後もう一話は確実に明久sideの話になります。
月の都で保護されてからの翌朝。
僕は朝早くからサグメさんに叩き起こされていた……
『・・・・・・何をしているの?』
「さ、サグメさんに投げ飛ばされたからじゃないか…… お、起こすならもっと優しくしてよ……」
『何度も揺さぶったのに、”後495年”とか寝言を言うから、きちんと目が覚める様にしてあげたのに?』
「いや…… いくらベッドの上に背中からとは言っても、思いっきり投げられたらびっくりしすぎて腰が抜けて起きられなくなっちゃうよ……」
後で清蘭さんから聞いたけど、見事な一本背負いだったらしい……
サグメさん、何気に武術も出来るのかな? 見た目は翼が生えているだけの普通の女の子なのに……
『取り敢えず、あなたがココで今後どうするかについて話したいから、食べたい物を教えてくれませんか?』
「あ、うーん…… ココでの普通の朝食がどんなのか分からないから、皆のオススメで……」
だ、だってしょうがないじゃないか!? 僕、まだここに来て一晩明けたばっかなんだよ? ココが異世界である以上、夜に食べた料理が普通に日本にあるものだからと言って朝食も日本と同じようなものがあるって言える確証なんて無いじゃないか!!
『そう…… なら、今日は単純な豆乳と
「油条?」
鈴瑚さんにどんな料理か聞いたんだけど、油条って言うのは、要約すると”揚げパン”の一種らしい……
なんか、この月の都の食事ってなんだか中国っぽい感じだよね?
殆どの物がなんか日本らしさを感じるけど、住居と食事はなぜか中国っぽいのは何でだろう……
他にも詳しい事は分からなかったけど、ライスヌードルっぽい感じの料理や、お粥とか
まんま中国のそれでした…… 鈴瑚さん、熱弁ありがとうございます。
「あ、吉井くん。 そのパン、豆乳に軽く浸してから食べても美味しいよ?」
「へぇ~…… あ、ホントだ」
「ちょっと鈴瑚! なんでコイツにだけそう親切にいろんな食べ方教えてんのよ!? わたし、そんな食い方があるなんて知らなかったわよ!!」
「あれ、そうだっけ?」
「ムキャー!!」
『三人共朝から元気…… 少しは大人しく食べる……』
でもこういった皆で騒ぎながら食べる朝食なんて久しぶりだなぁ……
高校に入ってからは一人暮らしだったから、どんなご飯を食べるにしても(砂糖と油ばっかりの時の方が多いけど……)慣れるまではどこかさみしさのような物を感じていたし……
「それにしても吉井君は本当に味わって食べるよね?」
「確かにアンタの食べ方ってわたし達に比べて遅いって言うかゆっくりと”味わっている”って感じだし……」
『吉井くんの世界では、ほとんどの人がゆっくりと味わう様に食べるのかしら?』
「たしかにサグメ様の言う通りですね。 わたしも仕事の都合上、朝は簡単な食事を早食いして部隊の隊舎に出勤なんて当たり前ですし、鈴瑚は逆に、仕事中でもドカ食いし過ぎって言うくらいに食べてるし……」
「あはは…… 昨日はサグメさん達のおかげでカロリーが取れたからね。 朝もきちんとカロリーが取れるなんて感動モノなんだよ」
「感動モノって……」
あれ? なんで清蘭さんは訳が分からないって言わんがばかりの顔をしているんだ?
『吉井くん。 昨日貴方が私の部屋の一部を貸すという話で決まった時に貴方の荷物を預かって、調べさせてもらったんだけど……』
「あ、中身の配置が変わっていたと思ったら、やっぱりそう言う事だったんだ」
『そこはどうでも良い…… 解読に時間がかかったけど、学問書と思われる本と謎の遊び道具のような機械がいくつか……』
「……待って下さい。 なんで学問書と遊び道具が一緒になって入っているんですか?」
清蘭さん、ごめんなさい…… 実は学校では碌に勉強なんてしていなくて、友達とバカやって遊んでばかりいました……
『さっきも書いたけど、それらはどうでも良い……』
「「いや、良くないですよ? 事と場合によっては吉井君の性根を叩き直してやらないといけないと思います」」
「犯罪行為(横領)に手を染めたのがバレて、面倒事を押し付けられている二人には言われたくないよ!!」
『三人共静かに。 それらの中に、ほんの少量の塩と砂糖が入っていた。 昨日聞いた話は何かの冗談だと思いたかったけど?』
「たしか昨日そんな話もしていましたね。 もしかして吉井君もなにか料理が出来たりするの?」
「一応……ね? パエリアとか得意だけど?」
「へぇ? アンタ、意外な特技を持っているのね? それだけはわたしには出来る気がしないわ」
「まだ人並みって言った所だけどね? でも、あの砂糖と塩は一応僕の昼食だよ?」
『「「…………え?」」』
……え? って、なんで三人共固まっているの? なんでそんな異常者を見るような目でこっちを見ているの!?
「吉井君? さっきサグメ様も言ってたけど、なにかの冗談だよね?」
「アンタ、いくら何でも同じネタは使いまわされても飽きるだけなんだけど? 塩と砂糖だけが食事って……」
「失礼な! いくら何でも砂糖と塩だけなわけないじゃないか!」
『良かった…… 流石に肉まんくらいの物は食べている……』
「油もきちんと食べているよ!!」
『「「……今この子、なんて言った?」」』
「いや、砂糖と塩と油くらいは食べているって……」
『……もういい。 頭が痛くなって来た……』
あれ? サグメさんが頭を抱えながらもスケッチブックに言いたいことを書き込んでくれている……
そんなにおかしい事を言ったのかな?
「ね、念の為に聞いて置きたいんだけど、いいかな?」
「いいですよ鈴瑚さん」
「因みに一日三食ずっとこんな感じで食べているのかな?」
「いや、一応小さい乾麺を……」
「ま、まあ栄養価的には良くないけど、食べているだけマシなのかな?」
「64等分に切ってからそれをお湯で戻して、しょうゆを軽くかけてから食べてるよ?」
「その乾麺って、元が結構大きかったりする?」
「ううん、片手で掴める位の大きさだよ」
「「「アウトォォォォォォォォォォォォ!!」」」
ええぇぇぇぇぇ…… そんなにおかしいのかな?
食費が少ない分、一日に食べる分を減らさないとやってられなかっただけなんだけど?
サグメさんまで声に出してまでツッコミを入れて来てるし……
「え? なに? なにがアウトなの?」
「『え? なに? なにがアウトなの?』……じゃないよ! なんでもともと片手で持てる程度のサイズの乾麺を64等分にしてるの!? そんなに細かくしちゃったら、もう一口分も残っていないじゃないか!!」
「アンタの家って、そんなに貧しかったの? もしそうなら流石に可愛そうになって来たんだけど……」
「いや、一応生活費の仕送りが多少はあったけど……」
「ならなんでそんなにキツイ食事で生活してるの?」
『流石にそれはありえない……』
「いやぁ…… それが趣味の方にお金が行っちゃって生活費の方にお金が回らなくて……」
『「「・・・・・・・・・・・・」」』
ポカーンって擬音が似合う位に開いた口が塞がらないでいる3人の顔がすごく面白いんだけど……
ここで笑ったら絶対にぶん殴られるよね?
「私も結構趣味に金を使う方だけど、流石に吉井くんみたいな事は正直……」
「黙れ横領犯」
「その言葉、ブーメランにして返してあげるよ」
「わたしのは給料紛失で前借りの証明の為に申請していた領収書の中に、間違って関係ないのまで紛れていただけですぅ~!! 鈴瑚の方が意図的な分、余計に悪質なんだから!!」
「清蘭みたいに自覚も無くやってしまう兎の方が反省も出来ない分性質が悪いんだよ!! 分かってて言ってるの?」
ヤバイ! また二人が喧嘩しそうに……
って、あれ? サグメさん、なんで急に席を立って?
「…………喧嘩両成敗」
「「あわわわわわ……」」
あ……両手の指をポキポキ鳴らしながら二人に近づいていく……
清蘭さんと鈴瑚さんが怯えているけど大丈夫かな?
「「すいませんでしたー!!」」
凄い…… 僕と雄二並みにうまい土下座だ……
流石にここまでやったら許してもらえて……
「これ以上喧嘩するなら、両手に水を混ぜた砂入りのバケツ(8リットル)2個を持ったまま廊下で立っててもらう」
あれ? 意外と緩い罰なのかな?
「…………食事抜きで三日位」
三日食事抜きの方がシャレにならないです。 バケツ持ったまま立たされるなんてほとんどおまけみたいなモノなんじゃ……
「「本当にごめんなさい! もうしませんから、そのお仕置きを撤回してください!!」」
サグメさん、もう本当に許してあげて下さい! 二人共、本気で泣きそうな目になっているんですけど!?
見ているこっちも可哀想になって来たんだけど!?
「サグメさん、もう二人共反省しているみたいだし、許してあげて下さい。 これ以上は可哀想ですよ」
『これ以上は食事が不味くなるから、もういい…… 今度やったら……』
「「今度やったら?」」
『布団を紐で一緒に巻き付けて暗い押し入れの中に一日中閉じ込める』
子供への折檻じゃないんだから!?
いや、今の時代でそれやったらほぼ虐待だよね?
「ま、まあとにかくさっさと食事を済ませちゃおうよ。 食べ終わった後でどうするのか話し合う予定なんでしょ?」
とにかくなんだか騒がしすぎる朝食になっちゃったけど、さっさと終わらせよう……
「所で話を戻すけど…… 吉井君が我欲に負けて娯楽に大金をつぎ込んじゃう程、地上は娯楽に満ちているの?」
「うん、昔からある伝統的な遊びや、最近になってできたものまでそれはもうたくさん。 外国から伝わって来たものも相当あって、その遊びを極めた専門家みたいな人達が集まってその遊びの様子を全国規模で放送するなんて事も珍しくないんだ……」
『だからって、基本的な生活費まで使いこまなくても…… おっと、説教臭くなってしまいましたね』
「サグメ様の言う事も尤もだと思いますよ? コイツの金の使い方は歪んでいるとしか言いようがないし……」
ああ、もうっ! 素直に認めるよ! 僕は金遣いが荒いですよーっだ!!
マンガとゲームに無駄金つぎ込んで食費もままならないですよ!!
『吉井君にお金関係は一切任せられない類のバカなのは確定だとして……』
「……もう泣いていいかな?」
「「絶対にダメ」」
なんだか、僕の評価が極端に下がって行っているんだけど?
少なくとも”異端審問会”と称して無関係の男を集団で叩きのめすなんて事だけはしてないんだけどなぁ……
「今日の午前中で着替えとか、必需品を買いそろえて置いた方が良いんじゃ…… って思ったけど、話を聞く限りだとこいつにだけは絶対に金を持たせる訳には行かないですよね?」
「清蘭、それは私等にも言える事なんだけどね?」
「……悪かったわよ」
ああ、そうか! そう言えば、着替えとかどうするか決めていないんだった!
今着ているのも、ウサギさん達の制服の余り物だって聞いているし、学ランは洗濯中でまだ乾いていないらしいし……
それに歯ブラシとかタオルとか、もしかしたら身分証明関係の手続きとかも今日中にしないといけないのかな?
昨日、サグメさんが大変になるって念を押したのも分かる気がするよ……
『……仕方ないですね。 私がお金を出しますので、買って着て貰い…… やはり私が吉井君について行きましょう。 小金とは言え、貴方達に私のポケットマネーを預けるのは不安以外の何物でも無いですからね』
もうボクらはサグメさんからお金に関する面では信用の”し”の字も無いみたいだ……
隣では清蘭さんと鈴瑚さんが本気で悔しがっているし……
って、サグメさん、どれだけの金持ちなんだ!?
「本当に迷惑ばかりかけてしまって……」
『別に…… 私があなたを保護すると言ったのです。 貴方がキチンとしていてくれるなら衣食住を保証するのは当然の事……』
「いくら何でも面倒見良すぎな気がしまーす!!」
「鈴瑚の意見に賛成でーす!!」
あ、清蘭さんと鈴瑚さんが復活した。
なんかギャーギャー言っているけど、またサグメさんを怒らせないかなぁ……
『だったら、自分のお金位はきちんと管理する! 安くないのよ! 一千万・二千万と言う金は!!』
「「サグメ様、壁ドンしたせいでヒビが入っているんですけど!? スケッチブックをそんな乱暴に扱わないでください! もう紙がグシャグシャになっていますよ!!」」
一千万かぁ~…… ギャンブル系の漫画とか読んでいたら億単位で動くことが多いけど、そんな偏見のせいなのか微妙な小金に感じてしまうことあるよねー?
いや、実際には凄い大金なんだけどさ……
『吉井君、何? その微妙な顔?』
「え? そんな顔していました?」
『ええ、少なくとも一千万の重みに関して分かっていないって言う顔していましたね』
「いや、結構重い額なのは分かってはいるつもりなんだけど、外国に行っている僕の両親が億単位で金を動かしているらしいから…… そんな話ばかりを聞いちゃうと……」
そう言えば、僕の両親も外国で結構活躍しているって姉さんが言っていたような?
向こうはドルだし、どんな仕事をしているのかまではきちんと把握できていないから正確な金額までは分かっていないけど……
『へぇ? なら、貴方にはじっくりとお話が必要なようですね? お金の重みについて夜にきっちりと叩き込んであげますので、楽しみにしていなさい』
あ、オワタ……
これは徹夜で何かしらの勉強をさせられるパターンだ……
『取り敢えず、今日は細かい手続き諸々と必需品の買い物。 コレらを今日中に全部終わらせます…… 三人共すぐに出られるように準備』
「え? うん、わかった。 でも、全部一日中で終わるの? 僕のいる世界だったら必需品が全部そろっている大型のお店があるから1・2時間もあれば終わったけど……」
『大丈夫です。 問題ありません』
サグメさんにそう言われて促された僕達は大急ぎで出かける準備を始めた。
とは言っても、ほとんど持っていくものが無い僕は2分で準備が終わって、サグメさんに部屋から追い出されたけど……
部屋の中から、サグメさんの胸がどうとか、清蘭さんの何かが妬ましいだなんて聞こえたけど、聞かなかった事にしよう……
そうじゃないと僕の命にかかわる気がしてならない……
another story サグメside
「清蘭、一体どうしたの?」
「あー…… 最近、またブラのサイズが合わなくなってきちゃって……」
なるほど、買い食いばっかしてその分の栄養の大半が胸にいったのね……
「なるほど、週一で私がマッサージしている分、大きくなっちゃったって訳?」
え? ちょっ…… 鈴瑚は一体なにを言っているの?
マッサージ? そんなもので胸が大きくなるというの?
「うっさい、それが原因だったら鈴瑚だって大きくなっているはずでしょ? アンタの胸は相変わず微妙に出ているだけのまな板じゃない?」
「そー言う事言わないでよ! 私の胸はまだ成長期なんだから!」
諦めないで鈴瑚…… 私はそんな貧乳な鈴瑚を応援してる……
「そう言っている奴ほど胸が大きくなるなんて事が無いから不思議よねぇ?」
「そんなヒドイ事をいう清蘭の胸なんて…… こうだ!!」
「ぶほぉっ!? なんでそうなるの!! 何処触ってるの!? サグメ様もいるんだから、夜まで待っ……」
夜!? 夜にこの二人何しているの!? さっきまでの喧嘩は何? ”仲がいい程喧嘩する”的な関係なの!?
って、言うか正直に言わせてもらうと、清蘭の胸が羨ましい…… その乳の脂肪を300gぐらいで良いから分けてほしい……
『鈴瑚? さっきから……』
「あ、悪ノリが過ぎました……」
「さ、サグメ様…… 助かりました」
『手緩い! ここは脂肪を全て燃焼させるつもりで揉みまくる。 私が清蘭の腕を拘束する。 鈴瑚はもっと調子を上げて揉みまくりなさい……』
「さ、サグメ様ああああああああ!?」
私の胸も成長が芳しくないのに…… 清蘭の胸だけが大きくなるなんて許せない。
その胸の脂肪が手に入らないのならいっその事……
「よーし、サグメ様の許可も出た事ですし? ココは遠慮せずに思いっきり……」
「ちょっ、鈴瑚! お願いだからその両手の”ワキワキ”って握りしめるのやめて!! 滅茶苦茶怖いんだけど!?」
「大丈夫ダヨー? 痛ナンテシナイカラー? 少シ気持チヨクナルダケナンダカラ?」
「どっちにしても嫌よ!! サグメ様も私の両腕を抑えてないで正気に戻ってください!!」
失礼ね。 私は正気よ? だからこそ、清蘭の胸の成長を止めるべく、ここで清蘭の胸を揉みまくってあげるのよ?
「り、鈴瑚もサグメ様に騙されちゃだめよ! 胸を揉めば小さくなるなんて迷信よ!」
「うふふふ…… もう私にそんな事は関係ないの…… この場で巨乳化への道を潰す。 これを機に巨乳殲滅projectをサグメ様と立ち上げる。 最終目標は月の都だけでなく吉井君の世界からも巨乳を抹消してやる……」
もげろ…… 巨乳のすべてがもげるがいい……
清蘭の次は豊姫の番よ? 貧乳に悩む女の嫉妬の嵐をその身に受けるがいい!!
「それに、サグメ様がなぜか貧乳側のつもりでいる様だけど、それは違うわ!!」
なにを言っているの? 清蘭、見苦しいだけのいい加減な主張はやめなさい? 私も吉井君を部屋に泊める前日までどうにか胸を大きくしようとして色々やって来たけど、どれもこれも全く効果が無かったのよ?
「サグメ様のその胸は貧乳じゃない。 私よりは結構小さいけど、理想的な形を保つことで水着のような露出の多い服でも映える大きさをも兼ね備えた、いわゆる”美乳”って奴なのよ!」
え? 私の胸が美乳? そんなことないわよ…… 全然大きくも無いから形なんてはっきりと……
あれ? 鈴瑚はなぜ私の胸を見ているの? ほ、本当に自慢できるような胸じゃないんだから……
「ホントだ。 いくらサグメ様でもついていい嘘と悪い嘘があるんですよ?」
「少しくらい形が崩してもバチは当たらないわよね?」
「それに今、サグメ様は私の両腕を拘束しているから説得も出来ない! ココでどっちつかずのこうもり女にオシオキをする絶好のチャンスよね?」
マ、マズい…… ココはどうにか説得を……
「か、仮に私の胸が美乳とやらだとしても、その美乳は詰まる所、小さい側に属するはず。 大か小で区別するなら小である以上、私はあくまで貧乳の味方になる……はっ!?」
し、しまった! ココで直接自分の口で喋ってしまったら私の能力が……
「サグメ様…… ちょっとだけですから? ねっ?」
「あーあ、サグメ様自覚無く能力を使ってしいましたね? ”口に出すと事態を逆転させる程度の能力”…… もしここで私を解放してスケッチブックを取りに行く道を選んでいたら、鈴瑚が味方に戻ってくれたかもしれないのに、そのチャンスを自分で捨ててしまったんですよ? 恨むならそのドジっ娘な自分を恨んでくださいね? サ・グ・メ・さ・ま?」
しまった! くっ、清蘭はこの展開を狙って……
「勝手に自爆したサグメ様のその美乳。 この場で崩壊させて見せますよ!!」
「裏切り行為、ダメ、絶対!」
え!? なにこの百合百合な展開!?
「よーし、サグメ様のブラを外すわよ!」
「イヤアアアア!! お願い、私が悪かったから許してええ!! 鈴瑚の……鈴瑚の手がああああ!」
「「もちろん…… ム・リ♡」」
爽やかな笑顔で返された…… ああ……さらば、私の巨乳(予定)。 もう私は一生巨乳になる事が無くなってしまった……
「……もう好きにして」
この状況…… どうあがいたって逆転なんてできっこない……
それこそまさに何かの理由で吉井君が乱入してくるぐらいの”奇跡”が起こるとかじゃないと……
『って、こんな大声を聞こえない振りなんてできるかアアアアア!!!』
「「!?」」
今の声って、吉井君?
サグメside end
「って、こんな大声を聞こえない振りなんてできるかアアアアア!!!」
今ならドレミーさんの気持ちが分かるかもしれない! 確かにコレはキツイよ?
異性のイチャイチャ全開の百合シーンのエロ声とか聞かされるだけでも危ないのに、直接映像感覚で見せられたらキレても仕方が無いよね……
「ちょっと何やってるの!? さっきから凄い事を連呼してるけど、こんな壁一枚隔てただけだったら、意外と聞こえるんだよ!!」
もう、これムッツリーニだったら即その場で出血多量モノだよ! まあ、僕も少し鼻血でてるけど!!
「なんか恥ずかしくなって来たんだけど……」
「もう、鈴瑚の悪ノリが過ぎるから……」
『吉井君を待たせる訳にもいかないから早く着替える。 清蘭の下着は諦めて』
「下着無いと揺れて痛いんですけど……」
「適当に包帯でも巻けば? 吉井君の私服選びの際に事情を説明してついでに買ってきたらいいだけなんだし」
「ちょっときついけど、素直に今のブラで我慢するわよ。 それ以前に包帯なんてこの部屋に無いでしょ?」
『前に捕まえた兎達を縛るのに使った』
「ああ…… たしかそんな話していましたね……」
結局女子三人が準備を終えたのはあれから20分後だった……
それでも女子三人が姦しく騒いで散らかした部屋の片付けもあったから結局サグメさんの家から出たのは更に20分過ぎた後だったかな?
この調子で日用品を買いに行く時間までしている余裕なんてあるのかな……
月の都は侵略者がいるとは思えない位に平和ですwww ただの朝ごはんなのに元気過ぎるwww
そして後半…… 気が付いたらエロネタに走っていた……
しかも書きたいと思っていたGLネタを! とうとうここまで来れたぞ!
しっかし、サグメちゃんの能力に関しては分かり辛いですね……
どうしても単純化せざるを得ない……
お目汚しありがとうございました!
感想・アドバイスなどをお待ちしております!!
PS.因みに個人的胸囲格差ですが……
巨乳(デカい! 説明不要!!):パチュリー>八雲紫=霊烏路空=綿月豊姫>清蘭
美乳(形もきれいでサイズもそこそこ):紅美鈴>八雲藍>稀神サグメ>永江衣玖>こあ(小悪魔)
普通(特別目立った特徴が無い程度):綿月依姫>ドレミー・スイート>火焔猫燐
貧乳(成長性すら無し):古明地さとり>十六夜咲夜(PAD長)=比那名居天子
ロリ枠(そもそも子供、成長性に期待):橙=レイセン>レミリア=フラン
と言った印象の元で書いています。
”いやいや、それは無いだろ!”と言う方がいたら遠慮なく感想欄に書いてもらっても大丈夫です。