問題児たちと策士の姉弟が異世界からやってくるそうですよ?ネタ切れ中   作:零雫

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第六話 サウザントアイズ

「な、なんであの短時間で“フォレス・ガロのリーダーに接触してしかも

喧嘩を売る状況になったんですか!?”」

 

「しかもゲームの日取りが明日!?」

 

「それも敵のデリトリー内で戦うなんて!」

 

「準備する時間もお金もありません!」

 

「一体どういう心算でがあってのことです!」

 

「聞いているんですか四人とも!!」

 

ガルドとギフトゲームをすることを黒ウサギに言うとウサ耳を逆経てて切れた。

 

「「「「ムシャクシャしてやった。反省しています。」」」」

 

「黙らっしゃい!!」

 

口裏を合わせていたような言い訳に黒ウサギは激怒。

 

十六夜はニヤニヤ笑っている。

 

「別にいいだろ。見境なしに喧嘩を売ったわけじゃないんだしよ。」

 

「十六夜さんは、面白ければいいと思いますが、この“契約書類”を見てください。」

 

“契約書類”とは“主催者権限”を持っていない者たちがギフトゲームをする時に

必要なもので、そこにゲーム内容、チップ、賞品が書かれていて

最後に“主催者”が署名をして成立する。

 

ちなみに、内容は俺たちが勝てばガルドは全ての罪を認め

箱庭の法の下に正しく裁きを受け、その後、コミュニティを解散する。

 

もし、負けたら、ガルドの罪を黙認すること。

 

自己満足もいいところだな。だが、だ。

 

「はぁ、仕方がありませんね。まぁ、いいです。

 “フォレス・ガロ”相手なら十六夜さん一人いれば楽勝でしょう。」

 

「何言ってんだ。俺は参加しねえよ。」

 

「あら、分かってるじゃない。」

 

「頼まれても参加させないから安心しろ。」

 

十六夜と飛鳥、俺の発言に黒ウサギが慌てる。

 

「ダメですよ!コミュニティの仲間なんですからちゃんと協力を」

 

「そういうことじゃねえよ。

 この喧嘩はコイツらが売って、ヤツらが買った。

 それに俺が手を出すのは無粋だってことだよ。」

 

「・・・・・もう、好きにしてください」

 

肩を落とし困り果てる黒ウサギだあった

 

「それじゃあ今日はコミュニティに帰る?」

 

話がまとまったところでジンが提案してきた。

 

「ジン坊ちゃんは先に帰っていてください。黒ウサギは皆さんのギフトの鑑定を"サウザンドアイズ"お願いしに行きます」

 

「"サウザンドアイズ"?コミュニティの名前?」

 

「YES。"サウザンドアイズ"は特殊な"瞳"のギフトを持つ者達の群体コミュニティです。

箱庭の東西南北・上下層の全てに精通する超巨大商業コミュニティでこの近くにも支店があるんですよ」

 

「ギフトの鑑定っていうと・・・そのギフトがどういう力を持ってどんな起源かを調べてもらうっていうことか?」

 

十六夜が黒ウサギに尋ねた。

 

「その通りです。自分の力の正しい形、名前を把握していた方が引き出せる力はより大きくなります。皆さんも自分の力の出所は気になるでしょう?」

 

黒ウサギはが尋ねると策士」の姉弟を除く3人は複雑な表情を浮かべた。

それぞれ思うところがあるらしい。

ただ誰も何も言わないので異論はないらしい。

 

「(まあ僕たちは自分のギフトに関してはある程度把握しているんだけどな・・・・まあいいか)

それじゃあ案内頼みます。黒ウサさん」

 

「はい!ついてきてください!」

 

黒ウサギに案内されて問題児たちはサウザンドアイズのコミュニティへと向かった。

 

 

 

 

立体交差並行世界論とかの話をしているとサウザンドアイズのコミュニティが見えてきた。

 

 

 

 

ただ店を見ると割烹着を着た女性店員が看板を下ろしているところであった。

 

「まっ」

 

黒ウサギは滑り込んでストップをかけようとするが・・・・

 

「待ったなしですお客様。うちは営業時間を延長したりしませんので」

 

女性定員にきっぱりと断られてしまった。流石は超大手の商業コミュニティ。断り方に一部の隙もない。

 

「随分と商売っ気のない店ね」

 

「全くです!閉店時間5分前に客を締め出すとは!」

 

「それは確かに・・・・そのうちお客に逃げられるぞ?」

 

「文句があるなら他所へどうぞ。その代わりあなた方は今後一切の出入りを禁じます。出禁です」

 

「出禁!?これだけで出禁とか御客様舐めすぎでございますよ!?」

 

キャーキャー喚く黒ウサギ。しかし店員は冷めたような眼と侮蔑を込めた声で対応する。

 

「なるほど、"箱庭の貴族"であるウサギの御客様を無下にするのは失礼ですね。入店許可を伺いますので、コミュニティの名前を聞かせてもらってもよろしいでしょうか?」

 

「・・・・・う」

 

一転して言葉に詰まる黒ウサギ。

 

「俺達は"ノーネーム"ってコミュニティなんだが」

 

しかし十六夜はなんの躊躇いもなく堂々たる態度で名乗った。

 

「ほほう。ではどこの"ノーネーム"様でしょう。よかったら旗印を確認させていただいてもよろしいでしょうか?」

 

ぐっと黙りこむ黒うさぎ。するとものすごい殺気が零からあふれでていた、、、

 

「まぁまぁ、そんなこと言ってたら潰すよ?君。」

 

店員さんは、、、いや、無花以外のここにいる全員がとてつもない恐怖を感じていた。

 

「こら!零!そんなこと言っちゃダメでしょ!」

 

「だって、、、みんなを侮辱するんだもん。潰したくなるのは当たり前でしょ」

 

「それでもだよ!」

 

「、、、はい。わかったよ、姉ちゃん。

店員さんもすいません」

「い、いえ、、、こちらも「「いぃぃぃやほおぉぉぉぉぉぉ!久しぶりだ黒ウサギィィィィ!」、、、はぁ」

 

心の底から悔しそうな顔をして小声で呟く黒ウサギに向かって着物風の服を着た白髪の少女・・・・・白夜叉がとてつもな勢いで抱きついて・・・・・もいや、腹に突っ込んで行った。

 

「キャアーーーーー・・・・・!」

 

黒ウサギは悲鳴を上げながら少女と共にクルクルと回転して道の向こうにある浅い水路まで吹き飛んでいった。

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