インフィニット・ストラトス~太陽の勇者達~ 作:KPGver2
「波風が気持ちいい」
私は砂浜に居た
家族で日本に旅行に来ていた私は両親と一緒に海に来ていた
「こらこらシャルロット、そんなに走り回ると転ぶぞ?」
とお父さんが注意してくる
「私、そんなにどんくさくないよ!」
「あらあら」
私の抗議の言葉が何が面白かったのかわからないが笑顔のお母さん
「もう…………ってわわわぁっ!」
お父さん達の方を向いて後ろ向きに歩いていたせいかズベシャ!という音が似合うほど盛大にこけた
「いったぁ…」
「大丈夫か?」
起き上がろうとするが何か大きな物が踵と太ももの間にあって上手く立てない
場所を変えて立ち上がる
「?何これ?」
「ん?」
近づいてきたお父さん達も思わず見る
少し掘り返して見たら
「!ひ、人!?」
私と同年代くらいの人だった
「きゅ、母さん、救急車だ!あそこの公衆電話で連絡を!」
とお母さんに言って
「はい!」
お母さんは走り去っていった
その少年の首でキラリと光る鳥を型どったネックレスが見えた
「…………ここは」
真っ白な空間
何もないただ真っ白な空間だった
そこに突然光る球体が現れた
「初めましてだね。私は宇宙警備隊のファイバードだ」
「宇宙…警備隊?」
聞き覚えがない…………というか意味がわからない
宇宙警備?なんだそれは
「済まない、それを説明している時間はほとんどない」
俺の考えを察してかファイバードがそう言う
「君にやってもらいたい事がある。無理な話かもしれないが私が頼めるのは君だけだ」
「…………」
黙って聞くことにした
「今君の住むこの星地球は宇宙皇帝ドライアスに狙われている」
宇宙皇帝…………また良くわからない
「そして君に奴らからこの星を守ってほしい」
「俺だけか?」
「私にはガーディオンとサンダーバロンと言う仲間が居る…だが彼らの行方もわからない」
仲間はいるらしい
「私は地球に来るまでの戦闘で消耗してしまいまともに戦えない。奴も同じだろうが私よりはだいぶマシだろう。だから君に代わりに奴らと戦って欲しい」
「…………」
わかったとは言えなかった
「あまり言うべきでは無いと思うが、今回の君が乗った飛行機の事故もドライアスが関係している」
「!…そう言えば飛行機は?父さんと母さんは!?」
ファイバードを急かす
「…………すまない、命を助けられたのは君だけだった」
「…………」
父さんと…母さんが…死んだ?
「…」
「分かって欲しい。今奴らと戦う術を持つのは君だけなんだ!」
「…ドライアスを倒さなければ…俺と同じような子が生まれるよな」
「ああ…………奴は地球を己が物にしようと企んでいる。逆らえば恐らく…」
その言葉を聞いて決めた
「わかったよファイバード。俺がアンタの代わりに戦う」
「…すまない」
と謝るファイバード
「いいよアンタのせいじゃない。むしろ俺を助けてくれたんだからアンタには感謝しなくちゃな」
「ありがとう…。これを」
と言うと光の球から鳥を型どったネックレスが現れた
「これが君に渡す力だ。君の記憶に扱い方と戦い方を入れておく」
「ありがとう」
そう言ってそこでの意識が途切れた
「…………」
目を覚ますと白を中心とした配色の部屋だった
「あ!目、覚めたんだね」
と言ってきた同年代くらいの外国人っぽい少女
日本語上手いな…
「ここは…?」
「病院だよ。ちょっとした傷とかあったし海辺で倒れてたから救急車を呼んだんだ」
ああ、ここは病院なのか
「ごめん…金は払うよ」
「構わないよ。こちらで払うから」
と言って入ってきた外国人男性
「貴方は?」
「私はこの子の父親のだよ」
と言って少女の肩に手を置く
「すいません…………」
「構わない、で君は何故あんな所で倒れていたのかな?」
ありのまま話すか
「その、最近飛行機事故がありましたよね」
「ああ、確かに」
と頷く男性、どうやらよっぽどニュースに取り上げられているようだ
「それの生存者です」
「!?…………ご両親はどこに?」
聞くべきか迷ったのか言葉を出すまでに間があった
「恐らく…もう…」
「すまない、失礼なことを聞いた」
「いえ」
その時の俺の表情を見てか何かを決心した様子だ
「…私達と一緒に来ないか?」
「え?」
言われた言葉に思わず固まる
「君くらいの少年を一人にするのは心もとない。どうだね?一緒に来ないか?」
「でも…」
「迷惑だ、とかは考えないように」
「そうだよ、一緒にいこう?」
俺の次の言葉を察してかそう言われた
少女も乗り気らしい
…………行くあてもないし…
「よろしく…………お願いします」
「うむ」
「よろしく!」
その数日後俺は日本を離れた
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