【オーバーロード】食事処もふキッチン【二次創作】(完結) 作:野神 汰月
本当はもう少し色々ネタを詰め込む予定でしたが、ギブアップです(^q^)
あと、人によっては嫌悪感を抱く恐れがあるのでご注意を。
オリジナルスキルが壊れ性能です。ふざけんな!って方はメッセージで「やめろよこの馬鹿!」とどっかの試練の主人公見たく罵倒してください……あ、感想ではおやめくださいね?
「ハーッハッハッハ!ヌルい!!ヌルいぞ!!!」
突然ですが皆さんこんにちは。ギルド、アインズ・ウール・ゴウンでギルドマスターをやらせていただいてますモモンガです。
今日はいつもお世話になっている狼種の獣人、もふキチさんとムスペルヘイムの最奥で炎の古竜(フレイム・エンシェントドラゴン)をギルドメンバーと共に狩りに来ています。
もふキチさんは生産職にリビルドしているみたいなので私たちAOGの面々で守らないと!
――と、思っていたのですが……。
現在、そのもふキチ氏は私たちから離れた場所で、炎の古竜を単独でバラバラに解体しております。えぇ、それはもうハイテンションで……。
おい、そこの獣人。アンタ俺に「生産職で戦闘力皆無」みたいなこと言ってなかったか?どこが戦闘力ないんだよ。強すぎだろ!?
炎の古竜のアルゴリズム……行動パターンや攻撃モーション等を完璧に把握してるのか、余裕の回避行動で手に持ったチェーンソー――本人は頑なに包丁と言い張り、道具鑑定でもカテゴリが包丁だったという謎の装備――を振り回し次々と竜種を肉の塊にしていってます。いくらボス属性無いといっても竜種のレベル七○から八○のMobなのに……。
なんだ、あの人。絶対今でも現役バリバリ(死語)にPKKしてんじゃないのか?動きが前衛辞めて結構立ってるやつのそれじゃないんだが……。
――あ、所々素に戻ってしまってますがスルーしてくださいね?
「……モモンガさん」
「何ですか、ペロロンチーノさん?」
「……あそこでバーサクっちゃってる獣人のオッサン、ナニモンなんでしょうね?」
「私に聞かないでくださいよ……。ただ本人曰く、生産職で戦闘力皆無なPCらしいですよ」
「ウゾダ!ウゾダドンドコドーン!!」
今現在もふキチさんとは別の集団と戦っている我らAOGですが、彼を見てペロロンチーノさんが話しかけてきたので質問に私が答えるとあまりのショックに思わずオンドゥルる。
あ~、ペロロンチーノさんもたっちさんの影響貰ってるんですね。私もたっちさんに薦められて何作品か見ました。剣、あれは面白かった。何がってあの空耳の酷さが。個人的には平成ライ○ーの中ではダブルに出てきたスカルが好きですが――自分のアバター的にもw
……今度、あんな感じの外装そろえてみようか?ウルベルトさんに頼めば何とかなりそうな気がする。
「おい愚弟、なに遊んでやがる。さっさと遊撃にもどれ」
未だ衝撃から立ち直れていないペロロンチーノさんにドスの聞いた女性の声がかけられる。
その卓越したヘイト管理で周囲のドラゴンを一身に引き付け、見事に壁の役目を果たしてる見た目桃色の男性器なスライム。ペロロンチーノさんの実の姉で現実では超売れっ子声優のぶくぶく茶釜さんだ。
「もうちょっと待って……まだショックから立ち直れて――」
「黙れ小僧、焼き鳥にすんぞ?」
「今行きます!!」
脅されて文字通り飛んでいくペロロンチーノさん。それにしても茶釜さんはよくアレだけの数をヘイト管理しつつ壁しながら喋る余裕あるなぁ。ウルベルトさんとたっちさんが物凄い勢いで攻撃してるのに……。
そんな風に感心していると今度は私に話しかけてきた。
「モモンガさん、バフ切れそうなのでくださいな」
「あ、ハイ」
慌てて皆に集団化した支援魔法をかける。
ちなみに私は炎対策の支援魔法を所持していないが、そこはもふキチさんが用意した携帯食でまかなっている。その他の防御支援とステータス向上の魔法を私が担当しているというわけで……。
「ありがとー(*^-^*)それにしてももふキチお兄ちゃんすごいね♪」
先ほどとは違い、ロリなアニメ声で話しかけてくる茶釜さん。本当、声優ってすごいと感心します。どこから出してるんだろ、あの声。
「そうですね。戦闘力皆無とか言ってた割には無双してますし……」
「まあ、もふキチお兄ちゃんたしか解体職もってたからそれで無双できるのかもね~」
解体職……確かファーマー等のクラスが飼育した食用の動物を精肉にする際用いられる職業だったかな。環境破壊以前の現実世界では結構グロイ職種だったと聞いているけど。
「解体用のスキルって、生きてる食料になるMobや動物ユニットでも通用するんですね」
「みたいだね~(´ω`)」
もふキチさんもすごいけどこの状態で会話しながらエモだせる茶釜さんもすごいです。私がやってたら確実に会話する余裕もエモ出す余裕もないと思いますよ。
* * *
「いや~、戦った戦った(*´ω`*)」
もふキチはどこぞの黒ずくめの二刀流剣士のような台詞を言いながら、別行動していたAOGメンバーの元へと戻ってきた。
声は弾んでいるが、先ほどまでのようなイっちゃってるテンションではなさそうなのでモモンガは少しばかり安堵した。自分もブチ切れたときはギルドメンバーからまるで魔王のようだと言われるが、絶対もふキチの方が魔王だと思う。
「お疲れ様です」
「おつかれちゃーん」
モモンガが労いの声をかけると、気安い言葉で返してくれる。うん、いつものもふキチである。
「ヤバイ、MP消費が――(´・ω・`)」
「私も疲れました……」
モモンガの後ろではたっち・みーとウルベルトが座り込んでいた。まあ、ダメージディーラーがこの二人しかいないのだから仕方ない。え?鳥はどうしたかって?アイツ、もふキチの方ばっかり気にしててまったく役に立たなかったらしい。今茶釜に説教されてる。
「ベルトさんは種族や職業ペナで消費ハンパないからなぁ。たっちんはこれくらいで音を上げるとはだらしない。お前さんそれでもワールドチャンピオンか(`・ω・´)」
へばってる二人……いや主にたっち・みーに檄を飛ばすもふキチ。いや、だらしないというがいくら茶釜がヘイト稼いで引き付けていたとしても結構な数をウルベルトと二人で狩っていたのだから疲れるのも当然である。一人で同じ数相手に無双していたもふキチのほうが異常なのである。――本人はまったく気づいていないが。
しかし、彼の場合解体スキルがなければあそこまで無双はできなかっただろう。
解体スキルは他のプレイヤー達からすれば倒したモンスターや絞めた食用動物等を解体するスキルだと思っている。が、このスキルの説明文(フレーバーテキスト)には生きてるものは解体不可、とは書かれていない。皆常識に囚われすぎだともふキチは思う。食用にできるMob相手ならこれほどの壊れ性能なスキルはないと思うのだが……。
そこで、そういえば……とモモンガが疑問を口にする。
「もふキチさん、さっきの無双……解体スキル使ってやってたんですよね?たしか解体スキルって成功率が設定されてたと思うんですが、もふキチさん全然ミスしてませんでしたけど、もふキチさんのスキル成功確立ってどれくらいなんですか?」
そう、彼のスキルには成功率が設定されており、スキルレベルを上げてもさほど上昇しないのだ。それもこういった戦闘でこのスキルが使用されない要因の一つでもあった。
「ん?――ああ、解体スキルってのは、装備品が解体用の装備であったり、またステータスで補正かかるからな。ちなみに補正対象ステは器用さ(DEX)と素早さ(AGI)。俺はこの二つともカンストしてるし、装備がコレ(鮪喰)だから成功率はシックスナインってとこか」
「もふキチさんが下ネタ!?Σ(´Д`||」
もふキチのその言葉に真っ先に反応したのはペロロンチーノだった。さっきまで茶釜に説教されていたはずなのだが、他のメンバーと違って感想がまったく別のベクトルを向いていた。
他のメンバーはその言葉に感嘆の声を漏らしていたのだが――
「おい弟、少し黙れ(#`д´)」
激おこエモを出しながら、先ほどよりもっとドスの聞いた低い声を上げる茶釜。馬鹿丸出しな弟の発言に姉として呆れつつも、この煩悩しか詰まっていないのではと思えるその頭の持ち主に憤怒する。
「ペロロンチーノさん、シックスナインって言うのは九九・九九九九パーセントを指す言葉で、卑猥な意味ではないんですよ?(^^;)」
「エロ公言してる貴方ともふキチさんを一緒にしたらだめです」
「この煩悩戦死が……やっぱ絞めて捌いて料理してやろうか」
まず初めにたっち・みーの、続いてウルベルトの、そして最後にもふキチの言葉がペロロンチーノに突き刺さった。最後が怖い!!
(というか戦死!?戦死って何?!俺煩悩と戦って死ぬの!?)
新たな(?)二つ名(不名誉)を受けたペロロンチーノは密かに戦慄していた。
頭を茶釜にど突かれながら――ダメージは入っていない――蹲る鳥を他所に会話は続く。
「凄いですね。つまりほぼ即死させられるなんて……あのクラスのドラゴンになると、スキルでブーストかけても私の即死魔法じゃいいとこ二分の一程度なんですが」
「いや、でも食用にできるMobじゃないと攻撃力なんてないし……そもそも即死は無理。観てて分かってると思うがバラバラにしない限りやつら死にゃせんよ(´・ω・`)」
「それでも――この人と一括りにするのはアレですが、私たち二人掛りで倒してる炎の古竜を一人、しかも数発で仕留めるもふキチさんは凄いです(*^-^*)」
「私もこの人と……というのが癪ではありますが、同意見です。――これもムカつく話ではあるんですけれどもね」
「あ゛?やンのかコラ?」
「先に言い出したのは貴方ですよ?ウルベルトさん(#^-^)」
そして睨み合う(表情は変わらないが……)たっち・みーとウルベルト。もふキチはそんな二人を見やって苦笑をもらしつつやれやれと肩を落とした。
何故この二人はこんなにも喧嘩っ早いのだろうか。他の誰かであればそうでもないのに。そして、戦闘になれば誰よりも相性がいいというのに……。
「さて、この後どうする?まだ続けるかい?(´ω`)」
二人の喧嘩を止めるためにも、もふキチはその場にいる全員を見渡しながら尋ねる。
「あ~……すみません、私はちょっとMPが厳しそうです(´・ω・`)」
「私はまだいけそうですが、先ほども言ったとおり少々疲れました」
「私は余裕だし、まだやるなら付き合うよ?もふキチお兄ちゃん♪」
「私もMPには余裕がありますが……ウルベルトさんが厳しいとなるとこれでお仕舞いですかね?」
「煩悩戦死……エロゲ脳……欲王……」
なんか最後鳥がブツブツ言っていたが、モモンガと茶釜以外は無理そうだ。折角鮪喰の他に竜殺しまで持ち出したのだが、披露することはかなわなそうである。
鮪喰にはエネルギーゲージが設定されており、それが切れるとしばらく使えなくなる。まだ狩るのならこれを仕舞い、腰に佩いた刀……のような包丁、鬼包丁:竜殺しを抜き暴れようとも思ったのだが。
「それじゃあ今日は解散かな」
「そうですね。――あ、もふキチさん、トレード要請出すので承認お願いします(^-^)」
とは言っても、炎の古竜の沸くポイントで全滅させては沸くのを待ち、沸いたらまた狩る……というのをかれこれ五回ほど繰り返した。狩としては十分な成果を挙げられたはずである。
「今回は古竜の肉が三十、古竜の骨が六つ、あとデータクリスタルが少々ですね」
「肉と骨は貰おう。骨は良い出汁取れる(らしい)し。データクリスタルはこっちでも出てるのをそっちに渡すわ(´ω`)」
「え?いいんですか?炎の古竜のデータクリスタルって結構レアで高値がつきますけど……」
「ああ、金には困ってないし、データクリスタル自体にも今のところ必要性感じないからな」
必要になったら自分で何とかできるし……と付け加えて互いにトレードを成功させてコンソールを閉じた。
今日はこの場で解散ということになり、もふキチはポータルで……モモンガたちはペロロンチーノが再起不能なレベルで落ち込んでいたため《転移門/ゲート》を使ってナザリックへと直接帰還していった。
その後……もふキッチンでは暫くドラゴンステーキフェアが格安で開催されたらしい。
* * *
「――ついに、完成だ!(`・ω・´)」
炎の古竜狩りから暫くの後、ペロロンチーノはナザリック大地下墳墓の第九階層に誂えた自室でなにやら製作に勤しんでいた。
「コレで絶対一泡吹かせてやる……覚えてろよ――めっ!!」
その声はなにやら好からぬものを含んでいたと甲斐なかったとか。
あるぇ?気づいたらなんか過去最長?
どうも汰月です。最近更新頻度下がってきてるなぁ、がんばらねば(`・ω・´)
今回、壊れ性能なオリジナルスキルを出してみました。ぶっちゃけ卑怯じゃね?って自分でも思います。でも食用になる相手にしか効かないし、いいよね?ね?
次回は――鳥が最来店するかも?なんか最後のほうでなにやら企んでましたが……。お楽しみに?
もふキッチンを多作品と関係させることは
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ダメ。オーバーロード一本で
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いいよ。好きな作品とかかわらせちゃえ!