インフィニット・ストラトス~太陽の勇者達~ 作:KPGver2
それはISについての事を学ぶ場所である
インフィニット・ストラトス通称IS
それは宇宙進出を目的としたパワードスーツ
ありとあらゆる兵器と比べても隔絶する性能を持つ
だがそのISにも欠点がある
ISを動かせるのは女だけ
男には反応せず動かすことが出来ない
それ故に男性と女性のパワーバランスは崩れ、ISを動かせる女性優位の女尊男卑の世界になった
そんな中にイレギュラーが発生する
これはISを上回る勇者達の力を宿した勇者ISを扱う3人の男の物語である
篠ノ之 箒と火鳥 勇哉
「や~い男女!」
「なにいっちょまえにリボンとかしてんだよ」
「男女が女っぽくしてやがる、はははっ!」
昔、小学生の頃
少し女の子らしい格好をしただけでこれだった
何故私が苛められなければならない
何度もそう思ったことがある
けれど、苛められていた事を感謝するべきなのだろうか?
苛めが無ければあいつと会うことも無かっただろうから
「チェストォッ!」
「げぶぅ!」
突然三人の真ん中の少年が吹っ飛んだ
「な、なんだ!?」
と隣にいた奴が驚く
「お前ら、何しょうもないことやってやがる」
「げ、
と蹴られた少年が恐らく蹴り飛ばしたであろう少年を見てげっそりとした顔になった
「苛めなんて最低だろうが」
「け、けどよ、この男女が…」
「男女?…………ってこの場に居る女ってぇと篠ノ之さんか。がどうした?」
男女で理解できなかったのか辺りを見回して女が私しか居ない為理解した火鳥が不思議そうに聞いた
「いっちょまえにリボン付けてきてんだよ。ほら!」
「で?」
「「「は?」」」
火鳥の返事に変な声で返した三人
「それだけで苛めてたのか?」
「いやそれだけって」
「なら俺はお前らを成敗しなきゃいけねぇなぁ」
「ちょ、ま!」
「逃げろ!」
火鳥が手をボキボキ鳴らしたのを見て三人は逃げ出した
「ったくしょうもないことしやがって、大丈夫か篠ノ之さん」
「…問題ない」
私は素っ気なくそう言う
どうせこいつも私の事を男女等と言うのだろうと思っていたから
「?どうかした?」
「どうせお前も私の事を男女とでも思っているのだろう?」
何故聞いたのか自分でも理解出来なかった
けれど帰ってきた返事は予想外の物だった
「いや?むしろカッコイイ女の子?いや凛々しいか?絶対篠ノ之さんって将来美人になるよな」
「な!?」
思わず赤くなった
カッコイイ!?凛々しい!?美人になる!?
「か、からかっているのか!?」
「え、いや本心だけど…」
その返事にまた顔が赤くなる
「っくぅ!」
思わず走って逃げた
「あ、篠ノ之さん!」
引き止める声が聞こえたが無視してそのまま走り去った
家に着いて学校にランドセルを忘れたと気づいた
が、学校に戻ろうと思わなかった為そのまま道場で剣道の練習をした
休憩時に違う学校に行っている幼馴染の一夏と話をした
「へぇ、その火鳥ってやつわかってるじゃん。俺も箒は美人になると思うぜ」
「そうか…………」
一夏に美人になると言われても嬉しいとは思ったがそれだけだった
火鳥に言われた時のような顔の熱さは全く感じない
何故?と思った
「な、な、な!」
「おす」
「何故お前がここに居るんだ!?」
休憩を終え戻ったらそこにいた火鳥にそう叫びかける
「俺、今日からここの門下生。ついでに篠ノ之さんのランドセル持ってきたから」
といって指差した先には私のランドセルが有った
「お前が火鳥か、よろしく!」
そう言って握手する一夏
「
「よろしくな勇哉。織斑 一夏だ。俺も一夏でいいぜ」
「よろしく一夏」
「おう!」
と仲良くなっていた
それからのあいつは学校で私に積極的に話しかけ、道場にもちゃんと顔を出して練習していた
今ではあいつは私も一夏も勝てない程強くなっていた
「ふぃ~疲れたァ」
「私より動いていないくせになに腑抜けた事を言っている」
「…………」
じーっと見てくる火鳥
「な、なんだ?」
思わず動揺する
「篠ノ之さん」
「?」
「…小学生なのにめちゃくちゃエロいな」
その言葉を聞いた途端、顔が真っ赤になり
「死ねぇぇぇぇ!!」
「ふぎゃ!」
気づけば竹刀を頭に振り下ろしていた
私と一夏、それと火鳥は小学生の剣道の全国大会でかなりの好成績を残した
私が女子の部で優勝
火鳥が男子優勝、一夏が火鳥に負けて準優勝
その大会の帰り
「火鳥」
と火鳥を呼ぶが
「…………」
無言
「一夏、火鳥はどうかしたのか?」
「それだよ」
と一夏に話しかけていたら火鳥が割り込んできた
「それって何だ?」
と一夏が聞く
「一夏の事は一夏って名前で呼んでるのに、俺の事は未だに苗字じゃん」
「確かにな、箒、なんで勇哉を名前で呼ばないんだ?」
「な!?」
聞かれた言葉に恥ずかしくなる
正直言おう、私は火鳥 勇哉を異性として意識している
あいつの笑顔や何気ない仕草、それらさえも愛おしいと思ってしまっている
何?随分ませた小学生だ?…放っておけ
そんな相手を名前で呼ぶのは少し覚悟がいる
「俺、優勝したんだし褒美として名前で呼んでくれよ」
「ほら箒」
と二人が催促してくる
「ゆ、ゆ、ゆ、ゆ…………」
言おう、恐らく今ほど火鳥の名前を呼ぶ好機はない
「ゆ、勇…勇…哉」
「なんだ箒」
「!?!?」
と自分の名前を呼ばれて思わず気を失った
「どうしても…………行くのか?」
「仕方ないさ、両親についてかなくちゃ」
「何でさ!?家や箒の家なら!」
と一夏が引き止めるが
「迷惑かけたくないし、それに別に悪くないって思ってるし」
と言う
「…………」
「んなふてくされるなって箒。また会えるって」
機嫌の悪い顔をしていたであろう私にそう言いかける
「ホントだな…」
「ああ」
「約束しろ!」
「おう」
「俺も!」
と言って三人でまた会うことを約束した
「じゃあな!」
そう言って親について行く勇哉に
「たまには連絡をよこせ!」
「達者でな!」
そう言った
「う、うそ…………うそだ…」
その場に座り込む
流れているニュースに涙が止まらなかった
それは…………
『〇〇便、墜落。生存者は絶望的』
勇哉が乗る飛行機の墜落事故のニュースだった
ファイバードはミラクルカッコイイじゃん!!
同時連載とか舐めぽ乙ww