バカと幻想と舌禍の女神   作:閻魔刀

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本当に安直なサブタイしか思い付かないなwww
これを毎日考えながら投稿できる人に尊敬の念すら覚えます。

設定集も今編集中ですので、近い内に投稿したいと思います。


巻き添えになる人が増えていく……

「はっきり言っておくわ! あの時は幻想郷での戦いになりそうだったから仕方なく降参した……」

「負け惜しみもそこまで行くと本当に滑稽でしかないわね。 お姉さまに土下座して命乞いまでしたって聞いてるわよ?」

 

 依姫さん、お願いだからそんな悪役みたいな事を言わないで……

 どっちが悪役か分からなくなってきて、なんか悲しくなって来た……

 

「でも、ここは幻想郷じゃない。 外の世界の大きいだけで何処にでもある学び舎……」

 

 いや、試験召喚システムって言う特別なシステムを導入した重要な試験校なんですけど……

 あ、でも紫さん(スキマババアって思っただけでも殺されそうだし……)程の熟女なら今更新しい発明の一つ二つではもう驚かなくなってきてもおかしくないのかな?

 100年前からしてみれば今では当たり前になってる列車や電話ですら当時では革新的な発明だったりしたって話だし。

 

「なにが言いたいのかしら?」

「ハッキリ言うわね。 幻想郷からしてみたらどうでも良い校舎の一つや二つくらい消し飛ばされても知った事じゃないって言ってるのよ!!」

 

 そう言った紫さんは何かカードのような物を取り出してきた。

 あのカード、なにか嫌な予感がするんだけど……

 

 

結界「夢と現の呪(ゆめとうつつのしゅ)」

 

 

 紫さんが呪文みたいなのを唱えた途端にドラ〇ン〇ールみたいなデカい気孔波っぽいのが出て来た!?

 でも、こっちに向かってくる様子はないし…… 動こうとする前に中央から突撃していったら普通に殴り掛かれそう……

 

「”弾が外れた”、そう思っているのならそこで終わりよ!」

「え?」

 

 紫さんが笑顔でそう言った瞬間だった……

 

「ちょっ! 大玉の中に大量の弾幕って!?」

 

 大玉が破裂した途端に大量の弾幕が襲い掛かって来た!

 これ喰らったら即アウトじゃない!? しかも、時間が経つごとにどんどん増えて来るんだけど!!

 なんかひと昔の弾幕シューティングゲームみたいな感じがって、そんなこと考えている場合じゃ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、あれ?」

 

 

 あ、あれ? ここは、学校に戻って来る前に色々と尋問されていた部屋だよね?

 あ、ありのままに起こった事を話すよ? 『僕はあの八雲紫と言う妖怪が放った弾に襲われて危険な状況に追い込まれていたと思ったら、いつの間にか別の場所に移動させられていた!』

『何を言っているのかわからないと思うが、僕も何が起こったのか……』

いや、いくら僕がバカでも容易に想像できたよ? こんな事が出来るのは……

 

 

 

 

 

 

「間一髪だったわね……」

 

 やっぱり豊姫さんだったね……

 多分座標となっている点をつなげたままだったからすぐに戻せたとかだろうけど……

 どうしよう…… このままじゃ帰るに帰れないじゃないか……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 another story 紫side

 

 

 

「……逃げられたわ」

 

 くっ、出来る事ならどうにかあの子をこちらで確保しておきたかったわね。

 あの子の中で眠り続けている能力『異常を正常に戻す程度の能力』を目覚めさせてこちら側に惹き込む事が出来れば幻想郷の結界を攻撃している奴を止める事が出来るかもしれないというのに……

 

 

 

「ゆかりしゃまー? 階段から誰かが近づいてくるですー!」

 

 ちっ! さすがにあれだけ騒ぎを起こせ嫌が応でも人が寄ってくるわよね……

 自衛隊とかじゃないだけまだマシではあるんだけど……

 

「紫様! ここは急いで幻想郷に帰還を…… キャァ!」

 

 あ、扉の近くにいた藍がそのままぶつけられたわ。 まあ、あの子なら大丈夫でしょうけど。

 

「オイオイ! 一体何だこりゃぁ!?」

「……あの美女のバスト、推定”E”はある。 (……ブシャアアア!!)」

「ここだけまるで戦争の後のようじゃ…… にわかには信じ難いがこれはあの女性の仕業かのう?」

 

 なんか個性的な子達ね? 炎の様に赤いタテガミが目立つ子と、わざとらしい爺や喋りがうっとおしい女の子に、……なんであの小柄な男の子は鼻血を拭いて倒れているのかしら?

 

「……ただの熱中症」

 

 今は残暑も残らない秋の終わりよ…… ヘタな言い訳にもほどがあるわね。

 ……あれ? 今、この子私の思考を読んだ? あの覚妖怪みたいな能力でも持っているのかしら?

 

「おいババア! この状況は一体如何なって……(ニョオオン)ぬああああぁぁぁぁぁ!!!」

「……それにかこつけてキツネっ娘のスカートの中を覗こうなん・・・ッ!! しまっ―」

「そうか、おぬしの事は橙(ちぇん)と呼べばよいのじゃな? 明久にこんな従妹がいたと……わああああああああ!!」

 

 いけない! 赤髪の子の言葉でついカッとなってしまってついスキマ送りに……

 し、仕方ないじゃない! 私、永遠の17歳の乙女なんだから! あんなこと言われたらつい「やっちゃったZE!」ってなっちゃう時だってあるのよ!

 

「紫様、一体何やってるんですか? あの子たちは別に取り込む必要も無かったのでは?」

「ついカッとなってやってしまったわ。 今では後悔してる……」

「ゆかりしゃま…… そんな人間の衝動殺人みたいな言い訳をしなくても……」

 

 藍だけならともかく、橙にまで呆れられてしまったわね…… 過ぎてしまった事は仕方ないわ、あの子たちにはうまい事説明して、吉井明久を呼び出すための餌として利用させてもらいましょう……

 幸か不幸か、あの子達もあまり強いとは言えないけど能力が眠っているようですし、それを利用するのも悪くないかもしれないわね……

 

 

 紫side end

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それで吉井君? 今後どうする気かしら?」

「どうする気?って…… 元の世界に帰ったらまたスキマ妖怪に誘拐されるだろうし……」

「でもこの世界で私達の保護無しで生きて行けるのかしら?」

 

 実際に豊姫さんの言う通りなんだよね……

 依姫さんには悪いけど、この都から出ても一人で生きて行けるわけでもないし……

 妖怪相手に戦える気もしないし……

 

「でもお姉様、吉井君を保護すると言っても、部屋はどうするのですか?」

 

 え? 依姫さん、一体どういうことなんですか?

 

 

「だとしたら吉井君にとっては災難だったわね。 実はこの月の都はある3人組から都の侵略を受けているの」

 

 え? 侵略? たった三人から?

 

「今はどうにか兵士を総動員して退けてはいますけど…… いつ攻め落とされるか分かったものじゃないんです……」

「レイセンちゃん、もしかして豊姫さんが言っていた”遷都”ってもしかして……」

「そう、”幻想郷への避難”そして最悪……”幻想郷の大地を浄化して侵略する為の計画”です……」

 

 なっ! まさか……あの女の狙いは僕の中に眠っているのがどうこうと言っていた能力の回収と、僕の召喚獣を利用して研究した後であの女なりのやり方でそれ再現。 戦力を増強させる事で、逆にこの月の都を叩く作戦だったのか!

 さすが大妖怪として長生きなだけある! なんて汚いんだ! (全く違います)

 

 

「お姉様…… ここはサグメの提案通りにしてみるべきでは?」

「確か? 彼女の友人に支援を要請して”夢の世界”に住民全員を生身のままで避難させ、月の都を凍結。 敵を凍結させた都におびき寄せて時間稼ぎをするという話だったかしら?」

 

 あれ? なんか、僕を置いてけぼりにしてどんどん話が進んでいるんだけど……

 いや、まあこんな難しい話に僕が入った所で全然意味わかんないし、出来る事もないんだけどさ…… なーんか釈然としないなぁ……

 

「私は反対だと言ったはずよ。 夢の世界は短時間なら十分な休息が取れるし、それなりに楽しい世界ではあるから一時の平穏は手に入るわ。 でも、そんな所に何か月もいては私達にとって逆にストレスになってしまう。 ハッキリ言って、ストレスに対する耐性の低い月人では半年も持たずに音を上げてしまうでしょう」

「ならどうするんですか!? このままでは私達は一方的に蹂躙されるだけなんですよ! ここで行動しないで何時動く気ですか!?」

 

 ちょっ! なんか姉妹喧嘩が勃発しそうなんですけど!?

 レイセンちゃんがどうにか止めようとしているけど、熱中し過ぎて聞こえてないみたいだし、このままじゃ……

 

「ストップ! ここで喧嘩してても始まらないじゃないですか!!」

 

 とにかくこの二人の言い争いを止めよう…… じゃないといつまでたっても話が続かないじゃないか!!

 今後における僕の立場を確保する為にも、この喧嘩はどうにかして止めないと!!

 

「そ、そうね……」

「け…けんかしても話は進まないわよ……ね?」

 

 あ、あれぇぇ? なんで依姫さんは拳を構えてるんだろう……

 豊姫さんは何で恥ずかしそうに胸を隠しながら顔を赤くして……

 

「あ……」

 

 よく見たら僕の手の平が美人姉妹の胸にすっぽり収まってるぞ?

 うん、これは怒ったり恥ずかしがったりしても仕方がないよね?

 

ぴくっ!←微妙に左手が動く音

 

 あっ、やべっ…… 依姫さんの胸に触れている方の指を動かしてしまって……

 

「こ……この……………この変態!痴漢!!変質者アアア!!!」

「いや、その…誤解で……うぼおあああぁぁぁぁ~……」

 

 おふっ……凄い鉄拳…… 羞恥心で加減が無い分、鉄人の拳よりも凄いかも……

 やばい! マウントポジション取られた! 追撃が来る!!

 あっ、でも胸の感触はとても柔らかかったな…… 姉妹喧嘩も止められたし、そう言う意味では結果オーライだよね……?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うーん、ここは一体?」

 

 僕は確か喧嘩を止めようとした際の事故で依姫さんと豊姫さんの胸を揉みしだいてしまって……

 

「あれ? 人間? 私、月の住民の夢を見て回っていたはずなんだけど?」

 

 このお姉さんは一体誰なんだろう? 白黒の球が付いたワンピースにサンタキャップ……牛の尻尾みたいなのが付いているけど……

 それに、夢? ……走馬灯とは違うと思うけど、なんか訳分からないな……

 

「あの、お姉さんは一体?」

「わたしは夢の支配者”獏(バク)”の一人で『ドレミ―・スイート』と申します。 貴方は、月の都の住民じゃないはずですよね? なんで月の世界で夢を見ているのですか?」

「いやあぁ~、実は……」

 

 僕はこの夢の世界にやって来るまでの間に何があったのかを説明する事にしたんだけど……

 

「夢の内容がおかしいと思ったらそう言う事だったのね! 色んなえっちい内容の夢ばかりが入り込んできて! そのせいで私がどれだけ大変だったと思ってるの!?」

「ええっ!!」

 

 夢を食べる妖怪さんだって言っていたし、僕がどんな悪夢を見ていたのかは分からないけど、ドレミーさんの言った通りなら結構エッチな夢だったのかな? そりゃあ、依姫さん達の胸は凄く柔らかかった……

 って!! いきなりこのお姉さん何いきなり十徳ナイフなんて振り回してるの!?

 

「触んないで、こっち見ないで! この変態!! わたしの本職が悪夢を食べる事だからって、こんな羞恥プレイはもう耐えられないわ! こっちだってサグメからの頼まれ事で忙しいんだから、いい加減とっとと出て行きなさーい!!」

「わかった! わかったから暴れないで!! ちょっ、本当にナイフはシャレにならな……って、うわああああ!」

 

 危ない危ない…… また転んでたまるものか!どうにかドレミ―さんの手を抑えてナイフを奪い取ったし、それでも暴れる彼女の事が転びそうになっているけど、怪我しないように捕まえているからもう大丈夫! 前回の二の舞を踏んでたまるか! って……

 あれ? なんかお互いの顔が近すぎない? ああ、倒れないように引き寄せたら抱き付ける位に近づいちゃったからか…… それに、この手の平で感じるむっちりとした柔らかい独特な感触は…… まさかね?

 

「う~っ!!」

 

 な、なんかすごい涙目でこっち見てるんだろう……

 あ……なるほど、僕の手が今度は彼女を巻き込んで尻に行っちゃってた…… って、ヤバイ! これは今度こそ本気で殺され…… 

 

「ひっく…… うぇぇぇん…… 男にお尻触らせるなんてまねなんてしたことなかったのにぃぃ……」

「えっ、ちょっ…… 今度はマジ泣き!? いや、うかつに暴力振るわれるよりキツイんだけど!?」

 

 まさか突き飛ばされてからのマジ泣き…… いや、セクハラ働いちゃったこっちが悪いんだけど……

 

「ご、ごめん! 本当にごめん! 踏んでも蹴ってもいいから泣くのやめて下さい! いや、結構本気で!!」

 

 どうにか土下座を繰り返しながら説得して泣き止んでもらったけど…… これはうかつな暴力よりキツイ気がするな……

 って言うかなに、このラッキースケベ的な出来事……

 異端審問会の皆に知られたら、本物の拷問の末に殺されちゃうだろうね……

 

「だって…… アナタの夢で出て来た○○○とか×××って事をされている夢を食べちゃったら変な気持ちになっちゃって…… なんか、こう…… 妙な高揚感と共に体がムズムズと」

「ドレミ―さん、これはきっと何かの勘違いだ! 気にしたら負けだ!!」

 

 この女の子、相当危ないよ……

 いや、僕の夢を食べたせいだって言っていたから僕の責任もあるんだろうけどさ……

 

「はっ! と、とにかくさっさと目を覚ましてこの世界から出て行きなさい。 あなたの悪夢はエッチな方じゃなければ後でおいしくいただいてあげますから」

 

 うーん、そう言われても仕方が無いか、もしここが夢の世界なら現実の体が目を覚ませば自然と出て行く事になるはず。

 あ、そう言えばさっき気になる事言っていたよね? それについて聞いてみるかな。

 

 

「そう言えばドレミ―さん」

「なに? わたしは忙しいのです。 質問があるなら手短にお願いします。」

 

 なにか色々と動き回っているけど、何やっているんだろう?

 いや、それ以上に聞きたいことが……

 

「さっきサグメさんに何かを頼まれてて忙しいって言っていましたけど、どういう事ですか? サグメさんとはいったいどういう関係……」

 

 ヒュッ!←(包丁が投げ飛ばされる音)

 

 危なっ! いきなり何投げつけてるんだ!! 

 

「5秒やるわ…… アナタの信じる神に祈りをささげておきなさい」

 

 避けた際の一瞬の隙に首を掴まれた!? って、冷静に分析している場合じゃない! 滅茶苦茶イタイ! メキメキ言って、このままだと折れる折れる折れうるゥゥゥ!!

 

「あっ、ああ……ごめんなさい。 これは偶然こっち側にやって来た吉井君のちょっと痣になっちゃってるだけの首よね? 決してわたしの愛おしい愛おしいサグメをたぶらかそうとしているクソスベタ天邪鬼オンナの汚い首なんかじゃないわよねぇ~?」

「そ、そうですよ。 嫌だなぁ~」

「あはは……。 ごめんなさいね?」

 

 微笑みながら一度手を首から放して優しく擦ってくれる。 どうやら僕の首は救われたようだが、このお姉さんはアレだな。 ただの”ヤンデレ”だ。 サグメさんとはいったいどういう関係なのかは分からないけど、どうしても確認したいのなら命を賭けないと行けなさそうだ。

 

「本当にごめんなさいね? お詫びにわたしに答えられる限りの質問に答えてあげましょう」

「あ、いえ…… 答えたくないなら無理に答えなくても……」

 

 ”気にしないで”と言って笑顔で返してくれるドレミーさん。

 一応、優しい方の妖怪さんなのかな? その天邪鬼さん?がサグメさんになにか悪い事をしただけで、この獏さんもサグメさんの事になると周りが見えなくなるだけなのかも?

 

 

「”わたしとサグメがどれほど愛し合っているカップルなのか?”についてよね?」

「いえ、何を頼まれたのかについてですけど?」

「そうだったかしら? ごめんなさい」

 

 あれ? 今この妖怪さん、いまとんでもない事を口走らなかったかな?

 いや、突っ込むのはやめよう。 じゃないと今度こそ僕の首が危ない。 一生寝たきりなんて絶対ゴメンだよ。

 

「わたしがサグメから頼まれたのは月の民が色々と困ってて、それで月の民の全員が避難できるような世界を作ってほしいって頼まれたのよ」

 

 ……あれ? たしか、依姫さんと豊姫さんは”幻想郷”の土地を使ってお引越しをするって話していたような気が?

 

「ま、サグメの同格のあの姉妹は幻想郷を利用しようとしているみたいだけど? サグメって基本的に穏健派だからねぇ。 外の連中の都合とか命なんてどうでもいいと思っているみたいだけど、別に表立って堂々と攻撃的な態度を取って見下す気でいるつもりもないみたい」

 

 ちょっ、僕の思考が読まれてる? もしかして考えている事が夢の世界のどこかで出ていたのかな?

 

「それで、せっかく広大な世界を作るって言うのならせっかくだし、わたしとサグメの愛の巣も思いっきり作っちゃおうって思ってね? 外の世界のマンションって言う人間の住居を参考にした空間を作っている所なの!!」

 

 意外とクリエイター気質なのかな? 僕の住んでるマンションの部屋と同程度かそれ以上に優れた機能が満載だし?

 

「疲れたサグメを癒す為のお風呂に、二人で暮らすために必要なおそろいの食器とか、あとおそろいのパジャマや下着の用意も……」

 

 うん、このお姉さんは”ヤンデレ”要素が強いのかと思ったけど、まさか”百合”の属性も持っていたとは。

 物凄く楽しそうに話しているドレミ―さんの瞳は恋する乙女のそれだったけど、どこか狂気じみてもいたし……

 

「ね、ねえ? この部屋は一体何の部屋なの?」

 

 この空間、機能性はともかく大まかな部屋割りは僕の住んでいる部屋とほとんど同じ作りなんだけど、その部屋の内一つだけが違う扉になっていた。

 まるで鉄格子のようになっていて、その中には謎の鎖が数本と変な動きをしているこけしのような物に、バケツには謎の液体が……

 

「……サグメと愛を確かめ合う為のお・へ・や♡」

 

 サグメさんって、どう言う趣味をしているんだ……

 一応、現実の世界で目を覚ましたらサグメさんにこのことを伝えて置こう。

 

 

 

 

 

 

「そろそろ出られるかな? なんだか起きたばっかの時みたいな感覚が……」

 

 部屋の案内の後も少しだけ話していたんだけど、その途中で朝起きたばっかの時みたいな倦怠感が襲って来た。

 ドレミーさん曰く、獏が管理している夢世界から自然に出る際には妙なだるさが襲ってくるらしい。

 

「そうですね、一旦ココでアナタとはお別れですけど、もし月の都での滞在を続ける気なら気を付けなさい」

「え、なんで?」

 

 ドレミーさんの言いたいことが分からずについ聞き返してしまった。

 まあ、このだるさも原因の一つなんだろうけど……

 

「私、最近趣味で夢占いって言うのもやってみてるんだけどそれが本当に当たるのよ。 せっかくだからそれで明久君を占ってみたんだけど……」

 

 

 ドレミ―さんはさっきまでとはうってかわって真剣な表情になってはっきりと聞こえるように言い放った……

 

『アナタは月の都にとっては”災い”、流れに任せたまま居続けるなら必ず都に不幸をもたらす事になる』……と。

 

 

 

 

 

 

 

 




ドレミーちゃんのキャラが誰かに似てしまっている気がするwww
何故こうなった? もっとヤンデレっぽくしたかったですが、なかなか上手くいかないものですね。
神が告げているのでしょうか? もっと研究せよと……

3月9日 設定集を追加しました!
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