高2の僕がなぜか異世界の王に成り上がる物語 作:永遠の二番煎じ
その夜から自分の何かが変わった。
何度倒されようとも何度弾かれようとも百発百中で的を当てられようとも必死で努力した。
一方ではルーシーに愛や生きる楽しさに世界の素晴らしいさを教えた。
湖でルーシーと二人で浜辺に座っていた、
「自分の中で好きって何か分かったか?」
「いえ、カズナリは?」
「俺も模索中だ。」
と言いつつ白い花の花飾りを頭に乗せてあげた。
「これって意味あるの?」
「湖を見てみろ。」
ルーシーは遠くを見た。
見かねた俺はルーシーの手を引いて湖の水面を覗かせた。
「それが自分だ。」
「私?」
ルーシーは水面に映る自分の顔を触ると同じ動作をする鏡の役割を果たしている水面に驚く。
「今迄何回も水汲んでいるのに気付かなかったのか?」
まあ、いつも一人で水汲みだもんな・・・
「綺麗・・・」
ルーシーは水面に映る自分に見とれていた。
「そうだよ、そういう時に使うんだ。」
笑って言うと、
「これが私の姿?」
「ああ、まぎれもなくルーシーだ。ルーシー・グレゴリアスだ。」
ある日武道場に老師から呼び出された。
武道場のど真ん中で正座させられた。
そして老師は唱えるように、
「第99代強心流武道継承者ジャック・スコット師匠から第100代強心流武道継承者にフジサキ・カズナリ氏を推薦いたす!!!」
すると武道場にどこからともなく天からの声が響く。
「認めよう!!!さらなる力を100代目に与えよう!!!」
しばらくすると老師から赤い煙のようなものが俺の体にまとわりついた。
継承の儀式は終わり、稽古になった。
老師といつもの定位置で、
「掛かってこい、100代目!」
老師が気合を入れたのは初めて見た。
そして老師の考えてる事が少し分かるようになった。
「はい!!!」
いつものように全力で老師にタックルをしかけると、老師は防御した。
が、跳ね飛ばされた。
「うぬ、これが継承者の力か、修行をしていた若き頃を思い出す。」
さっきの継承の儀式で俺は強くなったのか?
その後も力の立場が逆転した。
棒での稽古では弾かれず、むしろ力点が勝ち、老師の持っていた棒がへし折れた。
矢を放ったがぎりぎりで的外すようにしたが、老師はコンマの差で掴もうとし掴めず漢服をかすった。
最後には薪を手刀で真っ二つに出来た。
武道場で老師と正座で向かい合い、聞いた。
「僕なんかでよかったのですか?老師。」
「私はもうそなたの老師ではない、ジャック・スコットじゃ。」
「いえ、あなたこそ。私の永遠の師匠であります。」
「じゃが・・・この事はルーシーにはないしょじゃぞ?」
「・・・もちろんです、老師。」
だがなんで老師は俺に?エイブラハムやグレゴリアス家にもやればできたんじゃ・・・
てか、この考えていることも、もう読み取れないのか・・・
「不安そうな顔をしなくてもよい、なぜ100年継承してカズナリに託したか。聞きたいか?」
俺は頷いた。
「ある日おつげがきたのじゃ。カズナリがここに来る前にのう。」