どうも、ふぁもにかです。第零鎮守府勢が現れると存分にギャグに走れるせいか、今回は割と文字数が多めとなってしまいました。シリアスシーンとギャグシーンを執筆している時の私を比べると、私がいかにギャグシーンを好む作者なのかが身にしみてわかるのです。
~参考資料(現状判明している【システム】戦に参加中の艦娘の編成内容)~
主人公一行:電(中破)、伊168、奈落棲姫(中破)
第壱鎮守府:大和(中破)、陽炎(深海棲姫化)、木曾(小破)、白露(大破)、秋月(中破)、長良(小破)
第弐鎮守府:長門(小破)、暁(中破)、比叡(大破)、夕立(深海棲姫化)、利根(中破)、??(小破)
第参鎮守府:天龍(大破)、雷(中破)、北上(深海棲姫化)、榛名(小破)、那珂(大破)、??(中破)
第肆鎮守府:ビスマルク(中破)、鳥海(大破)、蒼龍(小破)、弥生(中破)、U-511(深海棲姫化)、伊8(小破)
第伍鎮守府:扶桑(小破)、曙(中破)、吹雪(大破)、赤城(深海棲姫化)、??(大破)、伊401(小破)
第陸鎮守府:叢雲(大破)、加古(中破)、大鳳(小破)、望月(深海棲姫化)、日向(大破)、??(中破)
第零鎮守府:響、??、??、??、??、??
※各鎮守府の一番先頭に名前の記された艦娘が旗艦となっています。
「やぁ、どうやら面白いことになっているようだね。できれば、私たちも混ぜてくれないか?」
暁型駆逐艦四番艦・電と海大Ⅵ型潜水艦一番艦・伊168の鼓舞により【システム】のもたらした絶望から立ち直った艦娘たちが一丸となって正面から深海棲艦の軍勢とぶつかる中。深海棲姫化した6名の艦娘を一手に引き受けようとした伊168の元に、第伍鎮守府から失踪し、第零鎮守府の提督となった暁型駆逐艦二番艦・響が仲間を引き連れて姿を現す。
「響さん!? どうして貴女がここに!?」
「なに、近々何か大々的なことが起こると踏んでいた所に、第壱から第陸鎮守府が一斉に怪しげな動きを見せたんだ。一体どんな事態が発生しているのか見極めようとここまでたどり着くのは至極自然のことだと思わないかい?」
「……まぁ細かいことは触れないでおくわ。それより、手を貸してくれるなら不死鳥の手羽先だろうと大歓迎よ。貴女たちにはあそこの【システム】のせいで無理やり深海棲姫化させられた艦娘6名――陽炎、夕立、北上、U-511、赤城、望月――の相手をしてほしいの。決して轟沈させずになるべく時間を稼いでほしいんだけど……任せていい?」
「そういうのは得意分野だから心配無用だよ。むしろ、艦娘と深海棲艦との共存を謳い、なるべく艦娘とも深海棲艦とも中立でいたい私たち第零鎮守府に、深海棲艦への攻撃を頼まれたらどうしようかと思っていた所だ。……深海棲艦は絶対的な敵じゃなくて、少々難解な性格をしただけの隣人に過ぎない。言葉を尽くして語りかければ、話が通じるようになり心を開いてくれる者もいる。ましてや、艦娘の精神を覆い隠した深海棲姫ならば、諭すことは容易だろう。ここは艦娘と深海棲艦との共存に特化した対話の専門家に任せて、イムヤはイムヤの責務に集中するといい」
総司令艦としての伊168からのさっそくのお願いを響は快諾する。その後、響は腕を組んで得意げに言葉を紡ぐと、「行くぞ。我ら第零鎮守府の晴れ舞台だ!」と高らかに宣言した。
「ふふふ、今こそ球磨の鍛え上げられた至高のコミュ力を実践に移す時クマー」
「ぬいぬいペディアに記載された幅広い雑学知識が輝きを見せる時でもありますね」
「にゃっしー! 悪い子はいねぇがあ! いたら睦月がもれなく良い子に改心させちゃうぞー! がおー! わおーん!」
「ゴーヤの習得した最先端の話術なら敵から寝返る系のチョロイン大量生産も現実的でち!」
「ちょっ、ゴーヤまでボケに回ったらツッコミが僕だけになっちゃうじゃないか……」
直後。第零鎮守府の艦娘5名が響の後ろから次々と進み出る。球磨型軽巡洋艦一番艦・球磨。陽炎型駆逐艦二番艦・不知火。睦月型駆逐艦一番艦・睦月。巡潜乙型改二潜水艦三番艦・伊58。白露型駆逐艦二番艦・時雨。以上5名の艦娘は、電たちと【システム】とがほんの気の緩みさえ許されない激戦を繰り広げているにも関わらず、どこまでもマイペースに思い思いの言葉を紡ぐ。
「陽炎。貴女がそんな無表情なんて、らしくないですよ」
「夕立。せっかくだ、僕と少しお話しようよ。積もる話もあるだろうしね」
「北上。球磨のコミュ力の凄まじさを体感するといいクマー」
「望月。お姉ちゃんが改心させに来たよ。レッツ、アイスブレイク!」
「ゆーちゃん。ゴーヤのお悩み相談室が今ならタダだよ。ぜひ利用してみるでち」
「赤城さん。貴女にそんなシリアスなオーラは似合わないんじゃないかな?」
そして、第零鎮守府の艦娘6名はそれぞれ深海棲姫化した艦娘たちの元へ向かう。陽炎の元には不知火、夕立の元には時雨、北上の元には球磨、望月の元には睦月と、4名は各々深海棲姫化した姉妹艦を担当する。U-511の元には同じ潜水艦娘のよしみで伊58が向かい、赤城の元には元々同じ第伍鎮守府の艦娘だった響が歩み寄る。結果。伊168は現時点をもって、深海棲姫化した艦娘たちのことを意識しないで【システム】のみに集中できるようになった。
「エ!? ヒ、響オ姉チャン!?」
「やぁ電、久しぶりだね。奈落とよろしくやっているようで何よりだよ」
と、ここで。響たち第零鎮守府の艦娘勢の姿に気づいた電が動揺に目を見開き、一方の響は普段の何ら変わらぬ声色で軽く電に返事をする。その時、【システム】と戦っているにもかかわらず、第弐鎮守府の暁型駆逐艦一番艦・暁が戦闘をほっぽり出して響の元に駆け寄ってきた。
「響!? どうしてここに!? 行方不明になったんじゃ!?」
「暁か、元気そうだね。にしても、あそこに何気に雷もいるし、暁型が全員そろうのって何カ月ぶりだろうか。……ん? もしかして暁、髪型ちょっと変えた?」
「あ、わかる? そう、レディたるもの、身だしなみには常に気を遣って新しい自分を模索するのは当たり前――って、そうじゃない! そうじゃなくて――」
響の両肩をガシッと掴んでまくし立てようとする暁。響は暁ならごまかせると、話題を軽く逸らしてとっとと深海棲姫化した赤城の相手をしようとする。が、ここで。暁の他にも【システム】戦を一旦放棄して響に急接近した第伍鎮守府の綾波型駆逐艦八番艦・曙が「なにサラッと登場してるのよ、アンタたち!」と響をビシッと指差した。
「ふふふ。知らないのか、曙? ヒーローは遅れてやってくる。古今東西のバトル物の作品の王道展開――ゴハッ!? 待て、なぜいきなり殴ってくる!?」
「理由なんて聞くまでもないでしょうが!? いきなりふざけた書き置きを残して失踪して、あたしたちがどれだけ心配したと思ってるのよ!?」
「あ、あれは私たちなりの司令官への心遣いだ! 無駄に悩み、胃を痛めやすい司令官を少しでも救済しようと、球磨と不知火で考えた結果、さも散歩に行くノリでの書き置きを用意することにしたんだ! あの置き手紙で少しでも安心感を与えておかないと司令官が胃潰瘍になりかねな――」
「それが余計に大ダメージだったのよ! アンタたちが空気の読めないバカ丸出しな書き置きを残したせいで、クソ提督の胃薬依存度がどれだけ上がったと思ってるのよ! この! この!」
「曙! 悪かった、私が悪かった! だからもう暴力はいいだろう!? 話せばわかる!」
暁と響との姉妹艦の再会シーンに割り入った曙は、時折響の腹部を殴りつけながら沸き上がる感情を無加工で放出する。曙の目尻に涙が浮かんでいることから、曙が心の底から第伍鎮守府から失踪した自分や球磨、不知火の安否を案じていたことが手に取るようにわかるため、響は曙のパンチをかわしながら慌てて謝罪する。
「……」
「あ、曙、さん?」
「あたしはもういいわ。それより、あたしよりも神通さんが怒り心頭だから。響、球磨、不知火。第伍鎮守府に帰り次第、覚悟しなさいよ」
相当の憤りを見せていた割に曙は妙に素直に響の謝罪を受け入れ、沈黙とともに拳を下げる。不穏な展開を第六感で悟った響が思わず『さん』付けで曙の名を呼ぶと、曙は響に事実上の死刑宣告を突きつけた。その内容に響はもちろん、ちゃっかり響と曙のやり取りを耳だけでうかがっていた球磨と不知火も一緒に「「「え?」」」と情けない声を上げた。
「あ、あの? 曙? 後生だ。どうか私だけでも罪を減免してはくれないだろうか?」
「曙! 球磨のこの顔( ・(ェ)・ )に免じて球磨だけでもご慈悲を!」
「私の分も追加して響と球磨を痛めつけていいので、私だけはどうか見逃してください!」
「ダメよ。大人しく神通さんのスペシャルなオシオキの犠牲になりなさい」
「あぁ、私の命日は避けられないか。こんなことなら一生分、バニラアイスを食べつくしておけばよかったよ……」
「どうせならコミュ力だけじゃなくて球磨のクマさん芸も極限にまで極めたかったクマ……」
「ぬいぬいペディアを完成版にまで仕上げたかったのですが、無念……」
響、球磨、不知火は例え他の2名を犠牲にしてでも自分だけは川内型軽巡洋艦二番艦・神通の激昂から逃れようとする。が、曙から救いのない一言を投じられると、そろって絶望的な表情を浮かべながら、それでも伊168に頼まれた手前、深海棲姫化した艦娘たちの相手をし始める。その一連の様子を見て。行方不明前と後とで響が何も変わってないとわかった暁は安堵のため息を零し、すっぽかしていた【システム】戦に曙とともに再び身を投じるのだった。
◇◇◇
先ほどとは打って変わって、【システム】側は劣勢に立たされつつあった。
30隻もの深海棲艦を犠牲にして集めた負の感情を元に、一部の艦娘を深海棲姫化する。数の利を捨てるリスクはあれど、艦娘側に精神面での多大なダメージを期待できる手段を講じ、確かに勝利一歩手前まで突き詰めたはずだった。
しかし、時間の問題で我が物にできるはずだった勝利が遠のいていく。
決して挫けることのなかった一部の存在の働きかけにより、死にかけていた艦娘側の精神はウソのように息を吹き返し、より艦娘側の攻撃は苛烈なものに変化していった。戦い始めた当初よりもボロボロのはずなのに、疲労だって蓄積しているはずなのに、まるで戦いの中で成長していると言わんばかりに、艦娘側は容赦なく猛攻を仕掛け、結果として【システム】側は押されていく。
このままでは、負ける。何か仕掛けないといけない。
しかし、並大抵の策ではもう艦娘側の心は揺るがないだろう。
そもそも中破状態でなお、そこらの深海棲姫よりはるかに強く、今現在の艦娘側の精神的支柱となっている電轟棲姫と奈落棲姫をどうにかしなければ勝ち目はない。
ならば、どうする。簡単な話だ。艦娘側から、頼りになる戦力を奪い取ればいい。
艦娘から精神的支柱を入手して、自分たちの物として据え直せばいい。
◇◇◇
「睦月型の、艦娘の本当のチカラぁ! えぇい!」
「艦娘の本領はこんなものではないぞ!」
「あははは、死にたい船はどこかしら?」
第参鎮守府所属の睦月型駆逐艦四番艦・卯月、第伍鎮守府所属の妙高型重巡洋艦二番艦・那智、第陸鎮守府所属の天龍型軽巡洋艦二番艦・龍田を筆頭に、もうすっかり絶望から立ち直った艦娘たちが艦娘の誇りを糧に全力の砲撃を深海棲艦に、【システム】につぎ込む中。
「隙アリ、ナノデス!」
電は先陣を切って縦横無尽に動き回り、単独で艦娘何十隻分もの活躍をしてみせる。傷ついた艦娘たちが下手に砲撃を喰らって轟沈してしまわないように、一隻でも多く深海棲艦を戦闘不能に追い込み、何発も【システム】に砲撃を叩きこんでいく。
当初は【システム】に砲弾を撃ち込んでも何ら反応はなく、攻撃が通じているか否かの判断がつかなかった。が、ここにきて。【システム】は攻撃を受ける度に「■■■!」と音を発し、同時に黒い球体の形がわずかに歪み、すぐに状態を形成し直すという不自然な挙動を繰り返している。【システム】は無傷ではない。これまでの攻撃は無駄ではない。そのことが、ただでさえ電と伊168により鼓舞された艦娘たちの士気をさらに跳ね上げていく。
「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■!!」
と、この時。【システム】が相変わらず名状しがたい叫び声を轟かせる。例の【システム】の全体攻撃か、と艦娘たちが身構えると。【システム】の漆黒の球体から天へと黒い何かがズズズと膨張し、巨大な右手を構築した。何かが来る。さっきの艦娘を深海棲姫化させたような、またとんでもない攻撃が来る。誰もが警戒心が先立ち、つい巨大な漆黒の右手を凝視する。
「サセルカ!」
が、1隻だけ。奈落棲姫は駆け出した。先ほどのような常識では考えられないような信じがたい攻撃をされ、また艦娘側が混乱に陥れられれば、今度こそ立て直しはできないかもしれない。ゆえに、【システム】がやらかす前に【システム】の行動をキャンセルする、またはここで【システム】の息の根を止めるため、奈落棲姫はとっさの判断で【システム】との距離を詰めていく。
「ッ!? ダメ、ナッちゃん! 行っちゃダメ!」
刹那。伊168の背にまるで氷解でも放り込まれたかのような嫌な予感がゾゾゾッと駆け上がる。ほとばしる悪寒のままに伊168は制止の言葉を奈落棲姫にかけるも、奈落棲姫の足を止めるには至らない。
「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■!!」
「ンナモン、当タルカ! 喰ラ――エ?」
【システム】の上部に作り上げられた漆黒の巨大な右手がブオンと空気の圧力を引き連れて奈落棲姫を叩き潰しにかかる。奈落棲姫が右に跳んで回避し、バシンと叩かれた海が荒波を生み出す。巨大な右手のことなど無視して、奈落棲姫が【システム】本体である球体部分を砲撃しようと砲口を向けた時、奈落棲姫は疑問の声を上げた。
なぜなら。奈落棲姫を捉えきれずに結局海を打ち付けるのみだった巨大な右手。その手首の部分からニョキンと、さも当たり前のように漆黒の巨大な左手が生え出てきたからだ。
「ワッ!? 何ヲ――ッ!?」
不意打ちのタイミングで生えてきた左手に対応しきれず、奈落棲姫の体は巨大な左手に握られてしまう。そして、奈落棲姫の困惑の声を遮るように、ギュッと左拳は握りしめられた。ゴキュバギャとの、乱暴に人型のフィギュアを分解したかのような不快な擬音が耳を突く。
「エ? ナッ、チャン?」
電が蒼白の表情を浮かべるのも関係なしに、奈落棲姫の体は巨大な左手と右手の中に包み込まれる。その後、まるで粘土を扱うかのように。ハンバーグの種でも作るかのように。こねこねと丹精に奈落棲姫の体が練り上げられる。ゴリッメキュズチャバキッと、体が捻り潰される音が断続的に戦場に染み渡る。命のあまりに冒涜的な扱いに艦娘側の誰もが石化したかのように動けなくなる中。巨大な両手は手のひらを下に向け、己が両手に覆い隠していた中身を海上に解放した。それは、奈落棲姫の姿形ではなかった。淡い緑色のオーラを体に纏った、その容姿は間違いなく。
「川内、お姉ちゃん……?」
「……」
第参鎮守府の川内型軽巡洋艦三番艦・那珂の呆然とした声が、戦場に浸透する。
肌の異様な白さや緑色のオーラを除けば川内とそっくりな見た目となった奈落棲姫は何も語らず、艦娘側への明確な敵対意思をその両眼に携えるのだった。
電→深海棲艦の体に艦娘の心を宿した暁型駆逐艦四番艦。前回、派手に鼓舞した手前、戦闘を放り出して響の元へ駆け寄れなかった。現状、皆の希望として頑張って戦っている。
伊168→前世が潜水棲姫だった海大Ⅵ型潜水艦一番艦。第零鎮守府が艦娘と深海棲艦との共存を謳っていることを踏まえて、敢えて【システム】戦への直接参加は促さなかった。
奈落棲姫→元々は第弐鎮守府の艦娘だった深海棲姫。【システム】により体をこねこねされた結果、【システム】に堕ち、川内の見た目で艦娘側と敵対することとなった。
陽炎→第壱鎮守府所属の陽炎型駆逐艦一番艦。深海棲姫化し、艦娘の敵に回った勢その1。
夕立→第弐鎮守府所属の白露型駆逐艦四番艦。深海棲姫化し、艦娘の敵に回った勢その2。
北上→第参鎮守府所属の球磨型軽巡洋艦三番艦。深海棲姫化し、艦娘の敵に回った勢その3。
U-511→第肆鎮守府所属のUボートIXC型潜水艦。深海棲姫化し、艦娘の敵に回った勢その4。
赤城→第伍鎮守府所属の赤城型正規空母一番艦。深海棲姫化し、艦娘の敵に回った勢その5。
望月→第陸鎮守府所属の睦月型駆逐艦十一番艦。深海棲姫化し、艦娘の敵に回った勢その6。
響→第伍鎮守府から失踪し、第零鎮守府の提督となった暁型駆逐艦二番艦。せっかく助けに来たのに殴られるわ、後々にスペシャルなオシオキが待ち受けているわで散々(自業自得)な模様。
球磨→第伍鎮守府から失踪し、第零鎮守府に所属している球磨型軽巡洋艦一番艦。最近は特にコミュ力を鍛えていたらしい。自分磨きは大切なことである。
不知火→第伍鎮守府から失踪し、第零鎮守府に所属している陽炎型駆逐艦二番艦。『ぬいぬいペディア』にそれなりに執着心を見せている。
睦月→第零鎮守府所属の睦月型駆逐艦一番艦。第零鎮守府で建造された。今回やたらとテンションが高いのは、きっと自分が建造されて初めて大勢の艦娘を目撃したから。
伊58→第零鎮守府所属の巡潜乙型改二潜水艦三番艦。第零鎮守府で建造された。ツッコミに回るのは疲れるからと、後のことを全て時雨に任せて己もボケに走ったらしい。
時雨→第零鎮守府所属の白露型駆逐艦二番艦。第零鎮守府で建造された。今回でようやく本編初登場のため、第4章0話での出番を省略されたことも相まって、内心で狂喜乱舞していたりする。
暁→第弐鎮守府所属の暁型駆逐艦一番艦。行方不明の響の身を案じていた子その1。
曙→第伍鎮守府所属の綾波型駆逐艦八番艦。行方不明の響の身を案じていた子その2。本当はまだ響たちへの怒りを全然発散しきれていないが、後々の神通のスペシャルなオシオキを考えれば、この程度が妥当かとの大人の判断で怒りを鎮めることにした。
卯月→第参鎮守府所属の睦月型駆逐艦四番艦。存在自体がいっそギャグみたいなキャラの一角だが、今回はさすがに真面目に戦いに挑んでいる。
那智→第伍鎮守府所属の妙高型重巡洋艦二番艦。酒をこよなく愛し、天然ボケ疑惑も抱えているのがデフォルト。真面目に特化した性格なせいか、この最終章で今まで存在感がまるでなかった。
龍田→第陸鎮守府所属の天龍型軽巡洋艦二番艦。先ほどまで絶望していた反動か、随分と殺気が深まっているらしい。
那珂→第参鎮守府所属の川内型軽巡洋艦三番艦。ここでは便宜上『川内お姉ちゃん』と呼ばせたが、個人的に那珂は姉だろうと普通に『ちゃん』付けで呼んでいる印象。
【システム】→深海棲艦の生みの親であるシン(仮名)を完全に取り込んだ、直径3メートルほどの漆黒の球体。今回は球体から巨大な右手と左手を生やし、奈落棲姫の体をグチャグチャにして川内の見た目に再構成しつつ己の味方へと堕とした。
というわけで、最終章7話は終了です。前半は第零鎮守府勢のいつも通りっぷりが確認でき、後半は奈落棲姫が【システム】側に堕ち、川内の見た目に再構成される話でしたね。この最終章で奈落棲姫があんまり存在感を放っていなかったのはここで奈落棲姫に焦点が置かれるからだったという地味な伏線。……ついうっかり回収し忘れる所だったのはここだけの話なのです。
~参考資料(現状判明している【システム】戦に参加中の艦娘の編成内容)~
主人公一行:電(中破)、伊168、奈落棲姫(中破→悪堕ち川内化)
第壱鎮守府:大和(中破)、陽炎(深海棲姫化)、木曾(小破)、白露(大破)、秋月(中破)、長良(小破)
第弐鎮守府:長門(小破)、暁(中破)、比叡(大破)、夕立(深海棲姫化)、利根(中破)、??(小破)
第参鎮守府:天龍(大破)、雷(中破)、北上(深海棲姫化)、榛名(小破)、那珂(大破)、卯月(中破)
第肆鎮守府:ビスマルク(中破)、鳥海(大破)、蒼龍(小破)、弥生(中破)、U-511(深海棲姫化)、伊8(小破)
第伍鎮守府:扶桑(小破)、曙(中破)、吹雪(大破)、赤城(深海棲姫化)、那智(大破)、伊401(小破)
第陸鎮守府:叢雲(大破)、加古(中破)、大鳳(小破)、望月(深海棲姫化)、日向(大破)、龍田(中破)
第零鎮守府:響、球磨、不知火、睦月、伊58、時雨
※各鎮守府の一番先頭に名前の記された艦娘が旗艦となっています。