【オーバーロード】食事処もふキッチン【二次創作】(完結) 作:野神 汰月
注意:本作の鳥の扱いが結構酷いです。ペロファンの方はブラウザバック推奨(^q^)
(前回の)ぶくぶく茶釜が来店する前日・・・・・・この男が来店していた。
「もふキチさぁぁぁぁぁぁん!!(T△T)」
「カエレ!(`・ω・´)」
「ひでぇ!?Σ(´Д`||」
来店と同時に罵声を浴びせられたこの男――鳥人(バードマン)ペロロンチーノはショックを隠せないでいた。
彼は十八禁厳禁のこのゲーム内でエロを広言しており、自他共に認めるエロゲーマー。そして購入する作品その殆ど全てに自分の姉である茶釜が出演しておりそのことについてよく泣き言を言いに来るのだ。そりゃカエレ!と言いたくもなるだろう。
「何時も思うけど他のメンバーとの扱いの落差酷くないですか!?」
「貴様のエロゲ談義に付き合っていられるほどこっちは暇じゃないんだ。どうせまた茶ーちゃんが新作エロゲに出てたとかで泣き言言いに来たんだろ・・・・・・」
溜息ひとつついてもふキチはエロゲ脳な鳥を睨み付けた・・・・・・いやゲーム内では表情は変わらないのだが雰囲気的に睨んでいるのだろう。声も刺々しいものがある。
だがしかし、鳥は諦めなかった。その為余計な一言を言ってしまう。
「え~・・・・・・客居ないじゃないですか。どう見ても暇を持て余してるじゃないですか(´・ω・`)」
その言葉に店内の空気がピキッと音を立てて凍りつく。
「ほォ、貴様いい度胸だ。余程愉快なオブジェになりてェと見える――」
「あ・・・・・・」
ゴゴゴゴ・・・・・・という二十世紀から続く超ロングセラー作品のようにもふキチの背景に字が浮き出ているような感じがする。というか見える・・・・・・私には敵が見えるぞ!!
「さァ、スクラップの時間だァァァァァァァッ!!」
「ひッ、ひぃぃぃぃぃぃぃっ!!!」
某セロリ(笑)のような台詞を吐き、プレイヤーショップ専用のコンソールウィンドウを出し同士討ち解禁のボタンを押した。それと同時にショートカットキーに入れておいた装備一式を呼び出す。
料理系の職種で埋め尽くされているはずの彼だが、何故か職業制限に引っかからず昔から愛用していた刀を抜き放つ。
「た、タンマ!タンマ!!私が悪かったですゴメンナサイ!!許してぇぇぇぇぇぇぇっ!!」
あまりにも本気なもふキチに、茶釜たちAOGの女性ギルドメンバーによって鍛え上げられたシステム外スキル『ジャンピング土下座』を発動させる。
「ほォ、ジャンピング土下座たァやるじゃねェか・・・・・・」
「ゆ、許してくださいますか?!」
ぴたっと動きの止まったもふキチに安堵の色を浮かべるペロロンチーノ。しかし、彼の不幸はまだ終わっていない。
「だが、許さねェ。大人しく料理の材料になりやがれ!!」
「ふ、不幸だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
その後しばらく店内では「ア――ッ!!」という声と悲鳴とよく聞き取れないテンションのあがった騒ぎ声が絶えず、そして攻撃音が響いたそうな・・・・・・。
* * *
何度かPKされては(ペロロンチーノが持っていた)課金アイテムによるデスペナ無しの復活を繰り返しされ、ようやく許されたペロロンチーノはカウンター席に突っ伏していた。
「うぅ・・・・・・虎の子の課金アイテムが・・・・・・すっからかんに・・・・・・」
「お前さんが俺を怒らせるのが悪い。俺は悪くねぇ」
許しはしたが今だムスッとしたもふキチはそういいながら料理をしていた。
最後のほうでペロロンチーノが何でもすると言ったので、ならば自分の作る料理を食べろという事で許したのだ。その為今現在料理をしているもふキチなのだが、これがまた最高な嫌がらせだった。
「おら!できたぞ、喰え!!」
「Σ(´Д`||Σ(´Д`||Σ(´Д`||Σ(´Д`||Σ(´Д`||」
出された料理を見て、ぺロロンチーノは戦慄し、思わずショックアイコンを連打してしまう。
出てきた料理は二品。どれも鶏肉料理なのである。
しかもそれだけではなく、どれもが――
「ローストチキンの“ペペロンチーノ”とチキンステーキ“オリーブオイルとニンニク鷹の爪”仕立てだ」
「なにこの嫌がらせ!?共食いとか!――っていうか俺はペロロンチーノであってペペロンチーノじゃないんだけどっ!!」
「ちなみにお残しは許しまへんで?」
「どこの食堂のおばちゃん!?Σ(´Д`||」
ということである。素晴らしく(?)パンチの効いた嫌がらせである。
「何でもするって言ったよな?」
食べるのを拒むペロロンチーノに冷ややかに言い放つもふキチ。ちなみに食べずに逃げたら罰金一G(ギガ)ユグドラシル金貨を支払わされてしまう。その支払いすら拒むと、ゲーム内で犯罪暦が付き、しばらくの間強力なNPCキャラの軍勢に追い掛け回される羽目になる。この間、拠点や街などには一切近寄れなくなるのでどう足掻いても逃げられない。
助けを求めようとしても恐らく姉に話が通り、そこからギルメン全員に通達され、誰も助けてはくれないという孤立無援の状態に陥る事間違いなしだろう。
「――はい、いただきます(T△T)」
自分の言ったその一言が怒れる獅子・・・・・・もとい狼を叩き起こしてしまったのだ。自業自得である。
「――そういえば、以前から不思議に思ってたんですが」
二品ともきちんと食べ終えてから、ペロロンチーノは前々から疑問に感じていた事をもふキチに尋ねた。
「もふキチさんの作る料理って、なんで種族やペナルティ関係なく誰でも食べる事ができて、かつバフまでつくんですか?」
「ああ、それな。俺は料理人系職業片っ端から取ってるんだが、その中に隠し職業である『至高の料理人』(ワンダーシェフ)っていうのがあるんだ。コイツの特殊技術(スキル)の中に種族ペナルティ関係なく作った料理を食べさせられバフを付加できるものがあるんだよ」
ペロロンチーノの質問に素直に答えるもふキチ。その答えに彼は驚いていた。
普通、自分の職業や特殊技術に関してペラペラと素直に喋るやつはこのユグドラシル内では滅多にいない。喋るとしたらそれはとんでもない馬鹿か、超初心者のどちらか・・・・・・なのだが、もふキチに関してはどっちでもないとペロロンチーノは理解している。
つまり、別段話しても、なんてことはないと本人が思っているという事だ。
「こいつのお陰でアンデッドやスライム系のお客さんにも喜んでもらえてるし、隠す必要もあんま感じないしな」
ペロロンチーノの驚愕を感じ取ったのか、もふキチはなんてことなさそうに笑って言った。
まあ、確かに戦闘系の職業ではなく生産系の職業だし、彼のようにプレイヤーショップを開いてまで料理を振舞うPCも珍しい。だからなのだろうとペロロンチーノは納得した。
「さてと・・・・・・この後ちょいと食材調達に行くから今日はもう店仕舞いだ。さあ、帰った帰った!!」
カウンターの向こうから出てきたもふキチはペロロンチーノを立たせるとぐいぐいと押して店の外に追い出してしまった。そして最後に一言――。
「カエレ!!(`・ω・´)」
と、最初の台詞を繰り返して店を閉めてしまった。
ポツンと取り残されるペペロンチーノ・・・・・・。
「――モモンガさんに慰めてもらおう(´・ω・`)」
ボソッと呟き、誰が見ているわけでもないのにアイコンをぴこんと表示して、彼は拠点であるナザリックの第九階層円卓の間に転移していった。
* * *
「・・・・・・さてと、時間が大分差し迫っとるのぉ。“客人”は――もうそこまで行ったか。今日は楽しませてもらえそうじゃ」
誰も居なくなった店内で、もふキチは一人呟いていた。
「さあ、ワシを楽しませろよ――ども」
途中、声が小さすぎてなにを言ったのかは判らないが、その声は新しい玩具を見付けた子供のように無邪気で――
とてつもなく冷酷だった。
という訳(?)で鳥の人のお話でした。ペロさんは汰月の中では弄られキャラです。弄られて何ぼな人です。そして名前が美味しそうです(じゅるり)
茶釜さんの話が『イイハナシダナァ(´∀`)』だったので今回はものすごく(汰月的には)はっちゃけてみました☆いかがだったでしょうか?
最後、もふキチがなにやらコソコソしてましたが――この件については今しばらく謎のままになります。予定してるAOGメンバーのお客様が全員来店されて・・・・・・その後に明かそうかなと思っています。タブン
ではまた次回お会いしましょう。今度は、ちょっとリクを貰っている社畜様をお迎えしようかなぁと。このシリーズの時系列的にはまだ社畜になってないんですけどね(´∀`:)ではでは~
もふキッチンを多作品と関係させることは
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ダメ。オーバーロード一本で
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いいよ。好きな作品とかかわらせちゃえ!