問題児たちと策士の姉弟が異世界からやってくるそうですよ?ネタ切れ中 作:零雫
店の奥から何かが出てきた。
「いぃぃぃぃぃぃぃぃぃやほおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!
久しぶりだ黒ウサギイィィィィィ!」
飛び出てきたのは着物風の服を着た少女、いや、幼女だ。
そのまま、黒ウサギにフライングボディーアタックをした。
黒ウサギは幼女と一緒に空中四回転半ひねりをして街道の向うにある水路に落ちた。
「おい、店長。この店にはドッキリサービスがあるのか?
俺も別バージョンで是非」
「ありません。」
「なら、有料でも」
「やりません。」
十六夜の目は真剣。
対して店長は冷静。
というか、、、十六夜さんは、何を言い出すんですか、、、。
黒ウサギに飛びついた幼女は黒ウサギの胸に顔を埋めてなすり付けてる。
あの子は黒ウサギの妹的な何かなのか?
「し、白夜叉様!?どうしてこんな下層に!?」
「黒ウサギが来る予感がしたからに決まっとるだろうに!
フフ、フホホフホホ!
やっぱり黒ウサギは触り心地が違うの!
ほれ、ここが良いかここが良いか!」
、、、もう何も言うまい、、、。
「ち、ちょっと、離れてください!」
白夜叉を無理やり引きはがし、頭を掴み投げ飛ばす。
投げ飛ばした先に十六夜がおり、白夜叉を足で受け止めた。
「おんし!飛んできた初対面の美少女を足で受け止めるとは何様だ!」
「十六夜様だぜ。以後よろしくな和装ロリ。」
ヤハハと笑い自己紹介をする十六夜であった。
そして白夜叉を下ろすと思いきや零の方にぶん投げた、、、、
思わず蹴り飛ばしてしまう。
一連の出来ことに呆気にとられていると飛鳥が白夜叉に声を掛けた。
「貴女はこの店の人?」
「おお、そうだとも。
この“サウザンドアイズ”の幹部様で白夜叉様だよご令嬢。
仕事の依頼ならおんしの年齢の割に発育がいい胸をワンタッチ生揉みで引き受けるぞ」
「オーナー。それでは売り上げが伸びません。ボスが起こります。」
この人、本当に変態だな。姉ちゃんには触らせないようにしなきゃ。
白夜叉の計らいで店の中に入ることができた。
「改めて、私は、四桁の門、三三四五外門に本拠を構える“サウザンドアイズ”の幹部
白夜叉だ。黒ウサギとは少々縁があってな。
コミュニティが崩壊してからもちょくちょく手を貸してやっている
器の大きな美少女と認識しておいてくれ。」
「はいはい、お世話になっております本当に。」
投げやりに受け流す黒ウサギ。
その隣で耀が小首を傾げながら白夜叉に質問をした。
「外門って何?」
「箱庭の階層を示す外壁にある門ですよ。
数字が若いほど都市の中心に近く、同時に強力な力を持つ者達が住んでいるのです。」
黒ウサギが描いた図をみて、それが、あるものに似ていることに気付いた。
「・・・・超巨大玉ねぎ?」
「超巨大バームクーヘンではないかしら?」
「どちらかと言えばバームクーヘンだ。」
「んー私は玉ねぎだね」
「なるほど」
結果、黒ウサギの描いた箱庭の図はバームクーヘンに似ていることになった。
「ふふ、うまいこと例える。
その例えなら今いる七桁の外門はバームクーヘンの一番皮の薄い部分にあたるな。
更に説明するなら、東西南北の四つの区切りの東側にあたり、外門のすぐ外は
“世界の果て”と向かい合う場所になる。
あそこはコミュニティに属してはいないものの、
強力なギフトを持ったもの達が住んでおるぞ―――その水樹の持ち主などな」
そう言って黒ウサギの持っている水樹の苗に視線を向ける。
話を聞いたところアレは十六夜が世界の果てで蛇神を倒しゲットしたものだそうだ。
十六夜ってかなり凄い奴なんだね。
「ところで、白夜叉。あんたの口振りからして
その蛇と知り合いみたいだが、どうなんだ?」
「知ってるもなにも、あれに神格を与えたのは私だぞ。
もう何百年にもなる話だが。」
「へぇ~、じゃあお前はあの蛇より強いわけだな。」
「当然だ。私は東側の“階層支配者”だぞ。
この東側の四桁以下では並ぶものはいない、最強の主催者だ。」
最強の主催者か。
これは楽しめそうだ。
「つまり、貴女のゲームをクリアすれば私たちが東側最強ってことになるのかしら?」
「無論、そうなるのう。」
「そりゃ、景気のいい話だ。
探す手間が省けた。」
俺達は立ち上がり闘争心を剥き出しにして白夜叉を見る。
「抜け目が無い童たちだ。依頼しておきながら私にギフトゲームを挑むと?」
「え?ちょ、ちょっと御五人様!?」
慌てて僕達を止めようとする黒ウサギを片手で白夜叉は精する。
「よいよ。私も遊び相手には常に飢えとる。
しかし、ゲームの前に確認することがある。」
白夜叉は懐から“サウザンドアイズ”の旗印の紋が入ったカードを取り出す。
そして、不敵な笑みを浮かべた。
「おんしらが、望むのは“挑戦”か?もしくは
“決闘”か?」
その瞬間、白夜叉の部屋が崩壊したかと思うと、別の場所に立っていた。
白い雪原と凍る湖畔そして、
水平に太陽が廻る世界。
「今一度名乗り直し問う。
私は“白き夜の魔王”―――
太陽と白夜の精霊白夜叉。
おんしらが望むのは試練への“挑戦”か?
それとも対等な“決闘”か?」
そこには、先ほどまでの変態幼女の姿はなかった。
そこに居るのは、太陽と白夜の精霊として存在する白夜叉がいた。
最近無花が空気な件w