「『まほら武道会』予選会は20名一組のバトルロイヤル形式!! AからHまでの各組より2名ずつが選出!! 合計16名が明日の本選に出場となります!!」
朝倉のまほら武道会の予選会の説明が流れながら各選手、指定された土台へと上がっていく。
「おい、あれって……」
「なっ!?」
ネギとそのライバルと書いて友達の小太郎がA組に上がる一人の女性に目に留まる。
それに釣られてネギの知り合いたちがそちらに目がいく。
「なんで……」
「こりゃあ、不味いな」
「手加減できそうにないな」
アスナ、エヴァンジェリン、高畑先生が言葉を詰まらせる。
彼らは彼女の実力を知っているからこそ言える台詞。
「優勝賞金一千万円!! くじにより20名そろった組から順次試合開始!!」
「ゲームを始めようか」
A組の舞台に最後に登場した天使……ジブリールの言葉によって試合が開始された。
◇
その場にいた誰もが最初に脱落させよとしたのはジブリールだった。しかし、A組にジブリールの力を知る者は誰もいなかった。
「ゲームを始めようか」
私は一歩踏み出す。
その一歩はとても重く、私の近くにいた選手は……白目を向いて気絶する。
「お!? おお~~~っと、これは一体何が起こっているのだ!!?」
朝倉もA組での異常に気付き、解説が始まる。
それもそうだ。ジブリールが一歩進むだけで、選手がドタバタと倒れていくのだから。
「…………」
この会場で数名が、ジブリールから放たれる気を感じとり、冷や汗を搔く。
「手加減とは言え……覇気を使うとはね」
高畑先生がぼそっと言葉を溢す。
ジブリールから放たれる覇気に当てられ、耐えきれない者からどんどん気絶していく。
しまいには、舞台からミシミシと嫌な音が鳴り始め、遂に折れた。
「なんと言うことでしょう!! 全く試合することなくA組終了!!」
私を除く最後の一人が舞台で膝を着きながら息を切らしており、A組の試合が終了した。
試合終了と同時に私は覇気をやめ、舞台から降りる。
「皆様お疲れ様です。本選出場者16名が決定しました」
ジブリールの試合が終了してから数分。残りの試合も無事に終わった。
「本選は明朝8時より瀧宮神社特別会場にて!」
本選に残ったのは、ネギのクラスメイトと関係者が多かった。
瀧宮真名に古菲、桜咲刹那、神楽坂明日菜、長瀬楓、犬上小太郎、エヴァンジェリン、高畑、ネギ……。
「では、大会委員会の厳選な抽選の結果決定しました。トーナメント表を発表しましょう。こちらです!!」
そして、明日の16名の闘う相手が表示された。
第一試合
・坂倉愛衣 対 村上小太郎
第二試合
・大豪院ポチ 対 ジブリール・フリューゲル
第三試合
・長瀬楓 対 中村達也
第四試合
・瀧宮真名 対 古菲
第五試合
・田中 対 高音・D・グッドマン
第六試合
・ネギ・スプリングフィールド 対 タカミチ・T・高畑
第七試合
・神楽坂明日菜 対 桜咲刹那
第八試合
・エヴァンジェリン・A・K・マクダウェル 対 山下慶一
クウネル「あれ? 私は??」
ジブリール「チート技ばかり使うのでBANさせてもらいました」
クウネル「はい? では、私の使命は……」
ジブリール「私が全うさせてもらいますよ♪ 私のアーティファクトで♪」
クウネル「あ、はい(貴女の存在その物がチートでは?)」