魔法先生ネギま!? ~天翼種の物語~   作:ぬっく~

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第6話

ネギが無事にエヴァンジェリンの弟子になり、数日。私は新しく出来たお気に入りの見学をしていた。

エヴァンジェリンがネギの修業の為に掘り出した“別荘”と呼ばれる魔法具を使い徹底的に鍛えている。

 

「どうぞ」

 

「ん、ありがとう」

 

茶々丸から渡されてお茶を一口つけ、ネギの練習姿を私は眺める。

まだ甘いところがあるが、金の卵であることには間違いはなかった。

基礎と実戦を繰り返し、少しずつだが強くなっている。

 

「今日の修業は終わりだ」

 

別荘は一日単位でしか利用できない。

今日の修業が終わり、エヴァンジェリンはネギから授業料をもらい解散になった。

 

 

 

 

ネギが別荘に通い始めてからだいぶヤツれ始めた。

 

「あんまり無理にやらせない方がいいのでは?」

 

「ふん。坊主を強くするならこれぐらいが丁度いいんだ」

 

御陀仏にするには勿体無いが、エヴァンジェリンはネギがその程度で音をあげるのであれば、そこまでの者だったと言い切る。

 

「!」

 

「どうした」

 

私の魔力サーチに何かが引っかかり、私はゲートのある方向を向く。

それに気付くエヴァンジェリン。

 

「数名、お客が来た」

 

「…………」

 

エヴァンジェリンはそのお客に何か思い当たる附しがあった。

ここ数日は無かったが、ネギの異変に気付き、後を付けて来たのだろう。

 

「な……どどど、何処なのよ、ここーーーッ!!?」

 

聞き覚えのある声。

それでやっと誰が来たのか分かる。

 

「やはり、あなたたちですか……」

 

建物陰に隠れているが、私の魔力サーチ(主に仮契約から発する魔力を察知していた)に引っかかているから姿を見なくても分かっていた。

 

「ジブリールさん、何で貴女が……」

 

「説明は全員が集まってからしましょう」

 

私に一度出会ったことのある夕映とのどかはそれに従い、最後に来たアスナを待っていた。

そして、この別荘で行われている修業の全貌を知る。

 

 

 

 

「―――と言う訳ですが」

 

「……何? 魔法を?」

 

今日一日は修業を休みになり、別荘から出られるまで宴会が行われた。

そんな中、魔法の存在を知った、夕映とのどかはエヴァンジェリンに魔法を教えて欲しいとせがむ。

 

「何で私がそんな面倒くさいことを。向こうに先生がいるのだからそっちに頼め、魔法先生にな」

 

エヴァンジェリンはその役目をネギに押し付ける。

 

「ええっ、魔法を教えるんですか? 今ここで?」

 

「勝手にしろ。どうなっても私は知らんがな」

 

無責任にも程があるが、こっちの世界に踏み入るならそれぐらいの覚悟は必要だろう。

私もそのことに関しては何も言わない。

 

「まあ『別荘』は外より魔力が充溢しているから、素人でも案外ポッと使えるかもしれんぞ?」

 

エヴァンジェリンはそう言うが、魔法家系の人間ではない殆どであり、そう簡単にいく訳がない。

全員、魔法が発動することはなかった。

 

「まあ、最初はその程度ですよ。魔力の流れを掴むまでは」

 

「そう言えば、ジブリールさんの魔法って何系統なんですか?」

 

頑張って魔法を発動を練習する彼女らを見ている中、ネギが私の魔法に疑問を持ったらしい。

 

「あれから、色々と調べましたが、該当する魔法が無かったので」

 

「あ、ああ。それもそうですよ……だって、私の魔法は殆どが固有魔法ですからね」

 

「固有魔法……」

 

固有魔法。

それは本人にしか使えない特殊な魔法であり、レア中のレア。

 

「私の魔法は光と闇の二系統を合成し、虚無魔法と呼ばれる人が到達できない領域にいるです」

 

私は右手に光の魔力、左手に闇の魔力を出現させ、それを混ぜる。

そして、そこに新たに生まれた黒い球体。

 

「虚無魔法の主な能力は消滅」

 

そう言って、私は球体を誰もいない方に投げ、地面に当たると同時にそこを中心にそこが消滅した。

 

「では、あの時も」

 

「ええ、天撃は三系統合成魔法。光、雷、虚無を混ぜた究極最上位魔法ですね。間違っても真似だけはしないでくださいね。失敗したら自分事消滅しますよ」

 

さすがのネギも冷や汗を掻く。

 

「質問いいですか?」

 

「どうぞ」

 

今度は夕映が手を上げる。

 

「先程から出た、系統とは?」

 

「魔法とは、主に魔法は一種類につき一系統に分別されています。基本属性である火、水、土、風、雷の五つ、それとは別に闇と光の二つに分けられています」

 

「なるほど」

 

夕映は私の説明をメモり、話を聞いていく。

 

「師匠のは?」

 

「エヴァンジェリンは闇と水、風の三系統を所持していますね。氷は風と水の魔力合成ですよ。私の虚無と同じで」

 

「他にも魔力合成ってあるのですか?」

 

「ありますよ。ですが、ここの分野は今は知らない方がいいですね。基本属性が出来なければ使えない魔法なので」

 

ネギは自分が使える魔法を考え、夕映はとりあえず基礎から練習に励むのであった。




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