インフィニット・ストラトス~太陽の勇者達~   作:KPGver2

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帰郷と出会い

「…………帰ってきた……んだよな…」

 

空港で一人ポツリと呟く

 

母国へ帰ってきた…けれど特に嬉しさも何もない

 

「まずは…」

 

辺りを見回し売店を探す

 

情報を得るにはまず新聞だ

 

と思っていつも新しい国に来た時は新聞を買っている

 

「あった…」

 

売店を見つけて手近な新聞を3、4つ取ってレジに出す

 

金を払って新聞を持っていく

 

…そう言えばあの後ナタルにもっと少ない金を持てと言われたんだったな

 

とレストランを出た後の事を思い出す

 

さて…

 

新聞を読んで真っ先に目に入ってきた記事が

 

『世界初!ISを操縦できる男性!その名は五反田 弾!』

 

『謎の戦士サンダーバロン、その正体は世界初のISを操縦できる男性だった!』

 

どうやら彼はサンダーバロンから戻る時に写真を撮られたらしい

 

ファイバードもそうだがISと大差ないからな

 

サンダーバロン…確かファイバードの仲間だったはず…

 

名前は…………五反田 弾か…覚えておこう

 

と歩きながら読んでタクシー乗り場に向かう

 

「済まない、ここから一番近い街の中のホテルへ向かってくれ」

 

運転手にそう言う

 

「どのホテルですか?」

 

「運転手さんのおすすめで頼む。特に予約とかはしていない」

 

「了解です」

 

と言ってタクシーは走り始めた

 

「お客さん、日本人ですよね?どういった目的ですか?」

 

と聞いてきた

 

「探している奴がこの国に来てるから来た…」

 

「この国…といいますとお客さん、最近まで外国に?」

 

「割と昔からだな。家に向かって貰ってもいいんだが、どうなってるかわからん」

 

「そうですか。あ、そうだ。言い忘れてたんですけどね?今から向かうホテルは少し高めの値段なんですけど」

 

「問題ない」

 

「了解です」

 

それからも他愛ない話をして時間を潰した

 

「着きましたよ」

 

「助かった」

 

「代金は3200円ですね」

 

「これでいいだろう。釣りは要らん。ホテルを紹介してくれた礼だ」

 

と言って札束を渡す

 

万札100枚…つまりは百万だ

 

「いいいいいえいえ!こんな貰えませんって!」

 

それを無視してそのままホテルに入っていった

 

 

 

 

 

 

 

チェックインを終え、街の散策に出てきた

 

タクシーに乗っている最中、運転手の話を聞きながら調べた場所を目指すためだ

 

電車に乗りバスに乗り地図を見てその場所に向かう

 

その場所の名は

 

『五反田食堂』

 

もう一人の宇宙警備隊、サンダーバロンこと五反田 弾の実家だ

 

 

「居ない?」

 

昼食を頼んで食べ終えた後家の人らしき女の子に聞く

 

「え、ええ。友達と遊びに出かけていて…」

 

…………居ないなら仕方がないか

 

「わかった」

 

俺は五反田食堂を後にした

 

 

 

 

 

五反田食堂を後にした俺は街に来た

 

最近のドライアス関係の出来事を調べるためだ

 

軍に聞くのも悪くは無いのだが、そこらの雑誌の情報も侮れない

 

なんせ過去に数度読んだ雑誌に書いてある予想が当たったことがあったのだ

 

それ以来ニュース雑誌等には目を通すようにしている

 

ペンは剣よりも強し…正しくそれだな

 

と雑誌を買おうとすると

 

『ドライアス一派だ!』

 

等と逃げ惑う声が聞こえた

 

「まさか、帰郷初日に出会うことになるとはな…」

 

俺はその場から走り去る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「くぅっ…!」

 

(更識楯無)はドライアス一派と戦闘を行なっていた

 

ロシア代表として対ドライアス一派部隊に入った

 

そこで得た情報ではテシターと呼ばれる雑兵に当たるのはISより弱い

 

ゾルとシュラ、この二人は実弾装備で戦ってもIS単体では勝てない

 

現状この二人と単体で戦闘出来ると分かっているのはファイバード、ガーディオン、サンダーバロンの三名のみ

 

これを率いる者の名前はドライアス

 

その程度だった

 

正直言ってこんな程度しか情報が無いというのは巫山戯ているのか?と問いただしたくなる

 

が無理もない

 

ドライアス一派は神出鬼没、どこに現れるかを完全に予測するのは不可能

 

けれど最近は日本に出現する事が多い

 

その為、私はIS学園の生徒と対ドライアス一派部隊の二足の草鞋だ

 

で、今回初めてドライアス一派と遭遇できたのはいいのだけれど

 

「ったく。またこんな雑魚どもばっかか」

 

「構わんだろう。こいつらには用は無い」

 

よりにもよってゾルとシュラの二人が同時に居る

 

「さて、Dr.ジャンゴの新発明とやらを試すか」

 

と言って何かのスイッチを押した

 

すると

 

コンクリートが罅割れ、そこから巨大なムカデのようなメカが現れた

 

パッと見でIS装備の人間を縦に三人並べた位の大きさだ

 

そしてそのロボットが尻尾を振り回し攻撃してきた

 

「くっ!」

 

私は上へ逃げて回避するが何人か巻き込まれたようだ

 

その後も有線で足を飛ばしてきたり

 

口から火炎放射を放ったり

 

それらの攻撃を完全に避け切れたのは私含めて四人だけだった

 

「なんてデタラメな!」

 

同じ部隊の仲間がそう言う

 

無理もない、そのどれもが強すぎた

 

尻尾の攻撃では一撃で機体ダメージがレベルCまで持って行かれ

 

有線で飛んできた足には電撃が流れISの機能が止まる

 

火炎放射に至ってはISの装甲が溶ける程だ

 

これでは攻勢に出てもすぐに返り討ちにあってしまう

 

そう考えていたのがまずかった

 

「!」

 

気づいた時には飛来した足を受けISがシステムダウン

 

そのまま殺すとでも言うように火炎放射が来る

 

(もうダメ!)

 

そう思った時

 

「フレイムバリアー!」

 

目の前に人影が現れその人によって守られた

 

「ドライアスの手先め!貴様らの好きにはさせんぞ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ファイバード!…構うものか!やっちまえ!」

 

その言葉と同時に尻尾が振り回された

 

「たぁぁぁ!」

 

尻尾に合わせてフレイムソードを振り尻尾を切断する

 

斬られた尻尾を元の場所に戻し、足を飛ばしてきた

 

それをバックステップで回避し繋いでいた線を切断する

 

「凄い…」

 

俺の戦いを見ていた後ろの子がそう呟く

 

「これで終わりだ!フレイムソード!チャージ!アップ!」

 

フレイムソードを真上に向ける

 

フレイムソードが炎を纏いだす

 

そしてフレイムソードを前に向けながらブースト移動し

 

「でぇぇぇぇぇやぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

炎を纏ったフレイムソードを振りかぶってムカデロボを斬る

 

斬られたムカデロボは爆散した

 

フレイムソードの炎が散った後、収納する

 

「…また逃がしたか…………」

 

ムカデロボを倒し、ゾルとシュラを探すが既にその姿は無かった

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