注意:この作品には以下の成分が含まれています。
・原作どこ行った?
・キャラ崩壊
・途中からGLが極端に増えます。
これらが平気な人達はゆっくりしていってください。
始まりは突然に?
「・・・・・・痛てて……」
全身を包む痛みに思わず眉をしかめる少年
「たしか、島田さんと話をしていたらなぜか異端審問会って名乗ってた人達に犯罪者扱いされて……」
状況が分からずに直前までに会った事を覚えているかどうか確認する事にしよう……
「雄二達に助けを求めようとしたんだけど、その前に木刀で襲われたんだっけ…… 訳が分からなかったけどとにかく島田さんと逃げ回って更衣室に避難させたんだったかな?
その後、どうにか屋上に逃げようとしたら急に目の前が急に開いて、その先にたくさんの目のような物があって……」
ちょっと待って! 僕、何してた?
……何これ? 記憶喪失とかじゃないよね?
少なくとも声は出せるみたいだし感覚もあるみたいだけど、なんでか全身が痛い……
あの時の目は追いかけてた人達の目だったのかな?
「うん、どうやら覚えていないのは大量の目が出て来てから後の事だけみたいだね。 そこから何があったのかが分からないけど、全身に痛みがあるって考えたらあの後リンチにされたって考えるのが順当なのかな? それにしては逆に怪我が軽い気もするけど……」
だってそうだよね? 女子と話をしているだけで木刀で襲い掛かってくる覆面集団が感覚が残る程度の半端なリンチで済ませる筈がないもんね……
取り敢えず、ちゃんと起きよう。 漫画やアニメじゃないんだから記憶喪失になっても心配してくれるヒロインなんて居ないんだから。
そして僕は、ゆっくりと目を開いて…………
「なんじゃこりゃ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!?」
何これ!? こんな光景を見せられて叫ばない人間っているの!?
果てまで抜ける黒い空や白い土地! 所々に妙なクレーターのような大穴! しかも周りは無人。
そんな場所にいきなり放り込まれたんだよ!?
それでノーリアクションでいる? 絶対に無理だって!!
「本当にどこなのここ!」
地平線の先には何も見えないし、風も全く無いから今の状況もあるから妙に気持ち悪いし……
って、何処からどうみたって文月学園、いや日本の風景ですら無い気がするんだけど……
まるでテレビでみた月の大地に似てるような気がするんだよな……
そんな感じの土地なんて僕が済んでた街には無かったような気がするし……
「でも、夢でもないんだよな……?」
目にコークスクリューパンチを当ててみてちゃんと痛いって事は夢じゃない可能性が高いと思う。
雄二達にこんな豪華なセットを組んでその中に放り込むとか、眠らせて海外に飛ばすなんて出来る筈がないし……
姉さんなら…… どっちかって言ったらホテルのような所に運ばれて色々されてると思うし……
「せめてなにかヒントがあればなぁ……」
ポケットを漁っても、大したものは出てこない。 スマホにハンカチ、昼食用の油と砂糖が少しに小銭しかない財布……って、スマホ!?
「そうそう、これがあるじゃないか!」
スマホがあれば地図アプリで場所くらいは知る事が出来るし、誰かに連絡が付けば助けて貰える!
そう思って電源を入れてみたんだけど……
「…………圏外かよ!!」
けど、画面に写るのは無情にも圏外を示すアンテナ表示とホーム画面のみ……
なんだよ! ネットにもつながらない、電話も出来ないスマホなんてただのカメラじゃないか!?
だけどその機能を使うのに必要なバッテリー欄の電池量は残り10%以下。 どうやら充電を忘れたらしい。
「せめてエリア内なら良かったんだけどなぁ…… そうだったら、少なくとも現状の確認位は出来るだろうに……」
このスマホ、契約の時に父さん達と連絡が出来る様に海外でも使えるようにしていてくれたから、もし海外に拉致られてても助けを呼べる可能性がある…… 可能性が……
「あああああああぁぁぁぁ~…………!」
少し歩いてエリア内の場所を探そうと思ったとたんに電源が切れた…………
スマートフォン。 電池が無ければただの箱。
いや、物が入らない分ただのお荷物だろ……
「とにかく、今はここから離れた方が良さそうだね。 ……どっちに行こう?」
太陽も無いからどこにどう動けばいいのかが分からない。
時間は多分夜だと思うけど、それ以外のすべてが分からない以上、何処かに向かわないといくら僕でも飢え死にしちゃうよ。
「とにかく今は後ろに流れ星が見えたからそっちに行ってみるか」
何とはなしにそう決めて、電源の落ちたスマホをポケットに放り込もうとした。
「お前、珍しい物を持っているな」
独り言以外の声が掛けられたのはその時だった。
「…………コスプレ? バニーガール??」
声を掛けて来たのは、一人の女の子だった。
浅葱色(あさぎいろ)って言うのかな? そんなきれいな色の髪と服に注目が行きがちになったけど。
……その頭はウサ耳というかなんて言うか、少なくとも日本でこんな赤い瞳とウサ耳で普通に通りを歩いているような……ましてやこんな荒れ果てた土地でするような恰好じゃない。
「サグメ様! こいつですかね……?」
サグメと呼ばれた女の子が首を横に振る。
そしてスケッチブックだろうか? 本とペンを取り出して何かを書いているけど、なんで喋んないんだろ?
「どうします? さっき都に攻め込んできた奴と似たような雰囲気の服着ていますし、あいつ等の仲間の可能性も考えてとっ捕まえますか?」
その言葉に首を縦に振って頷いた…… あれ? 今の僕すごく危険な状況なんじゃ……
「けど逃げる様子も無いですよね? あの連中とは関係ないのかもしれないですよ?」
「何言ってんのよ鈴瑚(りんご)! 私達に驚きすぎて怯えているのよきっと。 そうに決まってる!!」
いや、確かに驚いてはいるけど面喰っていただけで怯えてまではいないからね……
そう言えばこの人達(人なのかなぁ?)誰かを探しているみたいだけど、話が全然見えてこないよ……
でも運がいい事に、どうやら言葉は確実に通じるみたいだ。
「あ、あの……」
「……何?」
え、なに!? なんであの娘見下したような眼でこっち睨んでるの?
取り敢えず、名前を聞いて話だけでも聞かないと……
「君達……誰?」
「そう言うのって、まずは自分から名乗るものじゃないのかな?」
「ごめんごめん…… えっと名前は”吉井明久” 日本で文月学園の学生をしている日本人だよ」
「「…………はぁ?」」
「年齢は16歳で、趣味はゲームと漫画、後パエリア作ったりするのが得意な……」
「「いやいやいや! そんなどうでもいいことまで紹介されてもこっちが困るんだけど!?」」
そんな、酷い!! そっちから名乗れって言ったからわざわざ自己紹介までしたのに……
「そんな事よりも、ここはどこなの? 日本じゃないって言われても……」
「何適当な事を言って話をそらそうとしてるのよ、きちんと質問に答えなさい! 適当な事を言っても誤魔化されないわよ!!」
「い、いやだから! 日本だって、ちゃんと答えてるじゃないか……っ!」
さっきからずっとこの調子なんだよね…… 日本を知らないなんてまるでここが異世界みたいじゃないか!
オーバー〇ードとか恋〇〇双とかこの素晴ら〇い〇界に祝福〇……じゃないんだから……
「清蘭?(モグモグ)そう威圧したら、答えられるものも答えられないよ?(モグモグ)」
うう…… 黄色いウサ耳さんありがとう……
だけど団子食べながら言ってる君は逆に緊張感が無さすぎる気がするんだけどな……
「ぐぅぅ……。 で、でも鈴瑚! こいつが、前に攻めて来た奴らの関係者の可能性もあるのよ! そうですよねサグメ様っ!」
前に攻めて来た奴らって誰なんだよ…… さっきから酷い言われようだよ…… もう僕泣いてもいいと思うんだ……
あれ? サグメ様って呼ばれてた娘が首を横に振ってる…… 庇ってもらっているのかな?
「そ、それも否定できませんけど……」
『吉井君……って言ってたかな?』
「え、うん」
この……人?は、二人の上司なのかな?
さっきからずっと喋ってくれずに筆談でしか会話しないからどんな人かは分からないけど、清蘭さんと鈴瑚さんの二人よりは落ち着いて話せそうな感じがする人だな。
『アナタは今、この都を脅かす奴らの仲間だと思われています』
「え?」
『ここは月の都。 清蘭と鈴瑚の二人は”イーグルラヴィ”と呼ばれている調査部隊の兎で、私はこの月の都の賢者の一人として呼ばれています、稀神サグメと言います』
「賢者?」
『賢者という言葉も知らないの?』
「知っているからね! 僕もそこまでバカじゃないからっ!! ”賢”い”者”と書いて賢者!! もういいでしょ!!」
なんて失礼な、僕もそこまでバカじゃないっての…… テストではちゃんと10問につき1問は解けてるし、最近は島田さんとちゃんと会話できるようにと思ってドイツ語(実際にはフランス語)だって勉強してるんだから!!
「ふうっ…… そして、この月の都における為政者の一人であるって事も分かっていたら満点回答だったけどね」
『清蘭?』
「も、申し訳ありませんサグメ様!!」
もしかして、サグメさんって分かりにくいけど、凄く優しいのかな?
さっきから清蘭さんが小馬鹿にしてくるけど、その度に叱ってくれているし?
とにかくココはサグメさんを持ち上げながら話を進めて行けば上手く事が進んでくれそうだな。
「ああ、なるほど。 要は清蘭さんと鈴瑚さんは警察官のような仕事をしてて、最近事件が多いからパトロールを強化している最中に、たまたま誰かに日本からここに連れてこられた僕を見つけて勝手に犯罪者の仲間に仕立て上げようとしたって訳か……」
『……そうなの、二人とも?』
「いやいやいや! 清蘭が勝手に敵に仕立て上げただけで、わたしは別にどうとも思っていな……」
「ああ~! 汚いわよ鈴瑚!! 鈴瑚だって面白半分でいたずらしようとしていたでしょ!!」
「エー? ナンノコトカワカラナイナー?」
「とぼけないでよ!? いっつも私に前線押し付けてのらりくらりと仕事サボっているくせにー!!」
「なっ! そう言う清蘭だって外回りなのを良い事に都に帰ってくるなりこっそりと買い食いとかしてサボっているのバレてないと思った? しかもその時の領収書をウチの部署の経費で落としてるって事も知っているんだから!?」
「い、いやっ! あ、あの時はたまたま給料を落としていて、前借りする羽目になっていたから食費として必要だったと証明するための書類に…… って、そう言う事言うなら鈴瑚だって前に機械壊した時、自分の扱いが悪かった事が原因なのに、敵に壊されたことにしてちゃっかりと責任逃れしてたわよね! しかも買い直しの為の金額を何倍も多く書いて、余った金を大量の団子や遊び道具に使っているし!」
「ちょっ! 二人共落ち着いて……」
何この二人!? 急に喧嘩しだしてるんだけど! しかも二人のやっている事って完全に横領じゃないか!? そんな事して置いて、よくバレなかったね!?
『……二人からはゆっくり話を聞く事にする。 取り敢えず今の貴方は十分以上に怪しいので一度こちらで拘束させてもらいます』
拘束って…… 何で僕いきなり悪いことしてないのに手錠をはめられそうになってるの?
「逃げたりなんてしませんから、そんな物騒なの出さないで下さいよ! まるで悪い事したみたいじゃないですか……」
『悪い事……したみたい?』
「ごめんなさいサグメ様! お願いですからその手錠をメリケンサック代わりに構えるのはやめて下さい!!」
いや、睨まれながら無言でスケッチブック投げつけられて、しかも手錠をメリケンサック代わりにして殴られそうになったら普通にビビっても仕方ないじゃないか!?
僕がチキンっていう訳じゃないんだからねっ!!
『分かったなら良いわ。 静蘭、鈴瑚…… 吉井君、あの二人はここに置いて行きましょう。 取り敢えずついてきなさい……』
サグメさん、声出せないから喧嘩止められないんだ……
毎日こんな調子なんじゃ大変なんだろうな……
「分かりましたけど、首輪までつけようとするのはやめてくれませんか?」
『わざわざ意味も無く怒らせるから、貴方がそう言う趣味だと思ったのだけど……』
「いや、僕にそんな趣味は無いからね!?」
そして僕は、サグメさんに連れられて月の都と言う場所に向かう事になった。
…………思っていた方向とは、だいぶ流れが違ってたけど。
あ、静蘭さんと鈴瑚さんが別のウサギさんたちに捕まってる。 多分さっきの横領の件で問い詰められるんだろう。
さすがにあれは自業自得って事でいいか!
初手からいきなりキャラ崩壊ですwww
でも後悔はしない!!
そう言えばサグメ様と綿月姉妹ってどっちが偉いんでしょうかね?
個人的には部署違いなだけでほぼ同格と見ているんですが皆さんはどう思いますか?
実はタグに入れきれなかったのですが、実はヤンデレ要素も若干入れて行こうと思っています。
とある作品の影響で軽いギャグレベルでいれて行けたらと思いましたのでwww
罪袋「にわかは黙って無理すんな!」
閻魔刀「小手・面・胴ォォォ!!(三連)」
罪袋「イテエエエエエエェ!! 何すんだよ!? なんで竹刀なんて持ってるんだよ!?」
閻魔刀「元剣道部員(当時の修練度2段相当)だからだが?」
罪袋「冗談だよ。 わざわざ新品の竹刀なんて用意すんなよ。 結構高かったんじゃ無いのか?」
閻魔刀「いや、大体一本2500ちょいだったよ? 新品用意しないと高校の時に使えなくなった割れた竹を使った竹刀でぶっ叩いた方がよかった? 実際にささくれ程度の損傷で大怪我した事例とかあるらしいけど?」
罪袋「・・・・・・ごめん」
因みに今回のトークで言った事は本当にあったらしいです。
しっかりと点検していれば起こりにくい事故でもあるのですが………
次話までは広告兼ねて明日に投稿しようと思います。
次回もお楽しみに!!