだね」

「……どういたしまして」

 

 提督はよしよしと菊月の頭を撫でつつ、お茶を受け取り喉を潤す。恥ずかしそうにプイッとそっぽを向く菊月に提督がお茶の感想を告げると、当の菊月は照れを隠すように軽く頬を指で掻く。と、ここで。菊月の視界に1つの書類の文章が映り込む。その中の『電轟棲姫』とのワードに、菊月はなぜか釘づけになっていた。

 

 

「司令官。この、電轟棲姫って――」

「――多分、電のことだろうね。この書類によると、電は第弐鎮守府の連合艦隊と正面から戦闘を仕掛け、鹵獲された後、伊168を人質に第弐鎮守府から脱走したそうだ」

「なッ!?」

 

 菊月は提督から告げられたまさかの内容に目を見開く。電が第参鎮守府から旅立って約10日。この短い間に電がここまで派手な行動に打って出ていると思っていなかったのだ。

 

 

「……司令官。何がどうなっているんだ?」

「主な可能性は2つ。電の深海棲艦化について調べる中でわかってきたんだけど……私たちのような思考する生物の精神は体に引っ張られやすいものらしい。精神が体を規定するんじゃなくて体が精神を規定するんだ。……要するに、電の心が深海棲艦の体にすっかり染まってしまい、その影響で第弐鎮守府に戦いを仕掛けた可能性が考えられる」

「もう1つは?」

「電は電のままだけど、第弐鎮守府と戦わないといけない特段の事情があったから仕方なく戦ったって可能性だね」

「……」

「情報が少なすぎて、正直な所はまだ何もわからないけど。今は電を信じるしかない。大丈夫、電は電のままで必ず帰ってくるさ。確かに約束したんだから」

「そう、だね。司令官」

 

 次に電と会った時、そこにはもうあの優しい電はいないのかもしれない。ただの電轟棲姫しかいないのかもしれない。そのような可能性にわずかながら体を竦ませる菊月に、提督は少しでも安心させようと言葉を紡ぐのだった。

 

 

 ◇◇◇

 

 ――SIDE 第伍鎮守府

 

 

「帰投した艦隊からの報告は以上です」

「そうか。……あいつらはまだ見つかっていないんだな」

「申し訳ありません」

「いや、いいんだ」

 

 執務室にて。秘書艦こと川内型軽巡洋艦二番艦・神通から一通り報告を受けた第伍鎮守府の男性提督はスッと目を瞑る。まぶたの裏によみがえるのは、鼓膜を打つのは、響・球磨・不知火が執務室だろうと構わずにマイペースにはしゃぎまくる光景。だが、当の艦娘たちが謎の失踪を遂げた今、執務室がワイワイと騒がしくなることはない。

 

 

「……静かになったな」

「ええ。あの3バカは賑やかし担当って所がありましたからね」

「僕が彼女たちの気持ちに気づいていれば、このような事態は防げたのだろうか? 僕は、提督失格なのだろうか?」

「提督が罪悪感を持つことはありません。ロクに理由を告げずに蒸発を目論んだあの3バカが悪いんです。例え地球の裏側にいようと必ず見つけ出して、連れ戻して、焼き五体投地で謝らせます。もうしばらく待っていてください」

「……せめて普通の土下座ぐらいで許してやってもらえないだろうか?」

 

 唐突にゴゴゴゴゴッとの擬音を響かせる闇のオーラを纏った神通の発言に、実際の響たちの焼き五体投地シーンをうっかり想像してしまった提督は震え声で神通の行為を止めようとする。

 

 

「嫌です」

「そうか。嫌なら仕方ないな」

 

 が、当の神通が満面の笑みで拒否ったため、提督はすぐさま引き下がる。響たちが失踪してから約2週間。一刻も早く帰ってきてほしいと望んでいた提督だったが、この時ばかりは神通の暴走が収まるまでは見つからないでほしいと、胃薬の入った小瓶を片手に考えるのだった。

 

 

 ◇◇◇

 

 ――SIDE 第陸鎮守府

 

 

「うぅぅ……」

「あともう少しですから。うーうー言ってないで頑張ってください」

「具体的には?」

「ほら、あと山を2つ処理し終えれば終わりです。もう一息ですよ、提督さん?」

「全然終わる気配がしないんですがね……」

 

 執務室にて。まだ高校生程度の容姿をした少年提督は書類の山と格闘していた。秘書艦こと長良型軽巡洋艦四番艦・由良が一緒に書類を処理しつつ、時折励ましの言葉を提督に送る中、提督は涙目で業務をこなしていた。ちゃっちゃと本日分の執務を終えた第参鎮守府提督との要領の差が如実に表れているのがよくわかるというものだ。

 

 

「なんでこんなに対処しないといけない書類があるんでしょう。てか、俺は書類仕事より肉体労働派だし、こういう執務は由良に任せて俺は艦娘の演習相手になった方がいいと思いませんかね?」

「やめてください。艦娘たちが轟沈します」

「え、そっちを心配するんですか?」

「提督さんの強さは知っていますから。でも提督は高速修復材で直らないんですから、そういう危ない真似をされたら困ります。控えてください」

「うぅー」

 

 提督はどうにもならない現実に唸りながら机に突っ伏す。しかし、そうした所で書類の山は消えてくれない。ついでに由良からの視線が段々冷たくなってしまう。結局、提督にできることはひたすらに書類に目を通し手を動かすことだけだ。

 

 

「にしても最近、随分と深海棲艦が増えましたね」

「ですね。第陸鎮守府の担当海域は戦略的にそこまで重要じゃないはずなのに、最低でも隔日ペースで深海棲艦との戦闘がありますしね」

「そうそう。まるで本陣を守る戦力までも全部差し向けているんじゃないかと勘繰りたくなっちゃうぐらい、捨て身の特攻をしてるって印象なんですよね。今、深海棲艦の本拠地に攻め込めたらあっという間に戦争を終わらせられそうなんですが、肝心の本拠地がわからないってのがもうどうしようもなくもどかしいんですよねぇ」

 

 提督は書類の山と格闘する気力を保ち続けるために、それとなしに浮かび上がった話題を元に由良と会話しながら執務に取りかかる。提督が書類処理の要領というものを会得する時はまだ先のようだった。

 

 

 ◇◇◇

 

 ――SIDE 第零鎮守府

 

 

 省略。

 

響「いや、ちょっと待って。その扱いは酷くない? 確かに第零鎮守府はほんの少し前に本格設立されたばっかりだし艦娘と深海棲艦の共存を目指す異質鎮守府だから他の正常な鎮守府と同等に比べられないってのはわかるよ? でもせめて4~500文字ぐらいの描写はあってもいいじゃないか? なんで割愛? 第3章で散々出番があったから? でも私、前話で『準備をしようか。これから何が起きても迅速に対処できるように』とかすっごく意味深なこと言ってたんだよ? 欲は言わないからその辺だけの描写は融通利かせてくれないと困るなって響は響は――」

時雨「――別に提督はいいじゃん! 今回出番を割愛されても既に登場シーンがいっぱいあるんだから! 困るのは僕だよ! 僕は第零鎮守府所属の秘書艦なのに『比較的マトモなキャラだから』って理由だけで第3章で登場シーンを消されちゃったんだよ! 第零鎮守府に所属するメンバーの中で唯一僕だけ出番が丸々なくなっちゃったんだよ! それをこの第4章0話で埋め合わせてくれるって話だったから泣く泣く妥協したのにこんなの酷――」

 

 割愛。

 

 




第弐鎮守府の提督→ケッコンカッコカリをした川内の轟沈以降、深海棲艦を深く憎み、深海棲艦の殲滅に執心しまくっている男性提督。堅物。
朝潮→第弐鎮守府所属の朝潮型駆逐艦一番艦。提督の体調が心配で、無茶をしてほしくないのにそのことを思い切って主張できず、多少妥協してしまうのが最近の悩み。
第肆鎮守府の提督→深海棲艦を敵以外の何物でもないと規定し、戦争に不確定要素をもたらす私情を挟まないように努めている女性提督。艦娘の健康管理に気を遣い、ワークライフ・バランスを気にかけるなど、健全な鎮守府運営を行っている。
衣笠→第肆鎮守府所属の青葉型重巡洋艦二番艦。青葉からパパラッチ成分を抜き去った感じがデフォルト。提督の良き同僚といった感じの気兼ねない関係を構築している。
霧島→第肆鎮守府所属の金剛型戦艦四番艦。マイクチェックの人なのがデフォルト。ENAGEM会談のメンバーその1。
鳥海→第肆鎮守府所属の高雄型重巡洋艦四番艦。きちんとメガネをかけているがメガネをかけているように見えないのがデフォルト。ENAGEM会談のメンバーその2。
伊8→第肆鎮守府所属の巡潜三型潜水艦二番艦。おっとりとしていて読書大好きっ子なのがデフォルト。ENAGEM会談のメンバーその3。
第壱鎮守府の提督→老齢の男性提督。目立った功績を望むタイプではない模様。他の鎮守府に常に気を配り、その都度さりげないサポートを行っている。
妙高→第壱鎮守府所属の妙高型重巡洋艦一番艦。家庭的で面倒見のいい、典型的な長女属性を持つのがデフォルト。そしてここでは第壱鎮守府の提督との老夫婦のよう――おや、誰か来たようだ。
第参鎮守府の提督→攻略王な男性提督。電のことを心配しつつ、無意識に菊月を攻略している。
菊月→第参鎮守府所属の睦月型駆逐艦九番艦。もう電を拒絶しないと決意しているが、実際に会った時にまた体が拒否するんじゃないかということに少々怯えている。かわいい。
第伍鎮守府の提督→苦労人な男性提督。響たちが特に理由を告げずに失踪して以降、いつも以上にストレスから胃薬が手放せない日々を送っている。
神通→第伍鎮守府所属の川内型軽巡洋艦二番艦。少々弱気で控えめらしいが、それを打ち消すほどに戦士なのがデフォルト。ここでは少々ドSっぽくなっている。
第陸鎮守府の提督→書類仕事が苦手な少年提督。武闘派で、海上を自由に歩けさえすれば深海棲艦とまともに戦えるんじゃないかとまことしやかに囁かれている。
由良→第陸鎮守府所属の長良型軽巡洋艦四番艦。大人しめな性格ながら親しみやすいのがデフォルト。ここでは少年提督のお姉ちゃん気分で秘書艦をこなしている。
響→第伍鎮守府から失踪し、第零鎮守府の提督となった暁型駆逐艦二番艦。理論武装で割愛を防ごうとしたが無理だった模様。
時雨→第零鎮守府所属の白露型駆逐艦二番艦。物静かな僕っ娘なのがデフォルト。『比較的マトモなキャラ』のはずなのに初登場から全力でメタっていた。

 というわけで、第4章0話は終了です。第弐鎮守府以外は割と平穏、そんな感じの話でしたね。しっかし、やはりこうして各鎮守府の提督と秘書艦を描写してみるといかに第零鎮守府がギャグ方面で優秀かが改めてわかりますぜ、うむ。
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