「ザアアアーッ」という音で俺は目が覚めた。
「ハッ、ここはどこだ?・・ってこれなんてデジャブ?」
俺は立ち上がって、周りを見わたした。
滝が見える。滝の裏側がだがな。
なんで、滝の裏の洞窟?にいるのだろう?
「ん?なんかおかしい気がするぞ」
・・・なにがおかしいんだろう?ん~~
「ハッ!そうか、なんで俺立ち上がれるんだ?」
体を見てみる。
傷だらけであざっぽくなっているところもあるが、大事なのはそこではない。
もう一度、自分の身体を見てみる。
先ほどまであったものがない。・・・ばねだ!
「よっ、よっしゃああああああああーーー」
遂に、遂に、俺は解放されたんだーー
あ、あれ?おかしいな、目から汗が出てくるよ。
なんか止まらないよ。ぬぐっても、ぬぐっても出てくるよ。
自分でも止められないほど、嬉しいとは思わなかった。
にしても、なんで、ばねはなくなっていたのだろう?
う~む・・・わからんなぁ
あの後、盾と一緒に滝つぼに巻き込まれて、そのあとの記憶がない。
そうそう、デバイスは待機状態の指輪に戻っていた。
よかった。なくさなくて。
にしても、わからないことだらけだ。
消えたばねの謎、滝つぼに巻き込まれたのになぜか裏側の洞窟にいた謎、そして・・・なんでそこに白骨死体があるんだよおおおーーーー
意味わかんねえよ。目が覚めたら洞窟にいて、そこには白骨死体がありました。
意味わかんねえよ。
俺はもしかして、「幻想殺し」でももってんのか?あ?
もうやだ。転生してから、いいこと一つもないじゃん。
涙が・・・汗が止まらないよお(T_T)
「うわあああああああああああん・・・」
~~ 一時間後 ~~
一度、思いっきり泣いてすっきりした。なんかすがすがしい気分だなあ~
そこに白骨死体がなければ・・・
とりあえず、白骨死体を調べてみる。・・・・・
・・・・・とりあえず、白骨死体を調べてみる。
すいません<m(__)m>
そんな度胸、このチキンな俺にはこれっぽちもありませんでした。
だってほら、俺ってば一般人だよ。一般人が白骨死体に触ろうなんて思うわけないじゃないですか。
とりあえず、見るだけにしておく。
「んっ?なんだ、あれは?」
骨の上の壁になんか文字が刻まれていた。
「ええと、なになに。
「この先、進むものは覚悟するべし。3人の守護者が・・・を守っている
守護者は拳、剣、砲撃をそれぞれ、得意としている。
臆したなら今すぐここを立ち去るがよい。
いどむなら、命をかけろ。
諸君の健闘を祈る」・・・か」
おお~~~
なんか男のロマンが、男のロマンが来たよ
「てか、後ろは滝で帰れねえし、進むしかないじゃん」
やばい、命を懸けたガチンコ勝負とか、ぶっつけ本番でやることじゃねえよ
どうしよう、どうしよう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
腹くくるしかねえか。そうだよな。結局は進むしかないんだ。
行ってやろうじゃんか。やってやろうじゃないか。おし、燃えてきた~~!
ということでやってきました。
洞窟の奥へ。いま、分かれ道で止まってます。一つ一つの道の上にそれぞれ、剣、拳、杖の紋章みたいなのがある。
進むのはもちろん、杖の紋章の道、砲撃の守護者がいると思われる道だ。
だって、一番勝てそうなのがこれなんだもん。
まず、剣の守護者、これは論外。名称的にもう論外。危険オーラをバリバリ感じる。
そして、拳の守護者、やだなあ、もう~、達人的なのが出てくるのがわかってるじゃないか。撲殺、嫌だよそんな死にかたは。
そして、砲撃の守護者だが、時間を止めた盾でガードし続けてれば、無敵じゃね。と思ったからだ。
相手に撃たれても、怖くない。なんか、そう考えたら、もうね、これしかないでしょ。
砲撃がなんぼのもんじゃい。と思ったのは、なのはさんには内緒だ。
というわけで、洞窟の中を進んでいたら、広い部屋というかドームみたいなところに出た。
あたりを見わたしていたら、
「おまえが、挑戦者か?」
ときれいな声というか冷たい声が聞こえてきた。
「えっとですね、ぼくはただ帰りたいなあ~なんて思ってる一般人ですよ。
チョウセンシャ?ってなんですか?チョウセンシャおいしいんですか?」
「マスターの残した・・・がほしくば、私を倒してみせよっ」
「あ、あれ、会話が成り立ってないな?おかしいな?てか俺の周りのキュイン、キュインいってるもの止めてもらえません?」
全方位からの砲撃って、考えてもみなかった。周りが相手の魔力光の紫でまぶしいよお。
やばい、避けれない。
「くらえっ!アメジストブレイカーーー」
「ぐうう、く、くそったれええええ」
ドガーーン
俺は盾でなるべく受けたが、庇いきれない部分があり、体のあちこちが重傷だ。傷が体全体にある。頭からも血が出ている。あばらの2,3本折れているかもしれない。
俺はばかだ。壁の文字に覚悟をしろと書いてあったのに覚悟ができていなかった。
いや、甘く見ていたんだ。
だから、もうここからは覚悟を決める。
一人の戦士として一人の男として!
俺は盾を籠手と足の防具に切り替えた。
「さあ、ここからは俺の逆転劇だ!いざ、尋常に勝負!」
そう言って俺は相手に飛び出していった。
そう、遠距離攻撃が得意な奴が相手なら、逆に近距離の戦闘をしたほうがいいと踏んだのだ。
だが、それを簡単に許してくれる相手ではなかった。
相手は腐っても守護者なのだから。
「パープルシューター、GO」
相手のシューターの数は桁はずれに多い。シューターってそんなに細かったっけ、と思うくらいに細い。数は多分1000ぐらいだと思う。
「だけど、こんなところでひいてたまるかああああ~~」
そう言い、おれはその弾幕へ、突っ込んでいった。
そうだ、避けるのが無理なら、耐えて耐えて耐えてやればいい。
俺は身を丸めて、腕をクロスしながら無理やり進んでいった。
「うおおおおおおおおおおお」
やむことのない弾幕にたびたび意識が遠のいていきそうなのを、ひたすら耐える。
「これで、終わりだ!ルナティックアロー」
駄目押しに相手がいままでの中で、一番の砲撃をしてきた。細いけど、ものすごい魔力でできているのがよくわかる。
だが、これに耐えれば俺の勝ちだ!
拳に魔力を!体全体の、全ての魔力を両腕に込める。
両腕が俺の魔力光である黒に染まる。
右の拳を後ろに引き、相手の砲撃を殴る!
「ガガガガッ」という音を出しながら押し合い始める。
「うおーーー、絶対に絶対にまけるもんかああああーーー」
相手の砲撃と自分の拳が押し合いを続ける。
そして、ついに相手の砲撃を相手に弾き飛ばす。
「おりゃああーー」
そして、守護者は自分の砲撃に当たり壁にたたきつけられるが、
「まだ、私は倒れていないぞ。まだ終わっていないぞ。挑戦者よ。」と言い放つ。
だけど、横から「いいや、これで終わりだね。俺の全力の左の拳うけてみろっ」
「な、なんだと!」
「奪命撃ーーーーーーーーーー」
「バンッ」と馬鹿でかい音をだして相手はぶっ飛んでいって、そして動かなくなった。
「はあ、はあ、はあ、終わったのか?」
終わったんだ、勝ったんだ。俺が勝ったんだ。
と思いながら意識を失った。