なんだかんだ何気ない話をしながら紅魔館へと向かう三人。
約一時間ほど経った頃三人は紅魔館へとたどり着いた。
「あ!響也さんやっと帰ってきたんですね。早く三人のところへ行かないと大変なことになってますよ」
「そんなに怒ってるのか‥‥」
「それはもう咲夜さんでも止められないくらいに‥‥」
「あ‥‥オワタ」
「と、とりあえず響也さん早く謝りに行きましょう」
こうして負のオーラ漂う紅魔館の中へと入っていく。
中はいつもと同じだったがとにかく空気が重たい。相当癇に障ったようだ。
「よ、よしとりあえずレミリアの部屋に行こう」
「響也さん冷や汗びっしょりですよ」
「みんなそんなに怖かったかなぁ」
「そりゃもう改めて種族の違いを思い知らされるよ」
「力の差は歴然ですもんねぇ」
話をしながらもレミリアの部屋の前まで来た三人。響也がノックをして入るとそこには三人揃って待っていた。
「た、ただいま‥‥」
「‥‥」
無言の圧力が響也を襲う。
そこへさとりが割ってはいる。
「ご無沙汰しております地底妖怪の古明地さとりです」
「え?さとり妖怪がどうして響也と一緒にいるの!?」
「それには深いわけがありまして‥‥とりあえず皆さんお話をしたいのですが」
「分かったわ、椅子はこっちにあるからいらっしゃい」
さとりのおかげでとりあえず話の場は設けることが出来た。
そしてこれから響也に尋問が始まる。
「まず、響也は買い物中だったわよね?どこに行ってたのかしら?」
「俺は服を見ていたんだ、そしたらこいしちゃんに話しかけられてそのまま地霊殿まで連れていかれました」
「そうなの?こいしちゃん」
「ごめんねフランちゃん、まさか一緒に人里来てると思ってなくてお姉ちゃんに会わせたくて私が無理やり連れていったの」
「そのあとは何してたの?」
「さとりに食事をご馳走になってそのまま泊まらせてもらってこうして帰ってきました」
「響也さんの言う通りです、私は食事と寝る場所を提供しただけなのです。ただそれでレミリアさん達にご迷惑をおかけしたと聞いたのでこうして直接謝罪に参りました」
するとレミリア達は急に笑いだした。
「それなら良かったわ♪てっきり変な輩に攫われたんじゃないかって心配してたんだけど杞憂だったわね」
「え!?それだけなんですか!?」
「だって私たちが居るって知ってる人里の人とかは響也とみんな快く接してくれてるから」
「単純に響也の人柄がいいからってのもあるんでしょうけどね」
「ま、まぁでも迷惑かけたことには変わりないので」
「こうして無事に帰ってきてくれればそれでいいのよ」
「そうだねお姉様」
「三人ともほんとにごめんな」
案外あっさりと許してもらえた響也、その後みんなで雑談を交わしお昼前に古明地姉妹は地底へと戻って行った。
響也が戻ってきたことで重々しい空気に包まれていた紅魔館もすっかり平常運転に戻った。
そしてその夜‥‥
「それにしても地底ってのは意外にも活気のある場所だったんだな」
「それはそうでしょ、なんせ鬼やら亡霊やらと色んな種族が居座ってるからね」
「なるほどな、とりあえず昨日みんな心配させちゃったから今日は一緒に寝ようか」
「賛成〜♪」
こうして一件の問題は解決した。そして四人は仲良くベッドに横になりそのまま眠りについた。