本当にすいませんでした
あと小説の構成の方も少し変えようかと思っております
ちょっとおかしいと意見があったのでこれからしばらくは回想話になります
回想話 レミリア編
運命‥‥‥‥それは意思に関わらず見に巡ってくる吉凶禍福。要は巡り合わせ。
私、レミリア・スカーレットはその運命を操る能力を持っている。この幻想郷の運命や誰かの運命を覗く事も可能だ。
そんな私はとある日何気なく運命を見ていた。
その内容は‥‥‥‥外の世界から新たに幻想入りするものが現れるという運命。
「ふぅん、また幻想郷が賑やかになりそうな気がするわね」
誰もいない部屋に私の独り言がすうっと消えていく。
月の光が部屋に差しうっすらと白く染める。
そんな月は少しだけ微笑んでるように私には見えた。
次の日。
いつもの様に目を覚ました私はパジャマ姿からいつもの桃色のドレスへと着替えをすませる。
そして部屋を出て広間へと赴く。
広間につくとテーブルに綺麗に並んだ料理が出されていた。
私はいつもの席につくと咲夜が挨拶をしてくる。
「おはようございますお嬢様。朝食の用意は終わっております。どうぞお食べください」
「ありがとう咲夜、下がっていいわよ」
「失礼します」
咲夜はそのまま広間を出ていった。
ゆっくりと味わいながら朝食を済ませた私は次に日傘を持って外へ出る。
私は日差しに弱いため日中は日傘が無いと外には出られないのだ。
花壇の花を見つめながら昨日の運命のことを考える。
いったい何者なのかしらね。私のみた運命を変えるほどの力を持つ者とは‥‥‥‥
気になる、とても興味深いわ。
すると後ろから私を呼ぶ声がしたので振り返るとそこには日傘を差して立っているフランがいた。
フランドール・スカーレット、私と血の繋がってる唯一の妹。ありとあらゆる物を破壊する能力を持つ。しかしそれゆえに危険なためコントロール出来るまでは能力の発動を禁止させている。
「どうしたのフラン?」
「お姉様が花を見て何を考えていたのかなって思って」
「ふふふ、たわいもない事よ。それよりフラン中へ入って紅茶でも飲みましょうか」
「うん!」
私はフランの手を取って一緒に中へ入る。
既に咲夜が準備を済ませていたのでフランと一緒にゆっくりと紅茶を啜った。
その後は特になにもなく夜になった。
私は部屋で本を読んでいると、魔理沙がやってきた。
「よぉ、レミリア、いつもの読書か?」
「えぇ、そうよ。魔理沙は何をしに来たのかしら?」
「ちょっと面白い話を持つて来たんだ」
面白い話?一体何かしら。
「それがな今日幻想入りした奴に会ったんだよ。それもめずらしく男だぜ」
「へぇ、そうなんだ。実は運命で幻想入りするものが現れるって知ってたんだけど男とはね、余計興味深いわね」
「もし会いたいのなら明日あたりに連れてきてやるぜ?」
「それならお願いしておこうかしら」
わかったぜと言って魔理沙は帰っていった。
もう少し先だと思っていたのだけど随分早く会えるとはね、ふふふ、今日は早く寝ようかしら。
私は読んでいた本を閉じて棚に戻し、ドレスから着替えてから布団に入った。
なんだか久しぶりにワクワクしてきちゃった。
踊るような気分を少し抑えて私は眠りについた。
という事でレミリアの回想その壱でした。まだレミリア編は続くのでお楽しみに〜