自室へ戻った響也はベッドに横になっていた。
「ふぅ、もう少しくらい寝ても大丈夫かな?」
そんなことを言いながら目を閉じる。
響也はそのまま眠りに落ちてしまった。
「‥‥‥‥きて、‥‥ぉきて‥‥」
「‥‥んっ?」
「響也、起きて、夕食出来たよ」
響也が目を開けるとアリスが横にいた。
外を見ればもう陽は落ちて真っ暗になっていた。
「わかった、すぐに行くよ」
「一緒に行こ♪」
響也はベッドから降りてアリスと一緒に広間へ向かった。
広間に入ると他のみんなが既に座って待っていた。
「響也遅いよ〜」
「待たせてすまなかったな」
「早く座って一緒に食べましょう」
響也とアリスは席に座りみんなで一緒に食事を始めた。
ゆっくりと話をしながら食事を済ませ響也は再び部屋に戻る。
「はぁ〜食った食った。なんか自分で作ったやつよりも圧倒的に贅沢な食事だったな」
部屋に戻ったものの食事の余韻が残っている響也はぼーっと椅子に腰掛けていた。
そこへ再びアリスが部屋に来た。
「響也、ちょっと入るね」
「どうしたの?アリス」
「特に大事な用ってわけじゃないんだけど少しお話したくてね」
「そっか、こっちおいで」
響也は椅子から腰を上げてソファの方へ移動する。アリスも響也の横へ座った。
「あのね、ありがとう響也」
「なにがだ?」
「寝込んでた私たちを一人で看病してくれて」
「そりゃみんな俺の大切な人なんだから当然だろ?それにこういうのはお互い様ってもんだぜ?」
響也はアリスの頭を撫でながら言う。
アリスは撫でられて嬉しそうにしていた。
「今日の夕食美味しかった?」
「美味しかったよ。ほんとみんな料理上手いよな〜」
「響也だって料理出来るじゃないの」
「俺は多少できる程度さ」
「謙遜しすぎよ、みんな響也の料理すごく美味しいって言ってるじゃない」
それを言われて響也は少しホッとした。
するとアリスは興味本位で響也に質問した。
「ねぇ、響也?今回の吸血鬼かぜについてなんだけど弾幕ごっこ(意味深)しか治療法が無かったとしたら響也はどうしてた?」
「えっ!?‥‥うーん、正直すぐにしたいって思えなかったかな。だって初めての事だしちゃんと治るのかも心配だったから、最悪永琳に頼むって事も頭の中で考えてたよ」
「そっか、じゃあさ、これからしてみる?弾幕ごっこ(意味深)」
そう言われた響也は顔を真っ赤にして動揺していた。
アリスはゆっくりと顔を近づけて抱きつこうとした瞬間‥‥‥‥
ドアが突然開きレミリア達が入ってきた。
「アリス!部屋にいないと思ったらここにいたのね!それに抜け駆けは良くないわよ!」
「ふふっ、抜け駆けしようとしてたわけじゃないわ♪ちょっと気になったから聞いてみただけよ♪」
そう言ってアリスは部屋の出口の方へ移動する。
「お話楽しかったわ、それじゃぁおやすみ響也♪」
「あ、あぁ」
その後は何も無くその日は終わったが正直かなり焦った響也だった。