やはり俺が炎術士なのはまちがっている。 作:世間で言うジョージさん
八幡を取り巻く環境に変化が?
加筆、修正しました。
我が家にカマクラ(片仮名読みらしい)が住み着いてから、姫の我が家への来賓頻度が上がった。毎日のようにカマクラと遊ぶ。ちなみに土日は夜まで居たりする。女の子がこんなに来るだけで、俺はリア充なんじゃないか?と、勘違いしそうになる。
よく考えたらカマクラに会いに来たんですね、わかります。
で、毎日のように家まで送る事になっていた。そんな日々の日課?で、送った時に姫が城(億ション)に招待してくれた。
ついに我が主の居城(億ション)への招待が!
時間も遅かったのと、明日は休みということで、晩飯でもどうか?という内容だった。
嬉々として着いていくと、さすがのセキュリティで、綺麗でシンプルなエントランスに、臭い匂いのしないエレベーターだった。(ただの偏見)
ドアを開け中に入る。
「お邪魔します。」
「何もないところですが、どうぞ。」
一人で、それも高校生が暮らすには不釣り合いな広さ。5LDKはあるか?不審者全開でキョロキョロしていると、姫が声をかけてくれた。
「広くて落ち着かないでしょ?ご飯の支度をするから、リビングで寛いでいてほしいのだけれど。」
俺はガチガチになりながらリビングにあるソファーで座って待っていた。
少し緊張が解れてきた。気づくと女の子特有のいい匂いがする。イカン!主君の部屋だぞ!…そうだ!何か敵からの忍に仕掛けられてないか姫の直属の忍(ボッチ)がチェックしてやろう。決して、やましい気持ちはない!邪念もない!…多分。
少し冒険か探検の気分だったんだ。
部屋を見渡すと、家のテーブルぐらいのサイズのテレビに、パンさんDVD全シリーズ(詳しくは知らない)、よくわからない絵画、観葉植物らしき物と色々とあった。
パンさんが好きなのだろうか?
この絵の作者なんだっけ?
テレビでけぇなぁ。
とか、考えながらチェックしてみる。
俺ならこの絵画の裏とかに仕掛けるのになーなんて考えていたら…………え、何?この機械?
「マジかよ……!」
俺はその時、見なければ良かったと後悔していた。しかし、一度でも疑念を抱くともう抑えられない!
観葉植物にも小型のカメラが、天井の隅に小さな穴がある、携帯のライトを照らすとレンズのようなものが反射する。きっと他の部屋にも様々な物があるのだろう。この数は異常だ。盗撮というより、まるで監視じゃないか!ただの高校生には荷が重すぎる。
ただの高校生ならな…!
とんだシリアス展開だ。何者かは知らないが、姫は綺麗だからストーカーかもしれない。いや、ただの一介のストーカーに出来る事じゃない。まずマンションのセキュリティを突破し、鍵を開けて、設置する。専門のプロか?内部犯か?身内の心配からの配慮か?わからない。
もしも…姫の秘密を狙っての行為なら、事は重大なのかもしれない。
だが、これだけは言える。何があって、どんな敵が相手だろうと俺は姫を守ろう。
何も情報が無いうちは、
姫にはまだ言えないな。
キッチンの方から調理するいい匂いが、少しだけ俺を日常に戻した。
少し短めですが、日常から非日常へ。
展開が遅いのはご愛嬌とゆーことで。