【オーバーロード】食事処もふキッチン【二次創作】(完結) 作:野神 汰月
はじめに言っておきますが、汰月は彼のこと嫌いじゃないです。むしろ好きです。(でも設定とか知らないからほぼ捏造)
休日の夜、プレイヤーのログイン率が一番高くなる時間帯に、もふキチの運営するプレイヤーショップ『食事処もふキッチン』に今日も客が脚を運んだ。
「こんばんわ。開いてますか?」
表に暖簾がかけられ、入り口の引き戸が開くということは開いているということなのだが、儀礼的にその客は入店しながら店主に尋ねる。
その客は羊の頭を持つ悪魔で、自称悪の大魔術師。名前をウルベルト・アレイン・オードルと言った。
「いらっしゃいベルトさん(^▽^)」
もふキチは何時ものように割烹着に身を包み、カウンターの向こうからエモアイコンをぴこっと表示させながら応えた。
「もふキチさん。そのなんか仮面ラ○ダーに出てきそうな渾名はやめてくださいませんか?(^-^;」
<ヒトッパシリツキアエヨ!
「いいじゃないか、変身ヒーローの相棒的で。何が気に入らないんだか」
「……たっちの野郎が思い浮かぶから嫌なんだよ」
もふキチの疑問に先ほどとは打って変わり、ガラの悪い口調でウルベルトはそう言った。この口調が実はウルベルトの素である事をもふキチは知っている。
普段はきちんと丁寧語で話す彼だが、とある人物の事となると急に不機嫌となり口調が崩れるのだ……。
「おまえさんとたっちぃは本当に仲が悪いなぁ」
実はこのウルベルト氏は先日来店したモモンガの所属するAOGのギルメンの一人。そんな彼は同じギルメンのたっち・みーと言う聖騎士と仲があまりよろしくない模様。
もふキチはいつも「何故なんだろう?」と疑問に思っていた。
ちなみに件のたっち・みー氏は仮面ライ○ーが大好きだそうで、それを連想される渾名を彼は嫌ったようだ。
「ん~……それじゃあ、ウルルンっていうのはどう?」
ならばと以前渾名をつけようと考えていた候補の中の一つを提示してみる。
「ぇ、なんですかその月刊少女漫画雑誌みたいなのは……」
それは遥か昔から現在に至るまで発行され続けてるとある月刊少女漫画雑誌の誌名そのまんまであったので、ウルベルトは若干苦笑気味に応えた。
ソレに対しもふキチは「かわいいだろ?」とドヤ顔(表情は変化しないが)である。
「もふキチさんのネーミングセンスが斜め上過ぎる件について……というか私は一応悪の大魔術師っていう体でRP(ロールプレイ)してるんですよ?さすがに可愛いのはちょっと(^^;;)
「(そういえばこやつ厨二病じゃったか……)」
心の中で以前からの言動で彼が中学二年生――実年齢の事ではなく……――だったのを思い出したもふキチはやはり同じく別候補であげていた渾名を切り出す。
「じゃあ、る~べ~でどうだ」
「ぉ、なんか左手に鬼の手とか封印してそうな感じでかっこいいかも」
それにウルベルトの中の中学二年生が反応する。が、しかし
「でもやっぱ何故かたっちが思い浮かぶから却下で!」
「なん……だ……と……」
個人的には自信のあった候補の一つを拒否されて愕然とするもふキチ。(※元ネタとなった地○先生ぬ~○~の○~べ~の中の人はたっち・みーの中の人と同じです)
「ええい……ならお前さんはもうダンスさんだ!」
「いや、踊るじゃなくてオードルだから!!」
ヤケクソ気味になったもふキチはラストネームから捻って(?)適当に渾名をつける。が、これも却下されてしまう。
「まったく、厨二病のくせにあれこれと……」
「安心しろ、自覚はある(`・ω・´)キリッ」
「あ、厨二病じゃなくてどこぞのホスト風万年二位のかたでしたかスミマセン」
「ちょ……私『未元物質』じゃありませんから!」
なんだこのネタの応酬は……段々カオスな会話になって来たので渾名の事は一先ず置いておき、もふキチは目の前の客のご用向きを伺う。
「それで、今日は食事(バフ)かい?このままお喋りかい?」
「あ~、特にバフ目当てって言うわけじゃないんです。ちょっと……まあ、なんというか時間つぶしみたいな感じで……」
用件を聞くと急にしどろもどろになるウルベルト。何だろう……と思考を働かせピンとくる。
「お前さん、またナザリックでたっちぃとやらかして他のギルドメンバーに迷惑かけて逃げてきたな?」
「うっ……」
どうやら図星のようである。
ナザリックというのはギルド、アインズ・ウール・ゴウンのギルド拠点で正式名はナザリック大地下墳墓。以前は攻略ダンジョンであったところをAOGが占拠し、本来六層構造だったのを改築し全十階層にいたる巨大な拠点へとしたユグソラシルでは有名な場所である。
「はぁ……まあいい。ところで厨二病なお前さんにちょうどいいものがあるぞ」
そう言ってもふキチは徐になにかを作り始める。料理ではなく飲み物のようだ。
「最近開発した新レシピでな、誰かに試してもらおうと思ってたんだ」
「へぇ……」
もふキチは背の高いシャンパングラスに数種類の液体……恐らく酒類を注ぎ、マドラーでステアする。
それは宝石のように輝く紅い色をしていた。
「ほい、お待ちどうさん。名前は『赫の瞳(ルビーアイ)』と名付けた」
そのカクテル(?)の名前を聞き、ウルベルトの中の中学二年生が再度はしゃぎだす。
「おお!なんかどこぞの魔王みたいな名前ですね!!」
嬉々としてグラスを受け取るウルベルト。しかし彼はなんでこう古のネタが通じるのだろうか?実はオタクなんじゃ……ともふキチは疑い始めた。
「えっと……なんだっけ?しゃ……しゃ……」
記憶の中の魔王の名前を思い出そうと思考をめぐらすウルベルト。そして思い出したのか某古の有名なRPGで技を思いついたときのように電球のアイコンを光らせてこう言った。
「そう、シャベルニクボウだ!」(※何もかも違います)
と、ウルベルトが叫ぶように言ったその時、ものすごい音と共に店の入り口が開かれた。
「私の悪口いうやつはどいつだぁぁぁぁぁぁぁ!?(`□´#)」
激おこアイコンを光らせながら店に飛び込んできたのはピンク色の肉棒……ではなくスライムだった。
そのスライムの言葉に対してもふキチはウルベルトの方を指差す。
「貴様かぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
「ちょっ……まっ―――!?」
「問答無用!!!」
「アッ―――???!!!」
闖入者はウルベルトの言葉を無視しものすごい勢いで肉薄し、触手の様な腕を伸ばしラッシュを開始する。それはもう見事な拳撃だった。
その攻撃に“ウルベルトのHPは見る見る減っていき”ゼロになる。
「な……なんで“同士討ち”(フレンドリーファイア)解禁されて……グフッ」
その言葉を最後にウルベルトは店内から消えた。恐らくセーブポイントであるナザリックへと“死に戻り”したのだろう。
「You Win!」
某格闘ゲームのようなスライムの見事なハメ技にもふキチは賞賛の声を送る。
「十年早いんだよ!」
あ、バーチャンなファイターの方でしたか。
「茶ーちゃん、いらっしゃい」
「あ、もふキチお兄ちゃんこんばんわ~(*^-^*)」
もふキチに茶ーちゃんと呼ばれたピンクのスライムは可愛らしいロリボイスで挨拶をする。
彼女の名前はぶくぶく茶釜。彼女もAOGのギルドメンバーの一人だ。
「急にお邪魔してごめんなさい。とりあえず今日は帰るね?」
どうやら何かを感じ取って急遽ここに来ただけのようだ。
「はいよ、今度はゆっくり来ておくれ」
「はぁ~い(*^-^*)」
そう言ってぶくぶく茶釜は退転して行った。
――今日も平和(?)な食事処もふキッチンである。
その後、デスペナルティを喰らいレベルダウンしてしまったウルベルトが必死に経験地稼ぎをするため最上級ダンジョンに篭ってMob狩りをする姿が目撃されたとか何とか……。
と、言う事でお二人目のご来店は悪の大魔術師ウルベルトさんでした。
ちなみに、何故同士討ちが解禁されていたのかと言うと、プレイヤーショップにはいくつか簡易権限が与えられており、ショップ内での揉め事を解決するために専用システムコンソールで解除する事が可能なのです!(モロ捏造)ということでひとつ、よろしくお願いします。
あ、それと噂でワールドディザスターの職業はその職業を持つPCをPKする事でなれる……というのを聞いたんですが、もしそれが本当だったらプレイヤーショップ内ではその手の特殊ペナルティは発生しないと言う設定でご理解くださいますようお願いします。(だったらデスペナもなくしてやれよという突っ込みは却下で……何故なら、そのほうがかkk……いや面白いから!)
ウルベルト回ということでいかがでしたでしょうか?なんか最後ににくb(殺気を感じてgkbr)ゲフンゲフン、美しい桃色スライムちゃんが乱入してきましたが……次回、彼女の回になります(タブン
今回はネタをそこそこ入れられて満足の汰月ですが、ほんとどうでした?
ネタの内容的には仮面ラ○ダードラ○ブ、とある魔術の禁書目録、ス○イヤーズ、ぬ~○~、バーチャ○ァイターなど取り入れてみました。君は幾つ判ったかな?
それとネタと同時にいくつか伏線入れておきました。まあ、お気づきの方はもうお気づきでしょうが……これから色々もふキチについて明かされていく事でしょう。
それではまた次回お会いしましょう。次回もこの番組に――コネクトオン!!(謎
もふキッチンを多作品と関係させることは
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ダメ。オーバーロード一本で
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いいよ。好きな作品とかかわらせちゃえ!