問題児たちと策士の姉弟が異世界からやってくるそうですよ?ネタ切れ中   作:零雫

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第八話 "星霊"にして"神霊"

「水平に廻る太陽……そうか、白夜と夜叉。あの水平廻る太陽やこの土地は、お前を表現しているってことか」

 

「如何にも。この白夜の湖畔と永遠に沈まぬ太陽。これこそ私がもつゲーム盤の一つだ」

 

こともなげにこたえる白夜叉。

 

この広大な土地がゲーム盤かよ。

 

笑えないぜ。

 

「こ、これが唯のゲーム盤!?そんなデタラメな…」

 

飛鳥も驚く。

 

「……して、おんしらの返答は?挑戦なら手慰み程度に遊んでやろう。

しかし、“決闘”を望むなら……魔王として命と誇りの限り戦おうではないか」

 

 

白夜叉の目は怪しく輝いており、そして、言葉は威圧的だ。

 

どう見ても白夜叉との“決闘”の勝敗は一目瞭然だ。

 

俺も、耀も、飛鳥も、そして、十六夜までもが黙り込む。

 

しばらく沈黙が続き、十六夜が手を上げた。

 

「まいった。やられたよ、降参だ」

 

「ふむ?それは決闘ではなく試練を受けるということかの?」

 

「ああ、アンタの力はよくわかった。今回は試されてやるよ。魔王様」

 

プライドが高い十六夜にとって一度言った言葉を撤回するのは悔しいのだろう。

 

『試されてやる』ってのは最大限の譲歩ってところか。

 

そんな十六夜をかわいい意地の張り方だといって白夜叉は笑う。

 

「他の童たちも同じか?」

 

「……ええ、私も試されてあげてもいいわ」

 

「同じく」

 

苦虫を噛み潰したような顔で返事をする.

 

「……そこの、黒いコートを着とるおんしらはどうする?」

 

「「決闘で」」

 

「「「「なっ!!」」」」

 

「だけど東最強なら僕たちの2対1でも?」

 

「まあ、ええじゃろう」

 

「「イェイ!!」」(^。^)バ(^^*))

 

「こんのお馬鹿様!!{スパーン}」

 

 

 

 

そんなやり取りをしていると彼方にある山脈から甲高い叫びが聞こえてきた。獣とも鳥とも思える叫び声に逸早く反応したのは耀であった。

 

「何今の鳴き声?初めて聞いた」

 

「ふむ・・・・・あやつか。おんしら四人を試すには打って付けかもしれんの」

 

湖畔の向こうにある山脈に白夜叉はチョイチョイと手招きした。それに応じて体長5mはあろうかという巨大な獣が翼を広げて四人のもとにやって来る。

 

「グリフォン・・・・嘘、本物!?」

 

獅子の身体に鷲の頭と翼を持ったその生物を見て、耀は驚愕と歓喜の声を上げた

 

「如何にも。あやつこそ鳥の王にして獣の王。"力"、"知恵"、"勇気"の全てを備えたギフトゲームを代表する獣だ」

 

グリフォンは白夜叉の元に降り立ち深く頭を下げた。彼女に対して敬意を表してるようだ。

 

「さて、肝心のしれんだが・・・・おんしら三人とこのグリフォンで"力"、"知恵"、"勇気"の何れかを比べ合い、背に跨って湖畔を舞うことができればクリア・・・・ということにしよう」

 

白夜叉が双女神の紋が入ったカードを取り出す。すると虚空から“主催者権限”にのみ許された輝く羊皮紙が現れた。

 

白夜叉は白い指を奔らせて羊皮紙に記述して契約書類《ギアスロール》とする。

 

 

 

 

 

ギフトゲーム"鷲獅子の手綱"

 

プレイヤー

逆廻十六夜

久遠飛鳥

春日部耀

 

クリア条件

グリフォンの背に跨り、湖畔を舞う

 

クリア方法

"力"、"知恵"、"勇気"の何れかでグリフォンに認められる

 

敗北条件

降参又はプレイヤーが上記の勝利条件を満たせなくなった場合

 

宣誓

上記を尊重し、誇りと御旗とホストマスターの名の下、ギフトゲームを開催します。

 

"サウザンドアイズ"印

 

 

 

 

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