仮面ライダー―女神達の夢を守った男達の伝説―   作:SUZUKI(R)

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【キングショッカー】
有能な人間を拉致し肉体、精神と共に改造して、改造人間を作り世界征服を企む
悪の秘密結社。
別の世界でショッカーと言う組織の一部が自分の強化クローンを作り
立ち上げた組織。力、知力共に元のショッカーの改造人間の5倍の力である。

【仮面ライダー】
この世界では、キングショッカーによって改造された改造人間。
洗脳される前に脱出に成功し、その力を正義の為に使うと心に誓った
仮面の戦士の名前。
名前は、立花藤兵衛が名付けた。





第一話「・・・変身!!」

俺は、本郷 猛(ほんごう たけし)、極々普通の青年と言いたいが俺には秘密がある。

それは、今からすう数ヶ月前・・・。俺はキングショッカーに身体を改造させられたのだ。

 

~数ヶ月前~

(首領)「ようこそ、本郷猛。今日から君は我キングショッカーの改造人間として働くのだ。」

部屋に鳴り響く首領の声・・・。俺は、散歩中にある集団に捕まり眠らされた。

そして、気づいたらここに雁字搦めにさせられて動けない様になってた。首領曰く既に改造手術は終わっていて後は、脳改造だけだと言う。

(猛)「ここは何処だ!?俺を自由にしろ!!」

俺の頭の中は訳が分からなかった・・・。非現実世界で起こりそうな事が今、目の前で起こっている。

(首領)「わははは。本郷猛よ、お前を外に出せば我々キングショッカーの秘密がばれてしまう。

    大人しく脳改造手術を受けるのだ。キングショッカーの科学者達よ、

    本郷猛の脳改造手術を開始せよ!!」

俺は、既に諦めかけた。このままこいつの言いなりになるのかと思った。

その時、

 

「ドカーーーーーーン!!!!」

 

 

何かの機械が爆発し、その振動が伝わった。

(科学者A)「何事だ!?」

すると扉から同じ科学者の格好をした男が入ってきた

(科学者D)「大変です!!発電機が何者かにやられました!!」

(科学者B)「何だって!?」

そう言うと、俺の周りにいた科学者が一斉に発電機の方に向かった。

 

俺はその内に脱出に成功し今こうやって学校生活を送っているが・・・

改造人間になって少し不便になった事がある。

 

それは、力加減だ。

 

今まで全力でやってもで何も無かったのが今の俺が全力で物事をやると壊れる。

改造人間は、普通の人間の10倍の力を出せるらしい。

そのお蔭でついたあだ名は「怪物」。

 

それでも、人間になんて言われても俺は人の為に戦う事を誓った。

 

 

俺はいつも通り家に帰った。家には、おやっさんからもらったサイクロン号がある。

おやっさん本名立花 藤兵衛(たちばな とうべえ)は、レーサーを志してた俺にバイクのテクニックを教えてくれた。それに良く相談相手になってくれた。

俺の親は、キングショッカーに暗殺されていた。改造手術から帰ってきたら既に帰らぬ人になってた。

俺は、今後の事をおやっさんに相談した時にサイクロン号もらった。

俺は、放課後になるとサイクロン号に乗って街を一周する。今後、敵は俺の手の届かない所に責める。

その時の為に、俺は一刻も早くこいつを使いこなさないといけないのだ。

 

(猛)『・・・ん?』

俺は走行中不思議な物を見つけた。人の服だ。

(猛)「これは・・・」

その時俺の頭の中にキングショッカーの仕業ではないか?と言う言葉が浮かんだ。

(???)「久しぶりだな!!本郷猛・・・嫌、裏切り者!!」

俺はビルの上から聞こえる声の方を向いた。そこには、倒したはずの蜘蛛男がいた。

(猛)「・・・ッ!!貴様は・・・蜘蛛男!!」

(蜘蛛男)「へへっへっへ。貴様を倒すため、遥々地獄の底から這い上がって来たのだ!!」

(猛)「ック!!やられてたまるか!!」

俺はそう言うと、体内にあるベルト、タイフーンを出現させた。

タイフーンは、白い生地に真ん中に風車がついており、そこからエネルギーを作る仕組みになってる。

タイフーンの出現を確認すると

左腕を腰の位置に置くと同時に右腕を左斜め上方向へ伸ばすと、

その右腕を円を描くようにして左斜め上にもって行く俺はそこで

 

(猛)「変身!!」

 

と叫ぶと右腕を腰の位置に左腕を右斜め上に伸ばした。

すると、タイフーンの中にある風車が物凄い勢いで回転しだすと

俺の身体は一瞬にして青と黒の姿と真紅のマフラーをした仮面の戦士に変身した。

(蜘蛛男)「おのれ・・・出てこい!!戦闘員」

(戦闘員)「ヒー!!」

蜘蛛男に呼ばれると、10体の黒い姿に覆面を被った戦闘員が出現した。

戦闘員はあっと言う間に俺の周りを囲んだ。

(1号)「行くぞ!!」

俺はそう言うと戦闘員に向かってパンチやキックなどの攻撃をし始めた。

戦闘員は中々倒れない・・・。しぶといのが武器なのである。

(戦闘員)「ヒーーー!!」

(1号)「とお!!!」

俺はそう言いながらパンチを連発した。

そうしていくと、一体の戦闘員が敗れた。

(1号)「後・・・9体か・・・」

俺はそう言うと、戦闘員は武器を持ち出した。武器は、ナイフ、棒みたいなのの二つだった。

(戦闘員)「ヒッ!!」

と言いながら戦闘員は俺にナイフを突きつけてきた。

(1号)「とお!!ライダーチョップ!!」

俺はそう言いながら垂直に飛び、地上に居る戦闘員に向かって手刀打ちをした。

これがライダーチョップだ。

ちなみにライダーは、おやっさんが変身してる状態の俺の名前を【仮面ライダー】と名付けてくれた。

意味は仮面を被ったバイク乗りだからだそうだ。

俺は残りの戦闘員を倒し、蜘蛛男と一対一になった。

(1号)「勝負だ!!蜘蛛男。」

(蜘蛛男)「えぇぇぇぇい!!!貴様と戦ってる暇はない!!」

(1号)「何!?」

(蜘蛛男)「我々は、もう貴様の居る世界に興味は無い。別の世界に行き、そこを侵略する!!

     さらばだ、裏切り者の本郷猛。」

と言うと、蜘蛛男は煙を吐き姿を消してしまった。

(1号)「あ、!!待て!!」

しかし、目の前は何もなかった。

俺は、変身を解くと急いでおやっさんの所へ向かった。

 

 

(立花)「なるほど・・・キングショッカーは異世界に向かうのか・・・。

    なぁ本郷、それは本当に出来るのか!?」

(猛)「確かに・・・奴らの頭脳明晰な科学者達ならやり遂げても可笑しくは無いですよおやっさん。」

(立花)「そうか・・・でも良かったじゃないか。これで世界が平和になるじゃないか?」

(猛)「ダメです!!例えこの世界が平和になっても、

   キングショッカーの悪事を見逃す訳にはいきません!!」

(立花)「本郷・・・。分かった。」

と言うと、おやっさんは何か準備し始めた。

(猛)「おやっさん・・・。」

見ると、おやっさんはしばらくの服や荷物を準備していた。

(立花)「俺も行くぞ。」

(猛)「でも、この戦いにおやっさんまで巻き込む訳には・・・」

(立花)「お前が俺に相談した時から俺は既に巻き込まれてるよ。」

(???)「なら、私の力を使って。」

俺は、後ろを向くと、そこには謎の少女が居た。

(猛)「君は!?」

(カレン)「私は、カレン。仮面ライダー・・・

     あなたにはキングショッカーが向かう別の世界に行って欲しい。」

(猛)「どうして・・・俺の名前を!?」

(カレン)「私の世界では英雄だもんみんな知ってるわ。でもこれからあなたが行く世界はショッカーも

     仮面ライダーも知らない。」

(立花)「なるほど・・・それでショッカーはそこに目をつけたのか。」

(カレン)「うん。だから、ライダー。守って、人類の未来と自由と平和を・・・。」

(猛)「良し、行こう!!その世界で俺が人間の未来や自由と平和が守れるかは・・・分からない。

   でも、キングショッカーの悪事は見過ごす訳には行かない!!」

(カレン)「ありがとう。じゃあ、これから貴方達を別世界に飛ばします。」

彼女はそう言うと、俺らに向かって眩しい光を放った。

俺は余りにも眩しすぎて視界が見えなかった。

 

 

しばらくすると、光が無くなりそこは確かに俺らが居た世界とは別の世界らしい。

でも不思議な事に俺はまだ誰にも言ってないのに彼女は知ってた。つまり別世界では俺の名前と同じ

【仮面ライダー】と名乗って正義の為に悪と戦ってる人が居る・・・俺はそう思った。

(立花)「おい!本郷。」

俺はおやっさんに呼ばれるとおやっさんの方に行くと一つの封筒を見せた。

(猛)「・・・こ、これは!?」

(立花)「俺にも分からんよ。唯、高校からってのは分かる。」

俺はじっくり見ると「音ノ木坂学院への転入案内」だった。

(猛)「音ノ木坂???これって・・・」

(立花)「さぁな。でも学校に通えって事だろう。そこに制服あるし。」

(猛)「なるほど・・・。向こうの世界とほぼ同じ環境になった訳か・・・。」

(立花)「なぁ、本郷。この戦いお前勝てるのか?」

(猛)「分からない・・・でもこの身体になってから決めたんだ。これは、誰かを守る力・・・。

   俺は自分の信念を突き通しますよ。」

そう言うと俺は、ヘルメットと鍵を持って街を調べに行った。

外に出ると、昔ながらの建物が周辺にあり遠くには高層ビルが立ち並んでいた。

(猛)『どうして・・・キングショッカーは、こんな街を選んだんだ!?

   やっぱり、俺が恐怖に感じたのか!?』

俺には疑問があった。それを頭で整理しながらサイクロン号を走らせた。

歴史を感じるのはこの辺りだけで、少し離れると秋葉原や神田など有名な町になる。

そんな秋葉原、神田、神保町の狭間に存在する【国立 音ノ木坂学院】。

歴史があるわりには、校舎も新しい。

俺は、気になったので音ノ木坂学院にやってきた。

(猛)『やはりか・・・。』

俺は、校門から中を見てると、そこに居るのは女子だけだった。

(猛)『女子校だったか。困ったな・・・でもあの通知があるって事は

   この学校まさか廃校の危機にあるって訳か・・・。

   そうなると、大体奴らの狙いが分かる・・・。』

俺は結論を出すと次の場所に向かった。

向かった先は神田明神。

ここは昔から知ってる所なので見に来た。

(猛)『ここは・・・昔と変わらないな・・・。』

(???)「そこで何しとるん?」

俺は後ろから声が聞こえたので振り向くと、巫女の姿をした女性が立ってた。

(猛)「嫌、散歩だ。」

(希)「そうなんやね。うちは、東條 希(とうじょう のぞみ)。君は?」

(猛)「俺は、本郷 猛。宜しく希。」

(希)「宜しく。本郷君は不思議な人やね。」

(猛)「不思議!?」

(希)「カードがうちにそう告げるんや。本郷君はこれから何度も死ぬ思いをするって。」

そう言うと希は俺にあるカードを見してくれた。確かに今までも何度も死ぬ思いはしてきたし、

これからもそうなるのは変わらない。キングショッカーが消えるまでは・・・。

(猛)「タロットカードか。」

(希)「せやで。自分の身体大事にしときや。」

(猛)「あぁ。そうしとく。」

その時、

 

「キャーーーーーーーーーーーッ!!!ひ、人が泡に・・・。」

 

一人の女性の声が聞こえた。

俺は急いで駆けつけると、既に二人の女性が消えており服だけが残ってた。

(猛)「ック。やられたか。」

(希)「どうしたん?これ落し物!?」

(猛)「違う。これは遺留品だ。これを着てた人は死んだ。」

(希)「う、嘘やろ!?そんな事出来るん??」

(猛)「あぁ。普通の人間では出来ないが奴らなら出来る・・・。」

(希)「奴らって・・・」

希が問いかけたその瞬間、俺は蜘蛛男が毒針を発射する音が聞こえた。

(猛)「・・・ッ!!危ない!」

俺は、希を庇うと俺の少し横で毒針が刺さって無くなった。

(蜘蛛男)「おのれ・・・本郷猛。貴様は何処まで我々の邪魔をするのだ!?」

(猛)「俺は・・・人間の自由と平和の為にお前を倒す!!」

そう言うと俺の腰にはタイフーンが出現した。俺はそれを確認すると、

左腕を腰の位置に置くと同時に右腕を左斜め上方向へ伸ばすと、

その右腕を円を描くようにして左斜め上にもって行く俺はそこで

 

(猛)「変身!!」

 

と叫ぶと右腕を腰の位置に左腕を右斜め上に伸ばした。

すると、タイフーンの中にある風車が物凄い勢いで回転しだすと

俺の身体は一瞬にして青と黒の姿と真紅のマフラーをした仮面の戦士、仮面ライダーに変身した。

(希)「ど、どうなってるん!?」

希は混乱しながら俺に聞いてきた。

(1号)「安心しろ。俺が守る!!だから早く逃げろ。説明は後だ。」

俺はそう言うと希は避難した。俺はそれを確認してから蜘蛛男に向かって

(1号)「行くぞ!!今度こそ決着とつけてやる!!」

と言うと俺は蜘蛛男に向かって走り出した。

俺は蜘蛛男に向かってパンチするが、かわされ後ろを取られるが柔道の一本背負いをしてカウンター攻撃をした。

(蜘蛛男)「おのれ・・・行け!戦闘員ども!!」

そう言うとナイフを持った戦闘員が5人ほど現れた。

(1号)「行くぞ!!」

と言うと戦闘員に向かってパンチを連発して一人ダウンさせた。

その戦闘員から武器であるナイフを持って他の戦闘員の攻撃をかわし、刺しダウンさせた。

(蜘蛛男)「ムッムッム。裏切り物め・・・。」

(1号)「違う・・・。」

俺は、戦闘員を倒し終わるとそう言って蜘蛛男の方へゆっくり歩き始めた。

(蜘蛛男)「何が・・・!?貴様はキングショッカーを裏切った。それ以外何がある?」

(1号)「俺は、人間の自由と平和の為に戦う・・・仮面ライダーだ!!」

(蜘蛛男)「仮面・・・ライダー!?っふ、そんなの俺を倒してからにしろ!!」

そう言うと、蜘蛛男は俺に向かって走り出した。俺はそんな蜘蛛男を見ると足に力を集中して

(1号)「トオッ!!ライダーーキック!!」

と同時に空高くジャンプし、宙返りをして跳び蹴りを蜘蛛男目掛けて放った。

これがライダーキック。今の所俺の一番強い技だ。

ライダーキックは蜘蛛男に見事命中すると蜘蛛男はその場で爆発して消えた。

俺は地面に着地すると、元の姿に戻った。

(猛)「希・・・大丈夫か!?」

俺は不安だった。仮面ライダーと名乗っても元は奴らと同じ怪物には変わりなかったからだ。

(希)「・・・す、凄いやん!!何今の力・・・スピリチュアルやん!!」

と、興奮しながら希は俺に聞いてきた。俺は、その反応にビックリした。予想と真逆だからだ。

(猛)「どうして・・・普通の人間ならこんな

   化け物みたいな力を持ってる俺を怖がるのに・・・。」

(希)「うちな、本郷君の力凄いと思うっとるん。

   確かに今現れた蜘蛛みたいなのと同じ力かもしれんけど、

   本郷君はその力を正義の為に使ってるんやから・・・奴らと違う。

   それは仮面ライダーなんやろ??」

(猛)「希・・・。あぁ。俺は仮面ライダー本郷猛だ!」

俺はそう言うと笑った。この世界に来て少しは安心したからだ。

 

 

 

~キングショッカー本部~

(首領)「ゾル大佐、裏切り者の本郷猛が我々の計画を嗅ぎ付けるとは、どういう失態だ!!」

(ゾル大佐)「申し訳ありません首領。ですが、これもチャンスです。この世界でライダーを倒せば、

      我々の居た世界も征服できます!!」

(首領)「ほう・・・では、次の作戦は考えてあるのかい?ゾル大佐。」

(ゾル大佐)「はい。コブラ男!!サラセニアン!!ゲバコンドル!!裏切り者の本郷猛を殺せ!!!」

(コブラ男)「我々にお任せください。ゾル大佐。」

(サラセニアン)「必ず、本郷猛の息の根を止めて見せましょう!!」

(首領)「頼んだぞ!!コブラ男、サラセニアン、ゲバコンドル。必ず、本郷猛をあの世に送るのだ!!」

(三体の怪人)「「「ヒー!!!」」」

と言うと、三体の怪人は司令室から姿を消した。

 

 

 

俺はあの後、希に俺が何処から来たのか、奴らは何者なのかを含め話した。

正直、この世界ではありえない話だから中二病など言われると思ったが、

希曰く、

(希)「うち、そう言うの好きなんよ。それに、目の前で変身すれば、

   誰だって信じなきゃアカンって思うやん。」

そう大人っぽく言うとまた何も無かったかの様に仕事に取り掛かった。

(猛)『キングショッカー・・・次は何をする気だ!?』

俺はそう思いながら、おやっさんが待ってる家に帰った。

 




〈次回予告〉
キングショッカーが送り込んだ次なる怪人はサラセニアン、コブラ男、ゲバコンドル。
三体の怪人は協力して[裏切り者の本郷猛血祭り作戦]を計画する。
一方、本郷猛は家にあった転入書類を持って音ノ木坂学院に向かう。

次回、仮面ライダー
        第二話
            「ライダー危うし!!」
                        にご期待ください。





次回もお楽しみに
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