問題児たちと策士の姉弟が異世界からやってくるそうですよ?ネタ切れ中 作:零雫
「はやいねー本当に人間?」
「そういうオマエこそ、俺に着いて来れてるって事は相当速いだろ」
「えへへ~」
世界の果てを見に行くと言った十六夜の後に続いて飛んで移動していた無花たちは大きな滝のある滝つぼの所まで来ていた。
「後少し先に行ったら世界の果てかな?」
「だな……の前に、なんか居るな」
「そうだね、なんか居るね。蛇……かな?」
滝つぼの中から盛大に水飛沫を上げながら身の丈三〇尺強はある巨躯の大蛇が飛び出してきた。
「うおぉー!強そうだね!」
「おう!」
『小童共、我の縄張りに何の用だ?』
「世界の果てを見に来たんだよ。
だが、お前に用事が出来たな!」
その大蛇は十六夜と無花を睨みつける。
『そうか……だが言った筈だ、ここは我の縄張りだと……』
「ん? 縄張り? 入っちゃった事は謝るよ、ごめんね。」
『いや、良い。だが小童共にはギフトゲームをやってもらおうか』
「あぁん?」
『なぁに、簡単で単純なギフトゲームだ。』
「わたしはやめとくよー」
「は?んーまぁいいや。んで、ギフトゲームってのは何をやるんだ?」
『ふふ………其方の小僧は見所があるな……さあ、試練を選べ小童!』
「……ハァ? 俺を試そうってのか?」
『そうだが? やはり臆したか小僧』
「いや、違う」
『では試練を選べ』
「…………」
『どうした』
「……偉そうに『試練を選べ』なんて言ってるが、俺を試せるかどうか、俺が試してやるよ」
『「は?」』
その時、十六夜は飛んで殴った、、、勿論そのままの意味だ。
まだ言葉の途中でありながら十六夜は大きく跳躍し、その水神に踵落しを叩き込んだ。
十六夜が蛇神に踵落としを入れた直後、大地を揺らす地響きが森全体に広がる。
「はぁ(´ヘ`;)!?あ、相変わらずでたらめだね、、、おっきいのに一発ダウンて、、、」
「み~つ~け~ま~し~た~よ~!」
「おう・・・・・・お前黒ウサギか?どうしたんだその髪の色?」
目的の場所には案の定全身びっしょりと濡れている十六夜がいた。
「もう!一体どこまで来ているんですか!ここ"世界の果て"ですよ!」
黒ウサギは十六夜を怒鳴りつけた。
「黒ウサギなかなか早いな。こんな短時間で俺に追いつけるなんて」
怒鳴られた十六夜に反省しているような様子は一切見られなかった。
「当然です!私は"箱庭の貴族"と謳われる黒ウサギ・・・・え?」
(黒ウサギが・・・・・半刻以上もの時間追いつけなかった?)
黒ウサギはあまりの十六夜の走力の高さに驚愕した。
「そんなことよりも!はやく帰りますよ!ここは幻獣などで危険なんですから!」
「ああ、アレのことか?」
『まだだ・・・・まだ試練は終わってないぞ小僧ォ!!』
十六夜が後ろを指差すと怒り狂った白い大蛇が水の中から姿を現した。
「水神の眷属・・・・蛇神!?
すごい怒って・・・・・何やったんですか?」
「別に。ただ偉そうに『試練を選べ』とかなんとか上から目線で素敵なこと言ってくれたからよ・・・・・・
結果は・・・・・期待ハズレだったがな」
十六夜はニヤリと笑って言った。要は蛇神に喧嘩売ってボコったということだろう。
「そりゃ怒るに決まってます!何をやっちゃってくれてるんですか!」
『付け上がるなよ人間風情が!我がこの程度のことで倒れるものか!!』
蛇神は敵意をむき出しにしている。怒り心頭のようだ。
「ちょ、何やってるんですか十六夜さん!相手は神格持ちなんですよ!」
神格を持ったものは時に生態系さえも崩してしまう。そんな存在と一人でやり合おうとする十六夜に黒ウサギは待ったをかけた。
「よせ黒ウサギ、もう止められん。邪魔したら潰すぜ?」
「ですが・・・・」
「いいから黙って見てろよ・・・・大丈夫だからさ」
「え?」
『その心意気は買ってやろう!それに免じてこの一撃を凌げば貴様の勝利を認めてやる!』
「寝言は寝て言え。決闘は勝者が決まって終わるんじゃない。敗者を決めて終わるんだよ」
『フン……その戯言が貴様の最期だ!』
蛇神は大量の水で10mは超えるであろう巨大な水の竜巻を作りだした。そして竜巻は十六夜を飲み込む。
「十六夜さん!」
「・・・・ハっ!し ゃ ら く せ ぇ ! !」
十六夜は竜巻をたった一撃の拳で消し飛ばした。
「嘘!?」
『馬鹿な!?』
「ま、それなりには楽しめたぜ。これはその礼だ!」
そのまま十六夜は大地を蹴り蛇神の頭上に飛び上がり・・・・
ドン!
『グアッ!!』
蛇神を蹴り飛ばした。
その一撃によって蛇神は倒れ伏し、辺り一帯に水飛沫が飛ぶ。
「全く・・・・今日はよく濡れる日だ。クリーニング代ぐらいは出るんだよな黒ウサギ」
「そんな・・・・・ありえません。デタラメです」
「だよねー」
「おい。どこいってたんだ?」
「うわぁ!びっくりしました!どこ行ってたんですか!!」
「ん?散歩だよ?」
黒ウサギは驚きを隠せなかった。
神格を持った存在がただの腕力で倒されてしまったのだから。
そんなの黒ウサギは聞いたことがなかった。
「信じられません・・・・ですが本当に最高クラスのギフトを所持しているなら・・・・」
黒ウサギは思わず笑みを浮かべた。
その様子を二人はじっと見ていた
グッはw疲れた!
ん~キャラ紹介どうしよう、、