【オーバーロード】食事処もふキッチン【二次創作】(完結) 作:野神 汰月
AOGの面々がリングヴィ島の中央神殿のイベントに参加した翌日の夜。もふキッチンにラスボスであるフェンリル戦に参加した六名が一斉に来店した。
一人は怒りアイコンを連打する我らが可愛い骸骨ことギルド、アインズ・ウール・ゴウンのギルマスであるモモンガ。
そして、結局ハティスコ両方のヘイト管理を任され高い防御力を誇りつつ二匹に玩具にされて沈んだ粘着盾ことぶくぶく茶釜。
茶釜の弟でもふキチから不名誉な二つ名(笑)を貰いまくっている爆撃の翼王改めエロゲの欲王(もふキチ談)ことペロロンチーノ。
ユグドラシル内に九人しかいないワールドチャンピオンで白銀の聖騎士の異名を持つAOG内唯一の善玉、たっち・みー。
魔法職最強の職業ワールドディザスターに就くAOG最強にして悪の魔術師、ウルベルト・アレイン・オードル。
そして無類のもふキチスキー、いつからそうなった?ケモナーだろお前…な戦闘でもそれ以外でもある意味バーサーカー、運営は何故こいつを放置してるのか…露出魔コボルト重戦士、餡ころもっちもち。
彼ら彼女らは入店すると即もふキチに愚痴を言い始めた。
「もふキチさん、知ってたんでしょう?!なんで教えてくれなかったんですか!!(# ゚Д゚)」
「入店して即なんの話だ…?(^^;」
入店直後のモモンガの第一声に困惑するもふキチ。そりゃそうだ…訳が分からないよ。これだから可愛い骸骨は(笑)
「何って、あのイベントのラスト…フェンリルですよ!なんなんですかあれは!!(# ゚Д゚)(# ゚Д゚)(# ゚Д゚)」
一晩経っても怒りが収まらないであろうモモンガを、まぁまぁ…と宥めすかす餡ころもっちもちと茶釜。少し冷静になって(?)カウンター席にどっかりと座る。
他のメンバーも思い思いにカウンターの席に座る。餡ころもっちもちだけ何故かカウンターを飛び越えてもふキチにダイレクトアタックしてるが…まあ、いつものことだとみんなスルーする。
「で、イベントの何にそんな腹を立ててるんだ?(´・ω・`)」
「そんなの決まってるじゃないですか!あのラストのフェンリルですよ!!(#`Д´)」
モモンガ曰く、他の階層ではBossは一体だけだったのに対し、ラスボスであるフェンリルは取り巻きを連れていることに腹を立てているらしい。取り巻きなんぞいなくても理不尽なくらい強いくせして、ラスボスなのだから最後くらい単独でドカンと構えてろ!!ということらしい。
「オノレ、クソ運営メ…絶許…コノイベント管理シテルGMノ家…爆発シロ…ッ!!」
暗く黄昏た雰囲気に地獄の底から響くような低い声で恨み言をつぶやくモモンガ…。その様子にもふキチは内心滝汗だったりするのだが―――
「モモンガお兄ちゃん、もふキチお兄さんにそんなこと言っても仕方ないよ(´・ω・`)それにあれは私が耐え切れなかったのも悪かったし…」
「そうですよモモンガさん…。私とウルベルトさんも任された仕事を熟せませんでしたし」
「私もあまりお役に立てず、申し訳ないですぅ…」
そんなモモンガに励まし?の言葉をかける茶釜、たっち・みー、餡ころもっちもち。
たしかに防御力に自信のあった茶釜が
このイベントではデスペナは付かないが課金アイテムなどで即復活ができず、魔法か復活アイテムなどを他メンバーに使ってもらうことでしか戦線復帰はできなかった。
だが茶釜を除けば唯一蘇生用のアイテムである
たっち・みーと餡ころもっちもちが必死にタゲ取りをしに行ったのだが、どれだけ攻撃を与えても何故かモモンガからタゲを外すことができなかったのである。
「なんなんですかね、あのアルゴリズム…。いくらBoss属性もってても通常であればヘイト稼げばタゲ移りそうなもんなんですけど(´・ω・`)」
「ですぅ…(´・ω・`)」
ウルベルトのボヤキに餡ころもっちもちが弱々しく応える。
「あ~…まあ、なんていうかここのイベントは通常の戦闘とはいろいろ異なるらしいんだわ。たしかイベント専用Wikiや申し込みフォームにも書かれてたとは思うが…」
そんな面々にもふキチが話しかける。
もふキチ曰く、このイベントはとある一人のGMが単独で開催してるイベントであって運営自体はまったく関わっていないこと。そのためイベントMobのアルゴリズムは通常のそれとは変えられていること。それらはWikiや申し込みフォームで注意事項として載っていること。ついでにイベント内容は知っていても他人に話してはいけないことなどを語った。
「ちなみに俺はイベント内容をある程度知ってはいるが、イベントに参加資格自体がないから許されてるのであってお前さんたちは俺以外に話しちゃだめだぞ?」
そう注意してもふキチは話を締めくくった。
何故イベント内容を公表してはいけないのかというと、その方が攻略が面白くなるから…だそうな。
「……このイベント考えたやつ、もふキチさんと気が合いそうっすね(;´・ω・)」
そうボヤいたのは鶏(ゲフンゲフン)…ペロロンチーノだった。うんそうだね、百パー気が合うだろうね(意味深)
「とにかくそういうことで普段の戦略じゃどうしても穴が開いてしまうからクリアが厳しいってこと。それに一度クリアされてるのをリメイクした物だしなぁ、アレ」
「―――そういえばフェンリルイベ、真っ先にクリアされたのごz…ごほんっ、もふキチさんでしたよね?」
じとーっとした視線(アバターの表情は…以下略)をもふキチに向けながらそう言ったのはたっち・みーだった。
そう、何を隠そう運営が用意したイベントを単独撃破という前代未聞のことを成し遂げたのは目の前にいるもふキチその人だった。当時はまだバリバリ(死語)のソロプレイヤーだった頃の話だが…。
「いやぁ、なかなかの歯ごたえだったぞ?(*´ω`*)いろいろイベ熟して世界級アイテム集めてなかったら流石に無理だったわ…」
そう言って遠い目を(アバター…以下略)しながら当時を語るもふキチ。
「まずエッダの詩系の神話イベ熟してレーヴァテインゲットして、世界樹の上の方にいる大鷲倒して黄金の果実ゲットして、本筋の北欧神話系でいろいろ熟してグレイプニル・ゲルギャ・ギョッル・スヴィティっていう拘束系の世界級アイテム集めて、それで拘束して十時間以上かけて斬り斃した。ヴィーザルの靴あったらもっと楽だったんだろうけど見つからなくてなぁ(´ω`)」
ぽろぽろととんでもない世界級アイテムの名前がもふキチから飛び出し戦慄する面々(餡ころもっちもち除く)…。
いやこいつマジでなんなんだ?俺たち(私たち)でさえギルメン勢ぞろいでやっとの思いで十一個だというのに。自分たちが世界級アイテム所持数トップだと思ってたがまさか…?と思う五人であった。
「で、フェンリル斃した後手に入れたブツで今の特殊種族に……あ、今のオフレコで(;゚Д゚)」
そして調子に乗ったであろうもふキチは思わず隠していたことをポロリする。
「ちょ…もふキチさん、あなた狼種の
「もふキチお兄ちゃんレアどころかユニーク種族なの?!(゚∀゚)」
「もふキチさんがどんな種族でも私は構いませんですぅ!!(*´Д`)」
「「「………( ゚Д゚)」」」
モモンガは大いに驚き、茶釜はユニーク種族ということに興奮し、餡ころもっちもちは平常運転で、他三名はフリーズした。
そう、実はもふキチただの狼種の
「まあ、実はそうなんだ…種族名は内緒だけどな?(´_ゝ`)」
「何そのアイコン、なんか腹立つ!(#`Д´)」
だそうな。モモンガは憤った。
「まあ、とにかくそういうことで特殊種族に転生したもんで前衛ソロプレイやめてこうして趣味だった調理師系生産職になって店を開いてるってわけ」
「はぁ…突然
「もふキチさんが急に『あ、俺生産職になるから(´ω`)』とか言いだしたの謎だったんですけど、納得です」
「くそう…俺がこないだ負けたの絶対それだろ…(違います)」
約一名、まったくもって関係ないことを言っているがみんな納得の声を上げる。鳥、お前が負けたのは調子こいたのともふキチが持ってた神話級(ある意味世界級)アイテムの存在を知らずに喧嘩売ったからだ。
「…もふキチさん、一体いくつ世界級アイテム持ってるんです?」
モモンガが素直に気になったことをもふキチに尋ねる。それに対してもふキチは「ヒ・ミ・ツ♪」と言ってはぐらかし、
「まあ、レーヴァテインとフェンリル戦で使った拘束系の神話級はもうないぞ?他にも持ってたがいくつか使用済みだからなぁ」
「そんなに神話級ぽんぽん使うなんてもったいない!!Σ(´Д`||」
「みんなにできないことをあっさりとやってのける…そこに痺れる憧れるぅ♪」
「流石もふキチさんですぅ♡」
「使うくらいなら俺にくれ!!」
称賛の声を上げる茶釜と餡ころもっちもち以外は、モモンガはショックを受けペロロンチーノは寄越せと嘆く。鳥テメェ図々しいぞ?自分で手に入れろ(by:もふキチ)
「実際に手元にあるのは間違いなくモンちゃんたちよか少ないから安心しな(´ω`)それに拘束系は対フェンリル用だから他に使い道ないし(´・ω・`)」
「いや心配してるとかじゃないんですが…あぁ、もう!!本当にもふキチさんは規格外ですねっ!」
「安心しろ、自覚はある。キリッ(`・ω・´)」
いつしかのウルベルトのようにどこぞの学園都市第二位さんのセリフをもふキチが吐いて、店内は笑い声に包まれるのであった。
ということ(?)で、特別編・過去編含む第十六話目でした。
愚痴大会?みたいなの書こうと思って書いたんですが…愚痴大会っていうよりもふキチの暴露大会になってしまった感が凄まじい(((
もふキチの種族に関しては勘のいいひとはお気づきになられるかも?分かった人にはもれなくもふキチに渋い声で「勘のいい(以下略)」と言ってもらえるでしょう(笑)
ちなみにスコハティのアルゴリズムはヘイト管理ではなく職業やステータスを参照してタンクや後衛職から攻撃するよう設定されていた…という設定です(ややこしい)スコハティが暴れてる間フェンリルさんは子供たちがはしゃいでるのを唯々見守っているだけで手は出してきませんでした。
結局パーティはスコハティに全滅させられたのです。一応あの二匹もワールドエネミーなんで(笑)
また次回…お待たせしないように頑張って書き上げますので当作にまだまだお付き合いください。あと感想や評価をいただけるとまっこと嬉しいのでお願いいたします。
それではまた次回お会いしましょう…See Ya☆
※2025/02/23 誤字脱字と一部セリフ修正と追加しました
もふキッチンを多作品と関係させることは
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ダメ。オーバーロード一本で
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いいよ。好きな作品とかかわらせちゃえ!