BUGHAZARD THE CROSSEDITION 一時停止中 作:超輪
シノア「と……気合い入れて行きましょ」
ノワール「って言っても顔を知らない人を探すのは骨が折れそうよ」
源治「そういう時は大声で名前を呼ぶしかないが、下手すれば化け物に見つかるリスクがある。むやみに呼ぶのは得策じゃないな」
霊夢「手間かけて探すしかないわね」
ゆりさんの司令で私達は同じ逃走者11名を探しにB16Fに来ています。叫んで探すのも一つの手ですが、大きなリスクがあってそれが出来ません。なにせ、1階上のB15Fに化け物がうじゃうじゃといますから。
博「確か11人やったな。俺の勘やんけど一つに纏まっとるんちゃう?」
霊夢「その可能性は否定出来ないわ」
ノワール「だとすれば、見つけやすいわね」
シノア「では、その想定で探しに行きましょう。この階層に居れば……ですが」
11人の捜索を開始される。エレベーター前からただまっすぐ続く道を進む。道の構造はやはり機械性。地下の階層は全てこのような構造なのでしょうか。
そう進んで行くと上下に続く広い空間へ着く。その空間は大規模の施設と言わせる設備をしていて、下には更に別の空間がガラス越しで見えるのだが、設備された物以外にも別の物がいた。
シノア「いますね」
源治「確認出来る数で言うなら5体ってところか。しかも関節の位置がおかしいやつと来た」
ノワール「ガラスの上を歩かない方がいいわね。注意しましょう」
霊夢「言われなくてもそのつもりよ」
手持ちの武器を手に持って、怪物に気付かれないように探索を再開する。現在いる場の構造は真ん中に塔のような機械とその後ろと左右に自動扉がある。
博「なるほどな。右の自動扉はあかんやつや。その扉はおそらく下に続く道になっとると思う」
ガラス越しの下の様子を注意深く見ていた柴中さんはそう教えてくれた。よく見ると言っていた通り、右の自動扉方向から下に続く階段が存在している。予想するとその階段は右の自動扉から続いている構造なのだと思った。
シノア「では選択肢から右の自動扉を抜かして前と左、どちらかにしましょう」
ノワール「こういう場合、前の扉は無性に怪しく見えるのよね〜」
霊夢「それは私にもなんとなく分かるわ」
博「よう分からんけど、それなら左にしようか」
柴中さんに賛同して左の自動扉に進む。扉の直前に立つと扉はが左右に別れるように開かれる。すると横幅が2人分の廊下と上に続く階段が右手前にあるのが確認出来る。
源治「階段か……」
霊夢「見た限りそんな高い所まで登らない見たいよ」
ノワール「登ってみる?」
博「なら俺ら男が先に行くから、それについてきてや」
私達は上に続く階段を1列で登る。先頭は男子が先導して私達女子はそれに付いていく。博麗さんの言う通り、階段の段数は少なく、すぐに登り切った。すると目の前に自動扉があるのに気付く。その自動扉のタグには休憩室と記されている。
シノア「休憩室……ですか」
源治「覗きながら開ける。一応準備だけしておいてくれ」
それぞれの武器を構えて、休憩室へ静かに侵入する。物が散乱していて、2つの縦幅が長いテーブルと八つの椅子。奥にはロッカーが一面設置されて全てバラバラに開かれている。
博「この散乱した部屋……いかにも襲われた痕跡やな」
源治「ロッカーの中身を探って見よう」
全員でロッカーの中身を調べる。私が調べたロッカーの中身には研究者のIDとその人の物と思われる荷物。確認してみたところ、特に目に付くものはありませんでした。
博「気になるもん一つもあらんな〜」
源治「同じく」
霊夢「こっちもよ」
ノワール「私も」
シノア「全滅ですね」
みんなも同じようだった。ほぼ同じタイミングでロッカーを閉める。次はテーブルの下を覗く。散乱しているだけあって物が散らかっているが、その物とは明らかに違う物が落ちていた。
シノア「これは…何でしょう?」
その物を手にした私はみんなに見せる。
源治「手のひらサイズのメダルのようだが……」
ノワール「ただのメダルって感じはしないわね」
拾った物は蛇の模様があるメダル。その蛇の目が私の好奇心で拾った物。蛇の目には目立つように赤い宝石があるのだから拾うしかないのです。
博「何かに使うかも知らんから持って行こうか」
シノア「そうですね。それでは柴中さんが持っていてください」
博「あいよ」
私はメダルを手渡す。それを受け取った柴中さんはポケットにしまう。
霊夢「ある程度見たかしら」
シノア「はい。ではここを出て、さっきの廊下をまっすぐ進んでみましょう」
源治「よし。それじゃあ行くぞ」
休憩室を後にする際、出入りの順を変えずに男子が先に出て、私達は付いていく。そして階段を降りていき、右に廊下へ進んでいく。その時、私は1つの違和感を感じた。
シノア「ちょっと待ってください」
私はそう呼び掛け、一旦進むのを止めるとそこにノワールさんが訪ねてくる。
ノワール「どうしたの?シノア」
シノア「何か違和感を感じるんです。なんか…雰囲気が」
霊夢「雰囲気?今までと変わらず不気味な雰囲気なのは変わらないわよ?」
シノア「いいえ、それではなくて」
この違和感。言葉にどう表すのか、正直迷っている。いや迷うってより分からないって言った方がいいのかも知りません。
源治「どう違うんだ?」
博「んーー。シノアはんの言う事、なんとなく分かる気もするで」
ノワール「分かるの?」
博「なんとなくやって。シノアはん、その違和感って言うのはこの廊下の空気の流れの事やろ?」
シノア「…!そうです柴中さん!よく分かりましたね」
そう。この違和感は細い廊下へ空気の流れにあった。なんて言いますか、重さを感じるような空気を感じるんです。
霊夢「空気ね〜。よく確認すると、確かにその感じはするわね」
源治「そうか。じゃあ注意して進むとしよう」
一時的に止まった足を運ばせ、先に進む。重みが感じる空気を廊下を歩いていくとやがて自動扉の前に着く。自動扉の前に立った頃には、感じていた重い空気はなくなっている。
シノア「なんだか嫌な感じがします」
博「俺もや。重い空気が中途半端になくなっとるからな」
源治「ふむ……どうやらカードキーが必要みたいだ」
小夜凪さんが自動扉を開けようと目の前まで近づくが反応がない。よく見れば手前の壁際にカードキーを認識させる物があった。その認証機にはネームプレートが付いているのですが、大きな切り傷で負われていて読めませんでした。
ノワール「これはめんどくさいはね。これじゃあどんなカードキーが必要なのか分からないわ」
シノア「故障はしていないのが幸いですね」
みんなが認証機で気を取られている、その時。
グウゥルウウゥ……
突然後ろからうめき声が聞こえた。
博「なんや?下におる怪物の鳴き声か?」
ノワール「いいえ。どうやら下って言うよりは迫ってきてるって言うべきね」
ノワールさんが先に振り向いていて、銃を構えていた。その銃口の先にある物は、2体の怪物。この怪物こそ、ブランさん達が教えてくれた
源治「くぅ!ノワールと霊夢はしゃがんで撃て!俺達3人は立ったまま撃つ!間違えても仲間を当てるな!」
博「くたばれや怪物!」
迫ってくる怪物が速度を上げてやってくる。その2体に私達は迎撃する。全員で一斉に射撃する。狭い廊下である為、銃弾はほとんど外れずに命中。一体目はあっけなく倒されるがもう一体の怪物は一味違う物だった。
博「おいおい!盾持ってるとか反則や!」
怪物の2/5サイズの四角い盾を持っていた。それを使って防御しながら少しずつ近付いてくる。
ノワール「盾ね〜。でも、足ががら空きよ!」
そう言ったノワールは銃口を防がれていない足部分に狙いを付けて射撃する。その銃弾は右足に命中し、その反動でバランスを崩して右膝が床に付き、盾の表面も床に密着。
源治「いいぞノワール!」
ノワール「当然よ」
盾が機能していない今がチャンス、一斉に射撃し、怪物に命中させる。すると約6発受けた時、力を失う動作を見せた。その動きを見た私達は射撃を止める。次第に怪物は前へ倒れ、ブロック化して消滅した。
霊夢「全く、今のは焦ったわ」
シノア「全然気付きませんでした。まさか後ろに居るとは」
源治「あぁ。だが安心は出来ない。今の銃声でおそらく下の怪物が気付いたかも知れない。この場を即刻的に離れた方がいい」
博「せやな。ほな走るで!さっきの広場の後ろにあった自動扉まで!」
男性が前後と女性はその中間にして駆け足で向かい、元の広場に戻る。そしてすぐさま左側の自動扉の前へ行く。自動扉は私達が目の前にやって来た途端、左右に別れるように開かれて先の道が現れ、迷わず進む。すると少し進んだ先には左右に別れた道と更に下が見える広い空間、そこには数は少ないが至る所に腐敗した人の姿が見える。
霊夢「あれは下の階層に現れた気持ち悪いやつかしら」
シノア「腐敗した人間のようですが、生命が感じませんね」
ノワール「避けるようにして行くわよ」
源治「そうだな」
先頭に立つ小夜凪さんは右に進み、私達はその後をゆっくり追う。周りを見ると、この道は四角いでくるりと囲む構造になっていて、その中心には下が見える。好奇心で覗いて見たところ、三階建ての空間になってる事が分かり、亡くなった者らしき姿も見えた。おそらくその人達は逃げ遅れた人なのでしょう。私達もそうならないように気をつけなければ。
博「予想以上に広いな。ノワールの言う通り骨が折れるわな」
ノワール「そのようね。彼らが無事だといいのだけれど」
そう話していると、右方向に凹んだ扉があるのを小夜凪さんが気付き、そこに近付く。改めて銃を構えて警戒しながら近寄り、柴中さんが扉に向けて耳をすませる。
源治「どうだ?」
博「よう分からんが、入らない方がえぇのかも知らん」
霊夢「なんでよ」
博「雄の雄叫びとか叩く音が聞こえるんや。聞いただけで身の危険が感じる。気持ち悪いわ」
シノア「私にも聞かせてください」
博「構わないけど聞かん方がえぇよ?」
柴中さんが言葉で私を止めよう説得してきますが、それを無視して扉に耳を傾ける。中の音は少し小さいがこう聞こえた。
「ああん?あんかけチャーハン?」
シノア「…………」
よく分かりませんが、なんか気分が悪くなってきた気がしたのですぐに耳を傾けるをやめました。
博「顔色がわるくなってるでシノアはん。せえやから聞かん方がえぇって言ったやろ?」
シノア「皆さん……別の場所へ移動しましょう……」
そう言った私はせっせと扉から離れて先に行く。
源治「待ってくれ、あまり早く行かないでくれ」