インフィニット・ストラトス~太陽の勇者達~ 作:KPGver2
「ドライアァァスッッ!!」
憎しみを込めた雄叫びを発しながらファイバードがドライアスに突撃する
ドライアスに向けフレイムソードを振り下ろすが
「ふん」
他愛ないとでも言うように紙一重で躱される
「……はっ!呆けてる場合じゃねぇぞガーディオン!」
「あ…ああ!」
ドライアスの存在感と威圧感に飲まれていたガーディオンとサンダーバロンが我を取り戻しファイバードの援護に回る
が……
とてもじゃないが仲がいいとは言えない三人だけあってフォーメーションなどもなくお互いを邪魔することも
それだけならまだしも攻撃の殆どを躱されそれどころか利用される始末
まともな戦闘になってすらいなかった
そして
「目障りな雑魚共が」
ドライアスの肩にあるキャノン砲がファイバード達を捉える
「「「!!」」」
「くらえぃ!」
ドライアスの肩のキャノン砲"デスキャノン"が火を吹きファイバード達を飲み込む
「「「ぐぁぁぁぁぁぁぁ!!」」」
デスキャノンが直撃した三人は倒れる
「ゾル、シュラ、早く風力発電機を回収するぞ」
ドライアスはファイバード達を無視して風力発電機の方へ向かう
「はっ!」
「ドライアス様、回収は俺たちがやります。先程までの汚名返上をさせてください」
「好きにしろ」
その言葉を聞きゾルとシュラは風力発電機を運ぶための機械を動かし着々と作業を進めていく
「待て……!」
ファイバードがフレイムソードを支えにしながら立ち上がる
「ドライアス…貴様だけは……貴様だけは今日ここで殺す!!!」
「やってみるがいい」
ドライアスは余裕綽々にファイバードの方へ向き直る
「フレェイムソードッ!…チャァァジアァァァァップ!!」
フレイムソードが炎を纏う
「ほう……必殺技という物か、よかろう……デスブレェェェドッ!」
ドライアスがデスシールドを出しデスシールドからデスブレードを抜剣する
「デビルフォーン!」
音叉のような形をとっているデスブレードを共鳴させエネルギーを発生させるドライアスの必殺技デビルフォーンが発動する
「でぇぇぇぇやぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
ファイバードがブースト移動しフレイムソードでドライアスに斬りかかる
「ふんっ!」
ドライアスもデスブレードをファイバードに振り下ろす
そしてフレイムソードどデスブレードの鍔迫り合いが起こる
だが……
「ぬんっ!!」
「がはっ!!」
あっという間に鍔迫り合いでファイバードが競り負け斬りつけられて吹っ飛ぶ
「っく!」
吹っ飛んでゆくファイバードをガーディオンが受け止める
「どうした?その程度か?」
「……っ!」
敵では無いとでもいうような言い方
あまりにも強すぎる
自分と一夏の二人がかりですら難なく倒したファイバードがいとも簡単ににやられた
怖い
絶対的な強さの敵
強すぎる
それ故に怖い
頭の中を埋め尽くす『勝てない』という言葉
逃げ……なきゃ……
逃げなきゃ…
逃げなきゃ…殺される!!
そう思った俺の行動は自分でも驚く程早かった
「退くぞ一夏!俺たちじゃ……俺たちじゃドライアスにかなわねぇ!!!」
「けど!」
「死にたいのか!!」
「!!」
叫ぶ俺と驚く一夏
「っく!」
「離せ!」
ボロボロで正しく満身創痍でありながら未だ戦おうとする火鳥を一夏と共に掴む
「行くぞ!」
「ああ…」
そうして俺達は撤退した