BUGHAZARD THE CROSSEDITION 一時停止中   作:超輪

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おぉ!?こんなところにゲームギアが発見!

フェル「ネプテューヌさん。タイトル名にセリフを入力するのはやめませんか?」

ネプテューヌ「私は何もしてないよ?ただこの激レア感溢れる携帯ゲーム機を拾っただけ!この歴史のいい匂いがするこの子を拾わずして何すると言うのだ!」

魔理沙「ネプテューヌは 多分キーアイテム? ゲームギアを手に入れた」

フェル「RPGで良く出る字幕を呑気に言わないで下さい!しかもなんで疑問形!?」

 

この階層(B17F)の探索を進めてから数時間経ったと思う。なんで思うかと言うと、時間帯を確認出来る方法がないからで、とどのつまり「時計がない」という事。でも全員お腹が空いてるような感じはしないから多分時間が経っていても2〜3時間くらいしか過ぎていないのかな?

 

あ、それと大事な事を言い忘れてました。今どこにいるのか?それは……

 

ネプテューヌ「フェルナンデス君!じゃなかった、ナンデ君!せっかくゲーム保管庫に来たんだから遊んでいこうよ!ほらここにもう1個激レアのゲームギアがあるからさ!」

フェル「いや間違ってませんよ!しかもなんで中途半端にナンデ君ですか!?それとなんで激レアの携帯機が当たり前のように落ちてるんですか!」

 

そう、僕達は今ゲーム保管庫にいる。研究所にどうしてこんな部屋があるのかは意味不明の四文字が無限に思い浮かんで来るけど、まず何よりここに来た理由はある。

 

ブラン「それより、早くあの鍵を手に入れるわよ」

 

ブランさんはハリセンを肩に乗せて行動を起こす。それは調べ回ってきてまずやらなきゃいけない事があるからです。

 

約1時間前………だと思う。

 

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ネプテューヌ「ん〜」

 

穴が空いたガラスの中に通じた部屋を出てからネプテューヌは何かすっきりしてない表情で腕を組んで唸ってる。

 

野田「どうした?ネプテューヌ」

ネプテューヌ「えっとね〜。人の力だと壊せない強化ガラスをどうやって壊したのかな〜って」

魔理沙「それはまあ、人の力以上の何かが壊したんだろ?」

 

発想としては魔理沙さんの考えは一番理解し易いと僕は思う。でも、だとしたらそれは何なのか?予想としては例の関節がおかしい怪物になる。でも、その割にはガラスの割り方が綺麗という疑問が残る。

 

フェル「何も知らない以上、その事を考えるのは辞めた方が……」

ブラン「そうね。今はその謎を頭から外しましょ。私も気になるけど、とりあえず先の事を優先して」

ネプテューヌ「そ…そうだよね!考えるのをやめて、ここはポジティブに………」

 

ポチ!

 

その時、何かコメディアンなスイッチ音がネプテューヌの足元から聞こえた。その効果音に皆が驚き、ネプテューヌに顔を向ける。その時のネプテューヌは青ざめた表情で足元を見ている。それにつられて僕も見てみると、靴のつま先が、床にあるスイッチを踏んでいるのを見つけた。

 

ネプテューヌ「……えっと………」

ブラン「……………」

 

ネプテューヌは石像のように体が固まっている。何故か片足だけで全身のバランスを保たせようと意味不明なポーズをしているのかは無視して、ネプテューヌが踏んだスイッチが何なのか、周りを警戒しながら探る。しかし特に変わったような事が起きない。

 

魔理沙「何も起きないぜ?」

野田「ちぃ、脅かすな!ネプテューヌ」

ネプテューヌ「ご〜めん。でも何も起きなくて良かった!」

フェル「そうですね。ところでネプテューヌさん?もうそのポーズをしなくてもいいんじゃ…」

 

皆がほっとする中、ネプテューヌはまだ意味不明なポーズをとっている。

 

ブラン「一応聞くけど、ネプテューヌ。なんでそのポーズをしてるのかしら」

ネプテューヌ「ほら〜あれだよ。石像がポーズ取ってるじゃん!片足だけのやつ!」

魔理沙「よく分からないけど、その体制辛くないか?」

ネプテューヌ「さっきから体を動かそうとしてるんだけどさ、困った事に動かないんだよね。ジャンプは出来るんだけど」

 

ネプテューヌは片足だけで踏んだスイッチからジャンプして離れる。

 

ブラン「動かない筈の石像がジャンプを移動法にして飛ぶ。変なの」

魔理沙「名付けて!うごく〇〇ぞうだぜ!」

フェル「ん〜」

 

魔理沙さんが名付けた名前にどういう事かつい苦笑いをする。それにしても、どうしてネプテューヌさんが体を自由に動かせないのだろうか?

 

ブラン「ネプテューヌ。体の様子はどんな感じ?」

ネプテューヌ「ん〜とね。ジャンプで動けるよ〜」

 

ネプテューヌはそれを証明するようにジャンプで軽く周りを飛ぶ。なんというか、カンガルーみたいでうさぎみたいで、いや全然違うけど、その移動法に少しネタ性を感じるのは気のせいだろうか?

 

ブラン「まあいいわ。進むわよ」

 

ネプテューヌのどうしようもない移動法を気にしながら先に進む。すると、長く続いたまっすぐの道からようやく別の道が見えてきた。その片方の道には僕達の目線を注目させるある物があった。

 

フェル「分かれ道ですね。あとなんで看板……」

 

左右の壁の間に挟むように大きな看板が設置されている。その看板には変な事が書かれていた。

 

「この先ゲーム保管庫。マスターキーあり」

 

フェル「誰が設置したのかは知りませんが、なんですかこの露骨な情報……あからさまに怪しいと思いませんか」

ブラン「怪しいわね…」

 

誰もが怪しいと思うこの看板。自然にもう片方の見慣れた構造の道を通ろうとすると、2人だけ僕達とは違い、看板がある方へ、ドスンドスン(・・・・・・)と音を鳴らして進む。

 

魔理沙「お前ら、なんでそっちに進むんだよ。絶対罠だと思うぜ?」

野田「罠だと?それがどうした!罠なんざくそくらえだ!」

ネプテューヌ「例え罠であっても、ゲームがそこにあるなら取るべし!」

ブラン「ダメだこいつ、早く何とかしないと」

 

2人の能天気なところに僕達は呆れる。その時だった。来た道から怪物と思わせる雄叫びが響き渡った。

 

野田「ちぃ!例の化物か!?」

 

野田はずっと肩に乗せていたハルバードを構える。

 

魔理沙「おいおい…壁に張り付いてこっちに来てるみたいだぜ!」

 

雄叫びを響かせた怪物の姿が1体見えてきた。鋭く長い爪を持ち、全身が筋肉で出来ていて何よりも頭と思う部分が脳を露出している怪物。その怪物が少しずつ速さを増してこっちにやってくる。

 

ブラン「あの怪物、やばそうね」

フェル「こ、ここは一旦逃げましょう!」

ネプテューヌ「うん!」

 

怪物から漂う危険な雰囲気から危機感を感じた僕達は銃で迎え打たないで、大人しく怪物から逃げる。しかし野田さんとネプテューヌさんは看板がある方へ逃げ出した。

 

ブラン「あ、待って!」

フェル「魔理沙さん!行きましょ!」

魔理沙「分かったぜ!」

 

先に行った2人の後を追って向かってくる怪物から全力で逃げていき、看板が記されていた通りにその先にあったゲーム保管庫の中へ逃げ込む。

 

魔理沙「そして今に至る」

 

フェル「いや待って下さい。調べ回って来た事について何も言ってないですよ」

 

ちなみにネプテューヌの体は部屋に入った直後に自由になりました。謎のスイッチと意味不明なポーズに関しては今も分からないままです。

 

ブラン「それはこの保管庫の中の事でしょ?それになんかめんどくさくなってきたから早くゲームやりましょ」

フェル「まあそうですけど……ってあなた本当はゲームがやりたいだけでしょ!てなんで3台目のゲームギア!?」

 

さっきまでの出来事を振り返っていたら、いつの間にかブランさんはネプテューヌさんが遊んでいるゲーム機と同じ物を持っていた。

 

ブラン「違うわ。鍵、そのマスターキーを手に入れるには、ゲームをやらなきゃ行けないのよ」

フェル「はい?」

 

すみませんブランさん。僕にはさっぱり理解出来ません。

 

魔理沙「なんだこの紙と箸は」

 

魔理沙は床に落ちていたA4サイズの紙を拾った。試しに広げて読む。

 

魔理沙「鍵を手に入れるには王様ゲームをする事、ただし条件がある。それは…………おいみんな。ちょっとこれを見てくれ」

野田「なんだ?」

 

魔理沙は広げた紙をみんなに見せる。

 

ネプテューヌ「王様ゲーム!?しかも条件がやばい!恥ずかしくて出来ないよ!」

魔理沙「でもやれってさ自称都合人(笑)がよ」

フェル「なんでその呼び名なんですか」

野田「下らん」

ネプテューヌ「でも、王様ゲームをやらないと、マスターキーが手に入らないんだよね?しかもそれが取れないと、この部屋から出る事も出来ないよ?」

 

そうでした……もっと大事な事を忘れていました。実は僕達、この部屋に侵入した際に外側から自動ロックされて部屋に閉じ込められています。ただ、内側からもロック解除可能な構造にはなっているんですが、解除するには専用のカードキー、もしくマスターキーを手に入れるしかないんです。我ながらツッコんだり振り返ったりで頭から抜けてました。

 

ブラン「気が乗らないけど、その条件に乗ってやらない限り、脱出は不可能よ。やるしかないわ」

魔理沙「まじかよ……」

 

紙と一緒に落ちた箸、それもまるで予めセットされていた物で、気が乗らないままみんなは普通じゃない王様ゲームをやる事になった。

 

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ネプテューヌ「残念だけど!王様ゲームプレイ中の状況はどうしても公開出来ないから、ごめんね!」

魔理沙「流石にあれを公開したら……な。ジャンルが変わるぜ」

 

王様ゲームはなんとか……無事ではありませんが終了しました。そして目的の品であるマスターキーを入手。ただその引換に一人、忘れられない黒歴史として脳に刻み込まれた女性がその場で顔を伏せていた。

 

フェル「あの……ブランさん。大丈夫ですか?」

ブラン「もう……嫁に行けないわ……」

野田「すまないブラン」

 

ブランさんはこれまでにないくらいに落ち込んでいる。今なら、ブランさんその後ろに【川】の文字が凄いマイナスな感じで演出してるのが見えそうです。

 

ネプテューヌ「わ、私は気にしてないからブラン。ね?それに女の子同士だから…ノーカンだよ!」

ブラン「………………」

ネプテューヌ「しかし返事が無い。まるでしかば……じゃなくて、これじゃあ保管庫から出てもあまりいい探索が出来ないね」

魔理沙「そうだぜ。まあ仕方ない、ここはひとまず休憩しようぜ」

 

僕達はブランさんの状態が治るまで、立ち直るまで大人しくする事にした。ネプテューヌさんはゲームギアを持って遊び始めた。魔理沙さんはそれに加わり、野田さんは広い所に移動してハルバードで素振りを始めた。そして僕はブランさんを慰めようとしたが、ブランさんから1人にして欲しいと言われ、適当な壁に寄って背中を預けるようにして座った。

 

フェル「ブランさん……」

 

やっぱりあんな内容を命令するべきじゃなかった。実はブランさんがあの状態にしてしまった原因は僕にある。ただマスターキーを手に入れるには条件に従う必要があった。その条件はどうしても言えない。と言うかメタい話、このストーリーのジャンルを考えますと、口が滑っても言えませんから。

 

ネプテューヌ「ん?気のせいかな?私の持ちネタの1つを誰かに言われたような〜。まあいっか!」

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